ティラノゲームフェス2020参加作品
10054 のレビュー-
クローネとはぐるまのしま白黒の画面で描かれる、やさしく切ない雰囲気のゲーム。詩のような文章が素敵で、人形たちもアイテムもとにかくかわいい…! 島内を散歩したり棚を触ってみたり…ティーバッグやたからものいれ、スケッチブック、じてんなどなど…あらゆるものが細かく作られていて凄かったです。
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高層マンションプレイさせていただきました。 書斎という小さな場所をメインに、様々な話が繰り広げられるのがとても面白いです! 短いながらもその中で幸せとは何か、家族とは何か、等様々なことが語られ、とても楽しめました!
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その恋、保留につき、バレンタインシチュエーションボイスいい作品でした。 3人ともそれぞれ個性あるキャラをしており、声も可愛く、面白かったです。
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みちのく怪奇譚 3話3話から読み始めましたが、登場人物が詳しく書いてあったりで 前作未履修にも優しい親切な設計でした。 @ネタバレ開始 物語を読み進めていくと、時々話の間に入ってくる 武士?のお話が気になり・・・さらには蛇にも関係 しておるな・・・とは思っていたのですが 何やら祐樹君のおかげで救われたようで、悪い呪いではない・・・? 色んな謎を残して後編へ。 分からなかった事が視える視える・・・。 「あの言葉は、これが視えてるからだったんだ・・・」と 色々発見がありそしてクライマックスのバトルシーン。 とにかく痺れました。蛇かっけぇーー!!! 私もほしいなんて思ったりして。 最後蛇が真の姿でお見送りするのも素敵すぎる・・・!!!! こういうの大好きです。 @ネタバレ終了 面白すぎて、読み進める手が止まりませんでした。笑 めちゃめちゃ面白かったです!!! 1、2のシリーズも読んできます!!
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僕らの一歩面白い作品でした。 主人公の過去の話もそうだし、全体的にも現実味があって読んでいて少し共感してしまう部分があったりしました。 仲良くなったチャットの相手には驚きました。
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La Vie en Fleur何もかもがすごすぎて、びっくりしました。完成度が高すぎます! イラストの圧倒的な綺麗さは見て分かると思いますが、シナリオも非常に高品質です。 独自のファンタジーな世界観を見事に作り上げられているのが、本当に素晴らしく目を瞠ります。人が皆、花に由来する能力を持つという花章の設定が際立って面白いです。キーになっている花言葉と共に浮かび上がる思いや、複数ある花言葉から新たな面が見える瞬間がたまらなく好きです。こういう設定であれば、花の種類で世界を横に広げたくなるものですが、そこに「枯れし者」という存在を持ち込んで奥行きを広げているのが本当に巧みな作りです。 プレイ中は「イケメン! ドキドキ!」ってな感じなんですが、冷静になって考えたら全体の構築力があり得ないほど高いんですよね。キャラクタの属性はみんなバラバラですし、話の流れも被っておらず、ルートごとに出自・伝承・教会など別々の要素を用いて多面的に世界が形作られています。そのせいもあって密度が非常に濃いんです。こうしたファンタジーものって普通の現代ものと比べると、世界のルールが違うために書かれる情報が多くて辟易することもあるのですが、本作では各要素をキャラクタが担当しているので、キャラクタを描くと世界が浮き出る作りになっています。ここを両立させる筆力の高さには惚れ惚れしました。 文章自体も、地の文と台詞のバランスがとても良くて没入しやすかったです。 キャストさんの好演も心地よかったです。 @ネタバレ開始 キスシーンで声を左右に振られてますよね? ぞくぞくしました!!! ルートは左から順に選んでいきました。ディーサ君とのお話は王道で入り込みやすいので、最初に読めてよかったです。幼馴染みで長年の片思いは分かりやすくて強い。リフィアちゃんに対してまっすぐで、でも素直になれないのがきゅんと来ます。それにしても、リフィアちゃんは鈍すぎる……! 襲われそうになって「お腹が空いているんだ」は、さすがに何というかモヤモヤしました。もっと危機感を持って! 周りの男がいい人すぎるだけなんだよ! ディーサ君からの好意に鈍感な様子は、まさにダミアンさんと同じ気持ちでニヤニヤしながら眺めていました。 キスヴェルトお兄ちゃんは美しすぎる! 着替えるシーンでハッと目を奪われます。優しくて愛の深いお兄さんが大好きなので、キスヴェルトさんは一番好きなキャラクタです。近親の注意書きに恐々としていたのですが、義理じゃないですか! よかった! リフィアちゃんが愛情に鈍感なのも、キスヴェルトさんの愛し方が行きすぎているのも、愛され慣れていないという背景によるものなんだな、と理解できました。終盤で彼の薔薇が自らを(内面ごと)傷つけながら戦う場面が印象深いです。リフィアちゃんの髪に挿してある目立つ花飾りの「毎朝お兄ちゃんが付け替えてくれる薔薇」に籠もっているであろうキスヴェルトさんの感情がたまりません! ジェレミ君のルートでは、花の女神様や枯れし者などの秘密が明かされるわけですが、それがジェレミ君の問題を解決するために描かれているので受け取りやすかったです。そこに彼自身とアロマおばさんの過去が加わって、とても濃密な物語でした。花楼樹の前での「そんなこと僕は聞いてない!」からの流れは、声優さんの演技力もあってかなり涙腺に来ます。そして彼も花章を持っていたのは盲点を突かれました。彼の花章の力が花言葉と合わさると、すごく味わい深いですね。好きなポイントです! ダミアンさんのお調子者ながら思いやりのある性格は、鉄板ながら最強ですね! ……彼がディーサ君の兄でさえなければ。正直、なぜダミアンさんが攻略対象にいるのか理解不能でした。一途なディーサ君の兄ですよ!? ずっと弟を見てきたがゆえのダミアンさんの葛藤には、こちらも胸が苦しくなりました。不用意に心が近づいてしまわないための「嬢ちゃん」だったんだなぁ、とかいろいろと考えてしまいます。 ディーサ君の「見くびんなよ」がひたすらに恰好いい。言い訳をことごとく潰していく姿が立派で、最後の「クソ兄貴」も響きます。想い人と兄貴がくっつくとか地獄でしょうに……。 リフィアちゃんはディーサ君の気持ちに気付いていないからダミアンさんを選べるし、ディーサ君も秤に掛けられていないからギリギリでプライドを保つことができる。ここにきてリフィアちゃんの鈍感設定が活きてくるのか! と膝を打ちました。 花がテーマであるからか、色合いが赤黄系の暖色でまとめられているのが優しい雰囲気でいいですよね。自分ならキスヴェルトさんの服装なんて絶対に青を入れてしまいますし、ジェレミ君の髪の色は馬鹿正直に黒にしてしまったと思います。そして、この空気感が出せなくて悩むんです。 また、ダミアンさんのタレ目はこだわりポイントかな、と思いました。 フルボイスで全てのキャラに声があるのは驚きでした! その分、アロマおばさんや花姫様などにグラフィックがないのと、地の文に台詞のある箇所で声が出ないのは、却って目立ってしまったかな、と思います。とても贅沢な悩みですね。あと、敵の花章もちょっと説明臭かったかな、と。この辺りは恐らく、作者様も想定していらっしゃると思います。 ほか、気になるというほどでもないのですが、タイトル画面で5人全員が真正面にこちらを見ているので少々威圧感があるのと、タイトルが検索しにくいのは少し困りました。 @ネタバレ終了 全体に豪華で構成も美しく、押さえるべきツボがしっかり押さえられているので、とても高い満足感で読み終えることができました。もっとこの世界に浸っていたかったです。ありがとうございました!
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THE MAGIC CRAFT エピソード2サムネのニナが可愛かったのでプレイしてみました!ゲーム×漫画!なるほど・・・お互いの良い所を上手く組み合わせると、こんなに面白くなるんですね。特にアクションシーンの絵の躍動感がすごく気持ちよかったです。エピソード2から始めたにわか者ですが、これ単体でも問題なく楽しめる作りになっていました。1もやらねば! @ネタバレ開始 強い敵にやられてGameOver?になりましたが、漫画パートで上手いことつなぎ再開させてくれました。ユーザーを萎えさせないこの気配り・・・最高!
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Music Note参考になるコードのお勉強ができる!! なんとありがたいことか!トーン記号君の手が赤く! 音楽スキルの参考にさせていただきます。ありがとうございました。
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僕らの一歩知っているという人を入り口にすると、なかなか趣味で作っているものの共感は得られないのですが、 作品を入り口にすると、そうじゃないんですよ、 趣味の合う作品出入り口が絞られているから。 一歩。制作はすべての一歩。生きる一歩。創るという手段はとてもすごい手段です。 願わくば、作品の表出と、彼が人とのかかわりとのバランスを磨いていけますように。 短い中に、一歩が込められた素敵なお話でした。
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FITB言葉遊びだったりジェネレータだったり。入力次第でいつまでも遊べる感じがほんっとうに好きです! 質問集など入力ガイドのおかげで、いろいろな単語を引き出してくれるのが楽しいです。おもしろい組み合わせができると誰かに見せたくなります…!
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カペル-Caper-断片的なセリフとイラストによって物語の余白の想像を掻き立てられます。 ドアを開けるか開けないかで、ノゾキアナの誰かはいったい誰に? 色合いと味わいのあるタッチの線、謎のキャラクターイラストの雰囲気が生きていて 余韻を楽しめる作品でした。
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鉛の魔女なんだこのかわいいゲームは~!?リラちゃんかわいい!おもしろーい!そして難しい………(何回か同じところに行きまくって詰みました、地図はよく見よう) どうやって作っているのかまったく分かりませんが、ダイスを転がしたり道を選んだりレベル上げしたりするのが面白かったです。 表情豊かなリラちゃん(服のデザインも超好きです)に、ポップなイラストがいっぱいで見ているだけでも楽しいゲームでした!
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FITBよくぞこの色々な組み合わせのアイディアをこんなにたくさん詰め込んで作られたなぁと! 支離滅裂なおはなしや会社や説明書ができあがってしまいました。 オリジナルで自分の好きな語感をこめるとなおよし。 UIのスイッチ操作やデザイン、練られてきめ細かやかに作られているので いろいろ画面をさわるのも楽しいなと思いました。
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ヤドカリ青春ライフにオカルトホラーミステリーにSFにとにかくてんこ盛りの作品でした。 立ち絵やイラストが無い分、音楽演出と文章力が光る作品で、日常描写がテンポよく楽しく読めました!羽鳥さんとお店の戦いが大好きです!BGMでも笑わせてくれる…! 他の方が言っているように私もヤドカリがUMA的なものかと思っていたら…! 予想は見事に裏切られましたが、期待はばっちり応えてくれるそんな作品です!
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まもののたおしかたUIがとてもしっかり作ってあって、世界観に没入して楽しめる短編でした。 @ネタバレ開始 とくしゅコマンドにはなすやなでるがあることから、交渉できるはず!とさっそくせんべいを使ってしまいなにもなかったですが、話すや他のコマンドをためしながら「和解エンド」にたどり着くことができました。@ネタバレ終了 たたかいの手段や方策を練るのがたのしかったです。
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ヤドカリ両手に花の青春ライフかと思いきや謎の殺人事件に、ヤドカリのオカルト、 ヤドカリの説明がでてきて一気にオカルトめく下りが好きでした。 選択を見するとバッドエンド直行なのもわかりやすくてよかったです。 女の子ズを疑っていましたが! ラストは謎が解け爽やかに終わりました!このまま、異能バトル学園ものとして続いていきそうです。 食べすぎハイスペック女子高生かわいかったです! ノベルゲームとして王道デザインにして面白い作品でした。
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アブノーマルハァトいろいろな「愛」の物語。 だいぶアブノーマルなお話ですがイラストがとてもかわいい!どの男子もかわいい顔して恐ろしい…そして切ない… ハッピーエンドは本当にハッピーなのか…?と思って他のエンドを見たらやっぱりハッピーな気がしました。トゥルーエンド後のタイトル画面も良かったです。
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クローネとはぐるまのしまオルゴールの音も、独特のセンスで描かれた人形たちもどちらも好きですね。島の中で精いっぱい生きている彼らは優しくていい人形ばかりですが、どことなく悲しい雰囲気があるのはなぜでしょう……。ここでも人間たちは好き勝手してますね。人形たちのほうがよほどで真面目に生きています。
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鈴の隠音めちゃくちゃ怖くてめちゃくちゃ面白かったです!!音を使った演出がとにかく盛りだくさんで、怖すぎてああ…とかうう~~!!とか言いながらプレイしました。 一本のホラー映画を見終わったような満足感があるボリュームたっぷりのホラーゲームでした!そしてそれぞれの女の子たちの描写も良かったです。唯ちゃんが好きです。 最初はBADになりましたが攻略を見ずにグッドエンドを見ることが出来ました。回収が難しそうだったので親切な攻略を拝見してハッピーエンドに辿り着きました。ありがたい… 他のエンドもそれぞれだいぶ展開が異なっていて面白かったです。「」エンドはつらい… ぜひヘッドホンを付けて夜にプレイしてみてほしいです。(私はそんな勇気ありませんが…)
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Queen of cave ~無人島の七人~無人島というシチュエーションでサスペンスではなくホラーを楽しめるストーリーでした。 美女が一人混ざるとそうなるよね!という不穏な空気が漂い始め、最初から知り合いでもなんでもない人間同士の暗い部分が見え隠れします。特に主人公の心理状態がリアルで良かったです。まだ18歳、そしてケガをしていて状態は悪く更にいつもとは雰囲気の違う恋人…マイナス要因しかないなか奮闘する主人公が追い込まれていく姿は、この先どうなるんだろうと引き込まれました。 @ネタバレ開始 エンディングは6つとありますが、END6がなくEND7と表記されているのには何か理由があるのでしょうか。気になります。 ランリさんの熱視線は何となくそうかなーと思っていたのですが、END7の塩対応がランリさん報われず寂しくなりました。 始終不穏で恐怖を感じながらでしたがお婆のところは笑いました。あそこで力を抜くことが出来たのでのちのストーリーをさらに楽しめたと思います。 @ネタバレ終了