ティラノゲームフェス2019参加作品
3291 のレビュー-
真夜中のお散歩オカルトに興味持ち始めたので怪談にお姉ちゃんの自己解釈なども交えたお話が楽しかったです。結構悲壮感ある状況でもポップに展開するのも味があって良き。
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Days of Noble高校生の主人公はある日、とある事情から同じクラスのお嬢様シルヴェーヌと一緒に生活をすることになる。そこから始まるラブコメ物語。選択肢はなく、おまけを含めて約1時間で読了しました。なお、主人公の名前は自由に入力することができます。 ギャグを積極的に挟みつつ、軽快なテンポで進んでいく構成が素晴らしかったです。あっという間の1時間でした。彩夏と主人公の姉も痛快と表現したいくらいの変態性を(良い意味で)出しており、とても魅力的なキャラクターでした⋯⋯!ギャグの部分も、バックログとか姉汁とか墨汁とか、たくさん声に出して笑ってしまいました。いらすとやの素材も、ギャグをよりシュールに引き立たせていたと思います。 軽快なテンポで進んでいく、最後まで笑いの絶えないコメディー物語でした。未プレイの方はぜひやってみてはいかがでしょうか。
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伽藍洞の鬼灯殻炬さんの鮮やかで華やかで美しい見た目と、落ち着いたお声の組み合わせ、最高です! 「ふれあい」は台詞の数が多くてびっくりしました。どんなセリフが聞けるかな~とわくわくでした。 どこを触っても穏やかに返してくれるのが嬉しいです。優しい! 「会話」も色々なお話ができて、すごく楽しくてあっという間に時間が過ぎる…。 仲が深まるとセリフの感じも少しずつ変わってきて、 どんどん距離が縮まっているのが分かってニヤニヤでした~! 殻炬さんのことを知るほど、どうか幸せで穏やかな時間が 少しでも長く続くよう願わずにはいられないです。
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荒野の復讐者父親を殺した犯人を追って荒野を旅するルーシーの物語。僕は50分ほどで読了できました。本作品は、その世界観が実に魅力的です。火星という過酷な環境と、そこで信念を持って強く生きる人々。SFと西部劇を融合したようなこの舞台設定には、一気に引き込まれました。また、登場人物らのクールな台詞回しもしびれました。キャラクターで言うとルーシーとリンゴがすごく好きです。しかし、1番はスタンピー爺さんですかね(笑) 彼らには、これからも力強く生きてほしい……。 演出面もかなり凝っていて、特に音楽は非常に良かったです。日曜の昼にコーヒーを飲みながら再読したい、そんな作品。おすすめです。
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BEAR序盤はサスペンス・ホラーという感じで、これからどうなるのだろうと不安と期待が半々でした。 主人公の対応がとても淡々としていて怖いくらいでしたが、時間をかけてぬいぐるみに施す優しさに素敵な人だなという印象を持ちました。 ラストは胸がいっぱいになり、このぬいぐるみが主人公のもとに連れてこられて本当に良かったなと思いました。 「きちんと終わりを与える」ということはしがらみがあったり愛着があったりしてなかなか難しいことですが、次に進むためには大事なことなのだと思いました。 素敵なゲームをありがとうございました!
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箱箱を開けるお話。不思議で奇妙なところが魅力的でした。びっくり系の演出や徐々に不気味で不穏になっていく展開が面白かったです。
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むいむい。ほのぼのとして切ないお話でした。 短いですが、心を動かすフックをしっかりとかけられました。読者の心理の導線作りの巧みさを感じます。
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臨界天のアズラーイールほのぼのラブコメから一転、ハラハラドキドキな怒涛のサスペンス展開に、時間を忘れて一気読みしました。おもしろさなら断然肯定ですが、あえて否定に一票。麗美姐さんがいればどんな運命もひっくり返せると信じてる!BGMが場面にぴったりと思っていたら、作者様の作曲と知ってびっくりしました。
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KOKUTOU - 御伽倶楽部 -キャラの見た目が好みだったので以前からやってみたいと思っていましたが、無事三作全て終えました。 個人的には壮大で緊張感のある物語も好きなのですが、いざやってみるとこういう落ち着いた雰囲気の物語もやっぱりいいなって思えます。 物語の内容については謎解きものなので多くは書けませんが、答えに至るまでの登場人物たちの掛け合いはどれも楽しめました。特に黒十さんの台詞やボイスは癒しです。 ここで終わりの物語ではないと思いますので次回作が出ましたら是非読んでみたいです。 以上ちょっとした感想でした。 さてさて、今度カレーでも食べようかな。
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暴走族夜怪不良が怖い話をする、というコンセプトに非常に惹かれてプレイしました。もう起動した瞬間から注意書きの「苦手な方はがんばってください」が好き過ぎます。シローさんちょっと繊細なところが何とも良いですね…。 じっと固唾を飲んでお話を見守っていると、突然の演出にびっくりしてしまったり、ホラーにおける「怖い」をかなり巧みに落とし込んでいると思います。ただ怖い話というだけでなく、不良のキャラクターが語る話というのが「ホラー」という括りの作品群の中で個性になっていて、どれも興味深いものでした。個人的には「呪いの産声」が好きです…!
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一欠けらの優しさを選択肢、そんなに内容としては変わらないような……? と最初は思いましたが、そんな、まさに「一欠けらの優しさ」で分岐する物語なんだなあ、と二周目を読んでいる時に感じました。 全体的に白と黒の印象値が高いイラストが、シンプルながら一筋の光のような雰囲気もあって素敵でした。もしかしたら日本人だから黒髪に黒スーツで白黒に寄ったというだけなのかもしれませんが……受け手の解釈……。 現代を舞台として息苦しさを吐露していく物語で序盤は重めですが、その奥底にある優しさやメッセージ性が強く感じられる作品でした。
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ペンションおしぼり好きです。J’aime ça!とても洗練されたシナリオとキャラ。美しい絵!BGM素敵。すべてしゅきです...デレデレ(//∇//)ちょっと怖さ緊迫感があるのがめちゃくちゃ好きです。冒険感が強くでていて面白いです。
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怪談小噺・聯明確に語り手の存在する怪談体験談! という要素で余計に怖くなるか少し楽になるかは人それぞれでしょう。自分の場合は体験者が生きてるという結末が先にあるぶん安心できるタイプなので、そこのとこは安心できました……。 それぞれ千文字という制限でありながら、導入から結末まで綺麗に纏められた短編集でした。 ゲームとしてはシンプルなノベルですが適度な演出もあり(あくまで怪談という形式もあって過度ではないのがポイントですね)、長さも含めて全体的に読みやすくて面白かったです。 ホラー雰囲気でいると人形は写真を見るだけでヒエッてなっちゃいますね……! 個人的には第六話のもう終わったのかまだ終わってないのか分からない感じが怖くて好きです。それと第三話が後書きも含めて雰囲気が好きだなって思いました。
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RADIANT*SIGN「あれ?どこかの企業が作ったソーシャルゲームかな?」と思ってしまうくらいの、非常にクオリティの高い青春アイドルストーリーでした。選択肢はなく、本編・幕間のストーリーを含めて2時間程度で読了。シナリオ・イラスト・デザイン・一部の楽曲は、全て製作者様の手によって作られており、そのどれもが高い完成度になっています。これはすごいです⋯⋯! ストーリーも簡潔に説明します。アイドルを目指している主人公の夏姫が、とある小さな事務所に入り、そこで個性的な女の子たちと出会います。それからアイドルユニット『Seventh Heaven』を結成し、大きな舞台を目指していく王道のサクセスストーリーです。 1話1話が短く区切られているので、ソーシャルゲームのような感覚でスラスラを読むことができました。特にアイドルという枠の中で自分をどう表現すればいいのか、という後半のストーリーにつきましては、創作活動をしている自分にも響くものがありました。 女の子の立ち絵・スチルはとても可愛らしくキラキラと描かれており、ライブの時はしっかりとした衣装に着替えています。キャラクターは「Seventh Heavenのメンバーみんな好き!」と声を大にして宣言したいんですが、強いて言うなら晶ちゃんが好きです。最初は冷たい感じで登場するんですが、どんどんツッコミ役の立ち位置になっていくのが良かったです⋯⋯! 楽曲もストーリーが進むごとに、メニューの「サウンドブース」でどんどん開放されていくので気軽にリピートできます。個人的には『灯』と『Wish the Steps』が好きです。 ⋯⋯長くなりましたが、製作者様の熱意を大きく感じる素晴らしい作品でした!スマートフォンでも気軽にプレイできるシステムになっていますので、未プレイの方はぜひアイドルユニット『Seventh Heaven』の活躍を読んでみてはいかがでしょうか。 (追伸)感想を投稿しようとしたところ、アップデートでクリスマスのストーリーが追加されたのを知り、いったん投稿をストップしてそちらもプレイしました(本編は22日にプレイ済)。追加シナリオもとても良かったです⋯⋯!新曲もまさにクリスマスという感じがして好きです。 まさかフリーゲームで、ソーシャルゲームと同じような感覚でリアルタイム的なイベントを体験できるとは思いませんでした。ちょっと感動しちゃってます、ハイ。
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トワコ「僕」も永遠子さんも思いやりがあって優しい人だなあという印象を受けました。 短いお話ながらも永遠子さんの心の機微がよく描かれていて、とても切なくなりました。 永遠子さんは好きになってしまったからこそあのような決断をしたのだろうと思うと「僕」は彼女を変えるきっかけとして一役買えたのだろうと思います。 彼らがその後うまくいくのか、それともだめになってしまうのかはわかりませんが、幸せになってほしいと願わずにはいられません。 素敵なゲームをありがとうございました!
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緑のツル、息してる?混乱を招いてしまい申し訳ありません。 エレナとおさげを演じるのは「こいつらと恋しろ!」に登場するサゲスミン王子とバニーというキャラクターになります。 「こいつらと恋しろ!」で2人はモデルなどの芸能活動をしているという設定があり、こちらの短編で俳優として役を演じているという設定です。 あと、この2人だと書き慣れているのもあって立ち絵を描くスピードが桁違いに早いのです……。
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僕と君は、希う。二人で夜の神社に行き花火を見て帰る話。ただそれだけと言うことはできますが、二人の会話のやり取りや心理描写が巧みで引き込まれました。 冒頭に語られる希うという言葉に込められた意味が分かると、納得と苦々しさや切なさを感じさせられました。 エンディングで切り口が変わることで、新しい側面が描かれる構成が良い。
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美しき人プレイしました。演出がうまいなーと思ってクレジットをのぞいたら「ティラノビルダーで作成」とあった時の衝撃たるや。BGMの大切さを如実に感じさせてくれる作品でした。
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千羽×リミックステキストやビジュアル、フォント、かわいいがつまっていて良い。ポエムの文章を選ぶことでストーリーが変化するゲーム性が面白い。
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デイ・アンド・ナイト両思いなのにすれ違う二人の思い。好き、という気持ちが読みやすく丁寧にかかれていたのでそれぞれの気持ちを応援しながら読んでいました。もしも何かが違ったらと思わせられてしまいました。爱之切恨之深(愛する気持ちが強いほど恨む気持ちも深くなる)なんて言い回しがあるそうですが、二人がすれ違ってしまったのも好きという気持ち故ではありますよね。二人が繊細さや不器用さが切ないです。