ティラノゲームフェス2020参加作品
10054 のレビュー-
病菌暗黒郷音楽と縦書きの文章で、ゲームをしているような、小説を読んでいるような、その両方の良いところを絶妙に取り入れている作品だと感じました。 淡々とイヤ(であるはずのこと)を語るのは、一種の諦めなのか。 @ネタバレ開始 XX菌のイジメって、よく聞く種類のイジメですが、それを他人に移す怪異のような少女の存在。とても惹かれます…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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奇天烈探偵ファイル 「spelL FILE01.消えル ヴィーナス」仕様とか音楽がかっこいいしシナリオも面白かったです!好きです! @ネタバレ開始 主人公の謎や天照の欲求が満たされることがあるのかなどきになるなと思いました!続編たのしみです!
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透明人間(仮)プレイさせて頂きました。 バッジも全て発見できました! 不気味なBGMで怖い質問、暗闇に連れていかれた感覚が、リアルに感じました。 @ネタバレ開始 花壇を1人で世話をしているような、心優しい綾ちゃん・・・。 どの選択肢を選んでも、綾ちゃんはこの世には戻ってこない(T_T) それが、悲しかったですが、いじめた人への復讐としては、滅ENDではなく 応ENDのように自分も同じような目に合うとか、贖ENDのような、一生懺悔の気持ちを忘れないとか そういったENDが、綾ちゃんは浮かばれるのではないかと感じました。 それから、ヨシコが『ばばぁ』という言葉に、やけに反応すると思っていたら、贖ENDで納得しました。 @ネタバレ終了 とても、奥の深いお話をありがとうございました。
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さみしいカッパ癒されました。 ありがとうございました。
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手は口ほどに物を言うちょっと変わった乙女ゲームでときめきたい人にぜひオススメしたいゲームでした。 キャラクターのビジュアルは、手だけしか表示されないのですが、感情豊かで、とてもキュンとします! あえてキャラクターの顔を出さない乙女ゲームは好きですが、このタイプは初めてでした。手フェチに目覚めたかもしれません!笑 示祐くん→薬師寺先輩→央司くんの順で攻略しました。 @ネタバレ開始 示祐くんの手が、ぎゅっと握られたり、少し緩んだりする仕草で、感情が伝わってきました。大きくてゴツい手、いいですね……。 物語も甘酸っぱい青春の香りがして非常にときめきました!告白のときのあの手の動き!!思わず「きゃー!」と叫びました笑 一番ドキドキした瞬間でした。 薬師寺先輩は、最初の印象と過去の姿のギャップが良かったです。頼りになる面だけではなく、ちょっと理屈っぽくてヘタレな面もあるのがすごく人間味があって、好感が持てました。一番好きなキャラクターでした。 央司くんは、通常グラの手がどれも王子!!という感じで素敵でした。手だけでイケメンなのが伝わってきてすごいです。HAPPY ENDの最後の手の動きとセリフに胸を撃ち抜かれました。ただ、1回目は、何を書いてるのか分からなかったので、2回見ました。主人公の指の影があると、指が浮いてるかついてるか分かりやすくなるかもしれません。 それぞれのキャラクターが他のキャラクターのルートでも出てきてたのが良かったです。示祐くんが大人で、示祐くん以外のルートの時、すごく切なかったです……! @ネタバレ終了 ところどころで外見に関する情報が出てくるので、それと手のイラストを見て、どんな見た目なのか想像するのが楽しかったです。 珍しいときめき体験をさせていただきました。ありがとうございました!
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ハウトの闘技場模擬戦ハウトのHP、MPの桁に驚きました。 術や技の名前もTHE RPG!という感じで好きでした。 面白いゲームを有難うございました!!
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あのこのおっぱいをもみたいつんつんは、同士かもしれません。 選択肢は、速攻「揉ませてください」を選びました。 @ネタバレ開始 スチル、キタコレ!!!!!!! 有難うございます。有難うございます・・・ @ネタバレ終了 面白い作品を有難うございました!
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透明人間(仮)やはりホラーゲームは演出とその謎の明かし方だなと思いました。 人情的ではない答えをしていったらバッドエンドになるのかな、と思って選択肢を選んでいったら、初回で滅エンドをひきました(笑) @ネタバレ開始 いじめ、そしてイジメに対する復讐。 それはとても重いテーマで、それが徐々に明らかになっていく。 最後、ヨシコがまさかのロリババア(失礼)で萌えました(笑) @ネタバレ終了 THE!ホラゲームって感じの素敵な物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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一恋盛大に笑いました!ハチャメチャな乙女展開に突っ込みながらも、圧倒的クオリティで良き所に収まっていく様は痛快です。何より、主人公ちゃんの主人公力がすごい。。。このゲームの主人公はこの子しか考えられないです。萌え+笑いで元気になれました。楽しかったです。
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地下監獄ESCAPEとってもスリリング!ピンチになった時のハラハラ感、スピーディな展開。これぞ脱獄!って感じです。謎解きも色んな角度があり、それぞれがストーリーとリンクしていて楽しいです! @ネタバレ開始 ゲーム全体に違和感が漂っていましたが、伏線だったのですね。TRUE ENDで綺麗に払拭され、プレイ後はお洒落な爽快感に包まれました。 @ネタバレ終了
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Sea glass(シーグラス)開始早々「オシャレな洋画が始まった!?」と錯覚しました。全編通して美しい画面に印象的な青。文章も含めて大人な雰囲気です。 @ネタバレ開始 見られること評価されることについて、そのものの本質を知ることなく決められてしまう美しさやその苦しみを、割れて削れて形を変えていった末のシーグラスになぞらえる抜群のセンスにただただ圧倒されました。 @ネタバレ終了 良いものを見させていただきました。
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エレベーター ~性格不安定な僕とみよちゃんの物語~
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ハローライブ!画面がめちゃくちゃ動く!しかも可愛い。本当にティラノビルダーで作ったの……?と未だに半信半疑です。 「音ゲーっぽいなにか」とのことですが、独自のルールが面白くかつ難易度の段階が絶妙で、巧みな見せ方と相まってとても楽しめました。
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小さなおくりもの語りが肉声ではなく、VOICEROIDというのがまず驚き。 言われなければ声のいい人だな~で気づかない。 おはなしは、ほのぼの平和な世界で癒される。 末っ子ちゃんの頑張りと長男のやさしさに乾杯。
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エルシェの少年リオとエルシェ素敵!見ているだけで幸せになれます。何かが起こりそうな不穏な空気もワクワクします。そして少しずつ謎が明かされていき、ラストで綺麗に回収した時に「なるほど!」と唸ってしまいます。短いながらも魅力がてんこ盛りです!すごいノベルだ!
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Vergunty ヴァーガンティープレイしての感動と衝撃を、どう表現したらいいかが分からない。 読んでいて涙が止まりませんでした。涙を誘う物語ではないと思うのですが、ままならない胸の痛みをじっくりと描き出しているので、ことごとく心が掻き乱されて大変でした。 タイトル画面で音楽が流れて「ヴァーガンティー」の時点でワクワクします。そして始まるオープニングが期待感を煽ってくれます。 読み始めて、とても丁寧に書かれた作品であると感じました。美月と綿貫の作家と編集者という関係は、こうして作品をプレイして感想を書く自分とも重なって見えて共感もしやすいですが、一方で社会人と未成年の恋愛や同性間の恋愛描写などは、少なくとも自分は割と抵抗のある題材でした。それをすんなりと受け入れられたのは、心理描写がとても丁寧になされていたからだと思います。そうして登場人物の好感度が高く設定されているので、序盤の小さな変化を積み重ねる流れも退屈しませんでしたし、ラストも皆が幸せになってほしいと願っていました。 中盤以降、各人の思いがぐちゃっと集まって入り乱れた恋模様になりますが、一口にドロドロと称するにはみんな根っこが純粋なんですよね。なんでこんなになっちゃったのかな、と苦しくなり、結論が出てほしい一心で読み進めていきました。この話がよく書けたな、と心底感じ入ります。 @ネタバレ開始 前半の途中から、美月くんが恋にのめり込んでいく様子(そして綿貫の甘やかし方)を見て、これは破綻するパターンだなと直感しました。でも高校生の時分に大人のお姉さんって、むちゃくちゃ色っぽいですからね。初恋だし、作品を認めてくれた人だし、仕方ない。ここでの剣磨くんは、綿貫に対して本当に的確に刺す言葉を投げたと思います。この歳であそこまで明確な答えを導けていることに、一体どれだけ美月くんとその作品に対して真剣に向き合ってきたのだろうと考え込んでしまいました。普段のクールさの内側に秘められた激情が溢れるこの場面がすごく好きです。部屋に綿貫の匂いが残るのが嫌、という心情も分かりすぎる。そして、こうして傷ついた綿貫が、辛いながらもそれを零さず、きちんと決断を下した姿は立派でした。 後半に入ると、それまで見守る立場にいた大人組の二人が同じステージに降ってきて混沌としますが、この展開には少しシナリオ上の危うさを感じました。前半で全てに恋を優先する美月くんを「幼い」と評していたのに、後半ではジュンさんがこれまでの積み重ねを投げ打って恋を選んでしまう。ジュンさんと榎本さんの、丁寧に描かれた二人の過去を見ている分、ジュンさんの幸せに榎本さんの替えは利かないと思うんです。8年も一緒にいれば気持ちも落ち着いているでしょうし……とはいえ、ジュンさんは非常に入り組んだ感情を抱えた繊細な人物でしょうから、他人の杓子で推し量るのは無粋なのかもしれません。 このジュンさんの秘密による舞台の転換は本当に見事だと思いました。傍観者だった二人が当事者に変わり、あらゆる矢印に同性愛的な要素が含まれてくる、それによって、やや浮いていた剣磨くんのBL要素が特別なものではなくなり、榎本さんが先達かつ飛び抜けた人格者に昇華されます。要素を一つ切り替えるだけでこんなに綺麗に嵌まるのか、と驚嘆しました。 その榎本さんが、ジュンさんが出ていった途端に泣き崩れるシーンは、強く胸に刺さって言葉が出ませんでした。そりゃそうか、と、自分は何を勘違いしていたんだろう、と恥ずかしくなりました。いくら強い人に見えても、大切な人が自分の許から離れて平気でいられるわけがない。むしろ、榎本さんが強い人でいられたのは、隣にジュンさんがいたからなんだ、と。そして、その瞬間までよく耐えたな、と胸を打たれました。その後、嫉妬に駆られて黒い行動を起こしてしまう様は、とても人間的で好ましく感じられました。 終盤で、美月くんの成長(まだ危うさは残りますが)が見られる一方で、主人公である綿貫が流されるままに決着している点は気に掛かりました。相手二人はこれだけ覚悟を決めているのに! けれども、あらゆるものを受け入れる懐の広さは主人公(というか視点キャラ)に相応しい美点ですので、恐らくここは、全ての人物に焦点を当ててドラマチックな変化を描いているがために、相対的に変化の薄い主人公が目立ってしまっただけのようにも思います。 終わり方としては、美月くんと結ばれるのが一番収まりがいいかなと思いました。ジュンさんと榎本さんは一緒にいてほしいですし、剣磨くんは耐えてくれ。叶わない恋を秘める君が好きだ。 @ネタバレ終了 番外編もあるようなので、これから読んできます。内容に大きな質量があり、満足度の高い物語でした。読ませて頂けて、ありがとうございます。
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死んだ僕の葬式に来た君は綺麗だ。僕の葬式に来た君と彼女の話。 人称代名詞の嵐です。文字が滝のように流れてきます。ちゃんと読めたか分かりませんが、僕と君と彼女の歪な関係が窺えるお話でした。 @ネタバレ開始 厭世的な僕は親友だった君との関係を壊してしまい後に解放した?君はかつて僕を愛していたが、捨てられたと思い今はとても恨んでいる?でも君は葬式に来て泣いてくれた。 彼女は君から僕を奪ったと己を恥じていて。僕に愛されたかったけど、僕はまだ君の方に親しみを感じていたようで?でも君はそのことを知らない…? @ネタバレ終了
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さよならチョコミント短いながら、夏の熱気が漂ってくるような作品です。 子供時代を思い出してノスタルジックな気分になれました。 @ネタバレ開始 2人はお別れだったのですね。切ない……。 @ネタバレ終了 ありがとうございました。
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タイトル無し不思議&恐怖体験でした!とにかく怖いのだけど、ギャー!っていう怖さじゃなくもっと概念的なものを感じました。また、ゲームが親切設計なのが有難かったです。手探りでプレイしてすごく不安になりながらも、迷子にならずに済みました。面白かったです~!
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倒錯する愛とその行方タイトルの通り、倒錯した愛を貫いた作品でした。 @ネタバレ開始 短いながらに伏線も見事に回収して綺麗に終わらせてくれました。 いや、万人にお勧めできるかというと、考えてしまいますが、後半の衝撃とどんでん返しは鮮やかでした。 @ネタバレ終了 制作ありがとうございました!