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63346 のレビュー
  • 煙客堂の蒐集録
    煙客堂の蒐集録
    ぞわりとする煙客堂の世界から 愛おしさも感じるシーン、 そして不穏なシーンまで 丁寧に作りこまれた作品、 とても素敵でした。 細やかに作られた、全END胸アツなので見てほしい作品です。 @ネタバレ開始 温室のシーンが特に印象的で愛おしくてたまらなかったです。 選択肢によって全く違うENDになるのですが どちらも方向性は違うけれどとてもドラマティックに描かれていて 個人的にEND2が好きです。 @ネタバレ終了 とても美しい一枚絵が各所に挿入されていて感動しますし 不穏な音楽や愛おしさが詰まったBGMも作品を彩ってます。 大体全END一時間半ほどでプレイ終わりました。 とても素敵な作品であっという間の時間でした。 おすすめの作品です。
  • BINARY HEARTS
    BINARY HEARTS
    面白かったです。すてきな作品を公開してくださり、ありがとうございます。イラストも素敵でした。 EDは全6種類とのことだけれど、ED2はともかく、他はどうなりそうなのかはおおよそプレイしててもお察しできたので、俺はこのED1(超ハッピーエンド)とシイナを抱えて、このまま俺自身のプレイ体験は終わりにするぜ!!!!! (他の方のレビューを読んでいるとなかなかシイナが見どころ満載らしいので尾は引かれますが、多分、ドが付くモラハラまたは嫌味な選択肢を自ら選ぶことによりシイナより先に私の心が死んでしまう。) 「自分はどういう選択をするか」を優先したいとかよりも、とにかくED収拾を(できるだけ傷は浅く)したいという場合は、作者様が概要欄で繋いでいるリンク先ウェブページにて公開されている「オススメ攻略順」を狙ったほうが確実にいいと思います。 +++ 大いにブラック寄りな労働形態の大企業で働く主人公が、会社を介して期間限定契約の下でエヌボットという心を備えたロボットの教育係をする一年間のおはなし。(多分全て)二択の選択式でシナリオを進めていくもの。労働が頭ごなしにクソと言えるわけではない、搾取し踏み躙ってくるばかりの労働がクソなのだというのをしみじみと感じました。 本作は二択で話を進めていく上、分かりやすくどちらが+で-になるかというのも見当が付くようになっているというか、どちらが人の心があるかどうかの検討が付くようになっているというか……。ED分岐は基本的にこの+-の総合点のグラデーションで変わるもののようでした。だから特にノーマルEDの匙加減の塩梅が微妙に難しそうだけれど、もしED回収に取り組むとしても、そう難しくないのかも。 @ネタバレ開始 基本的に相手がロボであれ何であれ、例えこうして二者択一で言葉を選択するわけではなくても私自身が実際にその場に居るのならこういう応答をするなあという方を選びながら自然とED1を邁進していたのだけれども(とはいえ、ED1の主人公はただの善人以上の格好良さもありました)、作中の描写からBADエンドだとどういうことになりそうかみたいな予感を感じさせるような幕間(=ニュース報道)があったり、主人公がかなり健康的にシイナと接していてシイナ自身も元気溌剌と過ごせていても他の社内の人間は容易に不穏に傾く隙があったりもして、ED付近までひたすらイヤーな感じは付き纏っていて、恐らく主人公が現在の人生の中でずっと感じているのだろう息苦しさもたっぷり味わえる内容になっていました。「働き手が必要以上に無理をすることで回っている会社って、果たして正しいのだろうか。」という主人公の独白があるけれども、ほんまそれなという共感しきりでした。 @ネタバレ終了 ED1は基本的にずっと主人公とシイナができるだけ澄んだ空気を醸成しつつお互いに支え合って社会生活を営んでいるものなので、風景画像からも感じられるような明るい青みたいな雰囲気が(たとえ二人の外の世界がだいぶブラックであったとしても)まだそこはあると言えるものになっているのだけれども、だからこそこれでもかと人間に搾取され続けているのにひたむきなシイナがこちらの心の柔らかいところを突いてきてもいて(そしてまた主人公または社内の人々の心の疲弊の原因なんかも如実に暗に描写されていて)、前向きな話なのにすごく悲しいみたいな気分をとことん味わえました。 @ネタバレ開始 だから、二人がラストに自分たちでつかんだ明るい世界に飛び出せたのには本当にすんごく爽やかな余韻がありました。ED1世界、主人公の真っ当な善性もさることながら、シイナが目の前にいる人間の善性を恐らく他の何よりも信じてくれたのが一番の救いだったのだろうなあと思いました。 @ネタバレ終了 ありがとうございました!
  • 猿の夢
    猿の夢
    @ネタバレ開始 トゥルーエンド後のタイトル回収でぞわっと鳥肌が立ちました! そのまんま猿夢の意味の「猿の夢」であり、猿の手によって歪んだ、まどかちゃん視点の「猿の夢」であり、猿であるノンたんが見ている夢だから「猿の夢」…たこていさんタイトル付けの天才ですね!!  全クリしたとき本当に胸が痛かったです。ノンたんの些細な可愛らしいお願いからなんで、あんなっ結末にぃい(ギャン泣) ノンたんの「なにやってんだろ」みたいなセリフがまだ若干の良心を感じて辛かったなぁ。勉強得意なこと覚えていただけで喜んだりさ、無垢な少年ぽいのがまたさぁ…あとがきのifが眩しすぎる  桜子ちゃんの言う通りオカ研エンドが一番ハッピーエンドだったんだなぁ。あの口づけで、きれいな「終わり」で、終わるわけないよなあ  落ちでまどかちゃんの優しさを踏み潰した感じがしてもうね、本当に最後まで心掻き乱されて楽しかった…素敵な別れで終わらせてくれない彼が大好きです。 @ネタバレ終了  素敵な作品をありがとうございます!本当にとっても楽しかったです!! 長文失礼しました。
  • みちゃダメ!番外編!? ユキちゃんとなかよくシよう
    みちゃダメ!番外編!? ユキちゃんとなかよくシよう
    本編が刺さりまくったのでこちらもとっても楽しみに遊ばせていただきました! ユキちゃんのかわいさもさることながら、匂わせもたっぷりあって終始ニコニコでした! スマホからなので2Dで遊びましたが、どうにか頑張ってもらって3Dのユキちゃんにも会いに行っちゃいました!! @ネタバレ開始 ただでさえかわいいユキちゃんが動いてる〜!かんわいい〜!! 初めて見たのがラジオ体操的な動きでちょっと笑ってしまいましたw ポーズの多さに驚愕です!! 本当に自由自在なんですね〜!! 動いてるユキちゃんを見れて、あまつさえファンサまでもらえて大興奮でした!! @ネタバレ終了 本日YouTubeにて実況動画を投稿させていただきましたので報告させていただきますm(_ _)m ユキちゃんのお気に入りショットは何回見ても萌えます(*´ω`*) そして無事にARの方も楽しめました〜! 本当にめっちゃくちゃ豪華な番外編で最高でした!! 見ちゃダメ2もとっても楽しみです!!! 素敵な作品をありがとうございましたm(*_ _)m
  • 5分で脳トレ! リフレッシュ・アハ体験
    5分で脳トレ! リフレッシュ・アハ体験
    脳トレに関心があり遊ばせていただきました! 気合いを入れて臨みましたが、1回でクリアできたのはSTAGE1だけでした……w どこかでなにかが動いたような気配はしてるんですが、なかなか目で捉えられませんね……w 見つけた時の気持ちよさ、最高です! そしてイラストのチョイスも素敵! 本日YouTubeにて実況動画を投稿させていただいたのでご報告させていただきますm(*_ _)m プレイ中は難易度しっかり高めだと思っていたのですが、改めて見返すと…… なんでこれがわからなかったの??と不思議になってくる…… 本当におもしろいゲームでした! 改めまして、とっても楽しくてかわいいゲームをありがとうございましたm(*_ _)m
  • うらむくはぱらいそ
    うらむくはぱらいそ
    AIと人類の会話というSF作品における王道シチュエーション(?)に惹かれてXで進捗を上げていらっしゃった時から楽しみにしてました! 記憶喪失な主人公と、親し気であるが何か尋ねるたびに「その質問にはお応えできません」と機械的な口調で繰り返すAI「ヘリオス・アイ」という始まり方に、これは……と思いつつ進めていったのですが、 @ネタバレ開始 中盤から最初に思っていたのと全然違う展開で、驚きました! 同じ世界観の「AIヤンデレと最後の人類ちゃん」を拝読していたので、先入観に囚われていました……。 主人公の状況を察してからは、ヘリオスさんが見せる悲しみやある種の諦観に胸が締め付けられるような思いでプレイしていました。 終盤の哲学的な質問とそれに対するヘリオスさんの答えでこのまま二人の間にある壁は超えられずに終わるのかとしょんぼりしていましたが、最後に主人公が伝えた言葉に救われたような気がしました。 そして、EDを両方とも回収するまでに何度ヘリオスさんに疑ってごめんと思ったことか……あと、デイズさんはそういうとこだぞ。 @ネタバレ終了
  • 夏の恋は花火と共に
    夏の恋は花火と共に
    前作からのファンです! 短編ながら言葉選びやBGMに温かみを感じて、幸せな気持ちになりました(,,> <,,) サクッと青春を味わいたい方是非!!! ちなみに私は初見で後輩くんを選びました♪ (このゲームを発見した瞬間、嬉しくて号泣したのはナイショだよ☆)
  • 至高の人形の作り方
    至高の人形の作り方
    自動人形が主人公の短編物語です。 途中の選択肢で物語が分岐し、結末はどれもインパクトがあります。 「愛」とは何か? 人間と自動人形の違いは何か? そんなテーマをダークな視点で描いている作品です。 SF好きな方に特におすすめです。
  • ”それ”
    ”それ”
    タイトルに惹かれ遊ばせていただきました。 かなり怖い雰囲気と演出、文章。 短編でありつつも、楽しませていただきました。 @ネタバレ開始 Youtube動画で紹介させていただこうと思っています。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました(^^)/
  • サブレキャットヘヴン
    サブレキャットヘヴン
    人間と猫の想い、カルマをめぐる中… 悲しいけど、愛おしくて読み進めるのが心地良かったです。 @ネタバレ開始 ニヤがアリスニャの時とは全然違う様子で、その間のニヤの決意を感じられ、さらに愛おしくなりました。 アリスニャットシング!でキッコにすごく惹かれて、もっと知りたいなと思っていたので キッコの思いを少し知ることができたこともすごく嬉しかったです。 最後ジゴクの言葉にキッコが救われるところ本当に…良かった…!(><)です。 @ネタバレ終了 心の奥の暗いところを、こっそりと静かに照らしてくれるような、そんな感じがしました。
  • 噫、井戸に流るる
    噫、井戸に流るる
    あそび始めた時は「ほ、ホラーじゃないよね!?」とびくびくしていたこのゲーム。読み進めるとすごく心温まるお話でした! @ネタバレ開始 山に1人、しかも変な声してる、怖いよ、井戸に近づかないでよルウちゃん!と思ってたのも束の間。えっ、引き上げれちゃうの? ルウちゃんのペースに流されるパイセン、二人の会話がおじいちゃんと孫(仲良し)みたいに思えてホッコリしていました。 しかし平和な時は長く続かず。司会者さんたちが乗り込んできた時は、なにを〜!?と思いました。許可も取らない司会者さんたち、怒られて当然だもんとプンプンしてました。許可取り大事!許可得られなかったら強行突破しない!! 司会者さんもですが、滅んだ村の人たちに対しても「これだから人間って……」と思っていました。 どうして、神様の大切を奪った自分たちが守られると思ったのか。誰かに良くしていただけること、当たり前ではないし、当たり前だと思わないようにしなければと思いました。 しかしその後すぐ、人間大好きターンがやってきました!!そう、ルウちゃんです。 ところどころズレてるところはありつつも、とてもいい子なルウちゃん。誰かを傷つけるのは人間かもしれないけれど、その傷を癒すのもまた、人間なのだと。 音にのって、パイセンの喜楽の尾っぽを取り戻したルウちゃんは、間違いなくキラキラ光るアイドルで、とても眩しかったです。 そして泣かせに来るエンディング曲。何度も何度も聞きました。慈希依くんにも二人の舞や唄が届いてるといいなとか、このあと2人はまた会えるんだろうかとか。 エンドロールが終わってからのタイトル画面にも泣かされる、素敵なゲームでした。 @ネタバレ終了 心温まるお話を、ありがとうございました!!
  • 雪消え
    雪消え
    ひとこと思いを述べたく新規登録してきました。 最高でした。少ないボリュームで、感情移入できる作品でした。 出会えてよかったです。
  • My White Ive
    My White Ive
    実に素晴らしい出来栄えでした! 天使と悪魔のキャラ性とても好き
  • Red Betrayal
    Red Betrayal
    どうしても感想を伝えたくて、 ノベコレに登録しました! 好みの絵柄だなと思って、夜寝る前に軽い気持ちでスマホでプレイしたのですが舐めてました... 内容がとても面白くて、続きが気になって手が止まらなくなり気がついたら朝の5時でした... (その後PCでもプレイしました...) 詳しい感想はネタバレになる可能性があるので、↓に記載しますが、繊細な描写に綺麗なスチルに驚きの展開にどれもこれも最高です! でも目から塩水が止まらなくなるので、 是非これからプレイされる皆様はティッシュをお手元に置かれる事をオススメいたします。 @ネタバレ開始 ▼ネロ エレノアとネロそれぞれの想いや葛藤が丁寧に描かれた素敵なルートでした。 絶望的な状況の中、 合間合間に入る穏やかなふたりの掛け合いにほっこりしたり、その直ぐ後にくるシリアスな内容に胃がひっくり返りそうになりながら読みました。特にオオカミを発症した親子のシーンはエレノアの気持ちがわかるからそこ、とても辛かったです。 どのシーンもとても好きなのですが、 1番好きなのはエレノアがネロのお願いを叶えてあげるところです。 ネロがお願い事を告げるシーンの時点であの絶妙な表情のスチルも相まって泣きそうになっていたのですが、あの笑顔のシーンで目からハイドロカノンが飛び出ました... もうビショビショです... そして1番最後の最後で涙がひっこみました(笑) 因みにメインキャラ以外のMVPはレオです! 君は最高の相棒だよ!! あとエレノアの話に心打たれて加勢してくれたおじさんも好きですw ▼ルーガン ネロ√の最後のシーンと良い、 変わったタイトルの絵を見て、アッ...(察し)てなっていたのですが... 激重感情が大好物の人は是非この作品をプレイして下さい。凄いオススメです。 もう何言ってもネタバレになる。 最後までプレイして あの時エレノアが忘れなければ、本当の事を伝えていれば... なんて考えてしまいました。 最初はただ純粋な好意だった筈なのに、 自身の境遇やエレノアとの出来事で歪んだものに変わってしまって... それでも最後、エレノアの言葉で少しは報われたのかなと思います。 願わくば彼が生まれ変わった際には、 幸せな恋が出来たらいいなと、そう祈りたくなるようなお話しでした。 また、劣等感や嫉妬に苛まれる事なく、穏やかに過ごせたら良いなと... @ネタバレ終了 長文乱文すみません。 素敵な作品を作ってくださりありがとうございました。 またいつの日かゲームを作られた際は是非プレイしたいです!
  • この8月を終わらせよう
    この8月を終わらせよう
    ドット絵好きなのもありつつ 演出や雰囲気がめちゃくちゃよかったです! ノベルゲーム調でスマホをタップするの好きなんですが 今回だとモノクロゆえによりタップしたいという気持ちや 今のどうやって作ってるんだ・・・!?の連続でした!
  • 代筆屋ワールドワード
    代筆屋ワールドワード
    倫理のネジの外れたお客さんたちに代筆するのが面白かったです!ドット絵かわいいです
  • 薔薇園に骸を埋める
    薔薇園に骸を埋める
    淡い色合いのイラスト、薔薇園という素敵なワードと「骸」の不穏な取り合わせにぐっと引き付けられ、プレイしました。 何度も「続きから」を選択して物語を進めていく感覚が、自分から不思議で居心地のいい悪夢に入っていくようでした。 @ネタバレ開始 少女が骸を埋めながら「みてて」とプレイヤーに話し掛けくる笑顔の不穏さ。絶対になにか悪い事が起こっているのに抜け出せない、何度も彼女の埋葬を見に行ってしまう、夢の中のような世界観が好きです。 最後にわかる死体の正体は衝撃的であり、でも、だからこそ彼女は「みていて」欲しかったんだろうなぁ…と思うと、歪んでいるけど真っ直ぐな少女の感情が、胸に苦しかったです。 @ネタバレ終了 画面全体がふわりとした色とモチーフで、乙女はぜったい好きなやつ…! 細部まで可愛くしつらえられたデザイン、何度も眺めたくなります。 素敵な作品を、ありがとうございました!
  • アンティーク・ワンダーランド【2024/09/13更新】
    アンティーク・ワンダーランド【2024/09/13更新】
    プレイさせていただきました! アリスモチーフ、大好きです! ロンドンの街で繰り広げられるミステリー、大好きです! そして可愛いイラストにどのキャラクターも凝ったデザイン…大好きです!! 好き要素盛りだくさんの作品で、終始イラストの可愛らしさ、そしてその中でこそ際立つダークな魅力に引き込まれ、一気にエンディングまでプレイしました。 謎解き要素や戦闘ミニゲームが物語のアクセントになっていて、序盤から楽しい要素がたくさん…中盤以降はキャラクターの内面や相関関係がしっかり見えてきて、本当に面白かったです。 男女ともに魅力的なキャラクターばかりなので、「この子(人)、好き!!」の推しが見つかりそう……。 @ネタバレ開始 それぞれのキャラクターに好きポイントがあって、挙げるときりがないのですが……。 まず、アーリィがすごく可愛いです。 心の中にもう一人の自分「アリス」がいて、彼女を受け入れて前に進む姿は本当にヒロインという感じがして、好き…。 はじめ飄々としてなんでもできそうに見えたラビ先生、過去を紐解くとコンプレックスやトラウマを抱えていて、その人間らしさが胸に迫りました。 ルイスさんとラビ先生はたぶん根本的に境遇など似通った部分があって、ルイスさんにはフランシスさんという「神」になり得る大事な存在がいたから、こういう顛末になったんだなぁ…と思いました。だからアーリィちゃんはフランシスさんに似ているし、ルイスさんもアーリィちゃんの事を大切に思っている。 ルイスさんのその思いがこの結末に辿り着くのは悲しい事ではあるけど、それでもアーリィちゃんの父と思う心に救われた気がしました。 そして…めちゃくちゃカッコいい見せ場をたくさんもっていく、チェシャくん!初登場でゆる~っとしたところを見せておきながら、実はこんなできるリーダーなんて、ずるくないですか?? お仕事モードのサイバーパンクなお洋服が、さらにカッコいいです。 掴みどころがないけど、組織ひいては正義にちゃんと忠実な部分も惹かれました…めちゃくちゃ好きなタイプです! @ネタバレ終了 ということで、私の最推しはチェシャくんです。 見た目も内面もすごく好き……! アリスモチーフ、ミステリー、魔法具に始まるファンタジー…それらの要素が好きな人に、是非お勧めしたい作品。 細部まで作り込まれた画面のデザインもまさにアンティークで可愛い! 楽しいプレイ時間を、ありがとうございました!
  • ことはらのあに
    ことはらのあに
    制作者様の感情の描き方が以前からとても好きで、今作も楽しみにしておりました!1ルート30分ほど、全てのエンドに1時間弱で辿り着いた本作ですが、時間以上に密度の高い物語に触れられた気がします。 腹違いの兄と、夏のひと時を過ごす…舞台は主人公の住まう古く歴史のある名家。周囲に広がる自然の深さ・美しさが垣間見える中、人々の腹底にある思惑や感情が澱のようにわだかまっている…そんな対照的ともとれるコントラストが、物語にある種皮肉な(もちろん、良い意味で)魅力を加えているように感じられました。 お兄さんの見た目が好きです。どタイプです。(直球勝負) 涼やかで少し憂いを帯びた青年…という様子なのに、伏せた目元から感じる艶めかしさはなんでしょう…とても胸をかき乱され、くっっっ!良い!!と呻かずにはいられません。 @ネタバレ開始 初めに湖沼エンドへ到達しました! 主人公・繭ちゃんの「欲」の部分がお兄さんを母と同じ道に向かわせる…業が深いですね。業が深くて、それがまた似合う二人……。 次に到達した清涼エンドは、きっと物語としては一番美しく、それぞれの道を歩む二人を、そっと見守りたい清らかな心持になりました。 …からの、泥沼エンド。 白状すると作品紹介を見た時から、こういう温度感のエンドを…!求めていましたありがとうございます!! 母と同じように扱われることを憤りながら、母と同じ行為を自虐するお兄さんの表情。この描き方が得も言われぬ妖艶さで、緊迫したシーンなのにどこかうっとりとしてしまう。そんな背徳的な魅力が詰まっていました。 @ネタバレ終了 古めかしさの残るお家の状況や相関関係から、なんとなく昭和初期~中期あたりの日本文学の気配が漂っていて、その温度とじっとりとした空気感が、とても好きです! 素敵な作品を、ありがとうございました!
  • オプライド
    オプライド
    オプライド~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!! 選択出来る短編映画のようで凄く面白かったです!! 前作『月の光の鎖屋さん』から御子柴さんの書く文章や物語に魅了されておりますが、今作はまた全然違った雰囲気の近未来作品で、その設定の面白さや引き出しの多さに圧倒されました!統一されたUIのデザインや注意書きまでもがお洒落で、Pareさんのお洒落なイラストも作品に嵌っていて、表情豊かな差分にときめきつつ、距離が近くなるシーンではひたすらに拝み倒しておりましたありがとうございます…! ジータさん、ルイスさんルートで徐々に明らかになる真相や主人公さんに隠された秘密、読み進める程に新たな一面が見えて来て、どのルートも手放しでトゥルーエンドとは呼べない様な、どこか背徳感の有る二人だけの幸せを描いている作風がとても好きです。ジータさん、特に印象的で好きな台詞が沢山有るのですが、 @ネタバレ開始 「人間なんて、しょせん血の詰まった肉袋だ。」と呪いめいた言葉を口にしながらも 人らしく死ぬ事を望む苦悩や、誰とも分かち合えないレセプターの身体で生きて来た中で 初めて出会えた主人公さんに「誰も、オレの隣にはいられないと思ってた。」 と伝える所がとても好きです…!この一言にこれまでのジータさんの凡ゆる感情が 詰まっていると思いました。絶望の香りしかしない『幸福な子どもたち』も好きです…。 ルイスさんは見た目と中身のギャップが愛おしくて、ジータさんとわちゃわちゃ お話して振り回されている姿は、お声も表情も相俟って本当に可愛かったです…! 渋いお声のイメージが有るヨッシ~バランさんの、中々聴けない声のトーンや 「ですが?!」口調、取り乱して声が裏返る所も大好きです可愛い… 専門用語の多い台詞を淀みなく聴き取り易く説明して下さったおかげで、すっと 物語に入って行けました。CMのナレーションもとっても素敵でした~! ルイスさんルートで見えて来る、可哀想で狡くて汚い情けない大人の一面や 駄目なところが…絶対好きになってはいけない匂いがするのに可愛くて… 優しさに絆されてしまう様な危うい魅力が有りました。 主人公さんとの穏やかな幸せを願う一方、不幸が似合う気もしてしまうルイスさん… 初見ではラボエンドが一番幸せそうに見えてしまい、此方がトゥルーエンドなのかな? と感じる変則的な構成も面白かったです。三者三様の幸せの在り方が有って どのルートがトゥルー、バッドと云う型に嵌らない、二人で迎える未来の先に 幸せはないのかも知れないけれど、幸福な死の香りがする様な深い部分での 心のつながりを感じました。ウラノさん役のKAZUMAさん、お声の柔らかさの中にサイコみを 感じるお芝居で、何を考えているのか解らない声色がウラノさんにぴったりで、 研究の事しか見えていない危うさや、ラボエンドでのルイスさんとのやり取りの時のお声が 本当にぞっとする程嵌っていて、ウラノさんという人物像がより浮かび上がる感じで 素晴らしかったです。個人的には3人逃走エンドも見たくなってしまいました笑 ジータさんルイスさん主人公さんが3人でわちゃわちゃしている様子が可愛くて…、 数年で終わってしまうかも知れないけれど、この3人のちぐはぐで愛おしい刹那的な 関係性をもう少し見ていたい欲が募ります。 フルスキャンの演出がめちゃくちゃ格好良くて凄く好きです! ここから一気に物語の真相に向かって加速して行く感じがしてわくわくしました! 瞼の裏に光が当たるような記憶の断片を辿るような見せ方が、フルスキャンされているのをプレイヤーも体感出来るようで没入感が有りました…! 全編通してBGMの選曲が抜群で、御子柴さんは本当に作品全体の構成力、 それを伝える表現力が素晴らしいなと思いました!作品を立体的に捉えていると云いますか… 文字から入る情報だけでなくイラストや映像で多角的に魅せる能力に長けていらして、 物語に没頭して楽しくプレイさせて頂きました!エクストラも充実していて、 対話がメインになるゲーム本編で唯一対話する機会の少ない、もう少しお話してみたかった ウラノさんと沢山お話が出来る『もしもしウラノ』(と呼んでいます)も 大満足コンテンツでした…ありがとうございます…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます!