コメント一覧
63382 のレビュー-
骨董品店アルバイトYouTubeにて実況動画を取らせていただきました。 @ネタバレ開始 ラト先輩の可愛さと何時も助けてくれるカッコよさと、 渋くてイケおじな店長にずっとキュンキュンしていました。 主人公の種族で変わる店長の対応がすごく好きです! 探索パートも1回のクリックで終わるのではなくクリック回数で変動するのも面白かったです! @ネタバレ終了 面白くて凄く好みに刺さる作品でした。 ありがとうございました!
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ふたりだけのPARADISO夏も本格的になり、リゾートな気分を味わいたくなりプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 波の音や風景の描写が素敵で、海外旅行に行っているかのような気分に浸りました! 葵さんと航さんの優しくてあたたかな関係に、読みながら心が癒されて元気をもらえました!! 人魚の物語の切なさや、そこからの「ハッピーエンド」が本当に胸にグッときました…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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竹にまつわるぞわっとする話youtubeにてプレイ&実況させていただきました。 身近にあふれる”竹”がこんなに恐ろしいものだったとは知りませんでした・・・。
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Dear Virgin. - ディア・ヴァージン -ようやくプレイさせて頂きました! 音と感情と世界観の"時"が、隅々までゲームを彩っていて、ハイセンスな素敵な作品でした! プレイ出来て良かったです! 好き!!ありがとうございました!!
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悪の組織の適職診断プレイしました!
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月明のノキエラ美しい片翼の天使様に惹かれプレイさせて頂きました~~!!! 黒翼さんは度々Ci-enで進捗を拝見し、その度にどんな方なのか気になっていたお方なのですが、彼こそが天使かと見紛うような美しい容姿と涼やかなお声がとっってもマッチしていて、大変魅力的なキャラクターに仕上がっておりました!!夏緒さんのキャラデザ本当に大好き!! @ネタバレ開始 結果的に本当に彼は天使様だったわけですが、黒翼と呼ばれるに至るまでの過去が何もかもつらすぎる!!!!!!!! こんなの闇落ちした前作主人公じゃん!!!!!!我そういうの大好き!!!!!!!!!!!(この作品においては実際そういう立ち位置なんだと思いますが) 本来真面目で健気であった人間性が反転してしまったがゆえの残酷さ、悲しいけれど私はとても好きです。とてもね!! 彼が主人公を助けたのは敵としての執着だけではなく、同じ被害者としての同情や、世界でたった一人の同胞を失いたくないという寂しさなど、様々な感情がない交ぜになった末の行動なのが言動から見て取れてめちゃくちゃよかったです。 本人は穏やかに努めてはいるものの、内側に激情を秘めているような声色のお芝居が本当~~~に良くてほれぼれ……。 短編ながら世界観、挿絵、スチルなどがたっぷり詰め込まれており、めちゃくちゃ贅沢で作り込まれた作品でした!!!! 長編RPGとかでも全然通用するストーリーの練り方だと思います。本当におそろしい。 逃避行エンド後、身体が回復した主人公と黒翼さんが再び命を賭けて戦うようになるというのも彼ららしくはありますが、一緒に暮らすことに馴染んでしまったせいでいつの間にか「存在意義」の意味が変わってしまえばいいのになあともほんのり願ってしまいました。 同じ出生で、ある種家族・理解者たり得る彼らには、どうか戦渦から遠く離れて二人幸せに生きて欲しいです。 勿論、教会関係の施設や人間は全て根絶やしにしてからな!!!!!!!!!!!!!(過激派) でも一緒に沈みゆく心中(?)エンドの方も、それはそれで最後に“生物兵器”ではなく“ただの人”として生きて死ぬことを選べたようで、儚くて美しい結末だと思いました。 こちらは月夜に似たお二人のキャラデザが、とても映えるエンディングですよね……。 全部終わってから改めて見ると、親愛にも愛憎にもなれる黒翼さんの「月が綺麗ですね」ってかなりエモいですよね……!!! 今まで戦場で主人公と会う度に言って来たのかな~と、在りし日の光景が脳裏に浮かぶようでした。天才なのか????? @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!!
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青い鳥は籠の中プレイさせていただきました! これは……予想外のトリックに、「やられた!」と思いました…! @ネタバレ開始 サスペンスのタグがあるので、かまえてプレイしていたら…。 制服が可愛い小鳥ちゃん&お兄ちゃんとの日常で、幸せそうな雰囲気で「アレ?」と予想外の展開にほのぼのしていました。 (フツーに会話が面白くて、楽しんでました・笑) すると突然、お兄さんが豹変?して…監禁といういきなり不穏な流れに。 どちらの選択肢も謎が残ったままで、「どういうこと!?」とタイトルに戻ってみれば…別の物語が!! え~……!!! お兄さん、そういう意味で監禁していたのですか…!! 過去の余裕がなかった時期の贖罪…、という意味ですか…!! ひーちゃん、確かによく見てみれば小鳥ちゃんに似ているぅ!(つまり、お兄ちゃんってことですか!) 同じ選択肢のテキストなのに、1周目と見方が全然違ったので鳥肌たちました…! どっちのエンドにも、救いがない…! 中でも、「怒る」の選択肢がより悲劇的で好きです。 お互いに距離を開けて、「ある意味、これが幸せだよなぁ…」と思ってエンディングを迎えるのかと思っていたら。 ちょっ、えええ…!!!小鳥ちゃんがより悪化しているぅ…!! しかも罪悪感を感じているお兄ちゃん、受け入れるという選択をぉ…! 悲劇×悲劇の相乗効果で、スゴいエンディングでした…! エンド後のおまけでも、タイトルの意味が理解できて「ほわぁ…」となっておりました。 制作に苦戦したとのこと、お疲れ様でした…!完成してくれて良かったです! @ネタバレ終了 いやぁ…隙のない展開の連続で「上手い!」がまず最初に頭に思い浮かびました! このたびは、素敵なゲームを作ってくださりありがとうございます♪
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悪の組織の適職診断診断系の作品だ~~!!しかも悪の組織!!やったぜ!! UIなどが更にかわいくオシャレになっててすごいです……! BGMも良すぎる……!! そして診断結果のネコたち!かわいい!!種類が豊富!!いろんなネコたちを眺めまわしたくなりますね…… 素敵な作品をありがとうございました!
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クリエイターズ・デスゲームSNSで見かけてからずっと、リリースを楽しみにしていました!! @ネタバレ開始 早速コンプをしましたが作りこみが細かく、ヒントもあり親切で没入感が高かったです。 私もゲーム制作者なので共感しやすい内容で、主人公は大人しめの性格かと思いきやリツキPには容赦がなく笑ってしまいました。 @ネタバレ終了 楽しい時間をありがとうございました。
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夢見鳥の神楽と~~っても好みの絵柄と世界観だったので、プレイさせて頂きました!!! 登場人物が主人公のファリーちゃん含めてみ~んな魅力的&神デザインで、あちこち歩き周ってお話しするのがとっても楽しかったです!!! @ネタバレ開始 一人プレイする度に毎回「この人が一番好きかもな……」と思い続けて、最終的に全員好きになってました(雀兄貴含む) その中でも特に、明らかにヤバそうで(褒めてます)最初から気になっていたモミジさんとオリベさんが、予想通りめちゃめちゃ闇深くて好きでした。 この二人はね、バッドエンドも最高過ぎるんですよ……乱暴な執着愛、大好き……。 オリベさんは絶対に重要キャラだろうなと思い一番最後に攻略させて頂いたのですが、本編始まる前からもう既に多々ヤバいことをして来たファリーちゃん過激派で、何度も満面の笑みになりました。 一人だけ結婚イラストあるなんてずるいよ~~!!!!でもふつくしい……!!!!! 新妻(?)と未亡人(??)属性を併せ持つ男はいくらなんでも欲張り過ぎでは……? ナンバーワンギャップにやられたキャラで賞はヤマブキちゃんです!!!!!! 彼は本当にかっこ可愛すぎて何度も「それはずるい!それはずるいって!!」と思いながらプレイしてました! 双子ルートはそれぞれ相方がお見送りに来てくれるの、いいですよね……二人一緒に連れていけたらよかったのに……。 攻略対象の方々がお花で、主人公のファリーちゃんが蝶モチーフのお名前なのがそれぞれの関係性や彼らの物語を表していて非常にエモかったです。 気まぐれで歯に衣着せない言動のファリーちゃんはまるで猫ちゃんのようだな……と思いながら微笑ましく眺めていたのですが、物語が進んで行くにつれ彼女のモチーフが蝶・正体が神様だったと知って色々と納得が行きました。 ふよふよと彼らの間を渡り歩いては軽率に惚れさせたり地雷に触れたり……でも本人は興味を失くしたら知らんぷりしてさっさと去って行くの、あまりにも非情でおもしれー女が過ぎる。 タイトルや世界観まで全てが一つにまとまって完成されている作品で、本当に圧倒されてしまいました。 なんとなーくですが、この作品には、「人にはそれぞれ生きるに相応しい場所があるんだよ」というちょっぴり寂しくて優しい想いが籠められているように感じて、勇気付けられました。 一人でも多くの人が、孤独を分かち合える人と共にそれぞれの「世界」を見つけられたらいいですよね……。 攻略順:リンドウ→レモン→ヤマブキ→共通→モミジ→オリベ 攻略対象5人×各4エンド+共通ノーマルエンド=全21エンド 自分はこんな感じでプレイしてフルコンプ出来たかな?と判断したのですが、お間違いなかったですかね……?(不安) 本作はエンディング数が比較的多めなので、攻略情報やエンドリスト等があるとプレイヤーとしては助かるかな~と思いました!あ、あと出来ればCG鑑賞モードも……ほしいッ!!!(わがまま) 隅々まで作品を楽しみたいオタクゆえ、欲張りなことを申してしまいすみません……!!!!!!最高に楽しかったです!!!! @ネタバレ終了 不思議な世界にどっぷりと浸れる、素敵な作品をありがとうございました~! 機会があれば作者様の他の作品もプレイさせて頂こうと思います!!
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悪の組織の適職診断様々な種類の結果がありとても楽しかったです! BGMやイラストが最高で、ノリノリで診断しました! 楽しい診断をありがとうございます!
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ハーレムなんてあるわけないじゃないですか(おそらく)全エンド攻略させていただきました! はじめは何となくで選択肢を選んでいき、当たり前のようにノーマルバッドエンドに直撃して衝撃を受ける開幕でした笑。 導入こそコメディ風ですが、その実内容はしっかりとしたシリアスファンタジー作品で、 プレイをしながら疑問に思った点、伏線めいた描写はすべてのルートをクリアすることできっちりと回収され、物語として構成力が高く感動しました。 読んでいて大変気持ちがよかったです。 攻略難易度は、普段私がプレイしているアドベンチャーゲームの中では高く、セーブロードを駆使して周回しました。 選択肢もよく考えて選択すると、その後の展開に納得がいくものが多く、選んでいて楽しかったです。 おまけ内にあるスチル一覧やプロフィールのコーナーから推察し、きっと○○ルートがあるはず……! とかなりうろうろと試行錯誤した結果、なんとか自力で大体のエンドを発見することができました。 これで全部回収できたかな? という段階で攻略情報を見に行ったところ、おまけエンドがあるというのを拝見し、 まだEDがあるというボリューム感に驚きつつそちらも回収させていただきました。 @ネタバレ開始 【ジル】 どのキャラクターも魅力的で非常に迷いますが、一番好きなのはジルベールくんです。 うっすらと漂う幸の薄さと、周回を重ね物語の深淵を覗くたびに彼の心根の美しさが染みました。かわいい。 後日談を見ていると非常にモニカと相性がいいというか、ご両親のような夫妻になるのかな…? と。 クリスにとって仕え甲斐がある二人になりそうだなと思いました。幸あれ。 【クリス】 口が回らないタイプではなく、皮肉屋というわけでもなく、極端に厳しすぎる人というわけでもなく、 ただただ言葉がストレートゆえにきつめになってしまうというありそうでなかなかない造形のキャラクターが新鮮で面白かったです。 本当に、よく逝ってしまう……。 また、スチルイラストに好きなものがとても多いです。 外で話しているスチルなど光の使い方が美しいものが多く、見惚れました。 それとミニスチルですが、弟君がモニカに抱き着いているものも、お顔もアングルも可愛いくてお気に入りです。 またこのルート、リオネルが結構噛みついてくるのが楽しかったです。 エンドによっては殺されるところまで行くのがまた……。 【エメ】 賢く、愛嬌があり、判断力があるのに情も捨てきれない。 テーマ的に造形として非常にバランスが難しいキャラクターだと思うのですが、加減が絶妙でした。 ひっかかる箇所が一切なく、純粋に彼のキャラクターを追っていくことができたことにクリア後に感動しました。 エンディングの結婚式で二人ともがドレスを着ているイラストなのがとてもよかったです! 余談ですが選択肢を選ぶのは彼が一番迷いました。難しい! 【アシム】 ルート全体の構成と彼の見た目の造形がド好みでした。 地下物置でこっそりと出会い、会話を交わしながら少しずつ相手を知っていく……? というのも良く、正体が明かされたところでは、あ、あ~! なるほど! と素直に膝を打ちました。 選択肢の内容や、その結果にシビアなものが多いこと、トゥルーエンドの結末など納得感が強く、物語として大変面白かったです。 スチルも物騒で美しくて雰囲気が良いものが多くそこも素晴らしかったです。 ねっとりとした重さも大変味わい深く、バッドエンドはどれも回収するのが非常に楽しかったです。 シャルルとの関係というか、シャルルが作品の暗部を深めているというか、 いい部分も確かにあるの人なのにやばいなこの人、という印象が深まったのもアシムルートでした。 シャルルのキャラもまた絶妙です。 【リオネル】 各キャラと仲良くなる過程で必ず絡みがあり、姫様への感情が漏れていたので、ずーっとプレイしながら彼のルートはないのかと気になっていたキャラクターでした。 無事にご用意されていて、大感謝です。 花屋なら~というクリスのセリフの回収まであり本当に構成がお上手……。 ハッピーエンドも、まだ、完全に心配事がなくなったというわけではなく希望がありつつ未来に進んでいくような結末で、すっきりまるくおさまるよりもむしろ良いと感じました。 スチルの顔がよすぎて「か、顔がいい~~」とプレイしながら思わず漏らしてしまいました。 大変顔がいいです。好きです。 @ネタバレ終了 エンディング数の豊富さやその試行錯誤も含めて、ストーリー以外の攻略的な部分も楽しめて非常に満足度の高いすばらしい作品でした。 素敵な作品を遊ばせていただきありがとうございました。
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美しい断首独特の世界観と音楽がホラーでありながら厳かで不気味な世界を作り上げていて面白かったです。天使とその有り様が説明されなくても感じ取れるのが良かったです。 それぞれに立場でそれぞれの思いがあり、その想い考えもどこか歪なのが好きでした。
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ヒトコロシティプレイさせていただきましたー! 見た瞬間から面白そう感が滲み出ていらっしゃる……! @ネタバレ開始 女の子がカルトの教祖とかヤバ系…!と思いつつも次のお兄さんで何となくつながりを察して、3人目のおっさんもかかわりがありそうでと……。一見無関係に見える人たちが実は…!な展開が大変好物でした。 あと口裂け男さん美形。確かに腹出しの怪異ってなんだろう。でも美形でロンゲでヒールだからヨシ!(好み詰め合わせ) ここまでくると主人公の見た目もとっても気になりますね。 @ネタバレ終了 オマケも大変楽しめました。素敵なゲームをありがとうございました……!
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YOU CALL ???とてもおもしろかったです! 意外とわからなくて結果が間違ってないかドキドキしました!
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あなたの性格キャラ化します!慎重な旅人でした。まあまあ合ってました( ̄∇ ̄) さくっと出来て可愛くて面白かったです。 他のタイプも見てみたくて周回しています。 ありがとうございました。
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永遠の夏 I'll redo it over and over until I save you@ネタバレ開始 水戦争(夕暮れ)のところで先に進めなくなってしまうようです。私だけだったら申し訳ありません。
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春の終わり最初に予想していたのと違う展開でストーリーが進み面白かったです。 シリアスな展開とキャラクターの心理がしっかりと描かれていて良かったっです。 イベントシーンも鬼気迫る迫力のあるスチルでした。 UIと世界観も合っていたのでよかったです。 何よりストーリーが好きでした
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生きるその先に -覚醒編-第一部に続いて、こちらも読了いたしました。 シナリオ、設定、キャラクターとあらゆる要素がドストライクでした。 内容的にも精神的にも間違いなく第一部の続編なんですが、 いい意味で別次元の作品にまで仕上がっていたように思います。 もちろん前作も素晴らしい作品だったのですが、 一年で更にここまでレベルを上げて来るのかと度肝を抜かれました。 第一部は懐かしいADVを思い出すという感想が主になってしまいましたが、 今作は純粋に「生きるその先に」という作品そのものが持つ力を見せつけられた印象です。 システム面も一見して前作と全く同じように見えますが、 より親切かつ没入感を増す細やかな改善が為されていて、制作に対する真摯さが窺えました。 (選択肢の場面でオプションが表示される、好感度が上昇した演出の挿入タイミングなど) まだプレイしていない方はその理由が「長さ」だけなら、絶対にプレイすべきでしょう。 紹介ページを見て「面白そうだけど……」と感じたなら、その予感は間違いなく超えてくるはずです。 以下、ネタバレ感想部分は第一部のネタバレも含みますので未プレイの方はご注意ください。 (なお同時収録されている第三部の体験版部分に関してもがっつり触れています) @ネタバレ開始 ◇詩衣とそのルートについて 年下で辛い境遇にあって、という属性だけでも庇護欲はくすぐられますが、 やはり詩衣がそれをただ嘆いているだけじゃないところが印象的でしたね。 葵紅との微笑ましい交流があったからこそ、 クライマックスでの葛藤がより悲痛に感じられて心を動かされました。 髪飾りについて「稽古中に壊れちゃった」とだけ告げるのも、 さり気なく父のことをまだ庇う彼女らしさが現れていたように感じます。 また葵紅が夏生を庇ってくれるシーンが象徴的だったように、 このルートでは特に夏生の優しさが素直な形で強調されていたと感じましたね。 詩衣もまた自己犠牲的な優しさが強い故に苦しむヒロインだったので、 この二人が一緒にいればきっといいバランスになっていくのではという希望が見えました。 ◇沙姫とそのルートについて 登場時から謎めいていて、つかみどころのないヒロインでしたね。 そして彼女自身の口から過去や素性が明かされてからもずっと、 まだ何かあると思わせる伏線が常に敷かれ、目が離せなくなるシナリオでした。 明確には語られていない過去の境遇も随所の含みで察せられるようになっていて、 一見して唐突に感じられるクライマックスも決して単なる超展開ではないという……。 ネガティブな理由から人魚姫に憧れていた沙姫が、 幸せな人魚姫になれたようなエピローグは感慨深いものがありました。 裏切られたと感じても沙姫の秘密は口外しようとしない、主人公も良かったですね。 個人的な好みの話にもなりますが、自分は誠実な主人公が好きで、 特に男の場合は口が堅いというのがその第一条件だと思っているところもあるので。 ◇鬼晶とそのルートについて 前作では鬼晶の正体と過去が終盤になってようやく明かされ、 それもどこか俯瞰的な描写だったので感情移入し切れないまま終わった印象がありました。 しかし本作ではその真相が美麗なイラストを伴って早々に、 しかもより叙情的な形で明かされるので、彼女への思い入れが俄然一層に強くなりましたね。 またそれによって鬼晶の態度もかなり柔らかくなり、 主人公も主体的に行動するようになったりとすべてが良い方向に作用していたように感じます。 唯一の弊害といえば、心情的に他ヒロインルートに進みづらくなってしまったことでしょうか。 詩衣ルートの導入で夏生が迷いを見せるところでは完全にシンクロした気分になりました(笑)。 メインヒロインだけあって前作同様に本人のルート以外でも満遍なく活躍を見せてくれますが、 沙姫ルートの終盤は本人のルートに負けず劣らずの「おねえちゃん」感で切なさが募りましたね……。 ともあれ二人の絆が明確に描写されている分、 お互いを想い合う気持ちに強い説得感があって終盤が最高潮に盛り上がりました。 ここで流れるBGM(「覚醒した夏生」)が、「夏生のテーマ」のアレンジ(?)なのもいいですね。 この総合芸術感こそ、数ある創作形式の中でも自分がノベルゲームを好きな最たる理由かもしれません。 ◇天城家メンバーについて 「REACT」については未プレイながら気になってはいて、 本作にもそのキャラクターたちが登場するという情報は知っていました しかしゲスト出演程度かと思いきや、まさかここまでがっつり絡んでくるとは。 実は既に「REACT」もダウンロードはしていたのですが、 いずれはプレイしなければ……という思いがより強まりました。 葵紅に関してはもはやサブキャラクターの域を超えた活躍で、 特に詩衣ルートについては彼女なくしてはあり得ないシナリオでしたね。 斗也は一度思いあまって直情的なことをしてしまうものの、 それも彼なりの思いやりからくることでしたし反省もしっかり見せるので 悪印象を抱くということはありませんでした。むしろその誠実さに好感が増したぐらいです。 立ち位置的にシナリオ上ではあまり目立たない実智瑠も、 バランサーとしての役割の他、ナイフというキーアイテムを通しての存在感がありましたね。 すべてのキャラクターを大切にされているのがよく伝わってきました。 ◇第三部の体験版について 既に第三部も本編が公開されていますが、 リリース時の気持ちを味わうべく同時収録の第三部体験版もプレイしました。 しかしここで一旦お預けを食らった方たちには同情をせざるを得ない。 世界がループしていること自体は本編中で夏生が 第一部の場面を回想した時点であっ(察し)だったのですが、更にこんな仕掛けが打たれているとは。 鬼晶グッドエンドがあまりに真っ当なグッドエンドだったので、 ループするにしてもここからの第三部って何をどうするんだろう? 確かに「鬼切」の下りでの陰陽師の件など、気になる謎はまだ残っているけど。 と思っていましたが、なるほどそう来るか……と。 @ネタバレ終了 改めて本当に素晴らしい作品をありがとうございました! 終わってしまうのが惜しい気持ちをぐっと抑えつつ、第三部に向かいます! P.S 第一部での感想コメントに返信を頂きありがとうございます! 作中で語られていなかった補足情報まで教えてもらえて理解が深まりました。
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パワハラ課長が捨てられた!?楽し気なのに(そうか?)どこか闇が滲み出るサムネイルに惹かれプレイさせて頂きました!! @ネタバレ開始 明る~~いコメディ調の雰囲気でお話が展開するので、きっと課長は自分でやらかして気絶しているだけで実は死んでないオチなんだろうな~チッ(舌打ち)と思っていたのですが、ちゃんと死んでいて(?)逆に驚きました!!!! あの雰囲気でちゃんと死んでるんだ!?!?!?!?よかった!!!!!!! 今になって思えば、ただでさえ職場の雰囲気が悪い上に人まで死んでる状況でずっとあの雰囲気とBGMだったのは結構不気味ですよね……皆ちゃんと休んで欲しいンゴ……。 アリバイや証言などを一切覚えていられない、推理モノ泣かせ鳥頭の自分にも非常に分かりやすい、平社員ちゃんのアシストサービスにめっっちゃめちゃ助けられました!!! これを入れてくれたのは本当に感謝しかないです!!!ありがとうございます!!!! エンディング回収のしやすさやテンポ感など、毎回プレイヤーへの配慮が行き届いていて作者様には尊敬しかないですね……。 おかげさまで、周回するのがとても楽しかったです!! UI等が細部まで凝っていてすごいな~と思っていたのですが、セーブロード・コンフィグ・おまけ画面の背景然り、メニュー画面に並んだゴミ箱の中に混じるあれやそれやであったり……ところどころに細かい不穏さをしっっっっかりと忍ばせていて、最初から一貫されていたコンセプトと世界観にヒェ……となりました。 マジで課長に対する殺意が高い(褒め言葉) 作品的には犯人が自白する大団円エンドが正規ルートだと思いますし大好きなのですが、個人的には隠蔽エンドもめちゃめちゃじめっとしてて好きです!!!!!(でしょうね) 今まで世話してやって来た(と思っている)人達に、片付けられる瞬間「ゴミ」「面倒事」以外になんとも思われてなさそうな課長の因果応報っぷりが悲しい……自業自得のお手本……。 よく考えたら行方不明になってるのに家族にも探されてないからなあの人。新人ちゃんと主任のゴミを見るような目すき。 ただ、「人としての選択」を間違えると、周囲の人間を巻き込んで腐食して行きやがて組織の全体にまで広がっていく……という人間社会の闇要素も大変リアルでこのエンドはそこも含めてよかったです。最高~~!!! 部長さんと課長の過去のやり取りを鑑みるに、あんな人でも更正出来るかもしれないチャンスは確かにあったはずなのになあ……!! 部長さんも、過去に僅かでも分かり合える可能性を見出してしまった分だけ、憎さが倍増してしまったのかなと思いました。 最後の砦だった「上司である」という優位性が失われて、箍が外れてしまったのも大きかったのかな……。 一応部長は自分達に罪を擦り付けようとした人殺しには変わりないはずなのですが、なんだかんだ皆彼に対しては最終的に感謝(色々な意味で)の感情の方が大きそうで笑いました。 送り出し方のテンションが送別会のそれすぎる。 部長!!!新しい場所でのお勤め頑張ってくださいね!!!!!!!(乾杯) @ネタバレ終了 今年の社員旅行でのご飯はそれはも~~う、美味しかっただろうなあ……。 どうしてとは言いませんが、とtttっても清々しい気分になる素敵な作品をありがとうございました~!!!!