ティラノゲームフェス2020参加作品
9953 のレビュー-
ロストフレンド心無い人たちのせいで壊れてしまった友情と和解をテーマにしたストーリー。 姉の翠に巻き込まれる形で見捨ててしまった友人と和解する展開になる主人公・碧人ですが、彼の性格や心情含め、「誰かに頼ることは情けないことなのか?」に対するメッセージ性が強く練り込まれており、選択肢によって変わる結末は、絶妙かつ、とても考えさせられる内容でした。 過去作との関連性や、キャラクターの心理描写など、非常に深く、今までプレイしたみづしきさんのゲームの中で最も心を打たれた作品です。 @ネタバレ開始 サディストに登場した桜谷さんの登場にビックリしつつ、いつか交流関係経由で、碧人と再会してくれたら嬉しいなと妄想が止まりません。 過去作を知ってる人がにやける小ネタ、毎回、とても楽しませていただいております! @ネタバレ終了 -
僕らのノベルゲーム■まず面白い 何気なく始めたら冒頭から心をわしづかみにされました。 主人公が眠りから覚めたシーンで、ヒロインがもう少し寝ていたら? というのですが、 ここに美央が賭けをしているという伏線と、 もしかしたら主人公の寝顔を見ていたかったのかもしれない。 というダブルミーニングが効いた展開を5分たらずで差し込んでいて凄い。 もうこの時点で最後まで楽しませてくれそう! と確信できるほどでした。 始める前にチラっと見た感想で「シリアスな面もある」 ということで、序盤で盛り上がってる展開からどう急転落下していくのか? フリーゲームをプレイし始めて以来一番のワクワク感です。 ■キャラクターの立て方が上手い 3人の女の子が出てくるんですが、 それぞれ主人公のイジリでキャラの性格をわかりやすく表現されています。 それが全然説明的ではなく、「ああ、このキャラこういう性格なんだ」 ということがすっと頭に入ってくる。 不自然さがまったくない、ナチュラルなキャラクター達。 ■この作品の一番良いところ プレイしていて気づいたのは、 「自分もこのメンバーの中に入って議論に加わりたい!」でした。 このゲームの一番良いところってそこなんじゃないかな、と強く思いましたね。 まさに物語に入り込んで「自分ならこうする」が次々に出てきます。 物語における対立部分がしっかりストーリーに組み込まれているんでしょう。 主人公の見えない部分でもキャラクター達が動いているのも良かったです。 特に @ネタバレ開始 執筆作業が進んでいなかったタツが、 裏では苦悩しながら書いていたと思わせるシーンは泣けました。 あれだけ散々「書けないんだから仕方ない」と振っておいての見事な伏線回収。 詳しくタツの裏側を描写するんじゃなくて サラっと書いたところがタツの心情を想像をさせ心に響きました。 “個人的に”この作品は創作のテーマはサブで、 メインは主人公とタクの仲直りをメインにしていると感じます。 主人公とタツの二人がこの作品で一番成長した存在ですからね。 そういう意味では、女の子3人は最初から変化がなく、二人の補佐役に見えました。 創作論に関しては正解がなく、 それに対して友情というのは普遍的なものなので。 単純に作品が完成した! というものではなく、 二人の仲が戻ってその上で作品を完成させた。 という主題(ストーリー)が一番良かったですね。 最終的な決着がハグという学生特有のノリっぽいのも微笑ましかったです。 @ネタバレ終了 ■上げて落とすのが上手い ジェットコースターがなぜ人気なのかがわかります。 タツのシーンとかもそうですが、 これから楽しい創作活動始めるぜ! ってフリからの、険悪な展開。 落として落としてからの、仲直り。 物語を読んでいて、一番楽しい瞬間であるその「変化」の在り方が まざまざとストーリーを通して楽しむことが出来ました。 ■最後に感想 フリーゲームってなかなか本格的なギャルゲ、エロゲ寄りの文体がなかったので、 自分が求めていたゲーム形式はこれだ! と一番ピンと来た作品でした。 こういう作品をずっとやりたかったので、今回出会えたことに感謝です。 次回作があれば、それも絶対にやりたいと思います。 -
パーソナル・スペースとてもとても、しんみりとした、けれどそれが心地よい物語でした。時系列を行ったり来たりの変則的な物語構成が、記録を探っていくコンセプトとよく合っていたと思います。人の存在なんて、宇宙という底知れぬ空間においてちっぽけなものだけど、その点と点を結ぶ線、その想像力さえあれば。それは本当に不思議な縁をつないでくれる。そんなことを思いました。「また会おう」その言葉が脈々と受け継がれていくのがほんとに、その証拠だって思います。 素敵な物語を、ありがとうございました。 -
トリカゴセヴンデイズストーリーの完成度が高く、ゲームとしての運びや仕組みなどが緻密に考えられていてすごく楽しめました。あと、イラストがすごい好きです。 -
Eveplus(イヴプラス)雰囲気もよくとてもいい作品だった。 @ネタバレ開始 トゥルーエンドは登場人物の感情を考えると救いであったんだろうと思う。 でも物語を見ているプレイヤーにとっては手放しに喜べるものでは無いという点がとても良い。 @ネタバレ終了
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花のかげになくらむ落ち着いた文体で、引き込まれます。淡く切ない物語。 -
げきをつくろう! ~お花見に行こう!~アワラギ様 プレイしていただきありがとうございました! 集合イラストが素敵と言っていただいてうれしいです! ウディタの方もプレイしていただきありがとうございました! -
げきをつくろう! ~お花見に行こう!~お花見に行くためのメニューをそれぞれが考える選択肢 最初は好みで選んでいたらこってり弁当になってしまいましたが だんだんと点数を減らし…! かなり周回してやっと6点になりました(*ノωノ) みんなの集合イラスト素敵でした!! ウィデタ作の長編の方はプレイ中です>< それぞれのキャラクターが気になる! お花見に行くために思いを募らせるみんなが素敵でした。 -
パーソナル・スペース■こんな感じの作者様 前作「初恋は年齢天秤の中で」でグランプリを取られた方です。 セリフ回しのセンスが前作から抜群で、 なるほどなぁ! と思わせるような言い回しを作るのが上手いですね。 お話のギミック作りも得意とされているので今作もそこに注目しました。 ■前作はドラマで、今作は歴史というイメージ 主人公の目的が惑星の調査ということですが そこからゴールが掲示されない状態でのスタート。 え? どういう話で決着がつくんだろう? この時点でチャプターを全て見ること= 『真実』を知ることがゴール地点となります。 完全に止まってしまっているヒロインの一歩 それを動かすために、過去を全て知る。 なので現在が動き出すのは9割の過去を見てから、 というかなり斬新なシナリオ構成になっているのが驚きポイントでした。 ★このゲームの一番良かったところ 過去の歴史を見るだけなのに、続きが気になる構成になっています。 続きが気になるところでチャプターが終わり、また別の視点になったり。 人によっては煩わしいと感じる人もいるかもですが、 個人的には真実がおあずけになるもどかしさは良かったポイントです。 引っ張る力がそれだけあれば、クリックも進むというものですからね。 ラズリのデザインとても好きでした。 -
ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-大好きな作品の続編。ちょっとだけプレイして続きはまた明日……と思ったのに惹き込まれて一気に最後までプレイしてしまいました。 キャラの関係性や過去を理解した上でプレイするとより楽しめると思うので、ぜひ前作を先にプレイすることをオススメします。 特に前作をプレイして、ルーシーちゃんとナルガさんのことが気になった方は絶対プレイすべきだと思います。 -
三秒前の恋人凄いとしか言えないくらい凄かったです。こんな演出が出来るんだと驚きの連続でした。本当にすごい。ストーリーに自分で参加できるので、シンプルながら感動的でした。すてきなゲームありがとうございました。 -
僕らのノベルゲーム先ほど読了致しましたので、感想を述べさせていただきます。 タイトルにもあるように何人かで一つの作品を作る楽しさ…そして大変さが描かれていました。 ノベルゲームに限らず、複数人が集まるものであれば当然意見が分かれるし、始めから最後まで全員が同じ熱量のはずもなく…。 ただ、それぞれのキャラクターの立場や心情が如実に描かれていて気持ちが分かるなと(第三者から見てその人に非があったとしても)。 自分も創作している身でありますが、創作するってどういうことなのかを再認識できる作品だったと思います。 この時期にリリースしていただいた九州壇氏さんには感謝いたします。 次回作も期待しております。ありがとうございました! -
花のかげになくらむ -
僕らのノベルゲームキャラクターたちの距離感が絶妙で、関係性が浮き上がってくるかのようでした。高揚、すれ違い、対立、そのような感情が彼らの言葉遣いに現れているのはまさに生きているかのようで、作者の妙が感じられました。またテキストに限らず最低限以上に揃ったBGM鑑賞モードやTipsなどの機能は嬉しい存在でした。 青春を下地にノベルゲームの合作を描いた本作。犇めく人間関係の距離の中にはカカオ度の高いビターチョコのようにザラザラと残る強い苦みもありましたが、やがて溶明してくる、苦みの奥にある甘い薫りにきっと陶然としてしまうことでしょう。 素晴らしい作品をありがとうございました(タイトル画面で流れる音楽を聴きながら)。 -
トリカゴセヴンデイズ亡失した主人公の記憶を追い求めながら、カレンの真実に迫っていくノベルゲームです。少しずつ世界観が明らかになっていくにつれて、プレイヤーも引き込まれていきます。 クリアしたときにシナリオの完成度の高さに感服しました -
僕らのノベルゲーム僕らのノベルゲーム読了しました。プレイ時間3時間半。 学園、青春、創作、サクセスストーリー! 綺麗なイラスト、練られたシナリオと完成度が非常に高いです。 開始直後の演出や、UIなど大変拘って丁寧に作られています。 また、ストーリー序盤~中盤でキャラクター毎にスポットが当たる場面があるのですが、誰と何をしているのかを明確にしている点も工夫を感じました。 シナリオの見どころのひとつとして、創作をしている身としてはあるあるの部分から、闇の部分までが詰まっている点。 プレイしていて思っていたことは、「これを書ける九州さんのメンタルすげぇ」でした。 人によってはゴリゴリとメンタルを削られるかもしれません。 @ネタバレ開始 一番好きなシーンは最後の屋上。 窮地の場面で誰が助けに来るんだろう?と色々と考えていたんですが、なるほどそう来たか。 製作者としては一番嬉しいやつですね。最後までエレナを守り抜いた樋口がかっこよかった。 読了後、「あとがきは!? あとがきはないの!?」ってなりました。 Twitterで呟いていた最後まで悩んでいたワンシーンの部分や、前述の屋上の場面で他に助けに来る人の候補があったかなどが個人的には気になります。 きっと自身のブログに上げる準備をしているのでしょう。お待ちしております。 @ネタバレ終了 3年間の製作本当にお疲れさまでした! 最後に、マイベストフェイバリットキャラは鬼瓦くんだというどうでもいい情報を書き込んで締めさせてもらいます。 え? みんなも鬼瓦くんに立ち絵付けて欲しいって一度は思ったでしょ? -
神隠姿:月待望の神隠姿二作目! 文章が簡潔に且つシンプルに纏まっているのと、ストーリー自体がサクサクと進むためノベル系のゲームが苦手な人でも非常にやりやすい。一応前作をプレイしていなくても今作品は十分楽しめる。が、前作との伏線がありとあらゆる場所にあるので、一度プレイしてる人は滅茶苦茶楽しめると思う。特に最後の所とかは「ンアスンゴイシッテルコノヒトォ!!!」と湧き上がるものがあるので、是非まだ前作をプレイしていない人はやってみてほしい。「まさかお前が……?」ともなるし「アッなるほどね理解した」って感じにもなるしで最高に面白くなる。 実写映像も中々に雰囲気があって好きなので、これからプレイする人は是非映像にも注目してほしい。 あ、ちなみに個人的な事なんですが私はチーちゃんと山田さんと前作なら山荷部長が好きです。 -
パーソナル・スペース -
僕らのノベルゲームまさしく創作の明と暗、軽と重といった二面性を併せ持つ制作者にも響く物語だったと思います。 切り口は学園ものの王道で、スッと彼らの日常に入り込めるテイストがとても多くの人にお勧めできる作品だと感じました。 僕は読むスピードが遅いので、読了まで5時間くらい掛かったと思いますが「読みやすさ」と緩急の利いた飽きさせないプロットで、時間の長さは気になりませんでした。 小説を書く方も、ノベルゲームを制作する方も、ぜひ青春という甘酸っぱいフィルターを通して「あるある」を感じつつ、彼らの物語を見守ってみてはいかがでしょうか。 ひと夏の思い出を、ノベルゲーム制作の合作に懸けた彼らの人間ドラマもお見逃しなく! @ネタバレ開始 【2軸のストーリーライン、二面性】 主人公、樋口新平の頭の中にずーっと住み続けていたエレナ。 彼女をメタファーとして、創作上の物語と新平の日常がうまくリンクして並列進行していく造りがとても面白かったです。 頭の中に断片的にあった彼女の想像が、鬼瓦くんの手によって具現化されたり、段々創作上のシナリオが組みあがっていく中で、本当にファンタジー小説を読んでいるかのような描写にゆっくり溶け込んでいくのが素晴らしかったです。あ、もうストーリーは動き出しているんだ。。と、エレナと先生たちの掛け合いを見て思いました。 また、新平たちの日常もコミカルさと青春の甘酸っぱさが丁寧に織り込まれていて、やっぱり創作の日常風景っていいなと再認識する世界でした。 それと「創作あるある」や制作者なら分かる進捗とか合作の大変さというライトな描写が”明”とするなら、新平が抱える絶望と挫折と過去のトラウマが”暗”という感じでヘヴィーな側面もしっかりと感じることが出来ました。 こうしたストーリー性や描写の幅などで、要所要所に二面性を感じたので、ひょっとしたらこのスタイルが九州壇氏さんのスタイルなのかな?とすごく面白いなと思いました。 【読み手を意識した丁寧なシステム面】 フォントの読みやすさもそうですが、基本的なADV形式で進みつつも、単独テキストだったり、色々テキスト面でも趣向を凝らしていたと思います。 あと個人的に良いなぁと思ったのが、バックログが非常に見やすかったです。背景がグリッド線なのは、そういう背景を選んだのか、あえて背景を入れないとそうなるのかちょっと検証したくなるくらい、シンプルイズベストみたいなバックログ画面でした。 それからTips機能も新設設計。創作アイデアをたくさんいただきました。僕も単語とかのTIPSを入れたいなと常々思ってる人なので、そうそうこういうのやってみたかったんだ! と、膝を打ちました(笑 ちゃんと「フライテキスト」と言いますか、その説明まであって至れり尽くせりですよね。素晴らしいです。 【馴染みの音楽からシーンを想起できる楽曲まで】 フリー音源でも本当に素晴らしいものがたくさんありますが、その多くが耳に残っている素敵な曲ばかりでした。 個人的にいつか使いたいと思っていた「ワスレナグサ」なのですが、感情の発露という意味ではここがこの物語のクライマックスだったなと、僕は思いました。「ワスレナグサ」のシーンは、ホント印象深かったです。 【立ち絵とイラストの力】 こちらも触れておきたいことの一つです。僕はあまり作品に立ち絵やスクリーンショットは使わないのですが、イラストの力を見せつけられました! 一枚絵ももちろんなのですが、今回立ち絵の表情がすごく繊細でした。 例えば、会話文で掛け合いをしている中で、新平が突然思考(独白)した時に表情が変わる、というタイミングがちゃんと話を聞いてる感があって、そういう細かいところの演出が素晴らしかったです。 【青春≠恋愛 あっさり目 でもラストでにやり】 学園もので青春なら、恋愛を絡めるのも定石だと思いますがこの作品ではしっかりしたそれぞれの相関図は見えつつも、誰と誰がくっついて、誰と誰が結ばれて、みたいなのがくどくなくて、一見あっさり目にも見えました。 しかし、「4つのタスク」を消化する際に、それぞれの人物にスポットライトを当てて主人公とサシにする演出もまた面白かったです。 でも実際タツは、美央が好きで。。というのは分かるようになっている。どこかで行ってました「いらない部分は削ぎ落す」というのを見た気がします。その関係性は分かるからあえて描写しない、という風でした。 それが、ラストの8年後。エピローグ的に先輩と新平が空を見上げながら話すところで生きていた気がします。 ああ、新平と美央は上手くいったんだな。とか。先輩は最後まで先輩だったなとか。谷口さんもきっと今も頑張ってるんだなとか。連絡はしてないけど、知らせが無いのは良い知らせ的な新平とタツの仲直りとか。 最後まで、みんなはみんなでした。 @ネタバレ終了 めっちゃ長くなってすいません。。 「読んだ後に語りたくなる物語」この作品もすごく胸が篤くなりました。 創作のヒントや、様々な可能性を教えてくれた素晴らしい作品をありがとうございました。 -
僕らのノベルゲーム文芸部の高校生達が文化祭に向けて 協力してノベルゲームを作る、というお話です。 @ネタバレ開始 クリアして思ったのは 創作の暗さやつらさが予想以上に描かれていた と感じました。 創作は良いことばかりではありません。 公開する以上、嫌な感想なども時折目にします。 それでも最初に抱いた思いを 忘れなければ、創作はきっと自分に微笑んでくれる。 そう思いました。 私が好きなライトノベルに 「創作が人に馬鹿にされて恥ずかしいのは、自分らしいからだ。 自分らしくないものは馬鹿にされても恥ずかしくない」 というようなセリフがあります。 創作は自己表現だと思います。 新平は木下達に小学生時代、創作を馬鹿にされて とてもつらい思いをしました。 ですが、最終的に自分の作品を守る為に立ち向かいました。 自分の作品を守ることは自分らしさを守ることだと思います。 そういった意味で、つらいことも苦しいことも経験して、 新平は創作者として成長できたのではないかと思います。 創作の魅力を一度知ったら、創作はきっと長い間 形のない友達になってくれるはずです。 友達なので、いつも仲良しというわけにも行きません。 時に喧嘩したり、口も聞きたくないこともあるかもしれません。 ですが、こちらから歩み寄れば きっとさらに深い仲になれます。 そんな素敵な友達と一生付き合っていきたいですね。 制作お疲れ様でした! ありがとうございました! @ネタバレ終了

たぬささみ
妹尾まい
cocotori
noirゼロカケ#4/凪紗
Fria
心也
カツサンド
あ行。(アワラギ)
白井銀歌
しろ∽うさ
むろす
神無月ミズハ
鳳梨ピノ
ねこの/milkcat
椎茸さの
中野カカオ
吉田優蘭
浦田一香