ティラノゲームフェス2022参加作品
8915 のレビュー-
どうわかいだん短い時間で楽しめるお手軽ホラーでした。 どれも怖かったのですが、 @ネタバレ開始 ヘンゼルとグレーテルが一番怖かったです。 @ネタバレ終了 童話がもとになっているので、コレがアレでアレがコレでと推理しながら読むのが楽しかったです。 ありがとうございました!
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ココロ・コンフリクト ~はつこいドロボーとわたし~長編好きとして絶対読みたいとは思っていましたが、冒頭がどんな感じか読もう――と開いたはずが、気付けば2時間が経過していました。 テンポよく読み進められるシナリオ、惹きつけられる設定盛りだくさんの魅力的なキャラクターたちが繰り広げる正統派異世界恋愛ファンタジー。 長編RPGが好きな人なら、きっとドキドキが止まらず、ノンストップで読みふけってしまうと思います。世界観も丁寧に説明されるため分かりやすいのですが、随所に謎が散りばめられており、考察をするのもとても楽しかったです。 シナリオに関しては掛け合いが楽しいのもありますが、挟み込まれる地の文が美しく、繊細に心の動きを表現していて、読みながらキャラクターに共感して何度も泣いてしまいました。 シリアスな設定がありながらも重くなりすぎなかったのは、ユイナちゃんの反応がいちいち可愛くて、場を和ませてくれたからで、ヒロインとしても主人公としても大好きです。 憧れの王子様……とはちょっと違うけど真面目で慕われている王子フィン。 豪快で爽やかで、いい兄貴分かつ騎士という美味しいポジションのレオン。 ミステリアスで中性的、少し言葉がきついけど悪い人ではないマオ。 恋愛要素のあるゲームだと、大体好きなキャラが1人固定になりがちなのですが、3人ともキャラが立っていて、みんなお気に入りです。 サブキャラも個性的で、特にリリちゃんが可愛かったです。ユイナちゃんとの乙女コンビに終始癒されました。 そして圧巻のスチル量。差分も豊富で美しい。コミカルで可愛いイラストや、美味しそうな食べ物もいっぱいでした! これから読む方にネタバレをしたくないので、細かい感想は伏せさせてください。 @ネタバレ開始 いきなり知らない場所に来て、言葉は通じないし、崖から落ちちゃうし、魔物には襲われるし、たらい回しにされるし、憧れだった王子さまはなんか想像と違うし――極めつけは「魔王の討伐に行け」こんなのユイナちゃんでなくてもブチギレ案件ですね! 異世界召喚系RPGが大好きなのですが、召喚された人たち順応しすぎだよなぁ、と常日頃思っていました。なので、カラッとしつつも、おかしなことにはちゃんとツッコミを入れるし、嫌だと思ったことはきっぱり断るユイナちゃんは好感が持てましたし、普通の女の子らしさが出ていて良かったです。 童話や王子様に憧れるけれど、女の子らしいことが苦手。王子様に憧れはするけど、肩を並べたい、友達になりたい、王子様と添い遂げるのは特別な女の子という、そんな一面も好きです。これから「大好き」と思える人に出会うんだなぁと思うとニコニコしちゃいます。色んな人が彼女の世話を焼いたり、背中を押す気持ちが理解できます。 それでも自分を守ってくれて、手を差し伸べてくれたレオンが魔物と一人戦う姿を見て、次は助けると言い切る強さもある。ヒロインが推せる作品って本当にいいなぁと思いました。 恋のお相手に関して、印象的にも設定的にも、攻略前の推しはマオでした。 すべてのルートとオマケも見ての推しはフィンですね。 みんなそれぞれに良さや好きポイントはあるのですが、フィンはエンディングを含めたシナリオがツボだったのと、お互いにあまり良い印象でないところから、徐々に距離が近付く感じがとても良かったです。 攻略順は、フィン→レオン→マオでした。 フィンに関しては真面目なキャラなのかな、と思っていましたが、仕事や勉強をサボったり、絶対褒められていない言葉をかけられて喜んだり、難しい話を聞いて寝たり……。見た目はとても美しく王子様なんですが、いい意味で王子らしくないところが良かったです。 毎回ユイナちゃんを「勇者」って呼んで、ユイナちゃんが怒る掛け合いが可愛いなーと思ってみてました。意外と趣味が合うし、息ぴったりなんですよね。 最初の印象がお互いに悪かっただけで、徐々に打ち解け、素直な言葉が出てくるまでが丁寧に描かれていて、こういう恋愛ものが好きなんだよ…と終始頷きっぱなしでした。 楽しそうにお祭りの準備するみんなとユイナちゃんを見て複雑な顔をするフィン、ランタンが舞う幻想的な夜空の下で「叶わないでほしい願い」に気付くユイナちゃん。じれったいけどそこがいい! フィンルートはエリン君がいっぱいシナリオに関わって来るのですが、彼もフィンに負けず劣らずとても良い子で素直で。弟キャラ好きとして、彼との恋愛も読んでみたかったなぁと思いました。きっと可愛いカップルになったと思う。 フィンが一番好きというのは、彼の人柄やイベントシーンがいちいち美味しいのもあるのですが、切なすぎるエンディングが決定打でした。 マルと対峙する最後の分岐からは、書いていた感想が叫びとか呻きになってしまっていて、上手く言葉にならないのですが、別な世界に生きるうえに、身分の違う恋愛の切なさと、勇者になったユイナちゃんの心を折るような展開にやられました。 二人に幸せになってほしいと思いつつ、互いのことや、大好きな人たちのことを思うと別々の道を歩むしかない。異世界ファンタジーの王道ですね。 感想になってないですが、クリア直後の私の叫びだけ置かせてください。 『トゥルーエンド、素晴らしかった!! 耳飾り!! ワンピー!!! 大人になったユイナちゃん!! 再会、できたんですよね!? できた、できたよ!!(思い込みたい) 二人で笑顔で再会して、たくさんたくさん思い出を語り合って、ずっとずっと幸せに生きてほしい……。頼むよぉおおおお!!!!』 以上です。お目汚し失礼しました。 トゥルーも良かったですが、IFも心にグサグサきました。 こんな調子でフィンに感情移入しすぎてしまって、レオンとマオルートでも、いつもフィンの表情が気になってました。好きです。 次に見たのがレオンルート、サンドイッチの人です(魚のあら煮サンドはあかん)。 サンドイッチお兄さんとの恋愛は、ちょっとおとなっぽくなるかな? と思いながらのスタート。 豪快なところもありつつ、言葉選びが優しく、紳士的なところも好印象です。 三人の中で、一番ユイナちゃんに優しく、いつも味方になってくれるのですが、多分それにも理由があるのだろうなぁと思っていたので、ワクワクしながら読み進めました。 いつもみんなに囲まれ、頼りにされていて、人柄もよく男らしい……すごくいい人なんだけど、どこか影があるなぁと。 思い出作りのサンドイッチから、一気に不穏になり、これまでの彼の態度を見ているからこそ、素っ気ない言葉などに度々心が抉られました。 彼の力になりたいのに願いすらも分からず、ミカさんという心強く乙女チックな精霊さんと協力しなんとか頑張ろうとするユイナちゃんの健気な姿にじんとしました。 保護者目線から、次第にユイナちゃんを女の子として意識するような発言が出るようになっているところ、最高に良かったです。 正体や目的が明かされてからの「君に嫌われるのが怖かった」にやられました。 そして、記憶を失ったユイナちゃんが自分のことを思い出したあとの「俺にとって生きるって君といることなんだ」は反則です。これで二人の幸せ祝福できないヤツおるん? と思いました。 最初、レオンを救うために聖剣を使うのかなと思っていたのですが、ユイナちゃんがそれをしなかった理由が良かった……。 最後に魔王――いえ、マオ。 三人のコミカル立ち絵好きなんですけど、マオは魔王ツノのオーラ漂っている姿が最高でしたね。共通ルートでマオのポイント高かったのもその影響があります。 マオは同郷ということや、放っておけないユイナちゃんの性格もあり、ずっと保護者として立ち回りつつ、時折放たれる容赦ない毒舌やツッコミのギャップが好きでした。 二人のやり取りはどれも好きなのですが、イチゴのくだりは特に良かったですね。平穏に暮らしたい、そのためにユイナちゃんには帰ってほしいと言いつつ、彼女と関わるようになってから、いろんな人との交流ができて、やれやれと思いながらも心の底から嫌がってはいないところや、子どもや困ってる人には優しい彼の人柄がいい……。 文句言いながらも周りのお世話をしてしまったり、一緒に行動してくれる系苦労人が大好きなので、マオルートは終始ニヤニヤしていました。 「全ルートでそれぞれにドレスユイナちゃんが拝めるのか!?」と大興奮だった私ですが、まさかまさかのドレスマオちゃんが見れるとは……作者様、ありがとう。 マオルートはシリアスな展開がないわけではないのですが、前二人に比べて癒しが多かったなぁと思います。駆け落ち的エンドな流れも素敵で、一緒になったあとどんな家庭を築くかまで想像できてとても美味しかったです。 ココアさんの上でキスを迫るところとか……最高に可愛い。 全ルート堪能したあとの「ぱんこ」ですが、シリアスファンタジー大好きな私が歓喜しました! 続編……おばあちゃんになっても待ってます!! 最初にシルフに説明をされた時から、オーナーはリリちゃんかな、と思っていたので、心の中でガッツポーズきめました。 なんとなく、レオンの謎だけあまり明かされてないなと思っていましたが、彼が真相に深く関わっているからなのかなぁとか、考察大好きの血が騒ぎます。 @ネタバレ終了 全てのシナリオを読み終わった最初の感想は「誰かとこの興奮を分かち合いたい」でした。 三人の素敵な男性との恋愛模様は、ユイナちゃんが恋愛慣れしていないこともあり、その初心なところが堪らなく素敵でした。 恋愛としての完成度も高いですが、異世界ファンタジーとしても楽しめましたので、そちらが好きな方にもお勧めします。 共通ルート以降も時々既読のシナリオをスキップさせてくれるうえに、まとめがされている親切設計で、シナリオのテンポもよいため、プレイ時間を見て尻込みせず読んでほしいなと思います。 最後に作者様へ、愛がたっぷり詰まった素敵な作品、堪能させていただき本当にありがとうございました!
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Toukaシンプルなデザインで、 物静かな雰囲気が魅力的でした! @ネタバレ開始 カエル(?)とのバトルで、 50発近く打ち込んだのですがGAMEOVERになってしまい、 「核砂糖の色が」とあったので待って見たり、 右のボタンを押したりもしたのですが、 カチッと言うだけで変わりは無く・・・ 戦い方のヒントをもう少し頂けると有り難いです・・・!! @ネタバレ終了 後半のストーリーも気になりますので、 時間を見つけて再挑戦したいと思います・・・!!
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暗く遠くの君に告ぐ ~限界拗らせ少女が高嶺の花に手を伸ばした(物理)結果~高嶺の花過ぎて、1人ぼっちの菫ちゃん。 思わず話しかけてしまう所から話が始まりますが、 この子知れば知る程、世界が広がっていて とっても魅力的な少女です。 菫ちゃんのちょっと抜けている所や意外と庶民的な所も 親近感が湧いて好きでした。 @ネタバレ開始 ラスト2人はどうなってしまうのかちょっぴり ハラハラしましたが、落ち着く所に着地してくれて ホッとしました。 きっとすぐに、菫ちゃんの隣に立てる気がします。 @ネタバレ終了 素敵な作品を有難うございました!
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メモリーガール【12/12更新】街の中を練り歩いて彼を探すのに、 「悲しい。どうして。」という感情が付き纏うのが 不思議でたまらない作品でした。 @ネタバレ開始 めもりちゃんが虚空を見つめているのは そういう性格じゃなかったんですね・・・。 ロストくんという存在が側に ずっと居てくれて良かった・・・。 @ネタバレ終了 切ないけど、本当に素敵なお話でした。 おまけも気になりますので、今後のアプデが楽しみです! 素敵な作品を有難うございました!
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さくら色メモリーズ会話中に鳴り響く効果音と集中線の嵐! まるでアニメを見ているような感覚で楽しむことができる作品でした。 読み終わるまで1時間かからなかったくらいだと思います。 コメディ色が強く、とにかく最初からぶっ飛ばしまくり!! 視力検査ネタにはゲラゲラ笑いました(笑) その他にも怒涛の勢いでネタが繰り広げられ、立ち絵はさほど動かないのですが、アニメーションでバタバタしている図が思い浮かんでいました。 ツッコミの速度もバッチリ! @ネタバレ開始 半面、後半はだんだんとシリアスな展開に。 シリアスながらもネタをかっとばしてくれるので、重い運命を前にしても気持ちが暗くなりすぎることがありませんでした。素敵! そして最後の選択はまっったく予想していませんでしたので「!?」と焦りまくりました(笑)面白い仕掛けです!! そして私の最もお気に入りは、エピローグです。 切なくもドラマチックなBGMとマッチして、余韻に浸りながらしっぽりと読める素敵なエピソードでした。 @ネタバレ終了 作中の桜の色味がとても綺麗でした。 クリア後にタイトル画像見ると、心がほっこりと温かくなります。 素敵な作品をありがとうございました。
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みえない二等星高村の爺さんがカッコ良すぎました……(惚れ惚れ) 様々な経験を経て、全身から漂ってくる器の大きさと、レンズを覗き込む時のほんの少しの色気。 ほんっっとに!好きなキャラです。 さて、爺の魅力ばかり語っていても仕方ないので……(笑) シナリオに関してですが、この作品には様々な軸があったように思います。 部活を通したギターの上達 それと同時に語られる主人公のトラウマ 天体観測のことや 恋愛模様まで 色んな軸が複雑に絡み合いながら、1つの魅力的な物語になっているなあという印象を強く感じました。 どれも良いエピソードですが、中でも一番良いなと思ったのは恋愛に関してです。 おっかなびっくりながら、少しずつ近づいていく二人の距離感が見ていてとても微笑ましかった! 特にお弁当の件はニヤニヤが止まりませんでした。 「リア充爆発しろ!」ってこういう時に使うんだろうなと!(笑) 喫茶店のシーンもニヤニヤニヤ。 美波ちゃん、とっても可愛かったです。 @ネタバレ開始 高村さん絡みのエピソードも素敵でした。 タイトルの『見えない2等星』の意味が分かったときの、切なさと言ったら……。 爺ーーーーッッ!! タイムリミットがあるようなことは、中盤?でチラッと本人が言ってましたが ギターのことや天体観測のことなど、全てをひっくるめて「間に合って良かった」と思いました。 最後の爺の幸せそうな顔……。 ああ、やっと会えたんだなと思うと涙必至です。 北斗のために曲も書いてくれたとか……もうだめだ。好き!!!! @ネタバレ終了 イベントCGはどれも綺麗で、特に星空が描かれてるやつが出たときはメッセージウィンドウを消して、私も一緒に天体観測してました。 夕日をバックのやつもしばらく眺めました。(つまり全部眺めてた) 素敵な作品をありがとうございました。
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流星RefrainVer2.03をプレイしました。 リアリティのある描写が多く、自分が学生になった気分で楽しめる作品でした! 上にも書きましたが、本作は高校生のリアルな日常が描かれているのが特徴だと思いました。 個性豊かな先生たち、分からない問題を教え合う様子など……そういうシーンがある作品は他にもあると思うのですが、現役の高校生が執筆されたのかな?と思うほどリアルです。 太古の昔に学生だった私は「そういえばそんなこともあったなぁ!」と懐かしさを感じながら進めておりました。 そして学生同士の人間関係もリアルでした。 もちろん展開としてファンタジーな部分はあると思いますが『子供と大人の間の未熟さ』みたいな感じを誰しも持っていて、 大人から見るとハラハラしてしまうやりとりをするのも、非情に高校生らしく、リアリティを感じる部分だったと思います。 @ネタバレ開始 ただ攻略は(個人比)わりと難しく、10回以上はBADを踏みましたw (共通ルートBADが1回、舞阪√で3回、赤羽根√で6回以上w) それだけに全てのエンディングが見れた今は感無量です……!! 攻略順は舞阪さん>赤羽根さん 舞阪さん√は依存体質であるが故に、同性として共感しづらい部分もあったのですが、 そのたびに赤羽根さんがビシッっと言ってくれるので痛快でした。 2人の関係性が壊れるのが怖いと言う舞阪さんと、好きな人を独占したいという主人公くん……どちらにも共感ができて、中盤からの選択肢が出るたびに頭を抱えました(笑 愛の大きさのバランスって難しいですよね。どちらかが軽すぎても重すぎてもダメだし…… 2人が納得できる丁度良い距離感を探りつつ、上手くやっていってくれたらいいなぁ……と思います! 赤羽根さん√では、私がダメダメで赤羽根さんを怒らせてばかりになってしまい、何度も男だらけのクリスマスを経験しました(笑) 舞阪√ではビシビシ意見を言ってくれた赤羽根さん。なるほどです、そんな事情があったのですね……。 お好み焼きクッキー……頑張って食べまくって……ごめん……。(どんな味かちょっと気になります) 赤羽根さんはデレてくれた時が、とにかく可愛くて、毎日ジェラート屋さんに連れていきたくなっちゃいました。 赤羽根さんだけじゃなく、後半の友人たちが一致団結する感じもとても良かったです。 これからもみんな仲良く、赤羽根さんの心を癒してあげてほしい!と思います。 ……からの、最後の猫ちゃん。 ここまで歩んできた道を思い出しながら、うるりときました。 ありがとう猫ちゃん。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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蛇の首前作の『smile』もかなり苦戦したのですが、今作も想定プレイ時間以上かかってクリアしました! 難しめな謎解きで、たくさん楽しめました。 前作と同じく、ヒント画像をスクショして思考はフォトショでプレイしました。 手書きメモでも良いですが、画面スクショでの謎解きがオススメです! ……とはいえ、頭固すぎて1部屋目から解くことができず(苦笑)攻略ページのお世話に…… 攻略ページ大変ありがたかったです!!! @ネタバレ開始 店員さんが明るい感じだったので、普通のテンションで謎解きにINしたのですが 内部での謎を見たり、クリア後に「!?」となりました。じんわりとくる和ホラーですね! ノーマルエンドの最後は一体どういう……そ、そういうことですかねやっぱり……?えっ? 考えれば考えるほど怖いので、考えないようにしておきます!(笑) @ネタバレ終了 今回もホラー×脱出で楽しかったです!ありがとうございました!
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嘘つきものが毒を喰らう日タイトルからもタグからも、良いヤンデレの香りがしてくる作品。 もちろん余すところなくプレイし、全EDを回収しました。好(ハオ)! 主人公も千景くんも、どちらも癖のあるキャラクターなのですが だからこそ磁石のように近づけば近づくほど反発しあい……そして、どこかのタイミングでクルッとひっくり返ったらバチッと噛み合う そんな関係性が絶妙で、最高でした。 何を言われようと穏やかな笑みを浮かべ、ガンガンと心に踏み込んでくる千景くんのドSっぷりがまたハートにズキュっと萌えキュア的な感じで 7問と言わず、20問分くらいイヂメられたいと思いました。 顔はイケメンだし、中身はドSヤンデレなんてクリティカルヒットです。かっこよすぎます……! @ネタバレ開始 ちなみに最も好きなのはED3です。 最後の最後で、本気の愛の告白をする千景くんはとても魅力的でした。 確かにそんなことまでされたら、心に深く刻みこまれて一生忘れないでしょうね……。 毒をもって毒を制すとはこのことでしょうか。 @ネタバレ終了 なにかの液体(毒?)が垂れているような背景加工も素敵で、この作品にばっちり合っているグラフィックだと思いました! 素敵な作品をありがとうございました。
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薫るは御舟、煤けた岸辺ピアノ未経験で賞を取ってしまった主人公の御舟くんと ピアニストになりたい幼馴染の颯馬くん。 共感出来る部分ありまくりで終始胸が痛いですが、 そこがリアルで面白い部分だと思います。 @ネタバレ開始 躊躇なく焼却炉に手を突っ込んだ颯馬くんがカッコよかったです。 御舟ちゃんが泣くシーンで 2人を取り巻く重たかった空気も少し解消された気がしました。 どちらのエンドも好きですが 強いて言えば「ピアノを弾く」方が 颯馬くんが吹っ切れた気がして、好きでした。 @ネタバレ終了 素敵な時間を有難うございました!
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僕らの都市伝説
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party!×2「わん」&「和泉くんと三姉妹。」シリーズのクロスオーバー作品。 全ては見れていないのですが、別シリーズのキャラが夢の共演という喜びが存分に味わえました。 ゲームシステムも上手くミックスされた作品で「わん」でありながら、ルートによって「和泉くんと三姉妹。」もしっかり味わえます。 あとスチル数が異常事態です(笑) @ネタバレ開始 以下、纏まらない感想をざざっと失礼します! がっくん&テンくんが良いコンビで好きだったのですが、そこに雅くんが来るもんだから幸せ三昧! がっくん良いアニキ! 三姉妹との生活が忘れてましたが、雅君の環境って確かに一般的ではなくて、親のことに悩みもあったなと。「雅くんと三姉妹がどういう関係に見えるんだろう?」という視点も良い作品だと感じています。 三姉妹の中で推しがくるくる変わってしまう私ですが、今回はしずくさん! めちゃくちゃ可愛かったです~。溺れた後なのにサービスカットを喜んでしまった私を許してください。あれは作者様の罠に違いありません。 しずくさんと春川さんが似てるようで、春川さんはもっと重症(?)とも思いましたが、確かに似てるものが。 春川さんと店長ルートでのキーホルダー。予習してて良かったなと。春川さんも好きです! あとマイエンジェル萌ちゃん! がっくんとの砂山握手とかパパに泣いて大好きとか、降参です! 私は今回初見の先生。冗談がガチで怖すぎるだろと思いましたが、ラブラブなのでオッケー! まさかの登場、ついにお会いできたと喜んでいます。 他にもたくさんのルートでこの組み合わせのここ良いなと思うところがありましたが、この辺りで! @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました(*´ω`*)
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フラワーマスター眼鏡がキラリと光るルージュベートさんから魔王に対抗すべく「花の精」を生み出してほしいと依頼され、「勇者の花」を育てることになりました。 どんな子が生まれてくるかなと、もそもそ育成していると…周回するのも楽しい色々なタイプの子が生まれてくれました。 @ネタバレ開始 とにかくマスターレベルをMAXにしてからが本番だわ!と猛勉強し、MAXになってから色々な子の育成に臨みました。 周回するごとに生まれてくる様々な花の精に微笑ましくなりつつ、まだ見ぬ子を求めてパラメータを工夫して上げるのが楽しかったです(自力で開花が少し難しい子もいたので攻略情報には大いに助けられました、ありがとうございます!) クリア後にオマケ要素のキャラクターたちを見に行くと、魔王を倒したり和解したりと、その後の姿も描かれていてほっこりしました。 三人で平和維持活動をする未来とか、平和そうで何よりです。 花の精たちを照れさせてみたり、悲しませてみたりとおまけで見られるモーションが楽しくてついついポチポチポチポチ…時間があっと言う間に溶けました! おまけ要素も楽しみつつ、楽しすぎてずっと周回してフラワーマスターしていました。 @ネタバレ終了 システムもとてもシンプルかつサクサクと動いてストレスがないので、コンプまでノンストレスで遊べたのがとても良かったです。 どんな子が生まれてくるかとワクワクしながら育成するのがとても楽しいゲームでした。 素敵な作品をありがとうございました!
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Unhappy森で倒れて記憶喪失になっていた主人公が出会ったのは、実は魔女さんで…から始まる最後は切ないストーリー、堪能させていただきました。 トゥルーエンドは色々と感じるものがありました。 @ネタバレ開始 意図せず本物の不老不死になってしまったイルアさんは、アズマさんと過ごしたこともこれから先過去となって消えていくのかな…と思うと切ない終わりでした。 大好きなお母さまの元へも行けない、誰と付き合っても死に別れる…最早、生物の生死の循環から外れてしまったイルアさんですが、いつかお母さんのお薬開発を手伝うと笑った時のような笑顔が取り戻せる日は来るのでしょうか…。 もしかして、もう気が遠くなるような遥か未来に不老不死を打ち消す薬や魔法だってできる日が来るかもしれない…と、彼女の涙を見て願わずにはいられない終わりでした。 @ネタバレ終了 看板に偽りなしのストーリー、楽しませていただきました。 ありがとうございました!
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あいがん DOLL つくろう記憶を失った最高の腕を持つ人形師がサイコパスな人形やあざとかわいい人形たちを創り出しながら、とある断片から真実へ辿り着く不思議で素敵なお話でした。 サイコパスの子が当たった時は大体大変なことになってしまう上に、一番初めに当たってしまって結構な衝撃でした。 @ネタバレ開始 アニスくんがご主人様と結ばれるトゥルーが最高でした。 サイコパスな子に腕一本残されたりする想像するだけで痛すぎるエンドなどを見てきた後だったので、癒されました。 お人形制作中もちょいちょい自分をアピールしてくるアニスくんが可愛すぎました。 トゥルーのスチルとても可愛かったです! お人形の中ではシスくんが好きでした。 何も分からないけれど頑張って尽くします!という健気さが好きです。 @ネタバレ終了 あなたはどの子が好き?とプレイヤーさんに聞きたくなる、色々なお人形さんとの出逢いが楽しい作品です。 ありがとうございました!
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めいにちタイトルの「めいにち」がパッと想像する「めいにち」だけではない、非常に奥深い物語でした。 @ネタバレ開始 一番好きなエンドは明日です。 ほんのわずかではありますが、光が差し込んだようなエンドが好きです。 主人公は本当に死にたいとは思っていたものの家族や仕事などを理由に踏ん切りがつかないところから、再び生きていたいになったときにはちょっとホッとしました。 対するココロさんはお母様の介護(この介護というのがまた難しい問題ですね)でどんどん疲弊して、希死念慮が日々強くなっていっていたのだと思うと…現実にも介護に関連しての殺人や自殺などは絶えないので、どれほど難しい問題を抱えているのかと思うと胸に迫ってくるものがありました。 明日のエンドは唯一の明確に何かが変わりそうなエンドでしたが、どうか彼女に見えない明日ではなく望ましい明日がありますようにと思いました。 @ネタバレ終了 テーマが重たい作品ではありますが、死にたいには「本当は生きたい」という心もあり、本作ではその小さな小さな光を感じられるエンドもあったので読み終わった後は少しホッとしました。 素敵な作品をありがとうございました!
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幽霊すずちゃん足が透けているとてもかわいいボクっこな幽霊すずちゃんとの物語、楽しませていただきました。 普段は禍々しい姿に見えることが多いとのこと、こんなかわいい女の子に見えるとは主人公の目は素晴らしい! (初期の音楽と効果音が一番小さい設定になっているので、今からプレイされる方は最初にコンフィグでBGM項目などを弄った方が楽しめるかとー/※アプデなどで仕様が変更されていたらすみません) @ネタバレ開始 すずちゃんがこの世に留まる理由と流れた涙に、ウルッときました。 お母様とお父様、もしこの世にまだ留まっているなら今すぐ来て!と思わず周囲を探してしまうほど「なにか!できないか!」と胸に迫ってきました。 最初は心あたたまる家族の(?)ぬくもりエンドへいき、その後で選択肢を変えてバッドエンドを回収したのでバッドエンドは衝撃でした。 バッドエンドのすずちゃんは下痢を引き起こすではすまなくて、ちょっとだけ怖かったです! 家族エンドの「お母さんみたい~」と言いながらずっと幸せそうにしているすずちゃんを見て、こちらまで幸せになりました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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レインズレンジグリッチノイズの効いたcoolな画面だけでもうワクワクがとまらない本作、パンをひたすらに当てていく始まりに「まさかのパンゲー?」なんて思っていましたが、そんなことはもちろんありませんでした。 中盤からSFカラーがどんどん前面へと出てくる頃には、物語と世界観に引き込まれていました。 @ネタバレ開始 最初から読書しておけばよかったものを、読書せずに先に食事へと走り、ものの見事に綺麗に外して、さらにそこから再挑戦するという愚を犯しました。この時の私はなぜ自分のポンコツ推理力を過信したのか。 何度かおかしな答えを入れて、レインさんに何度も「違います」と言わせてしまった後、ようやく読書へ。 お腹が空いているから先にお腹を満たそう!というコースではなく、大人しく読書しておけばよかったと我が事ながら苦笑を禁じえませんでした。 そんなポンコツな始め方をしてしまいましたが、物語は当初のパン当ての雰囲気から一転、最後まで読み終えると終末へと向かう中でもその時が来るまではこの時間を満喫しようとする二人のことがとても愛おしく感じられました。 物語の最初にパンを当てたときの何気ない会話、「口に合わないなら下げます」「いや、そんなことはない」といった何気なく交わされた言葉の数々、そうしたもの一つ一つまでかけがえのないものだと感じられました。 書きたいことはたくさんあるのですが、すべてがネタバレになってしまいそうで…とてももどかしいです! 「ここを開いてしまわれるかもしれない未プレイヤーさんに情報を与えたくない、まっさらの状態でプレイしてほしい!」ので「もうとにかく話の構成、二人の関係性など、すべてが素晴らしいです!」としか書けないです。 各話(チャプター)の配置なども二人の置かれた状況や世界観を理解すると「ああ、これはもしかして…」と思わず唸ってしまう素晴らしい構成で、鳥肌が立ちました。 @ネタバレ終了 今からプレイされる方はぜひ前情報なしで最後までプレイしてほしい作品です。 とてもクオリティの高い素敵な作品でした! ありがとうございました!
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私の声が聞こえますかさわやかなボーイミーツガール作品でした。 謎多き先輩、高峰明日架さんがとても良いキャラをしていました。冒頭、クラスメイトや先生からぞんざいな扱いを受けていたところに声を一発で聞き取ってくれる人が現れたらそれは好きになっちゃう。 @ネタバレ開始 (最初、魔法と言われて笑う先輩を見て、からかうのが好きなタイプか?と思ったのですが、Extra Story1を読んで涙しました) 二人だけの世界で慰め合うのではなく、自分から気付いてもらう努力をして環境を変えていくというのがなんとも綺麗なハッピーエンドだと思いました。 告白するルートも、卓也君の存在に助けられたので決して悪いエンドではありませんでしたが、このルートだと先輩の方はどういう思いでこの先生きていくのだろうと心配になりました。ただ、坂入さんがいるので彼女もいずれ良い方向へ向かってくれたらと思います。箔斗君と袂を分つとも……(やっぱりそこは寂しい)坂入さんは出番こそ少ないもののその存在は大きかったです。 @ネタバレ終了 おまけ部屋の演出もとてもおしゃれで好きでした。