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35219 のレビュー-
僕らのノベルゲーム少しずつ読み進めようかと思いましたが、後半は一気に読んでしまいました。 前半部分で各々のキャラクターに焦点を当てつつ技術的な問題を解決し、後半で人間関係、ゲーム制作の本質を考える見事な構成でした。 合作経験はありませんが、ノベルゲーム制作者としてとても楽しむことができました。 あと、立ち絵がぴょんぴょん動くのも可愛かったです…! @ネタバレ開始 主人公がゲーム制作を諦めかけた時、鬼瓦くんのイラストを見て立ち上がる展開がすごく好きでした。 自分の中にしか存在しなかった世界が、イラストで具現化されるというのは本当に嬉しいことで、私の中ではゲーム制作で一番好きな瞬間でもあります。 ですので、何としてでも作品を完成させようとする主人公にはとても共感できました。 ラストでそのイラストを木下くんから守るシーンも同じく好きです。 @ネタバレ終了 最後に…私は谷口さん一択です。ハイ。
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人間らしくプレイ時間は短いのですが、内容が丁寧に積み上げられていて 伝えたいテーマがグッと心に届いてきたゲームでした。 ラストの描写は、しばし見入り、音楽に耳を傾けていたほど 作品の余韻に浸ることができました。 なんでかな。最後に心地よさが残りました。 心地よさが残る雰囲気の作風ではないのに、不思議です。なので不安や恐怖など暗いイメージだけではない作品でしたのでオススメです。
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まもののたおしかたシンプルなRPG…と思わせて、面白い発想のゲームでした。 なかなかトゥルーエンドに辿り着けず、あれこれ試すのが楽しかったです。 まものかわいいですね~
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偽りの夢読みました。 @ネタバレ開始 学校内のカーストというものは、縛りになりますよね。影響力の大きい位置にいるのであれば、なおさらだと思います。そんな状況で作られる人間関係では、やはり自己を埋没させなければいけない場面も出てくるのでしょう。 合わせることって、けっこうつらいですよね。しかしだからこそ、そういう縛りの外にいる人間に、憧れや羨望を向けるのだと思います。周りに合わせて自分のやりたくないことまでしてしまうのは、悲しいですね。 以下ふたつの文章を抜粋します。 「周りの評価や世間体に縛られて過ごすより、本当の気持ちを語り合える人の側にいたい」 「友達ごっこが無くなった代わりに、本当の友達がいないことがより鮮明になった」 これらの文章から、本当の気持ち、本当の友だちというものは、縛りの外で作られるものなのだと感じました。ほんとうに欲しかったのは、偽らなくていい関係、ありのままの自分でいられる場所、そんな自らの手で手放してしまった夢のようなひとときだったのだと思います。 偽りの夢が偽りではなくなり、真実の夢に変わるのは、そう遠くない未来であるようにも感じました。 @ネタバレ終了 ありがとうございました。
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生真面目な後輩ちゃんのゲーム3分で出来るゲームですが、本当によく出来ています。 オープニングなんてアニメーション付きで、何度も再生したいぐらい素晴らしい。 ゲーム本編では立ち絵が生き生きと動き(Live2D) 選択肢に関しては、同じものを選ぶとセリフが変わったりと細部のこだわりがとてつもない。 生真面目な後輩ちゃん、という設定からのオチも意外でした。 映像として、ギャルゲとして、お話として楽しめる良いゲームです。
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ハイ ソーシャルディスタンス サークル ゲート古い98世代のような、セガサターンのような3D風の世界観が大好きです。 キュリオシティやテックサターンを思い出しました。 次の作品も楽しみにしています(^^)/
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Pygmalion絵本のようなイラストと演出、そしてちょっぴり毒のあるストーリーが素敵なゲームでした。 短いお話ですが、とても楽しかったです。
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Eveplus(イヴプラス)優しいBGMと儚く美しいイラストが素敵なゲームです。 難易度は高くないので、最初の方の記述をよく読めばTrueにたどり着けます。 @ネタバレ開始 結末は……途中から想像した通りで、優しくて悲しい終わり方でした。 果たして何が幸せなのか……これで良かったのか考えさせられます。 全て『変えない』を選んだら、もしかして違うENDに行くんじゃないかと思って試してみましたが、なかった……(END2と書いてあるのだから当たり前)。 思わず救いを求めてしまいますね……。 @ネタバレ終了
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逆さまに堕ちる主人公のマイナスな考え方が、自分を見ているようで辛かったとともに、とても共感してしまいました。 けれど、なんだか歪な主人公の行動に、いったい裏に何があるのかと気になって読み進めました。 ただでさえも不安定な主人公が、だんだん壊れていく様がなんとも言えない恐怖をかきたてます。 @ネタバレ開始 生徒たちは全員、優莉本人……というか、彼女の一部だったのだなぁ……。 頑張っているのになおも頑張り続けることを強要されるのが見ていて辛かったです。 『生まれた時点で詰んでいた』なんて、どう頑張っても彼女(あえて彼ではなく彼女と書きますが)は救われないのだなぁと心にグサッときました。 @ネタバレ終了 『とても面白い!』というジャンルではないけれど、心にくるものが多くて、鬱々とした感情がぐるぐるするお話が好きな人にオススメです。
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人間らしくたったの5分でこれほど心が動かされるとは思いませんでした。 ゾンビがはびこる世界で、『人間らしく』生きるとはどういうことか……。心に残るお話でした。 @ネタバレ開始 BGM、効果音含め、タイトル画面の演出がとてもよかったです。最後、部屋に光がさしたのにグッときました。 @ネタバレ終了
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ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-続編なので前作キャラが出てきて懐かしさがこみ上げてきました。 そしてナルガが頭か良くてクールでかっこいいし、前作より池の通った人間?になったのでとても良方です。 イラストも構図とかセンス良くてまた前回同様ED動画が素敵過ぎて! 前作で私が好きになったラビの話も出てきて嬉しかったです。 新キャラではバルカが癒し系で可愛かったです。 ED動画も前作同様素敵だったしおまけCGが本当にご褒美のような美味しさでした。
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僕らのノベルゲームとても……面白かったです! 創作の楽しい部分と、辛い部分が細かく描写されていて、とくに実況の部分では、私にも身に覚えのある体験だったので辛くて辛くて……。 自分の作ったものを人に見せることの怖さ……それでも物語を作る楽しさ、さらに物語を書く上での制作者ならではの苦悩などもとても丁寧に綴られていて、心に響くお話でした。 私はいつもゲームを一人で作っているので、合作の大変さは想像しかできなかったのですが、やはり考えないといけないことが多いのだなぁと勉強になりました。 しかも、ストーリーから合作するのはとても大変だと思います。分担して書く……なんて! 本当に出来上がるのかハラハラしながら読み進めました。スクリプトに手をつけないまま1ヶ月切った時は『本当に間に合うの!?』と私が焦ってしまいました。 最初は「青春ーーー!!」と叫びつつプレイしていましたが、後半はこの物語がどういう結末を迎えるのか、クリックする手が止まりませんでした。 一番好きなキャラは谷口さんです。最初の方は言うことがきつくて怖かったけれど、とても部員思いで優しいし、人の悪いところもちゃんと指摘できるいい子ですね! でも、タツ君も好きです。軽そうに見えて実は男前な性格! 鬼瓦君もいいですね……! 立ち絵がなかったのが残念(木下にはあるのに……!) その他、演出などについて↓ 用語解説の機能がとても面白いなと思いました。 あと、キャラがよく動くのも興味深かったです。こんなに動かせるんだ……!と勉強になりました。 また、谷口さんの『物語の書き方』説明の場面でも、すごくためになることを教えてくれたので、ひたすらメモを取っていました(笑) 上下が隠れて見えなかったエレナちゃんの顔がぶわっと明らかになるシーンが一番好きです。 丁寧な文章でとても読みやすく、文章力、構成力の高さに脱帽です。とくによく練られた構成がすごかったです。なんどもハラハラさせられました。 とても面白かったです!
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かぎっこタイプの違う2人の少年とイチャイチャさせて頂きました…! 冒頭で選ぶ主人公の性格によってシナリオが分岐するシステムが珍しく、全ルートとおまけストーリーも堪能しました。 ほほえましく会話を重ねていた彼らの未来の姿がイケメン過ぎて、驚くと共に神々しかったです。 これからプレイする方は、クリア後に開放されるスチルにもストーリーの補足が書いてあるので、見逃さずに楽しんでください。 ときめきと癒しの作品をありがとうございました♪
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死んだクラスメイトから恋文が届いた。篠宮君の気持ちがエモくてとても好きです。 個人的に篠宮君がそう思い立ったことに対して少しばかりの嫌悪感を抱いていそうなところがとても良きで好きでした。
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僕らのノベルゲーム昔からのファンです。 新作ということでプレイ。 各キャラの個性が引き立っていて非常に良かったです。 章ごとにスポットが当たるような構成で読みやすい。 伏線の張り方も複雑すぎず丁度いい感じで展開を面白くさせてくれました。 人間関係がこじれたり、創作活動を続けるにあたっての辛い部分などの描写はけっこう生々しく、本作品の制作にあたり自分の内にある闇を掘り起こして向き合う...というフェーズがけっこうあったのではないか、と想像しました。 PS.部長推しです
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too late but創作に関わるお話です。 私自身、創作について悩んでいたので とても心に響きました。 作品への温かい感想はいつもらっても嬉しいですね。 @ネタバレ開始 最後の伏線回収(お守りの中の紙片)は かなり驚きましたし、創作の原点はここにある と思い出させてくれました。 私も一つ一つの感想をもっと、大事にしたいと思いました。 作品が死後に評価されることは、作者に 届かないかもしれません。 ですが、作品を通して伝えたものは 読者の心の中でずっと生きていくと思いました。 @ネタバレ終了 創作に悩んでいる方はぜひ、プレイしてほしいです。 創作や物語は食料や水、空気のように 生きていくのに必須ではないかもしれません。 ですが、生きていく道を示す指針になってくれる。 そのように思いました。
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Eveplus(イヴプラス)イヴちゃんのゲームが出来るなんて…!!!と終始感動しながらプレイさせて頂きました。メニュー画面からして最高ですよね… 絵、シナリオ、音楽が素敵な世界でした。。
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私の兄貴はワンと鳴くとても楽しかったです! お話のコミカルさとシリアスの塩梅が素敵で、テンポが良く読みやすかったです。 読み手側の疑問にも一つ一つ答えが用意されていて、とても後味のよいお話でした。 個人的にポチのムッとした表情がすごく好きです。 笑いあり、涙ありの素敵な作品をありがとうございました!
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THE MAGIC CRAFT エピソード1マンガとアドベンチャーゲームが合体したような、見たこともない独創的なゲームでした。楽しかった……! 本当に沢山のイラストが使われていて、探索エリアでも細かいイベントが多数用意されていて、どれほどの手間がかかっているのか想像するだけで仰天しそうです。ストーリー自体はコンパクトにまとまっていると思いますが、世界観にどっぷり浸かるために何時間でも探索していられる、すごい作品と思いました。 続編も是非プレイしたいと思います。
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僕らのノベルゲームたのしかったです。 すでにたくさんの方の感想に書かれている通り、よい作品でした。 個人的に特によいと感じたのは、それぞれの描写の量です。中でも特に登場人物については、程よい長さで全体の調和がとれていて、なおかつ丁寧な描写だったように感じました。キャラクターは谷口さんが特に好きです。 @ネタバレ開始 本作はぬるくない創作物語でした。 以下木下君と新平に関して、私が勝手に想像したことを書きます。 人や人のものに手を出すのは最悪の行為だと思います。ですが、そんなことをする木下君と主人公の新平は、似ていますよね。 弱い立場の存在に対して一方的な感情をぶつけるという行為は、タツくんとのファミレスシーンで描写されています。おまけに手を出してしまう(水をかけてしまう)ところまで同じ。私は、タツくんの反論はその通りであると感じました。ものに関しては、部室でノートを破いたところなどで描写されています。新平は大切な物語に対しても、手をあげています。 この辺りを考えると、木下君は新平の弱さや至らなさを象徴したキャラクターなのかなとも感じました。 しかし、だからこそあの破いたノートを、暑い中エアコンを消してまでくっつけていたシーンや、屋上での木下君に対抗して絵を守るシーンが光ったのだと感じます。これらの場面は、物語上で描かれている創作に対しての思いはもちろん、新平の抱えていた弱さなどの諸々のことが入っているように私は思いました。 そして本当はずっと大切で大好きだった物語に、新平が助けられるという描写。私はすごくいいと思いました。この場面大好きです。 そんな前に進んだ新平の大きな支えとなった美央さんや、谷口さんと先輩も非常によかったです。 最後の方で書かれていたみんなの少し先の話なども、また程よい情報量で妄想が捗ります……! @ネタバレ終了 この作品は、九州壇氏さんの作品をやったことがある方は、にやりとできるシーンがありますね(笑) この辺りもたのしかったです。 ありがとうございました。 制作お疲れ様です。