ティラノゲームフェス2022参加作品
8914 のレビュー-
Route17とにかく素敵な物語でした! 何を書いてもネタバレになりそうなのであまり詳しくは書けないのですが、 プレイ後は心がほっこりして、明るい希望も感じられて……感想を書いている今はとても良い気持ちです。 作中に様々な仕掛けがしてあり、ゲームでしか味わえない面白さがある、というのも本作の魅力の1つだと思います。 始まり方や終わり方など、唐突に感じられる展開があるのですが、ゲームの仕掛けとして後々効いてくる作りなのが素晴らしいと感じました。 @ネタバレ開始 舞台は25号線なのに、どうして「ルート17」なんだろうとずっと疑問に思っていたのですが、最後の最後でその理由が分かった時、感動しました。 様々な数字を絡ませて、ラストの一番大事な部分でドン!と意味をもたせてあるのがすごいです! 疑問の種であった「25号線」自体も仕掛けの1部になっていて……とにかく非常によく練られた構成だと思いました。素晴らしい! 仕掛け以外の所でも、主人公が成長していく様(身体も心も)の演出がよく描かれていると感じました。 そしてそれの対比で、変わらない灯菜ちゃんの異様さみたいなものが浮かび上がってくるようでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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箱入り娘たちプレイさせていただきました。 箱にまつわる短編。いえ、短編というよりは掌編で、掌編というよりは詩篇でした。スクロールで綴られる文章は、時にとりとめなく、時にデカタンで、それらがスクロールによる不思議な演出と共にたゆたいます。 セレクト画面からして、なんぞこれ!で、実際に各話に入って更になんぞこれ!でした。もちろん、これは技術的な驚嘆の叫びです。同じツールを使って作られているとは思えません。ティラノの可能性を感じる一作でした。 素敵で意欲的な作品をありがとうございます。
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Bar Flor美味しそうなカクテルがたくさん出てくるゲーム!バーに行きたくなりました。 お客様に合わせてカクテルを用意するという仕組みが面白くて、色々試して遊んでいました。 お花を浮かべるカクテルはどれも可愛らしく、お客様が来るたびに「次はどんなものが出てくるだろう」とワクワクです。 @ネタバレ開始 ……と思っていたのですが、「なんだかマスターの知り合いばっかり来てない?」と違和感を感じてからの、最後にカクテルにはそれぞれ裏のメッセージがあると知って衝撃! レシピノートで確認したら、その意味に戦慄!でした。 自分は一体何をやらかしたんだ!?と気になって、見た目を楽しんでいた1周目とは別の意味で興味深々でプレイ。 レシピノートを埋めるごとに、少しずつ明らかになっていく仕組みがこれまた面白い! そして、ニコニコ会話していたはずの店員2人が裏でバチバチやっていたと分かるともっと面白い!(笑) No19のルートが一番バチバチしていて面白かったですが、最終的にNo20や21で和解?できそうで良かったです。 @ネタバレ終了 攻略情報、大変ありがたかったです。 丁寧なガイドで、苦労せず隅々まで遊びつくすことができました。 素敵な作品をありがとうございました。
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その恋、暫定につき、バレンタインシチュエーションボイスZバレンタインデーはとうに過ぎてしまいましたが、全力でバレンタインさせてもらえました! 大好きなキャラクターたちから、それぞれ想いの詰まったチョコを貰える所だけをつまみ食いさせてもらえるとは……なんて贅沢なゲーム!!! @ネタバレ開始 直方先生の出オチ義理に「ファッ!?」となりましたが、2度目クリックでちゃんとエピソードがあって思わず萌えちゃいました! 義理かよ!と思わせてからの本命はキュンですね! 今度使います!(!?) ワインと一緒にいただくチョコレートも大人の雰囲気ムンムンで素敵でした。 2人でお酒を飲みながらのバレンタインなんて……キャー!//// @ネタバレ終了 『シチュエーションボイス』ということで、キャラたちのデレまくったボイスを堪能できて幸せでした。 素敵な作品をありがとうございました。
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永劫皆既ぐるぐるとかき混ぜられて、とろけました。 ハコニワさん作品のプレイは「The Hotel」から2作目です。 あちらでも一生同じ所をぐるぐるとかき混ぜられていましたが、今回もぐるぐるされました。 ハコニワさん作品の魅力である、独特な世界観も変わらず。考えるな、感じろ! でも今回は何も感じとることができず、とろけるまでぐるぐるされました。ぐーるぐる。(10周以上w) @ネタバレ開始 ということで、概要欄の攻略におんぶに抱っこで、無事にコンプリートすることができました。 The hotelもそうでしたが、どうしてこんな面白い仕掛けを思いつくんだ!と天井に叫びたくなりました。いや、すごいです。もう全然思いつきませんでした。 天井に対しての考察が足りなかったですね。 @ネタバレ終了 ノベルとしての面白さだけでなく、ゲームとしても楽しめる作品でした! 素敵な作品をありがとうございました。
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王様と僕の夏ムゥムゥ言う王様が可愛すぎました! 道で拾った箱入り王様(!?)と10日間を過ごす物語なのですが、この王様がとにかく可愛いし、癒されます~! 一家に一人欲しい……。 王様と遊ぶのも、色々なパターンがあって楽しい夏を過ごすことができました。 @ネタバレ開始 ED3のメタボENDは面白かったです。(笑) 乗り物を破壊してしまうほど太ってしまった王様も、なんだかデブ猫ちゃんみたいで可愛いですよね。 美味しそうにご飯を食べてくれるので、実際一緒に暮らしていたら私もメタボちゃんにさせちゃいそうです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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You Make a Space Cat屋外だったので音なしでプレイしちゃいました。また後ほど音ありでやってみます。クレジットの年月日も世界観の一つかなと感心しました。
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闇の通り路カロラさんがとてもカッコよかったです! @ネタバレ開始 過去の傷を抱えながらも、前に進もうと生きていたカロラさんと マドくんとの出会い。ただの門番と来訪者でしたが、 闇に2人で飲まれたのをきっかけに、 マドくんはカロラさんの光になれたのかなぁと思ったりして。 最後の「目に見えない光を放ちながら」は 設定としての、光を放っているっていうことと、 誰かの希望(光)になりながら、っていうことなのかなぁと 想像をしたりです。 @ネタバレ終了 素敵な物語をありがとうございました!
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宵闇の燈明らかに怪しい人でしたが、彼の魔力は強かった…最初こそ突き放しましたけど、やっぱり手を取る未来を辿ってしまいました。だって真実が見たいもの…。満足です、ありがとうございました!
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きみはもうほかの誰かのものまるで本でも読んでいる様な綺麗な画面の構成で、妖しげな空気を纏った人が気になるお話でした。 しかし私は好奇心に忠実に生きました。後悔はありません、むしろすっきりです。主人公すまんな…。
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L L切ない恋の物語でした。 @ネタバレ開始 最初はラブレターのLLなのかな?と思ってましたが、最後になってあぁ違ってたんだなと分かり、切なくなりました。 @ネタバレ終了 青春のひとときをありがとうございました。
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ザゴーストペインター唯一無二、圧巻のセンスを今作でもひしひしと感じました。 括りとしては探索ゲーではあるのですが、とにかくオシャレで世界観が抜群に素晴らしいです。冒頭のOPムービーからお絵描き要素、クリア後の演出の数々まで、プレイ中は終始感動に震えました。センスの塊すぎる!! 探索の方法は若干特殊な感じがあり開始直後は悩みましたが、『キャンパスに何かを描くことでイベントが発生して話が進む』ということに気付いてからはサクサク進めることができました。とりあえず悩んだら手持ちの絵の具で描けるものを描くのが吉です! 最後はコレクションが1つ埋まらずに作者さんの攻略ヒントを拝見しながら調整してコンプしました!仔細にわたってヒントが記載されていますので悩んだら是非作者さんのHPをご参照ください!
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ダンジョン作ったから遊びに来てね【PC限定】メチャクチャ面白かったです! 過去に公開された作品のミニゲームで「この部分をもう少し膨らませればそれだけで面白ゲーになる!」と確信していた部分をまさに核として作られた(と思われる)一作で、超俺得ゲーでした。 「コンパクトながらこだわり詰まった3D」との紹介文がまさにピッタリな一作で、3DダンジョンRPGの面白いところだけをぎゅっと凝縮したようなゲームに仕上がっておりました。プレイ時間における満足度の高さは非常に高かったです。 初見プレイではコツが分からずに敵に特攻して爆死してしまいましたが、一度ゲームオーバーになってhintを見られるようになり、サクサクとクリアできました。戦闘が100%回避できる仕様なのはとても嬉しかったです! ストーリーは前作と世界観を共有しており、登場人物や魔法、舞台設定などが懐かしく感じられました。サイドエピソードのワンクリックで全文章表示される仕様も改めてせっかちには嬉しい仕様でした。ダンジョンでの探索の前後で示されるストーリーも意外性があって面白かったです。
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おじさんと遊ぼうメチャクチャ面白かったです! 完璧すぎるおじさん構文の嵐に当方自身もおじさんの身なのに思わず身の毛がよだってしまうほどでした。UIのデザインも素晴らしいですし、テンポも非常に良く一切無駄がなく面白いところだけで構成されていて、最後まであっという間に楽しめました。SNSあるある的な要素が存分に散りばめられていて非常に楽しめました。 @ネタバレ開始 オチは全く予想しておらず純粋に驚きました。 最後のEDを見た後のタイトル画面で吐き気を催しました!(笑) @ネタバレ終了
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きみはもうほかの誰かのものとても素晴らしい作品でした。 ゲームを構成する全ての要素を細部までこだわって作っているのが分かる丁寧な作りで、作品世界への没入感がとんでもなく高かったです。タイトル画面やEDなどの演出はもう鳥肌モノでした。 ストーリーはタイトル画面を見て想像していたものとだいぶ異なりましたが、因習が残る片田舎のお話として強くノスタルジーを感じられるものでした。主人公と東くんの境遇や関係性の描き方の素晴らしいテキスト、印象的な東くんのグラフィック、向日葵の鮮やかな背景、洗練されたBGM、全てが良かったです。 掌編作かくあるべし、といった印象を受けたこだわり抜いた一作でした。 プレイ後には強烈な余韻が残りました。
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白無垢の決意複数の手紙を読んでいくという変わった趣向の一作でしたがとても楽しめました。 以下、念のためたたみます。 @ネタバレ開始 登場人物がみな善人なので、気持ちはすれ違えど清々しい読後感でした。 恵まれた環境で育った善良なるボンボンが、 厳しい環境でひたむきに前向きに頑張る女性に惚れるのはとてもリアルだと感じました。 錯乱して頭突きするところは想像もつきませんでしたが! @ネタバレ終了 本編だけでは読み取れないであろう背景をおまけで補足してくれるスタイルにプレーヤーへの優しさを感じました。
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Silent Film_冒頭からなかなか状況が見えず、一体自分は何者なのか?という疑問がなかなか払拭されませんでしたが、最後までプレイすることで全貌が見えてスッキリしました。最後までプレイすることで様々な謎が氷解していくのが気持ち良かったです。 もう1つのフェス作「Idiot Savant」に更に興味が沸きました。 @ネタバレ開始 本屋と言ってるのに明らかに図書室的な背景の時に特に違和感が感じられましたし、 リビングのアクリル板など、細かいところまで意識されているなと感じた次第です。 私も「さよならを教えて」を若干想起しました。(実は未プレイなんですが) @ネタバレ終了
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雑草マン~やくそうを求めて~直ぐにラストまでプレイできるので、「この感想なんて読んでないでさっさとプレイしろ!エンディングまで5分だ!面白いぞ!」といった感じです。 まさかの結末にも笑いました。
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モノクローム・モノローグ二つの視点で描かれる、いつの間にかデスゲームと化した鬼ごっこゲーム。 このようなゲームは疑いながら読み進めていくのですが… @ネタバレ開始 最初の7番と5番のストーリーでは、「二人とも助かって!」と思いながら読み進め、最後5番と6番の視点に切り替わり、「あれ?」という状態に。 そしてその後のBefore/Afterパートで全貌が見え、なるほどと思えました。 楽しかったです。 この、二つの視点かつ前後編の物語構成は最後まで読まないと全貌が見えない感が好きです。 タイトルのA/BからBefore/Afterパートに変わる時も、タイトルデザインが素敵だし、犯人が色盲だとわかった後に手に入るバッジに色がついているところも演出として素晴らしいと思いました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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Death Mail ~デスメール ~デスメールか……どんなのだろ……ポチッ。 これはスマホプレイ向けかな……。(縦型画面という意味) 打ち込み画面が結構小さいけど入手したメアドをメモしつつ周回して進めると……。 @ネタバレ開始 やはり人が怖い系だったか……。 ホラーだから無理もないが、俺の人生を返してくれ……。出来れば一人で死んでくれないか? @ネタバレ終了 周回してメアドを打ち込むことでサクサク分岐するサスペンス作品。