SF・ファンタジー
7033 のレビュー-
飛びたいの様々なエンディングに分岐する、少し不思議なお話です。 @ネタバレ開始 エンディングは可愛いものから 感動するもの、残酷なものまで様々です。 二人の過去や設定などは 明示されませんが、もっと読みたいと思わせるような 魅力的なお話でした。 絵(スチル)も力が入っていて良かったです。 @ネタバレ終了
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旅人とほのぼのカフェ作中のキャラ、食べ物、アイテム、背景、音楽…どれも魅力的で優しい気持ちになれるゲームでした。 昔好きだった絵本のような懐かしさと優しさに溢れています。 @ネタバレ開始 ハイイロさんが出てきて、なんだこいつ!と思っていたら予想外の切ない描写にびっくりしました。 旅人さんもハイイロさんもよかったね…本当によかったね… 思わず泣いてしまいました。 @ネタバレ終了 私もほのぼのカフェに行かせてくれ~;;
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精神研究の実験人間世界観がしっかり作り込まれていると思いました。面白かったです。
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パーソナル・スペース映画を見ているような感覚でした。 最初から最後までめちゃくちゃ、ドキドキした……超面白かったです。 散らばったチャプターを読んでいくので途中『あぁ、だからこうなったのか!!』とスッキリさせてくれます。 初回はバラバラで読むので、純粋に続きも気になるし、どうしてこの状況にいるのかも気になるので二十で面白かったです。 読み進めていく内に、どんどん物語に入り込んでしまい気づけばラストまで一気に読んでいました。 @ネタバレ開始 シロエちゃんもラズリちゃんも知れば知るほど、大好きになっていきました。 明かされた主人公の正体にぶわぁっと鳥肌が(たまげたというか……感動しました) そして正体判明後の終盤は涙腺崩壊しぱなっしです。 個人的に、シロエちゃんの涙のシーンは大画面で見ることをお勧めしたいです。 ほんと……心が温かくなる作品です。 今日一日余韻に浸かっていました。 素敵なお話をありがとうございました!! ラズリちゃんの最期は思い返しても胸がきゅ~ってなります。 ラズリちゃんかっこいいし可愛いし最高ですね!! @ネタバレ終了
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パーソナル・スペース宇宙を舞台にした壮大な物語が、二時間弱のゲームにギュッと凝縮されていました。 普通に一本道のゲームとして作ったら十時間程度のプレイ時間になってしまうのではないでしょうか。 時系列をバラバラにするというギミックが、 1. 常に新鮮なプレイ感覚を与える 2. 壮大な物語から重要なポイントをピックして凝縮する 3. バラバラの物語を繋げる作業が、物語自体のテーマと繋がっている という3つ(以上?)の目的に使われていて、感嘆しました。 @ネタバレ開始 キャラの中では(あとがきで予想されているようにw)ラズリが好きでした。 「ミッションの成功率を上げるためにシロエと真逆の性格にした」という設定も良いですね。 気になったのは、ゲームの構成上どうしても主人公が傍観者となってしまうため、主人公の行動を起点としたカタルシスを感じることができなかった点です。 何か構成を変更することで、今の構成の美しさを維持しつつ、よりカタルシスを与える展開にできないものか。 そんなことを悶々と考えてしまいました(言うは易し行うは難し)。 @ネタバレ終了 それはともかく、ノベルゲームの特徴を最大限生かして、良質な短編SFを新しい形で体験することができる作品であり、プレイして良かったと思いました。
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パーソナル・スペース感 動 し た ! まずそれを声高に伝えたい。 陳腐な感想に聞こえるかもしれませんが、 本当に心を揺り動かされる作品に出会った時、 人は語彙力を失って純粋な飾り気のない気持ちを吐露してしまうのです。 とはいえ、これだけだとさすがにレビューとしてアレなので… まず個人的に、私は最近SF作品にハマっております。 特に好きな作品が2つ。 ①広大な宇宙を開拓するワクワクと ちっぽけな人間たちの愛の温かみとが紡ぎ出す 感動の大宇宙スペクタクル「インターステラー」。 ②散り散りの情報が徐々に重なっていき、 最後に1つの真実が形を成した時の衝撃、感動、熱血、スッキリ感等… とにかく凄まじい感動体験が得られるSFゲーム作品「十三機兵防衛圏」 もう宇宙開拓を題材にしてる時点で私にとって垂涎モノですが、 さらに本作品は上記の2名作の面白い要素が見事に合わさった、 読み進む手も止まらないワクワクハラハラキュンキュンな 感動の大宇宙ヒューマンスペクタクルといえるモノに仕上がっています。 物語の起承転結の見事な起伏は、流石昨年グランプリ言うに及ばず。 SFとして各設定も非常に練られており、しかし誰にでもわかりやすく 登場人物の会話劇にてごく自然にその説明がなされ、 楽しみながら苦なく世界に没頭していくことができました。 その没頭状態のおかげで魅力的なキャラ達が織りなす、 時に愉快な・時にシリアスなやり取りにがっしり心を掴まれ、 彼・彼女らが愛おしくたまらない存在に感じられます。 で、そんな状態でシロエがあーなったりクロハがこーなったりするのだから もう、心揺さぶられまくりでおじさんの目頭はずっとフィーバーしてました。 最後のオマケストーリーも補足資料として、 そして作品の締めくくりとして心地よい余韻をもたせる シナリオギミックとして素晴らしい働きを持っておりました。 徹頭徹尾抜かりなく見る者を感動させるのだという 制作者さんの技量・熱意をこれでもかと感じる作品でした。 余談ですが、自身もクリエイターの端くれではあるものの、 インプットが足りてないな~と思い何か作品に触れようと思っていました。 そんな矢先、本作に出会ったものでしたから、いやぁいい刺激になります。 感動体験を得られただけじゃなく、自身の創作活動のモチベーションを 大きく向上させていただきました。 素敵な作品をありがとうございました!
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姫騎士くっころちゃんNVプレイしました。くっ……殺せ! システムその他、とにかく凝っていました。それについて語り出すと長くなるので、個人的に気に入った点だけ述べると、「くっころちゃん」というネーミングが何より印象に残りました。何かとネタにされる言葉ですが、それを上手くゲームに組み込んだな、と。一見真面目そうなシナリオの中に平然とくっころちゃんの文字が入るのは何ともシュールです。キャラクターのその後を描く文章も素敵で、簡潔で要点を得たシナリオは、もっと読んでいたいと思える素晴らしいものでした。
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黒い森のリドルメア病を抱えながらも前向きな兄妹が病を治すために進む森の中で出会う個性豊かなリドルたち、会話にシュールな場面もありながらも語られている根っこは深いものを感じました。
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宇宙から届いた焼き物Xノベコレの中でも異彩を放っていたので気になってプレイしました。 「マーケティングを学ぶ×町おこし」が目的であって、 「ゲームはあくまでもその手段」という企画のようです。 ゲーミフィケーションというやつでしょうか。好奇心からプレイしてみました。 で、プレイした感想ですが、普通にノベルゲームとしてとても面白かったです!! 普段あまりゲームに触れていない方が作ったのかな、という印象で、 いろんな部分にとても良い意味での「新鮮さ」を感じました。 (間違っていたらすみません) 専用に撮影された背景写真は数も多く、雰囲気作りにぴったりでした。 マーケティング知識が身についた気はしませんが、有田という町への愛着は湧きました。 (初手でマーケッターLV99を取得しましたが、 コメントからして多分ベストっぽいです。やったね) @ネタバレ開始 ちなみにこのゲーム自体、茶番なんだ という選択肢の衝撃ったらなかったです。 大事なシーンでこれをぶち込んでくるところが凄い。 捨て身ギャグが自分にはドツボにはまりました! @ネタバレ終了 とても面白い作品をありがとうございます。 力作なので、是非たくさんの方にプレイしてほしいですね!
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紫苑を君にー交錯する想いー短編のちょっとホラー風味のADVです。 小学校時代の旧友と久しぶりに廃校で落ち合うというあらすじ。 まず、タイトル画面を見れば一目瞭然のように絵がお上手!! 立ち絵のクオリティがとても高く、登場人物もそれぞれキャラが立っています。 ストーリーも少年期に良くある感じのなんともいえない人間関係を 上手に扱ってストーリーに昇華していると思いました。 完璧超人の主人公にぞっこんラブの真咲がとても可愛いと思いました。 とても素敵な作品をありがとうございます。 (感想をお送りするのが遅くなって申し訳ない気持ちです)
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パーソナル・スペース時と星を超えた壮大で美しいお話でした。 少しずつ物語が繋がり、色々なことが分かってくるので 夢中になって一気に読みました。 抗えない流れの中でも希望を捨てずに最後までまっすぐに生きる 皆の人生がとても素敵でした。 @ネタバレ開始 最後に不思議で運命的なご縁で、シロエちゃん、ラズリちゃんも 穏やかな気持ちで最期を迎えられて本当に本当に良かったです。 また、後書き・裏話にありました クロハくんがシロエちゃんをあっさり受け入れた理由が 子供らしい感じでふふふってなりました(笑) @ネタバレ終了
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カラクリノイエ可愛いロボットさんに惹かれプレイしました。 優しい音楽と一生懸命で可愛いロボットさんと過ごす一日に癒されました。 @ネタバレ開始 ロボットさん自身のことや想いを聞くと大変切ないお話でした。 自分で名前をつけたので魂を食べられるラストは悲しみが増しました…。 でも真エンドでラロさんとして再会できて嬉しかったです~~! ロボットさん時代の夢も叶っていて幸せな気持ちになりました! @ネタバレ終了
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メモリーロスト・ネバーランド富井サカナさん、コメントありがとうございます! 世界観がほとばしっている……!? 何か凄い感じだ……! (頭の悪いコメント返し) えっへへへ。私も普段はファンタジックな世界観作れないんですけど 不思議の国のアリスをモチーフに使わせて貰ったお蔭で、良い感じになりました。 元ネタの、力……! 謎が謎を呼ぶ構成が好きなのですが、 これ読む側にとってはストレスになるんでない? 大丈夫? お前煙に巻いて誤魔化そうとしてんのか? あぁん? とか思われない? と心配していたのですが、 テンポ良くお話が進む。ちゃんと謎が解かれる。と言って貰えて嬉しいです! そして後書きも頑張ったので嬉しいです(笑)。 富井サカナさん、コメントありがとうございましたー!
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パーソナル・スペース点と点を繋げる物語り。 時系列がバラバラな物語りが、星座のように繋がっていく感覚を楽しめました。 私自身もノベルゲームの特性を生かしたいと常に考えてますが、 それを見事に実現させたのは、もうさすがの一言に尽きます。 健気な子が大好きなので、約束を果たそうと奮闘するシロエの姿には非常に感動しました。 立ち絵イラストも非常に魅力的で可愛かったです。 特に最後のスチルは見た瞬間に涙腺が崩壊しました。 素敵な作品をありがとうございました! (イラストはプレイ中に最も脳内で映像化された「ボディースーツを着た時のシロエ」です)
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メモリーロスト・ネバーランド世界観がほとばしっている作品でした。 こういった幻想的な話は自分では絶対に書けないので単純に尊敬します。 物語は謎を抱えたまま進みますが、最後に無事に解き明かされます。 お話はテンポよく進みますし、綺麗にまとまっているのでオススメです。 個人的に大好きなあとがきが充実しているのもとても満足感がありました。 素敵な作品をありがとうございます。
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パーソナル・スペースさすが、昨年優勝者! とっても面白かったです。 魅力的なキャラクターもそうですが、時系列に進まないシナリオも混乱することなく読ませるところなどは技量の高さを感じます。 @ネタバレ開始 シロエのコピー人間として生まれたことへの苦悩は見ていて胸が締め付けられました。 コピー人間として生まれたが故に普通に恋をして、普通に生きることができなかったけど、彼女は最後まで恋をし、悩みながら人間として生きていたと強く感じます。 @ネタバレ終了 長編でしたが、引き込まれるように読ませていただきました。 大変、いい時間が過ごせました。ありがとうございました。
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蒼白のマジックシールエメラルド文章が分かりやすい上にイラストが動き回るバトルシーンが激熱でした! 強さだけでなく頭を使って挑むところも面白かった~。 魔王を倒した後のストーリーだから出てくる内容とか、シンの生い立ちの部分も印象的で好きです。 リーフィちゃんの活躍も最高だし、とにかくカワイイ! 大変苦労をされたようですが、素晴らしい作品をありがとうございました。
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精神研究の実験人間実験人間パートであえてプレイヤーに一連の作業をさせるところにこだわりを感じました。効果音やスイッチを入れた後の画像差分、文字の色替え、タブレット画面など演出も丁寧でした。 これからEDも増えていくとのことで楽しみにしています。実験人間の中では最後の彼が好きです。
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アンドロイドは小説家になる夢を見るか?本業のライターの仕事をしながら小説家になることを夢見る幸治は、とある企画に当選し、ハウスロイドである『シャーリー』と短い期間の中、共に生活を送っていくことになる。そんな中、あるきっかけからシャーリーと一緒に小説を書き始めていく、というお話。プレイ時間は20分程度でした。短いながらも話がまとまっていて、近未来な世界観もわかりやすく頭に入ってきて、世界観に入りながら読めました。ENDは多分2つあって、一つのENDは幸治が少し未来に対してマイナス的な考えですが、現実的であって不快には思えず、むしろこの考えを私たちも持っておかないといけないと危機感を持ちました。もう一つのENDは明るい終わり方なので、そちらも私としては好きですが、現実的な考えのENDも好きなので、どちらのENDも良かったです。 違っていたら申し訳ないのですが、キャラクターの立ち絵が3Dで作られているのに違和感なく、表情も豊かで、3Dに少し抵抗がある私でもすんなり受け入れられました。 ここからは完全に個人のシャーリーに対する話なのですが、プレイ後シャーリーが家にきてくれたらなぁ〜なんて思いました。プロット渡したら15分ぐらいで小説を書き上げるなんてすごい。けど、一番いいなと思ったのは予算を伝えたらその予算内で買い物をしてくれるという機能。いいな・・・ そんな高性能アンドロイドだからこそ、あの展開で幸治がシャーリーにとった態度も理解できました。長々と書きましたが終始シャーリーが可愛かったです!
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蝶塚 -昆虫標本慕情-どこか怪奇的な雰囲気に惹かれてプレイしました。矢張りとても素敵でした!!! 蟲の話を聞いている、というよりかは先生の恋話を聞いているような感じで、幻想小説・怪奇小説に近いお話だなという印象を抱きました。江戸川乱歩の鏡地獄や人でなしの恋等々、人ではない何かに思いを馳せる物語が好きな人にはハマると思います。 素晴らしい作品をありがとうございました! @ネタバレ開始 オチに関しても中々幻想めいたものがありとてもツボでした@ネタバレ終了