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63407 のレビュー
  • 僕らのノベルゲーム
    僕らのノベルゲーム
    ■まず面白い 何気なく始めたら冒頭から心をわしづかみにされました。 主人公が眠りから覚めたシーンで、ヒロインがもう少し寝ていたら? というのですが、 ここに美央が賭けをしているという伏線と、 もしかしたら主人公の寝顔を見ていたかったのかもしれない。 というダブルミーニングが効いた展開を5分たらずで差し込んでいて凄い。 もうこの時点で最後まで楽しませてくれそう! と確信できるほどでした。 始める前にチラっと見た感想で「シリアスな面もある」 ということで、序盤で盛り上がってる展開からどう急転落下していくのか? フリーゲームをプレイし始めて以来一番のワクワク感です。 ■キャラクターの立て方が上手い 3人の女の子が出てくるんですが、 それぞれ主人公のイジリでキャラの性格をわかりやすく表現されています。 それが全然説明的ではなく、「ああ、このキャラこういう性格なんだ」 ということがすっと頭に入ってくる。 不自然さがまったくない、ナチュラルなキャラクター達。 ■この作品の一番良いところ プレイしていて気づいたのは、 「自分もこのメンバーの中に入って議論に加わりたい!」でした。 このゲームの一番良いところってそこなんじゃないかな、と強く思いましたね。 まさに物語に入り込んで「自分ならこうする」が次々に出てきます。 物語における対立部分がしっかりストーリーに組み込まれているんでしょう。 主人公の見えない部分でもキャラクター達が動いているのも良かったです。 特に @ネタバレ開始 執筆作業が進んでいなかったタツが、 裏では苦悩しながら書いていたと思わせるシーンは泣けました。 あれだけ散々「書けないんだから仕方ない」と振っておいての見事な伏線回収。 詳しくタツの裏側を描写するんじゃなくて サラっと書いたところがタツの心情を想像をさせ心に響きました。 “個人的に”この作品は創作のテーマはサブで、 メインは主人公とタクの仲直りをメインにしていると感じます。 主人公とタツの二人がこの作品で一番成長した存在ですからね。 そういう意味では、女の子3人は最初から変化がなく、二人の補佐役に見えました。 創作論に関しては正解がなく、 それに対して友情というのは普遍的なものなので。 単純に作品が完成した! というものではなく、 二人の仲が戻ってその上で作品を完成させた。 という主題(ストーリー)が一番良かったですね。 最終的な決着がハグという学生特有のノリっぽいのも微笑ましかったです。 @ネタバレ終了 ■上げて落とすのが上手い ジェットコースターがなぜ人気なのかがわかります。 タツのシーンとかもそうですが、 これから楽しい創作活動始めるぜ! ってフリからの、険悪な展開。 落として落としてからの、仲直り。 物語を読んでいて、一番楽しい瞬間であるその「変化」の在り方が まざまざとストーリーを通して楽しむことが出来ました。 ■最後に感想 フリーゲームってなかなか本格的なギャルゲ、エロゲ寄りの文体がなかったので、 自分が求めていたゲーム形式はこれだ! と一番ピンと来た作品でした。 こういう作品をずっとやりたかったので、今回出会えたことに感謝です。 次回作があれば、それも絶対にやりたいと思います。
  • パーソナル・スペース
    パーソナル・スペース
    とてもとても、しんみりとした、けれどそれが心地よい物語でした。時系列を行ったり来たりの変則的な物語構成が、記録を探っていくコンセプトとよく合っていたと思います。人の存在なんて、宇宙という底知れぬ空間においてちっぽけなものだけど、その点と点を結ぶ線、その想像力さえあれば。それは本当に不思議な縁をつないでくれる。そんなことを思いました。「また会おう」その言葉が脈々と受け継がれていくのがほんとに、その証拠だって思います。 素敵な物語を、ありがとうございました。
  • トリカゴセヴンデイズ
    トリカゴセヴンデイズ
    ストーリーの完成度が高く、ゲームとしての運びや仕組みなどが緻密に考えられていてすごく楽しめました。あと、イラストがすごい好きです。
  • Eveplus(イヴプラス)
    Eveplus(イヴプラス)
    雰囲気もよくとてもいい作品だった。 @ネタバレ開始 トゥルーエンドは登場人物の感情を考えると救いであったんだろうと思う。 でも物語を見ているプレイヤーにとっては手放しに喜べるものでは無いという点がとても良い。 @ネタバレ終了
  • 花のかげになくらむ
    花のかげになくらむ
    落ち着いた文体で、引き込まれます。淡く切ない物語。
  • げきをつくろう! ~お花見に行こう!~
    げきをつくろう! ~お花見に行こう!~
    アワラギ様 プレイしていただきありがとうございました! 集合イラストが素敵と言っていただいてうれしいです! ウディタの方もプレイしていただきありがとうございました!
  • ウィッチ・イン・ホワイト
    ウィッチ・イン・ホワイト
    マクュアスウィさんの登場シーンか、わいい! なにげにつけれるあだ名の選択肢が多いのがすばらしい。 この作品を見て、販売されている白衣の女の子さんの立ち絵 の役者として出演という世界観がつながりました。 マルチメディア展開! 白い魔女さんといっしょにおでかけできる楽しい作品です。
  • Mask It!! ~俺の手にはシャケしかない~
    Mask It!! ~俺の手にはシャケしかない~
    鮭の切り身はどれもおなかがすきました>< 加熱大事!!おくちのやけどには注意ですね! メニューがじっくり見たい( ˘ω˘ )
  • げきをつくろう! ~お花見に行こう!~
    げきをつくろう! ~お花見に行こう!~
    お花見に行くためのメニューをそれぞれが考える選択肢 最初は好みで選んでいたらこってり弁当になってしまいましたが だんだんと点数を減らし…! かなり周回してやっと6点になりました(*ノωノ) みんなの集合イラスト素敵でした!! ウィデタ作の長編の方はプレイ中です>< それぞれのキャラクターが気になる! お花見に行くために思いを募らせるみんなが素敵でした。
  • パーソナル・スペース
    パーソナル・スペース
    ■こんな感じの作者様 前作「初恋は年齢天秤の中で」でグランプリを取られた方です。 セリフ回しのセンスが前作から抜群で、 なるほどなぁ! と思わせるような言い回しを作るのが上手いですね。 お話のギミック作りも得意とされているので今作もそこに注目しました。 ■前作はドラマで、今作は歴史というイメージ 主人公の目的が惑星の調査ということですが そこからゴールが掲示されない状態でのスタート。 え? どういう話で決着がつくんだろう? この時点でチャプターを全て見ること= 『真実』を知ることがゴール地点となります。 完全に止まってしまっているヒロインの一歩 それを動かすために、過去を全て知る。 なので現在が動き出すのは9割の過去を見てから、 というかなり斬新なシナリオ構成になっているのが驚きポイントでした。 ★このゲームの一番良かったところ 過去の歴史を見るだけなのに、続きが気になる構成になっています。 続きが気になるところでチャプターが終わり、また別の視点になったり。 人によっては煩わしいと感じる人もいるかもですが、 個人的には真実がおあずけになるもどかしさは良かったポイントです。 引っ張る力がそれだけあれば、クリックも進むというものですからね。 ラズリのデザインとても好きでした。
  • ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-
    ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-
    大好きな作品の続編。ちょっとだけプレイして続きはまた明日……と思ったのに惹き込まれて一気に最後までプレイしてしまいました。 キャラの関係性や過去を理解した上でプレイするとより楽しめると思うので、ぜひ前作を先にプレイすることをオススメします。 特に前作をプレイして、ルーシーちゃんとナルガさんのことが気になった方は絶対プレイすべきだと思います。
  • 三秒前の恋人
    三秒前の恋人
    凄いとしか言えないくらい凄かったです。こんな演出が出来るんだと驚きの連続でした。本当にすごい。ストーリーに自分で参加できるので、シンプルながら感動的でした。すてきなゲームありがとうございました。
  • 僕らのノベルゲーム
    僕らのノベルゲーム
    先ほど読了致しましたので、感想を述べさせていただきます。 タイトルにもあるように何人かで一つの作品を作る楽しさ…そして大変さが描かれていました。 ノベルゲームに限らず、複数人が集まるものであれば当然意見が分かれるし、始めから最後まで全員が同じ熱量のはずもなく…。 ただ、それぞれのキャラクターの立場や心情が如実に描かれていて気持ちが分かるなと(第三者から見てその人に非があったとしても)。 自分も創作している身でありますが、創作するってどういうことなのかを再認識できる作品だったと思います。 この時期にリリースしていただいた九州壇氏さんには感謝いたします。 次回作も期待しております。ありがとうございました!
  • 花のかげになくらむ
    花のかげになくらむ
    とても雰囲気のある作品で、空気感が好きだなと 思いましたし、おひいさまと男との掛け合いのテンポが気持ち良く、面白かった。 ただ、フォントに関しては縦書きに向いたものを選んで欲しかったという残念感があります。横書きを前提にされているのか、縦書きになった際の句読点の位置が気になります。
  • 不死身の英知
    不死身の英知
    読み応えがありました。 ネタバレになるといけないので、あまり内容には触れられないですが。 不死身がなんだ。 不死身より大事なものがあるだろう。 それが何かはプレイヤーによって違ってくるんでしょうが。 ラストの英知の言葉が、全て物語っているように思います。 それにしても、あとがきの兄ちゃん。いい男で驚きましたわ。 あれを見るだけでも損はないと思います。
  • 幻界ドリームツアー
    幻界ドリームツアー
    ウェイターさんが、立体になってる! 白目向いてくれるあたりがお気に入りです。 ジャンケンゲームで、これほどギリギリな緊張感を生み出せる方は、なかなかいないと思います。 シューティングは、自分には難しいかなと思いましたが、なんとかクリアできました。 このスリルは、癖になります。 楽しいゲームをありがとうございました。
  • セリカ・リドル
    セリカ・リドル
    面白かったです。 リドルというのでどんな謎解きかと思ったら! まさかのタイミングで謎かけが始まるんですね。 とても新鮮でしたし、セリカの人柄や登場人物(?)の個性も豊かで、ぐぐっと世界に入り込んでしまい、あっという間にクリアしてしまいました。 新鮮な謎解きで、楽しかったです。ありがとうございました。
  • 僕らのノベルゲーム
    僕らのノベルゲーム
    キャラクターたちの距離感が絶妙で、関係性が浮き上がってくるかのようでした。高揚、すれ違い、対立、そのような感情が彼らの言葉遣いに現れているのはまさに生きているかのようで、作者の妙が感じられました。またテキストに限らず最低限以上に揃ったBGM鑑賞モードやTipsなどの機能は嬉しい存在でした。 青春を下地にノベルゲームの合作を描いた本作。犇めく人間関係の距離の中にはカカオ度の高いビターチョコのようにザラザラと残る強い苦みもありましたが、やがて溶明してくる、苦みの奥にある甘い薫りにきっと陶然としてしまうことでしょう。 素晴らしい作品をありがとうございました(タイトル画面で流れる音楽を聴きながら)。
  • トリカゴセヴンデイズ
    トリカゴセヴンデイズ
    亡失した主人公の記憶を追い求めながら、カレンの真実に迫っていくノベルゲームです。少しずつ世界観が明らかになっていくにつれて、プレイヤーも引き込まれていきます。 クリアしたときにシナリオの完成度の高さに感服しました
  • 僕らのノベルゲーム
    僕らのノベルゲーム
    僕らのノベルゲーム読了しました。プレイ時間3時間半。 学園、青春、創作、サクセスストーリー! 綺麗なイラスト、練られたシナリオと完成度が非常に高いです。 開始直後の演出や、UIなど大変拘って丁寧に作られています。 また、ストーリー序盤~中盤でキャラクター毎にスポットが当たる場面があるのですが、誰と何をしているのかを明確にしている点も工夫を感じました。 シナリオの見どころのひとつとして、創作をしている身としてはあるあるの部分から、闇の部分までが詰まっている点。 プレイしていて思っていたことは、「これを書ける九州さんのメンタルすげぇ」でした。 人によってはゴリゴリとメンタルを削られるかもしれません。 @ネタバレ開始 一番好きなシーンは最後の屋上。 窮地の場面で誰が助けに来るんだろう?と色々と考えていたんですが、なるほどそう来たか。 製作者としては一番嬉しいやつですね。最後までエレナを守り抜いた樋口がかっこよかった。 読了後、「あとがきは!? あとがきはないの!?」ってなりました。 Twitterで呟いていた最後まで悩んでいたワンシーンの部分や、前述の屋上の場面で他に助けに来る人の候補があったかなどが個人的には気になります。 きっと自身のブログに上げる準備をしているのでしょう。お待ちしております。 @ネタバレ終了 3年間の製作本当にお疲れさまでした! 最後に、マイベストフェイバリットキャラは鬼瓦くんだというどうでもいい情報を書き込んで締めさせてもらいます。 え? みんなも鬼瓦くんに立ち絵付けて欲しいって一度は思ったでしょ?