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35661 のレビュー-
鬼の薬屋恋異譚和風ホラー・伝奇系の作品でとても引き込まれて読み応えのあるお話でした。 美しい和装キャラのタイトル絵から身分違いの恋的なお話かと思いましたが、 もっとスケールの大きなストーリーとなっています。 遊びながらも次々と新しい側面が見えてくるのでとても新鮮でした。 終始非常に魅力的な語り口と雰囲気でであり、あっという間に完走致しました。 面白い作品をありがとうございます。
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フィルム・ラプンツェル主人公の祭里を中心とした深い人間ドラマを見せてくれた作品でした。 ゲーム紹介にある「歯抜けの台詞」もしっかり物語の内容と関連づいていてすごく興味が持てた仕掛けでした。綺麗なBGMが流れるシーンと無音のシーンといった緩急があるところもこの作品の特徴のように思えます。それらが一層雰囲気を出して読み手を引きずり込んでくれるように思えました。 ただ、引きずり込まれ過ぎたせいか物語後半からは特に放心状態になりながら読んでました……。 @ネタバレ開始 天音ちゃんいいキャラしてるな~って思いながら読んでいたら徐々に不穏になってきて、そしてやってきたあの事件。何かの間違いでしょって思いたかったです。それからのあの二人の関係はもう見ていられなくて、別の道はなかったのかな、救いの手があってほしかったなって思ってしまいました。 そんな中で小絢さんの存在は本当にありがたかったです。途中、彼女もどんどん沈んでいくのではないかと心配していましたが最後まで祭里のためにあろうとしたことは本当によかったです。 (以下私個人の妄想ですが)最後タイトル画面に戻った時のあの演出は何ていうか記憶の擦り減る祭里に対して「決して忘れることは許さない」と訴えかけてきているかのようにも思えました。あとはデータの破損の意味もすごく気になってます。二人を失ってからの時間が長すぎて思い出せずにいるのかな……と思ってみたりしてますが。 @ネタバレ終了 決して綺麗で美しい場面ばかりでないため心が苦しくなる部分もありましたが、それがあるからこそラストに向かっての緊張感や読了後の余韻に繋がったと感じています。最後までとても楽しませていただいた物語でした。
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お化け飼育中楽しい作品でした。お化けが可愛く、そしてスムーズにプレイできたのが良きでした。
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OBENTO WORLD!!!お弁当の定番たちが可愛いドットになって会話を繰り広げるゲームです。 謎解き部分のおまけも含めて15分ほどで読了しました。 Excelをお絵かきソフト代わりに使う方が作成されたゲームはおそらく初めてプレイしました。笑 どのキャラクターも大変良く出来上がっていて、おまけからもキャラ愛が感じられる良い作品でした。
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堕獄の花園、嘱目の人鳥。~Sanatorium・Garden~生命町にある研究所内で暮らす曼殊沙華とアルビフロラのやり取りを、曼殊沙華と共にいるペンギンの視点で描かれた『横行する饅頭、独白する人鳥。』の続編です。選択肢はなく、おまけを含めて2時間半で完走しました。 とても面白かったです!曼殊沙華とアルビフロラにまた会えただけでも嬉しかったですが、前作が衝撃的なエンドだったので、一体どういう感じで進んでいくんだろうとハラハラしながら読み始めました。 蓋を開けてみれば「地獄の中でも貫く絶大な愛」を感じる内容で、この世界観にふさわしい締めだったと思います。二人の行く末に幸あれ、と願わずにはいられない内容でした。1羽1羽のペンギンたちや、リコの可愛らしいビジュアルも好きです。 @ネタバレ開始 前作は退廃的な生命町の匂いとインモラルな住人たちの描写に圧倒されましたが、今回は曼殊沙華とアルビフロラの愛がメインテーマだったので、前作より優しめの研究員たちのキャラクターは必然だと感じました(とはいっても、なかなか壮絶な部分もありますが⋯⋯!)。 個人的にはメイの過去が出てきた第5話の構成に唸ってしまいました。彼女が過去に起こした行動は今作に出てきた「ドール」の設定と対比しており、その直後にアルビフロラの正体について明かされるので、いろいろと考えさせられるモノがありました。ラストの炎をバックにした2人のやり取りも、テーマにふさわしい光景だったと思います。おまけの上野所長が最後に言っていた「あの二人なら、地獄の果てでも極楽浄土」のセリフにも激しく納得してしまいました。 @ネタバレ終了 前作を読んだのであれば、こちらも読むことを強くお勧めします。曼殊沙華とアルビフロラ、2人が決めた続きを是非この目で確かめてください。素敵な作品をありがとうございました!
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フィルム・ラプンツェル主人公の祭里はある日、山奥にある廃墟で真っ白な少女・天音と出会ったことから始まる物語です。2時間半で無事にバッジを取得できました。 とても面白かったです!祭里の鬱屈とした感情を高い文章力で表現しており、随所に入ってくる不穏でオシャレな演出も相まって、徐々に引き摺りこまれるような没入感で一気に最後まで読んでしまいました。 @ネタバレ開始 祭里以外のキャラクターもみんな魅力的でした。天音の無邪気な部分と掴みどころのない部分が混在している感じは、ビジュアルの美しさも相まって独特の雰囲気がありました。伊織は子供っぽい危うさと素直さがあり、特に後半以降はハラハラとしながら読みました。 祭里の「もっと判り合いたかった」という独白は、天音と伊織の結末を読んでしまった時、いろいろと心に響くモノがありました⋯⋯。 個人的には小絢が一番好きです。全体的に暗めに進行する作品で、彼女の明るさはとても大きかったです。 エピローグについては、人によって解釈が分かれるかなと思います。この物語自体が一種の演劇的なフィルムだったのかなと、いろいろ考えましたが、これ以上のコメントは控えるようにします(笑)。 @ネタバレ終了 とても面白かったです!素敵な作品をありがとうございました!
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偽りの夢主人公が会社を早退して、古本屋に訪れたことをきっかけに始まる物語です。過去・現在・そして小説の世界と、様々な視点で展開していきます。選択肢はなく、40分程度で完走しました。 @ネタバレ開始 物語の構成が特にすごいと感じました。登場人物の立ち位置と小説の内容が上手にリンクしており、さらに終盤では文章のみで構成された物語特有の叙述など、いろいろと唸ってしまう部分が多かったです。ストーリー自体も創作活動を行っている人ほど、いろいろ刺さる内容がたくさん入っており、特に文化祭の脚本を決める場面は胸が締め付けられてしまいました。クリア後に変化するタイトル画面も個人的にすごく好きです。 @ネタバレ終了 面白かったです。素敵な作品をありがとうございました!
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ハコノナカノコ読了後、不思議と温かい気持ちになれる掌編でした。選択肢はありますが内容に変化はなく、5分以内に読み終えることができます。 @ネタバレ開始 作中ではドーナツがフィーチャーされており、空に穴が開いた瞬間、「背景がまるでドーナツのように見える」と思いました。春は環境の変化が大きい季節なので、選ぶことを決めた人の背中をそっと押してくれる作品なのかなと個人的に感じました。素敵な作品をありがとうございました!
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AgainLove天使と悪魔をテーマにした作品です。プレイして個人的に感じたイメージにはなりますが、悪魔も元は天使だったと言われているように、天使と悪魔は相対する存在ではなく本質は変わらないものなのかなあ…とあれこれ想像が膨らむようなお話でした!
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Destiny Root!美少女な主人公とイケメンに紛れてゴリラがいるのが超絶気になる!と思いプレイさせていただきました。突然のゴリラ登場、そして名前も剛理羅で笑いましたww @ネタバレ開始 最初は無難にイケメン2人のエンドを見たのですが、何か意味深な終わり方だったのでtrueendがより一層気になり、最後にゴリラを攻略しました。 剛理羅が主人公のことを「家族」だと言っていたので、まさか主人公も美少女になる前はゴリラだった説…!?を想像してしまいましたが、ゴリラの正体が兄だと分かったところでかなり感動しました。 おまけではイケメン2人の正体も明らかになり、すべてが腑に落ちた感じがして読後感が凄く良かったです! @ネタバレ終了 とても面白かったです!ありがとうございました!
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螺旋卵形線チェルアルコすごい作品でした・・・ 背景とキャラとメッセージウィンドウが合わさって完成してるビジュアル好きだなー、 ストーリー自体もおもしろいなー、 全員キャラクターがいいから会話見てるのも楽しいなー、 とか、最初の方は、わりと客観的に楽しんでいたのですが、 だんだん、え、わからんなぜなぜ、となってきて、 END回収しながら、これは全部読まないと気がすまない・・・!となり、 最後にクリスのED1を見て、ウワァー!!ってなりました・・・ 個人的にはルーシャさんのED1が王道ハッピーエンドで好きですが、 作中一番のBADENDなんじゃないかと思うフェルさんのED2が、ズーンときました。 でも、やっぱりクリスのED1を見ると、すべてが布石に思えてしまうんですよね・・・ 世界観がとても難しくて、全部は理解できなかったと思うけれど、 また時間をおいて、全体をもう一度プレイしてみたいなーと思いました。 このセリフはこう意味か!と納得しながらもう一度読みたいですね。 ティラノスクリプトを駆使した派手な演出があるわけではないけど、 作りこまれたストーリーとキャラクター、世界観を表現するグラフィックと音楽、それらがあれば、ここまで心に残る作品になるんだと、改めて気づかされた作品でした。 本当に素晴らしい作品でした。ありがとうございました。
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ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-続編ということで、前作に引き続きプレイさせていただきました。 サスペンス(?)的なストーリーがやはり読み物としてとてもおもしろいのですが、個人的には、なにより二人の関係が・・・! ここまで進展すると思っていなくて、表面上相棒なんだけど実は心の中では・・・的な感じまでかと思っていたら、まさかの・・・! ナルガさんがここまでしっかりラブになってくれるとは。 前作冒頭がこれにつながると思うと、なんだかドキドキしてしまいました・・・ そして、クリア後のタイトル画面のナルガさんの表情がやさしくて、二人ともよかったね・・・!とほっとした気持ちになりました。 二人の続きが見られてよかったです。ありがとうございました!
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お前のスパチャで世界を救えにあちゃん可愛いし動くし画像など細かい部分まで凝っていて、リアルな感覚で楽しめました! なのでスパチャの金額ケチったり、ゲーム配信とか普通に応援しながら見たり。 ストーリーに謎があるのもすごく面白いし、エンド回収の達成感も気持ち良かったです。1つ分からず攻略サイトの力をお借りしたんですけどね(笑) トゥルーエンドはもちろんですが、Cルートの爽快感とそのエンディングも最高! 強烈キャラのかたラーメンさんも大好きです! あと白状しますと、スパチャという言葉を知らなかったので勉強になりました(笑) 楽しい作品をありがとうございました(*´ω`*)
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かみかくしの夜推理モノサウンドノベルとのことで随時メモを取りつつ、本編・ラスト・おまけシナリオ通して「なるほど!」と思いながらプレイさせていただきました。緊張の中、主人公と理沙ちゃんのラブラブ熱々描写が楽しかったです。 高クオリティなムービーや、多彩なシルエットと背景の組み合わせで臨場感も味わうことが出来ました。 素敵な作品をありがとうございました!
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かみかくしの夜クローズドサークルのミステリー。タイトルやゲーム画面、シナリオ設定など某サウンドノベルの意識した作りになっています。 物語中、じっくりと推理考察したり、メモを取ったりするプレイスタイルだと4時間以上は見積もった方がいいかもしれません。私は初回でそれくらいかかりました。 @ネタバレ開始 その結果なのかどうなのかはさておき、初回はEND1でいきなり真相をつかむことができました。ネタバレ回避やもろもろのためかなり長くなりそうなので詳細はアンケートの方で後程投稿したいと思っています。(うまくまとまらなかったら投稿しないかもしれません……) そこからの2周目の変化があった所はノベルゲームの長所をうまく生かしているなぁと思いました。 この感想を書くまでに、noteで公開されているアンケートなども読んだ結果、「某サウンドノベルを意識した作り」「自称本格推理モノサウンドノベル」のふたつをどう捉えてプレイするかで作品への評価が変わってしまうのかな?と感じました。 く、詳しくはアンケートに……(くどいようですがうまく纏まらなかったらゴメンナサイ) @ネタバレ終了
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因果律 The First Contact VoiceVer不穏なペンションで事件で何も無い筈がない! わくわくしながら入っていきました。 探索パートは音楽がスタイリッシュで、かなり焦りました。 澪さんの、ゴミを見るような目大好きです!!!
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仙年六花 ー引き継がれし想いー 第二章前作はあくまで導入の冒頭という感じでしたが、大きな進展のあった第二章でした。 新キャラも登場しつつ、様々な事実が明らかになっていきました。 とはいえ、原田君と結菜のキャラクターのおかげで、 多くのシーンはコミカルな会話で進行していたような印象です。 本の演出が印象的だったのと、タイトル絵がとても綺麗でした!
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仙年六花 ー引き継がれし想いー 第一章豪華なOPムービー+男性ボーカルで冒頭からびっくりしました。 システムや演出面にかなり力の入っている力作です。 ボイスだけでなくイラストや音楽も含めて多くの人が制作に携わっているようです。 割と早いタイミングで幕引きとなりましたので、早速引き続き二章目に突入しました!
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メイドさんと繋がりたいtkanyou
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謎の黄色い生き物と道端で遭遇するノベルゲーかわいいだけのゲームかと思いきや。 なかなかハードなゲームでした。 見事なまでの裏切りっぷりが潔くて、楽しめました。