ミステリー・謎解き
3409 のレビュー-
0時のアラビアンナイト1周10分程度でサクッと楽しめる恋愛ミステリー。 マーダーミステリーというジャンルを初めて聞きましたので、まずはググってきました! なるほど、TRPGのミステリー版みたいな感じなのですね。それは面白そう!ということでプレイ開始です! 最初にフェーズの説明なんかが入り、「なるほど!これがマダミス風!」となりました。 それぞれのキャラクターが情報を分けて所有しているような感じで、普通のミステリー小説とはまた違った味わいを楽しめます。 まずは新しいジャンルへの扉を開かせていただいたことに感謝! @ネタバレ開始 全てのシナリオに辿り着き、後日談までプレイしました。 1周目はサリィ&セイヤENDでしたので、限られた情報しか得られなかったのですが、 様々なキャラクター・エンディングを見ることでだんだんと全貌が明らかになっていくのが面白かったです。 これは実際に人がキャラを演じていたら、すごく面白いんでしょうね!マダミス好きな人の気持ちが分かった気がします。 そして乙女ゲー要素ですが、それぞれのキャラクターの運命の相手に意外性があって、これもまた面白かったです。 まさかずっと追い続けていた泥棒さんと……になるとは! メインパートナー以外でも色んな男性と仲良くなれるので、推しカップルが作れるのも良いですね♪ 個人的には1周目で到達したサリィ&セイヤコンビが思い入れがあります! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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【日常ミステリー】灰世界からの脱出すごくおもしろかったです! @ネタバレ開始 一番最初のエンドで死んでしまったのでびっくりしましたw @ネタバレ終了
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MonstrousPark怪しい雰囲気の遊園地に謎ばかり増えていく展開が面白かったです。 出てくるキャラクターたちもキャラが立っていてそれぞれの思いが表現されていて楽しめました。
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僕が死んだ夏感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 すでにある意味オチはついているタイトルに惹かれたのもありプレイしてみましたが、結論から言うとタイトルの状況に至るまでの過程。 そして、そこが終わりで残りは軽いエピローグのようでなくむしろそこからが本番とも言える奥深さ。 訳があり死んだ魚のような目をしていたり、子供にしてはネガティブが先行した考えや発言をしていたほたる君が転校をきっかけに少しずつ立ち直っていく物語。 それを微笑ましく見守っているからこそわかりきっていた事なのに、タイトルにある死んだというのはネガティブ思考だった僕は死んで新たな自分に生まれ変わったという意味だよね…? とあらすじの時点でそんな訳がないのはわかるのに、願わずにはいられない…読み進めたいのにその為に指を動かすのが恐ろしい。 自然と、登場人物への感情移入ができる。 「こんな毎日が、ずっと続けばいいのに」 まさしく、そんな気持ちになるお話だと思います。 @ネタバレ開始 (再度プレイしつつ、初見の際に思った事や改めての事等を書き連ねる為乱文となりますがご了承ください) 配信で結果的に周回した際気づいた、冒頭のほたる君の殴られた痕を示す頬。 後に、ほたる君が母親のヒステリーや暴力に悩まされており妹を守って擦り減っていった事を想うと彼の思う家族の定義というのもそう思うのは頷けます。 これは一般論として、他人と他人が一緒になり血の繋がりのある子供が鎹となり、だんだん家族と‟成って”いくとかもあるのですが…ほたる君の場合は悲しい悟り方をしてしまったのだなと。 そして、最後に彼が母から聞いた言葉も今思うとこの対象は彼ではなく……とぞっとしております。 田舎は噂の広まりやすさが異常というか、子供の方が思った事を口にしやすいのはあれど転校初日から針の筵。 そんな中、ほたる君を庇ってくれたひかる君。 初見でこの時点では「主人公が彼ら(仲間)の誰かに殺される」という事をまだ強く警戒していた為、ひかる君の行動も実は裏があるのではないか? 一見人の良い顔をする子が実は…とかもありえる展開だしなぁと内心疑っていたのですが、すぐに全力で土下座をしたくなる位の良い子でした。 ほたる君としては事情があるから提案したとはいえ、突然苗字で呼んで欲しいと言われそこは採用しつつ親しみを込めるように「ほたる」という呼び方を提案してくれたひかる君。 転校初日だけでなく、ほたる君と友達になろうと接してくれる。 初見の時は、てっきりほたる君の父親がひかるという名前?と意味と取り違えたあのやり取り。 そして会話が止まり、不穏要素漂う赤い文字で出るほたる君の心の声。 …考えてみれば、それが当然だったほたる君にはこれが本来変な事であるなんてわかる訳がなかった。 それを教えてくれる人もいなかったのだから。 そして、後に混乱の原因ともなりましたが ひかる君の元々の父親(すでに亡くなっている)の名前は「ゆーさく」である事は判明しても、今の父親の名前は出ていなかった事。 そのまま現在の家族構成の話へ自然と行ってしまったのでそこに何の違和感も持つ隙はありませんでした。 血の繋がりがない妹を可愛いと言うひかる君に対し、妹という存在を嫌悪しているほたる君。 冒頭で、僕たちという表現を使っていた事からほたる君は一人っ子ではなく妹か弟がいるのではないかと思っていましたが…。 ヒステリックな母親と子供が二人。 もし、ほたる君の思う妹という存在の表現が実際にあった事だとしたら矢面に立たなければならなかった彼にとってはそう感じるのも無理はないとしか言いようがなく…。 ほたる君とひかる君の帰宅パートに挟まるすずねちゃん視点。 個人的にはひかる君の性格なら普通に友達も沢山できそうなので男の友達にも困って無さそうなのに…と不思議ではありました。 ただ、可愛い女性陣とも仲良しな関係で嫉妬なりやっかみで嫌われているのかな?とも首を傾げつつ。 そして、後の「主人公が彼らに以下略」を思うとすずねちゃんの台詞はどうとも取れるのが少し怖いかもしれない、というのが正直な感想でした。 そんな不安を良い意味でぶち壊す、すずねのスパルタ勉強塾という単語。 馴染のメンバーなら高火力でもほたる君を巻き込めばスパルタ加減が弱くなるというまさに策士の発想…! ひかる君とあかりちゃんが似た者同士というのにも同意しつつ、思った以上にスパルタだった勉強塾の内容に思わず笑ってしまいました。 (個人的には英語が苦手なので、算数問題集1冊も大概ですが読み方が完璧になるまで正座が一番きつそうだなぁと…) 光源のような名前のコンビの首根っこを掴んで歩き出すすずねちゃんというのも、きっとこの子達にとっては日常なんだろうなとほっこりする図でした。 その後、四人で並んで帰っているイラストも味があって好きです。 そして、心理的にあちら側にはいけないと心の壁があるほたる君に歩みを合わせてくれるみんな。 これを自然に行えるなんて、みんな…本当に良い子ばかりだなぁと。 本当に殺人事件は起きるのだろうか?とこの辺りで当初の警戒心は薄れていました。 どうしても私の目線上、子供の立場よりは親や子供を守る年齢層の方になる事もありますが まだ小学生位の子供であるほたる君がどうしてこんなにも傷を負って悩まなければならないのか。 生まれた理由はどうあれ、生まれた命の価値に違いはなく子供は等しく守られるべき対象なのに。 家庭が普通でない事だって、それはほたる君に罪がある訳ではないのに。 ほたる君にだって、普通の子供のように幸せになる権利があるのに。 だからこそ、今こうやって彼に優しく接してくれる友人というのがどれ程救いになる事か。 頼む、殺人事件起きないでくれ…(無駄と承知でも祈る) 夏休み前の学校が終わり、寄り道をしつつ秘密基地に遊びに行く約束をする場面は何とも子供らしいやり取りだなぁと。 すずねちゃんに寄り道の事がバレたら一緒に怒られそうだけど、そこに仲間もいるなら案外悪くないものなのかな、ときっと子供が本来友達と過ごすであろう日常がそこにある。 ただそれだけで、たったそれだけかもしれないやり取りがどうしようもなく愛おしいです。 そして、ひかる君の帽子を追いかけた結果怪我をしてしまったほたる君。 頭から出血して倒れるなんて大怪我というか、頭をぶつけるのは本当シャレにならない位恐ろしい状況なので早く救急車呼んでぇぇぇぇ…!! というか、自分が出血している事に気づいたほたる君の発言があまりに冷静過ぎるというかひかる君の服を汚すといけないって心配してる場合じゃない!! (これも考えてみれば当然の反応だというのは理解すれど、やはり何度見てもヒヤヒヤしてしまいます) 思わず落ち着きなくうろうろするひかる君。 泣きながら絆創膏を貼ってくれるあかりちゃん。 予想通りというか、やはり受けていただろう家庭内暴力と比較すれば大した事はないと落ち着いていたにすぎなかったほたる君の心境。 普通「打ちどころが悪ければ死ぬ」という言葉は使っても「打ちどころが良ければ運悪く勝手に傷は治ってしまう」なんて言いません。 これを経験則から学び表現として使っているほたる君の過去を想えば、それだけで胸が苦しくなります。 どんなに暴力を振るわれても、彼は奇跡的に命だけは助かり病院にも連れていかれず結果的に傷は自然治癒してしまったんだと…。 『ただの僕が、ただ転んだだけ』 今までの境遇から自分の価値を低く見ているのはわかっている、だけど…。 そう思いながらも、同時に無意識に涙を流している事に気づいたほたる君。 確かにひかる君にとって帽子は宝物と言っていたけど、彼は決して友達を軽んじる性格ではないだろうしほたる君が自分の為に怪我をすれば当然悲しむでしょう。 他の2人だって、こんな大怪我をした友達を見れば心配するのは当然の反応であり。 これは特別な事じゃなくて、本当は当たり前の事なのに今までのほたる君にはその当たり前すら与えられなかったんだ。 友達に何かがあれば心配するのは、自然な事なのに。 涙を流せるようになった事も合わせ、ようやく彼にもその当たり前な事がどこかで馴染んできた証拠なんだろうなと。 『転んで泣いていいのは、駆け寄ってくれる大人がいる子供だけだよ』 だから目線が悟ってるというか、子供のそれじゃない!! 君だって子供!怪我をしたら泣いても不思議はないし、しかも今回結構大怪我だよね?と頭を抱えずにはいられない。 まだまだ守られるべき立場なんだから…と思うも、ほたる君の境遇を思うとこういった考えになっても無理はないので余計に頭を抱えるしかなく。 怪我が実際大したことはなかったのは結果論だからな? 頭の怪我って実は結構怖いんだからな?と念押しをしたくなりつつ(※実際声に出しつつ)ひとまず夏休みパートに入って少し胸を撫でおろし。 公園で逆上がりをする件で、ほたる君もすっかりとけこんだのを会話から感じるようになりました。 これ、煽っているのではなく真面目に理由を考えてるんだろうなぁと微笑みながら。 そして、恐らく物語序盤との違いがあるとすれば口の開き方程度であり。 なのに、ほたる君の目にハイライトがないシーンでもこの辺りから自然と表情の見え方が変わってきたように感じました。 まるで同じ絵画を見た複数の人が、人によって同じ物にも関わらず違う表情に見えたと言うように。 転校初日に見せた表情と同じはずなのに。 今では失礼な事を考えたのを指摘されてつい、心底めんどくさそうな顔を見せていると感じている。 (本当に気のせいでないか、ブラウザ版とDL版同時起動で比較もしましたが本当に同じ表情なのに不思議だなぁとなりました) この辺り、ほたる君の表情をどう感じるか?が登場人物とプレイヤー両方の視点で変わっている事。 そしてそう感じるようになったのはすずねちゃんの言う通り、彼らが仲良くなってきた証であり表情を繕う必要がなくなった証拠。 それだけほたる君が、やっと年齢相応の子供らしさがある行動を取っても大丈夫と無意識にでも思えるようになったのだと思うととても大きな進展です。 すずねちゃんの言う『居場所を見つけたイルカみたいな顔』というのも、客観から見てほたる君が落ち着ける場所をやっと見つけたという裏付けに思えこの日々がいつまでも続いて欲しいと思うばかりです。 (でも、殺人事件起きるんですよね?頼むから起きないで。いや、起きるな) そして、初見の際は「あらかわいい」程度で深く考えなかったはるちゃんとの接触。 ほたる君から見たはるちゃんの印象は彼の中にある妹という存在のイメージも込で感じた物だと思っていましたが、これも後々になると……。 血が繋がってないにしてもひかる君に対し、兄の事をちゃん付するんだ?という疑問はありましたが、ほたる君にはお兄ちゃんと言っていた事はこの時点ではそこまで気になりませんでした。 よくある、年上の男性をお兄ちゃん呼びするのは普通の事ですし。 場面は変わり、秘密基地に行く日。 ひかる君がすずねちゃんから出された秘密基地禁止令をクリアする為の条件部分を回想する際に、ほたる君の表情がやれやれと言いたげというか…ここでも思わず見ていてクスッとしてしまう様子に感じるように思えました。 勉強が嫌いなはずなのに、ほたる君と秘密基地に行く為に頑張って1つ終わらせたけどそれが8月4日までかかったのもリアル感があるというか…頑張る動機含めとてもひかる君らしいなぁと。 7月中には間に合わなかったけど、今日秘密基地に行ったら勉強を頑張るから!というのも微笑ましく。 そして、期限には間に合ってなくてもひかる君なりに頑張った結果も踏まえ許可を出してくれただろうすずねちゃん側の事を想ってもこの子達における日常を感じられるのが本当に好きです。 田舎にある秘密基地というと、簡素な木材やビニールシートを組み合わせて作ったとりあえず雨をしのげる程度の小屋?程度の物。 もしくは自然が豊かなので大木の中に人が入れる空洞があるタイプかな?とほたる君と一緒にどんな場所なのかワクワクしつつ。 しかし、工事の音でほたる君が苦しそうにする様子とその心当たりに確かに…と思ってしまい。 顔色の悪いほたる君を気遣うはるちゃんは他の子も言う通り年の割にしっかりしてるし、優しい子なんだなと。 ほたる君からはるちゃんへの対応はどうしても心理的な前提もあるし、そうでなくても調子が悪い時は言葉を選ぶのもしんどいからしょうがないよね…と見ていました。 そして、ひかる君もほたる君を気遣ってくれる辺りやはり優しい友人だなぁとほっこりし。 可愛い妹であるはるちゃんが疲れてないか声をかけるのも兄としても優しい子なんだと思えました。 今日はおんぶを拒否しているというのは、まだ知り合って日が浅いほたる君がいる手前照れているのかな?と疑問はあれど一旦仮定は置き。 ひかる君が意外と運動ができない描写…あったよねぇと思い返しつつ、それでも妹の為なら山道でもおんぶをしていたというのも彼らしいというか…それは大人でも大変だろうになぁと感心しました。 その後に「うるせーーーー!!」と、もはやいつもの漫才のようなやり取りが入るのも気心の知れた友人のやり取りという点で本当に好きです。 ようやく到着した秘密基地ですが、まさかの廃校!? 手作り感があるにしてもほたる君の予想していたツリーハウスやテントはないだろうと思っていましたが、これは完全に予想外でした。 そしてまさかの秘密基地第一発見者がはるちゃん!? という事は、結構山奥と思えるけどここまでみんなで遊びにきた事があったのか…と驚かされ。 普通の廃墟でも充分ホラースポットですし、それが廃校であれば余計に怖い物に感じても不思議はない。 あかりちゃんの最初は怖かったというのも普通の感性だよなぁと思うし、内心ほたる君が平気と答えつつも「怖いよ」と思うのも当然だよなと。 ただ、ここも後々になると…一番怖いのは廃校でなくはるちゃんだよな、とだけ。 いざ秘密基地で始まった遊びであるかくれんぼ。 学校を使った大規模なかくれんぼなんてみんな一度はやってみたい奴だよね!と個人的には興奮でした。 普通の教室から特殊教室まで、一般的な隠れ場所や学校特有のレアな隠れ場所まで選り取り見取りですし一度位やりたかったよなぁ~!!と。 (場所が廃校なので、危険を考えれば遊び場として問題があるのは大人の目線で見ると心配なのですが) 鬼を決める際も今回が初めてであるほたる君にも配慮され、老朽化由来から怪我をしない為にすずねちゃんから付け足された足元に気を付け走らないというルール。 場所が場所なので心配はありますが、その中でもちゃんと安全性を考えている辺りはすずねちゃんらしいですね。 目配せの意味を察し、ひかる君ととっておきの場所に隠れるほたる君。 ここの一枚絵が、本当にひかる君が楽しそうな顔をしている事やある種の秘密を共有している(一緒に行動する事で、二人しか知らない隠れ場所にいる状況)行動。 後に出る差分も含め、特に印象的で好きな場面です。 ベランダの下を見ると、そこには不気味な印象を与えるように存在する蛞蝓沼。 沼が近くにあるという点でだけでも充分危険なのに、たまに死体があがってくるという噂まである不穏さを煽るには充分な場所。 ひかる君の言う通り、実際は沼に近寄らせない為の噂と考える方が自然ですし大人は当然として子供の背丈では体全部が中に沈んでも不思議はないでしょう。 ただ、偶然としても沼の埋め立てや学校を壊そうと工事をする度に事故が多発して今も残っている…となると霊的な何かもありそうという点で不気味さはありますね。 そんなホラー要素を挟みつつも、鬼に見つかり「ここは2階!ベランダだからセーフ!」と言い訳をするひかる君とそれに反論するあかりちゃんのやり取りで一気に日常感へ引き戻されました。 と、思いきや…黒い何かが横切った? 校舎に入る前にほたる君が感じた何かの気配と合わせ、ホラー展開が続くの?とドキドキ。 個人的には、ここであかりちゃんの語る肝試しの時の話が「鬼畜か!?」と突っ込みどころもありました。 廃校舎というだけでもホラー要素があるのに、怖いのが苦手な子に脅かし役まで配置済みの肝試しはあかん…。 (結果的に、人為的だったのでお化けはいないから大丈夫と思える要素になったのはオーライとして) 「守る人がいれば大丈夫かな」 お化けより怖いものを知っているという部分に察しがつく事や、兄として妹を守る為に耐えてきたほたる君だからこそ出た発言でしょう。 やはり子供らしい日常に慣れてきても根深い物が発言や思考から見え隠れするのを見ると、彼が受けてきた仕打ちは本当に酷い物だったのだと爪痕をうかがわせます。 ---------* 個人的に、全てを知った後から見ると実際はもっと伏線としても爪痕という言葉では済まない規模の物が存在している事には物語の構成として上手いと言わざるを得ないのですが…正直、ほたる君の気持ちを思うと心が曇りました。 でも、序盤のマイナスしかない状態から徐々に明るくなっていき子供らしさが表に出てくる。 それでも、消せない爪痕をふとしたタイミングで、要所で見せるという手法はほたる君という人物を表現する上でとても効果的な塩梅と思います。 月が人の目から見て満ち欠けをするように、目に見える状況は変わっても月そのものは同一の物でしかない。 物語の核である『僕』がどんな人物であり、どのような過程の末に『死んだ夏』の日へ到達するのか。 それまでに、どこまで感情移入できるのか?これが物語の面白さを決めると言っても過言ではないでしょうから。 ここを重視すると自然に、ほたる君を取り巻く環境や関係者も掘り下げられるという点で友達である3人も本当に魅力的な人物と思えました。 「こんな毎日が、ずっと続けばいいのに」 この言葉を本当にそうであって欲しい、初見の時もレビューの為再プレイをしている時も何度でも思ってしまう。 『僕が死んだ夏』というゲームのストーリーには、そう思わせる力がある。 ここは重要な事だと思うので、本編の感想とは脱線しますが書かせてください。 ---------* そして判明する黒い何かの正体。 確かに黒猫なら姿は黒いな!?野良猫自体も珍しい事でないのも踏まえ、わかってみれば案外そんなオチかと安堵。 野良や捨て猫を拾う際の話として、すずねちゃんの発言は正当な物だし私も意見としては全面的に同意します。 ただ、同時にその発言から今まで辛い事ばかりの境遇から幸せを与えられたほたる君の心に刺さるというのも…そういう思考をしてしまう事も理解できるのが辛い所です。 「出会った以上は絶対見捨てねえぜ!」 「絶対に幸せになろうな!」 それでも、この発言を心から言えるひかる君なら大丈夫だろう。 今までの行動からとっくにわかりきってはいても、彼という人物を表現するには充分すぎる場面で。 心に残る光景に思えたのはほたる君だけじゃないと、プレイヤーの視点でも共感できました。 この辺で私の中におけるひかる君への好感度が上限値を超えた記憶があります。 結果的に、猫はちゃんとひかる君の家で飼えるようになって解決。 名づけのセンスでどうして自分の名前+2号ってつけようと思った!?と突っ込みをしつつ、結局それに反対し怒ったはるちゃんも猫にはると命名したのもナンバリングがないだけで兄妹だな!?という似た者同士だなぁと笑う場面か ……と、この時(初見)は思っていました。 大切にしたいものに自分の名前をつけるというのは、どこかで聞いた事がある概念なので珍しくてもない事とは言えない程度に感じながら。 それを聞いたほたる君がふらついたのもツッコミ的な表現でガクッ!となったとか、当人が言う通り純粋に猛暑の影響程度と流しながら。 実際は、思わず悲鳴をあげたくなる真相があると気づいた今は思わず顔がこわばってしまう場面だったのだなと思います。 そして、再び行われるかくれんぼ。 いつもの場所に隠れながら行われる会話でようやくかつて思った事を、ひかる君みたいな兄が欲しかったという一度飲み込んだ言葉を伝えられた事。 やっとこれを伝えられるまでになれたんだと、思わず吹き出し笑うほたる君の表情も含めとても心に温かさが染み渡りました。 そして、ほたる君自身もこれまでの事を『今の日々のために起きた悪い夢だったんだって思えるくらい』 そう表現しながら、微笑みながらも涙を浮かべる様に強く頷かずにはいられませんでした。 そうだよ!ほたる君にだって幸せな日々を過ごす権利はあるんだ!! と、もはや何回述べたのかわからない事をようやくほたる君自身が理解して受け入れてくれたんだと…。 だから、その後に続いた言葉もてっきり本質的にネガティブ思考な自分の事を…という意味で受け取りました。 どこかでこの後に起きるであろう展開を予感させるには充分な心理描写であったのに、それを見ないフリをしたかったと初見の時にはきっと思っていたんだろうと思いながら。 この後に起きる展開、このゲームのタイトルは…。 最後のかくれんぼ、内緒話を持ち掛けるメモと待っても現れない待ち合わせの相手。 予想ができてしまう、やめてくれと思ってしまうし、やっと手に入れたほたる君の幸せな日々を終わらせたくないと内心読み進めるにも指が重い。 「どん」 僕が、主人公であるほたる君が死ぬ事はわかっていたはずなのに。 その事を事前に知らなかったひかる君同様に、できる事なら泣き叫びたくなってしまう。 …いや、これで万一ひかる君が実は犯人なら私は数ヶ月単位で寝込むよ?と真相究明パートへ。 確定情報としてあらすじ時点で、彼らの誰かに殺されるというのはわかっているので考えたくはなくともこの中に犯人がいる…というのがなかなか胃の痛い。 直感的に、犯人として考えられるのは序盤の印象からいけばすずねちゃんと予想。 回想の、ハイライトのないあの顔でほたる君が言う『僕がひかる君を最初に見つけられなかったことある?』 これが、時間にすれば短くも彼らの付き合いの深さを想像させるには充分すぎる言葉でした。 完全にひかる君の隠れ場所を熟知している事を補強するすずねちゃんの発言も含め。 当初は、まともに学校に通えていなかったほたる君が勉強追いつけるかな?と不安な気持ちもあったのですが立場が逆転している様子だった事。 ひかる君に勉強をさせる口実として中学は義務教育なのに、一緒に中学に進級できないと嘘をついていてばれないようさらっと話題を変える様子。 もう様々な意味で「いいんだよ、これでいいんだよ!!」とそこにあった日常がただひたすらに愛おしい。 しかし、もうほたる君はこの世にいないしこの後にされる難しい場所に隠れて欲しいという会話が最後のやり取りだったと思うと…この後に何が起きたかを含めどうしてそんなお願いをしたのか。 意図も含め考えてしまうと、何とも言い難い気持ちになります。 そして一見ギャグか?と思えるひかる君のかくれんぼへの本気度全開な隠れ場所。 かくれんぼは相手を脅かすゲームじゃないから!という発言。 これ単体だと笑いどころなのに、後にかなり重要な情報になるという繋がり方は推理を楽しむという点で良かったと思います。 ひかる君目線でも、仲間の中に犯人がいるかもしれない可能性が示唆され。 すずねちゃんの何があっても自分は味方という発言も、何とも意味深であり。 意外だったのは、確かに田舎等生徒の少ない学校では学年が違ってもクラスが同じ場合はあると知っていた。 けれど、あかりちゃんはまだわかるとしてすずねちゃんも年下なの?という事実。 ひかる君にとって、妹ができる前から自分より年下である友人2人は守るべき対象であり自分はお兄ちゃんだからそれが当然と思っていた。 とすれば、その守るべき対象の中に犯人がいるかもしれないというのは…ひかる君にとってあまりに残酷な事なのだろうと。 同時に、お兄ちゃんだから年下を守るのは当然の事とするひかる君の事は誰が守ってくれるのか? お兄ちゃんという表現こそ使っていても、ひかる君だってまだまだ子供なのだから守られるべき対象であるのに違いはなく。 子供同士で助け合う事はいいとしても、本来は大人が守らなければならない。 ここは推測ですが、すずねちゃんとひかる君は同じく片親だった事。 すずねちゃんのしっかりした性格から察するに、身近な大人である親に頼るにも万全とは言い難かったのではないかなと。 環境として自分がしっかりしなければいけない、そんな状況にあったからそういう子になっていった。 もしそうなら、素直に捉えればしっかりした子だねと褒められるのかもしれないけど…やはり子供がもっと甘えられる環境はあって欲しいなと思うのはエゴなのかと複雑な気持ちも少々。 自宅に戻りはるちゃんからも情報収集をしつつ、はるちゃんの発言そのものは幼い子供らしさは感じる。 けど、お化けがほたるお兄ちゃんをゆーどうして沼に…という部分も後の情報と併せると全く笑えない意味合いになってしまう。 お化けの出る沼に近づかないよう警告をするはるちゃん、これも素直に受け取れば子供らしい発想と心配が合わさっただけに見えますが……。 「ひかるお兄ちゃん、はるを守ってね」 改めて見ると、この場面で初めてはるちゃんはひかる君に対し「ひかるお兄ちゃん」という呼び方をしたんですね。 でもまたすぐにちゃん付に戻っているのも注視ポイント? ひかる君がほたる君の死に納得がいってないように、あかりちゃんも同じく納得はしておらず悩んでいた事。 ほたる君は本当に彼らの友達として受け入れられ大切に思われていた。 その事を改めて再確認する事で…だからこそ犯人は許せないし、かといってこの中に犯人がいるとも思いたくない。 突き飛ばされた際にほたる君は、その相手に恨まれていると感じていた点を含め本当に何があったのか…。 そしてずっとさも当然のように思っていた前提がいきなり間違っていたと判明する場面。 ほたる君が祖父母の家に住んでいるというのは言われていたけど、てっきり母方の方だと思い込んでいたのに何故か出て行った父方の方だった!? どこかで言われていたのに読み落としたのかと配信時はパニックになりましたが、ここまでどちら側の祖父母なのか明言はされてなかったと再確認。 ここからほたる君の過去に対する情報が一気に増える事も合わせて当時はかなり混乱しましたが…これが先入観か、と今なら落ち着いて読めます。 この辺りから ・何故ほたる君が名前で呼ばれるのを嫌だったか ・ひかる君の父親の名前もひかるだと思っていたのか ・判明しているひかる君の父親の名前は、すでに死んでいる方のみである ・妹がいる描写のあったほたる君が何故今は一人っ子なのか という疑問点も解決し、確かに今まで出てきた情報に嘘はない。 嘘はないけど…大事な部分が綺麗に隠されていたって事か!? 違和感を持てたとしても、初見では全て正解する事ができないだろう巧妙さ。 ほたる君は父親は自分達を捨てたと母親から説明をされていたけど、それだって正しい情報ですらなかったという衝撃。 ゲーム開始時点でほたる君の頬にある痕を見るに、暴力を受けていたのは確定情報だしそれ以降判明している情報だけでも母親の性格に問題があるとは思ってました。 けど、この事実は……。 そしてある意味怖いのは、まだ4歳でありながらすでに母親と同じ目をしていると言われた妹の方。 財布を手渡せるかはともかく、父親を逃がす為に助ける為に行動を起こした…までならよく勇気を出したねと言いたかった。 だけど、その後の発言がとてもそんな幼い子供の発想とは全く思えない。 「あの女を近づかさないようにするから」 近づかせないようにする事を条件に出した…? 今でなく、いざという時は引き取って欲しい?もうすでに、兄は限界といえる状態なのに…!? ここから逃げて助けを呼ぶ事で自分や兄を助けて欲しい。 もしくは、動けるようにしたのだから今から自分や兄と一緒に逃げようと提案する。 4歳の子供が頑張って知恵を絞り行動を起こせるとしてもこれが恐らく年齢としては限度でしょう。 その上で、警察を呼ぶ事や助けを呼ぶ事は許さないとまで付け加えている。 逆じゃないか?何が目的なんだ? 幼い子供の行動力を超えた行為として父親を助けた事以上に、明らかに年不相応に知恵が回る事。 一体何を目的としていざという時という表現を使ったのかが全く理解できない事。 その理解しがたい娘が、はるちゃんだったという事。 これらが繋がった時、もはや声にならない悲鳴が出ました。 ほたる君の‟はる”に対する初印象は本来の彼女がどんな人物か知っていたから? 「ひかる君の妹のはるちゃんだね」 この台詞以降、ほたる君がはるちゃんの名前を呼ぶ事はなく。 ずっと、はるちゃんに対してはひかる君の妹と表現し頑なに名前を出さなかった事。 これが、(今は)ひかる君の妹の(今の名前は)はるちゃんという意味だった事。 …あれ?でも戸籍上の名前は母親と同じでまみだよね?と頭がぐるぐるしますが、別にこれも冷静に考えれば本名を言う必要もないよなと。 少なくとも、辰久(父の方)にとってもその名前はトラウマでしょうし再婚前にひかる君の母親へ事情を説明すれば違う名前を名乗らせてもばれないよう手配もできそうですし。 まみちゃん…いや、はるちゃんも別の名を受け入れているならいいのか?もしくはすでに改名したのか。 はる(仮)ちゃん名前がどちらにしろ、父親の言った娘もあの女と同じという点は猫に自分と同じ名前をつけたという点から「あの女の血ぃぃぃぃぃ!!」と絶叫する程度には理解出来てしまいました。 というか、こんな知恵が回るエピソードがあるという時点でも恐怖しかない。 そして帰宅の場面でとうとうすずねちゃんが犯人なのかに迫る場面が。 証拠品として出されたすずねちゃんの字で書かれたと思われるメモ。 やはりそうだったのか!?と思うも、どこか違和感もあり…。 ひかる君の指摘する通りに筆跡は似ていても、何故か全てひらがなで書かれていた事。 すずねちゃんは中学1年の勉強もわかると言っていたので確かに彼女が書いたにしては不自然と思える。 それにひかる君の隠れていた位置から自動的に二階にいた二人は容疑者から外れる事。 後は作中では指摘されていませんでしたが、当日雨が降っていたのに汚れたりしわになる形跡もなく綺麗な状態なのはありえないのではないか? (最後は、雨が降る前に異変に気付いたメンバーでほたる君を探した際に見つけた可能性はありますが…状態が良すぎるという点は作為的には思いました) もうこの時点で、犯人が自動的に絞れたなと…頭痛がして。 だけど、今までこの子達の間で築かれた絆が本当に強い物だったからこそちゃんと違和感に気づき、互いの性格を知っているからこそ相手を責める事なく仲間割れをせずに済んだ事。 こんな友達がいるって素敵な事なんだろうなぁ…ここに、ほたる君もいたらもっと良かったのに。 女の子同士の美しい友情と今後の方針にそっちは任せた!と思いつつ、今度は行方不明事件についての情報か…でもそれってほたる君の死んだ理由と直接繋がるんだろうか?と思いながら翌日へ。 判明した情報から、以前ほたる君達3人は裏山の付近で目撃されていた事。 はるちゃんが秘密基地の第一発見者だった点から、以前にもきた事があったから場所を知っていたと考えるのは正しそう。 けど、何でわざわざ廃校になんて行ったのか自分では想像できずひかる君の推理と図書館のおじさんの会話からだんだん何があったのかわかってしまい……。 「大丈夫だよ、もうすぐ会えるからね」 あの女の血だーーーーーーー!!!と、もう配信当時は取り乱していたと思います。 証言におけるほたる君の様子から、完全に計画したのは妹しかありえない…。 さらに翌日、すずねちゃんとあかりちゃんはほたる君は自殺であり図書館での情報から母親を殺した事実に耐え切れなくなったと推理を話した。 けど、プレイヤーからはほたる君が突き飛ばされたのは確定していて…さらに父親の証言からはるちゃんがそういった小細工をする知恵が回るのは間違いないと言いきれてしまい…。 もうこれは、あえてすずねちゃん達が真犯人がわかった上で自殺という結論にして妹が親友を殺したという致命傷を与えないようにしているのか!? それとも本気でそう思っているのか!?どっちなんだ言ってくれ…!! (前者の場合、多分そうなるよう昨日すずねちゃんが誘導しただろうまで想像ができて) @ネタバレ終了 そして、ここまでは配信でも読んだ部分までの感想と再プレイをしての感想となりますが ここから先は確認できなかった部分についての感想となります。 @ネタバレ開始 思わず皿を落としたひかる君、不穏さしかないBGM…もう、この時点で読み進める為の指が震えてしかたありません。 やっぱりメモの状態についての予想が当たっていた!! そしてはるちゃんの表情が変わった瞬間、やはりあの女の血だ…この娘は……!! そして、そして、そして…父親を役立たず呼ばわりと…とうとう本性を出しやがったと…。 胎内における記憶、自分を守ってくれたほたる君が自分にとって王子様でありいつまでも一緒にいたい相手だった事。 もし、ほたる君が誰かに殺されたという事が不明のままなら…万が一自殺としてありえただろう動機である『転生して兄弟になるチャンスに賭けた』想定。 あの会話を、ベランダで初めて聞いた際に浮かんだ事が…実際の物語ではどうしようもなく身勝手な動機として実行されてしまった事。 豹変してからのはるちゃん…いや、まみはいっそここまでくれば清々しいまでの悪女でしたね。 ただ、これが妹であるまみだけの歪みというよりは血というべきなのか…むしろ、呪いの領域と言った方が近いというのが率直な感想でしょうか。 二人の母親は自身が愛されたいが為に我が子に愛する人と自分の名前をつけた。 結果として、その一方的に歪んだ愛と関係性は子供であるたつひさとまみでも起きてしまった。 これはもはや、代がかわってもただ繰り返されるだけの呪いじゃないかと。 全てを知っても、今は自分の妹のはるなのだから今後は自分が見張らないといけない。 関係も変わり、誰にも真相を言えないひかる君はこれからどうなってしまうのか。 おまけはきっと後日談だろうと思いましたが、あれ?成長したほたる君にみんな中学生って事は…これはもしや来世? それとも、別の世界線とか…こうだったらよかったのにというifストーリーで終わらせてくれるのか? …何て甘ったるい物はなかった。 もうひかる君はほたる君とは夢でしか会えない事実。 時期としても恐らく夏休みが終わり、僕が死んだ夏…蛍の命が短いようにその夏と物語は終わりを迎えたのだと。 これから先の出来事が観測できないのなら、せめてもの抵抗として生まれてくる赤ん坊は女の子でありますように、ほたる君のようやく手に入れた幸せな日常を終わらせた彼女の願いが叶わない事を祈って。 これ以上、呪いが繰り返されない事を願うばかりです…。 果たして秘密を抱えたひかる君の精神はいつまで持ち堪えられるのだろうか。 ひかる君はみんなを守るというけれど、だったら誰がひかる君の笑顔を守ってくれるのか? 本当にどうしようもない形で、すずねちゃんの心配していた事が起きてしまったんだなというのが最終的な感想となりました。 @ネタバレ終了 恐らく普通に人が連想し過ごしているだろう当たり前の日常は、実は全然当たり前なんかではない。 それがある事は、実は本当はどうしようもなく幸せであるという事。 (その事を理解した上で生きている人が、果たして実際にどれ程いるのかはわからないとも添えつつ) あるべきだろう日常はとても愛おしいと思える物で、しかし何かのきっかけであっけなく失われてしまう物でもある。 そんな、ひと夏の出来事でした。 @ネタバレ開始 そして、途中からほたる君の表情が同じ立ち絵なのに違う表情に見えたように 全てが終わるとタイトル画面だって同じイラストなのに目的を果たした後の表情という意味に解釈は変化をして。 @ネタバレ終了 個人的には色々と考えさせられましたが、間違いなく良い作品であり。 ありがとうございました。
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カイゾクロジックすごくテンポが良くて楽しい推理ゲームです! @ネタバレ開始 タイトル画面とBGMが合いすぎていて、まるでテーマパークに来たかのような気持ちになり、本編開始前からすごくワクワクしました! キャラクターのネーミングセンスもとても好きです! 開始してすぐに、これはベーノンさんやっちゃいましたね……と、完全にベーノンさんが犯人だと疑っていたら、全然違っていて申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。笑 ベーノンさん、ごめんなさい……。 この場をお借りしてお詫び申し上げます。 手に入れた情報をいつでも確認できたり、すごく分かりやすい船の断面図があったりと、遊ぶ側のことを考えてとても丁寧に作られている作品だと感じました。 クレジットの画面も作品の世界観に合っていてすごくおしゃれで好きです! ベーノンさんもゴーダッツさんも、アバクさんにその発言矛盾してるよと言われても、一度では諦めないところが好きです。笑 諦めない姿勢、大切ですね。 すごく楽しくて、一気にプレイしてしまいました! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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えっ!俺以外みんな犯人!? ~半人館の殺人~豪勢な館らしき背景と共に幕が上がる……。 孤島で事件が起き、セオリー通りに連絡手段が断たれ、登場人物が紹介され……ん? @ネタバレ開始 主人公はユルいタイプの探偵らしい……。何となく親しみが。 ちょっとふざけたらやられてしまった。よしもう一度。 間違っても直前に戻してくれる親切設計なので、これは積極的にバッドを狙う方が良いのかも。 段々人数カウントの画面が赤く染まって行く……。 怖っ!演技怖ッ!! そして右下の芸が細かい! 真相のさらに真相が明かされて行く奥深さが魅力。 ある意味ぶっ飛んだ設定が見事に生かされていました。 これは続く……と言うか、既に続いているやつでしょうか……。 @ネタバレ終了 最後まで緊張感があるミステリーを楽しませて頂きました。
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COVERUPヒント機能に助けられながら、様々なゾワッとするお話を楽しめました。短編集なのでスキマ時間に楽しめます。 案内役の鹿男さんの不気味さとスタイリッシュさが、ゲームの雰囲気をよく引き立てていてセンスいいなぁと思いました。 @ネタバレ開始 「彼女」の忘れ物は最初「便を流し忘れた」だと思ってしまいました。(汚い) @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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COVERUP色んな方の評判を見て、気になって遊ばせていただきました! 短くて面白い意味怖が沢山あります!! @ネタバレ開始 元々某ちゃんねるのまとめサイトを見漁っていた時期があり、いくつか元ネタ?を知っていたので「これ…○○ゼミで見たやつだ…!」のテンションで楽しく推理させてもらいました! 逆に知らなかった話は、一番最初の姉の誕生日と、家族で車に乗って高速を走る話でしたが…車の方の話はオチが複数考えられる上にどれも後味が悪い結末しか想像出来ないので、自分的にこの話が一番怖かったです…。 サービスエリアでうっかり家族を乗せ忘れたってオチである事を願います!! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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我が星にプレイさせていただきました! キャラクター個性強くてギャグものかと思いきや、めっちゃくちゃちゃんとしたミステリー! 登場人物の言動にしっかりと矛盾がありますので、そこから謎を割り出していく作品です。 かなりクオリティが高いです!! @ネタバレ開始 しかもゴリッゴリのSF! 謎解きもしっかりと面白くて、ずっと楽しかったです! 失敗してもすぐ巻き戻してくださるので楽ちん! キャラの個性も良くて、でも個性が強いのってもともとの世界観がほぼ崩壊(異常)していたからなのかな~と思いました。自由ってその分過激・暴力的になれるので…… @ネタバレ終了 ムービーも凝っていてとても面白かったです!
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COVERUP物語に隠された真実を読み解く掌編集です。 お話は全部で12あって、一話5分くらいで解けるので手軽に隙間時間に遊べて楽しめました。 不思議な雰囲気の漂うなかお話を読み解いていくのですが、おどかし要素や怖いグラフィックはないので私のようなかなりの怖がりでも大丈夫かと思います。ヒント機能もあって助かりました! @ネタバレ開始 個人的には最後の問題が一番衝撃的でした。 答えがわかるまでに相当時間がかかったんですが、その分わかった時の爽快感とぞくぞく感が半端なかったです! @ネタバレ終了 すごく面白かったです。 素敵な時間をありがとうございました!
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可惜夜のさかしま町可惜夜シリーズの最新作!これは絶対にプレイせねば……!と意気込み遊ばせていただきました。今回もメチャクチャ面白かったです……! シリーズ全作遊ばせていただいているのですが、謎やグラフィック・恐怖演出等、シリーズを重ねるごとにパワーアップしていて慄きます……! 謎解きはかなり歯ごたえがあるものの、ゲーム内外でヒントが確認できるため安心して遊ぶことができました。助手子さん、今回もお世話になりました……! 外部の攻略ページではより深いヒント(というか答え)も確認できるため、「あと少しで解けそう!ちょっとだけヒントが欲しい……!」という時と「これはもう無理だ!答え見て先に進んじゃおう!」という時で使い分けることができる親切設計も本当に助かります……! @ネタバレ開始 忠告にあった通り、真相はかなり後味の悪いもので……まあでも……あの子は喜んでいたし……ハッピーエンドみたいなものですね! こういちくんがかなり強烈なキャラで、トゥルーエンドのあの表情は本当にゾッとしました……! でも一番悲鳴を上げたのは、見てはいけないあの棚でした……笑 一回は見逃してくれるのか……優しいな……と思ってもう一度見てみたら、見事に殺されました笑 @ネタバレ終了 今回もとても楽しませていただきました。南風原さんたちにまた会えるのを楽しみにしています!素敵な作品をありがとうございました!
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怪異ホラーミステリー×コマンド選択式アドベンチャー「星影の館殺人事件」ファミコン風のゲームで懐かしく真新しい。ドット絵がヤバい。はじめに注意書きがあって親切。ボリューム設定バックログスキップオート機能ありのシステム面もすごい。SEも細かくあってすごい。ドットテキストはひらがなで少し読みにくいけど雰囲気作りで良い(FILEシステムは漢字表記あり+用語人物調査内容の振り返りが出来る)。
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因果律 Inside The Memoryついに完結編!プレイさせていただきました。 簡潔にまとめるとめっちゃくちゃに面白かったです…!!だんだん謎が紐解かれるストーリーがとにかく面白いのと、演出が上手なのでとても世界観に惹き込まれます。 また、Live2Dで動くキャラたちがとても魅力的かつ個性に溢れていてきっと推しが見つかるはずです! そして外してはならないのがなんといってもお声の素晴らしさ。メインキャラからサブに至るまで全員美声&演技爆うまでひっくり返りそうになりました(本気で) Live2Dといいボイスの質といい、これはフリーゲームクオリティではないと真面目に感じました。作者様の作品への想いが伝わってくる感じがしました。 @ネタバレ開始 徐々に明かされていく真実にゾクっとするお話だったのですが、個人的にはやはりTrue endが1番心に残りました。 冴さんの手帳を読んでいなかったら、あの事件は翔月さんが起こした事故として終わっていたと言うのが本当に恐ろしい…! まさにあのシーンで全てが覆ってゾワっとしました。美人で綺麗なお声でおっとりしていて優しいお姉様だなと思って少女のような心で冴さんのことをとても信じていたので…!笑 ただ、愉快犯で悪戯する冴さんも狂ってて素敵なんて思ったり…! それと、Xの方でお見かけしていた鈴を持つ翔月さんのスチルがとてもイケメン&意味深で気になっていたのですが謎が解けてスッキリしました。 前作までは翔月さん推しだったのですが、結果的に悪役2人を推していたわけですから、私には見る目しかありませんね(涙目) 澪さんが真澄さんを襲った犯人なのかと前作の展開から予想していたのですが、まさかの違った…!確かに女性が男性を殺すのは厳しいかも…とも思いました。 澪さんも綺麗で人間離れしていると思ったら、TRUEでは可愛らしい妹さんの一面を見られてほんわかしました。 キャラのビジュでいうとくるみちゃんもかなり好きでした。うさぎのスマホカバーも似合ってて可愛いしお声もとても可愛い…! そして静音ちゃん…!まさかの翔月さんと危ない関係…!!こういった担当は静音ちゃんよりくるみちゃん…?と思っていたので個人的にかなり衝撃でした。見た目が清楚な子ほど……とはいいますがまさか……ね…(親目線恐怖) 龍馬さんはずっと優しくて頼りになるおじさんという感じで、彼が亡くなってしまわないかずっと不安でした笑 こういう方はこういった作品だと亡くなりがちなので…!正体が刑事さんというのも納得だしスポーツもやっていたと……万能だあ…! さやかさんとの関係も良きでした。ヨリを戻してほしいなあ…!さやかさんはすっきりしたお腹周りやさっぱりした性格からスポーツやってそうというのは察してました。あのメンバーの中なら、おそらく一番普通の方なのでは…笑 翔月さんをああしてしまったのは一度事故を隠蔽した真澄さんにも責任があり、一概に彼だけが悪いとも言い切れないのが苦しいところですよね…。ただ、息子を守りたい気持ちはわからなくもないのでまた難しい……。 @ネタバレ終了 何度かある謎解きや推理パートは程よい難易度で楽しく遊べます。(書斎の謎解きは攻略を頼りました笑) FAは推しの冴さんです♡黒ドレスに金のアクセサリーをぜひ身につけて欲しいと思い…!! ラストが本当に衝撃の展開なので、これからプレイする方にはぜひ全てのエンディングを最後まで見届けていただきたいです!
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えっ!俺以外みんな犯人!? ~半人館の殺人~タイトルを見て、これ絶対面白いやつ…!と思いプレイさせていただきました。 タイトル通り全員犯人の超アウェーな空間を舞台にしたミステリーノベルです。 主人公である探偵さんの特殊能力が凄いです。どんでん返しも沢山あるよ! @ネタバレ開始 初期の「俺以外みんな犯人!?」の流れでは動揺している様子がこれでもかって程伝わってきて大爆笑してしまいましたが、中身は本当に真面目なミステリーでしたね…! 犯人の動機も凄くサイコパス味があって良かったです…いや、結果は全然よくないんですけどね。 最後の選択肢後の、一見事件の謎が紐解かれて危険が去った…と思わせてからのどんでん返しが秀逸でした! 主人公が自分の特殊能力をよく分からないまま利用していたが故の過ち(今後の惨劇への手向け)と、右下のアレを知っていればもっと簡単に真相に辿りつけたのに…等、事が済んだ後にも凄い情報が溢れ出てきて、最後までチョコたっぷりな感じで楽しませていただきました! エンディング後に気になって、最初の名簿チェックのシーンまで確かめに行ったんですが「本当に書いてあるううう!」と感動してしまいました…! 初回でこの仕掛けに気づいた人って居るのかしら?居たら凄いですね!! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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じいちゃんと数字本当に難しいです。 @ネタバレ開始 日本史が苦手だからか年号や語呂合わせに囚われているから解けないのか、、本当に解けないです @ネタバレ終了 一日ぐらい考えても分からなかったので、また忘れたころに挑戦しようと思います
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えっ!俺以外みんな犯人!? ~半人館の殺人~タイトルに惹かれてプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 最初は笑い要素多めでスタートしたのですが、すごくしっかりしたミステリーでもあり、先の気になるお話に読み進める手が止まりませんでした。 起動してすぐの「クリックして下さいね」が優しくて、謎のドキドキと共にゲームを開始。 タイトル回収するシーンが面白すぎて笑っていたら、その後大きくタイトルが表示されたのがツボに入って、しばらくそこから進められなくなりました。笑 作者様のお名前の隣に【制作犯】と書いてあるのも面白すぎです。 選択肢を間違えても、すぐに前の選択肢に戻れるのが親切で助かりました。 名前のリストの背景がだんだん赤に染まっていくのが怖いなと思いながら進めていたのですが、めちゃめちゃ赤!な背景になった時怖すぎて、今まではこの演出好きです~と思っていた鐘の音も急にとても怖いものに思えてきて震えました……。 最初は笑える要素が強めで楽しい~と思いながらプレイしていたのに、いつの間にかすごく本格的でクリックする手が止まらないほど引き込まれるミステリー作品になっており、すごく楽しい時間を過ごさせていただきました。 プレイヤーが推理する要素もあり、とてもテンションが上がりました! すごく楽しかったです~! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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えっ!俺以外みんな犯人!? ~半人館の殺人~前回、【まったく証拠は無いですが、あなたが犯人です。】をプレイさせていただいて、同じテンション感の作品かと思いきや、大どんでん返しのミステリー作品でした。 ミステリー好きは唸る、考察のし甲斐ありまくりの作品です。 素敵な作品をありがとうございました。
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僕をさがして皺くちゃな紙に書かれたいかにも手書きな「僕をさがして」の文字。奇妙な空間。 ボクは…… 何やら事情がありそうな導入。 @ネタバレ開始 なるほど、名前はそういう感じか……。 自分と向き合う自分好みの設定。 初手、NORMALEND×2→TRUEEND。 自分と仲良く出来るって良いですよね。自分は中々難しいのですが……。 @ネタバレ終了 色々考えさせられましたが、爽やかな後口で良かったです。
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古都の謎解き物語 幻の湖の演舞劇依頼と謎に連れられて、各地を巡る旅行者気分になれる作品。 選択肢で行ける場所は結構ありますが、シナリオは素直な作りになっており、そこまで迷うことはありませんでした。 @ネタバレ開始 画面をクリックして調べる部分が1回クリックするごとに「調べる」コマンドを再選択する必要があり、ぱっと見ではどこが1カ所判定なのかわかりにくいため少し手間を感じましたが、やりごたえはありました。 @ネタバレ終了 異国の旅を楽しませて頂きました。
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可惜夜のさかしま町サムネにひかれてプレイしました。 雰囲気やイラスト、BGMもあわさって かなり雰囲気があり、びくつきながら進めました。 @ネタバレ開始 首つったのはそっちの親だったかあとなりました。 それはそれとして友達が全員揃ってよかったと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました。