ゲーム実況OKの作品(実況前に必ず作品の概要や規約を熟読してください)
49424 のレビュー-
隠さなきゃ学校のテストを隠す、という説明文で、明るいコミカルな作品だと思ったら、予想以上に重かったです。 厳しすぎる母親、優しいけれど母に任せてネグレクト気味の父親… それらから様々なものを隠していきます。 最後の選択は恐ろしかったなあ… 面白いゲームでした。 選択肢をミスしたときでも、選択肢に戻るボタンがついているので、気楽に遊べるのもいいです。
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タイトル無し発想がとてもユニークな作品でした。 少し進めたところで『ああ、そういうことか』と理解出来ます。 ゲシュタルト崩壊など起こさないように注意!
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こと国シスターズ!!ノーラたん! ノーラたん! ノーラたん! 全2エンド+全エピソードを読了してあっという間の4時間半でした。 総じてクオリティが高いです。 シナリオの構成力、イラスト・サウンドの表現力、声優の演技力、スクリプトの演出力。すべてが圧巻です。 正直、紹介イラストを見ただけでもキャラクターの可愛さが伝わる本作。 プレイしてみるとその想像の遥か上の尊さを味わえます。仰げば尊死。ノーラたん。 テキストのテンポが非常に良く、演出も相まって3~4クリックで笑えるという展開がいくつもありました。ツッコミがキレッキレ。 前半はドタバタハーレムハートフルコメディですが後半はシリアスです。 その後半部分でも緩急の付け方が巧みで、雰囲気を崩すことなくキャラクターの個性を生かしてワンクッション入れてくるところがまた憎い。 @ネタバレ開始 物語終盤、どう着地するか正直全然わからなかったのですが、選択肢直後の展開で「ああ、そう来るかー!!」ってなりました。そこからのハゲ展開最高です。(初回は由乃葉エンドを選びました) 物語中盤以降は、由乃葉さんには絶対に幸せになってほしいと思いながらプレイしていました。一番人間味が溢れているんですよね。 どのキャラクターも可愛いので本当に甲乙つけがたいですね。ノーラたん。 その中でどうしても一人上げるのであれば、そうですね…体調に気を使った料理を作ってくれる優しい子でしょうか。 @ネタバレ終了
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指先で世界を見る複数視点のビジュアルノベルタイプの作品。 読み進めて行くうちに、『これは風刺なのかな~』と感じ、 あとがきを読んだらドンピシャでした。 油断すれば誰もが陥り易いことなので、気を付けたいですね。
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蚕の箱庭タイトル画面にBGMが流れた時点でゾクゾク来るものがありました。 15禁で複数の注意書、かなりプレイヤーを選ぶ内容かと思います。それだけに不穏な部分がガツンと来たり、まぁ~凄かったです。 私は深夜に始めて夜明けを迎えたのですが、こちらの作品をプレイするのにちょうど良い時間帯だと思いました。休日のお昼向きではないなと(笑) 時に自分でもおぞましく思う妄想、嫉妬、劣等感、自己評価などなど……ここまでではないと思いつつ、共感を感じてしまう部分が多々ありました。 クリア後の『附』も堪能できて良かったです~。 ここは濁しますが、御白さんの名字と外見から別の真実を予想したり、あと見覚えのある風景はあの公園だとか思ったりしました(笑) 関連作品も見たいと思う作品・作風(?)で、かなり好きです! 心を抉る作品をごちそうさまでした<(_ _*)>
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僕らのノベルゲーム
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名もない吐息プレイさせて頂きました。面白い作品でした。 @ネタバレ開始 直井さんの苦悩が、文章としてよく伝わってきてすごく丁寧な描写だと感じました。 直井さんは鴨野さんに、ある種自分の鬱屈した気持ちを晴らしてくれる存在かもしれないと思ったのではないかと、読んでいて感じました。 日常のどうしようもなさを感じ、それでも死ねない。 色々と考える作品でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます。
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しようよ七海君!キャッチ―なタイトル、イラストで気になっていた作品でした。 短編らしく展開が早く楽しむことができました。 ラブコメ調の展開で、どこか懐かしさを感じました。 頭から最後まで楽しめる作品でした。
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小さなおくりもの語り部さんの穏やかな声と淡いタッチの絵が合わさり、 優しい印象を与える絵本のような作品でした! 特に末っ子ちゃんのころころ変わる表情が愛らしかったです。
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チャップとマヨ~のバカンスイラストがとにかくお洒落で可愛いく、質の高いゲームでした!全画面一貫してイラストの質を保つのは難しいことだと思います。街の中をうろうろしてあちこち調べられるのは昔のゲームを思い出します。キャラクターのグッズとか販売して欲しいです。
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小さなおくりものイラストもシナリオも、とても可愛いです。どの鬼も優しく、疲れた現代人の心にしみます。彼らの日常をもっと見てみたいと思いました。また、voiceroidの読み上げも、昔話の雰囲気が一層出ていて、素敵です。 暖かい作品をありがとうございます!
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さらば劇薬とても面白かったです! グラフィックが美しく、特に章タイトルのイラストがとてもセンスフルで素晴らしいです。 最後の選択肢の時に表示されるイベント絵も本当に素晴らしい! いやいや、舞台のチラシっぽいタイトル画面だって初めて見た時から好き! いつでも見られる演出コメントや舞台をあしらった演出全般なども良かったです。 ひとさじさんの作品はノベコレに出ているものは本作以前の全て遊んでいますが、 元々高かったスキル全般に磨きがかかっていると感じました。 そしてシナリオ。 とても秀逸で、のめり込み、驚き、膝を打ちました。 @ネタバレ開始 ま、まさか劇中劇だったなんて! ラストシーンでそういうこと?と思い、エンドロールで確信できる素敵な種明かしでした。 エンディングまで気付かずに手に汗を握っておりました。 と思ってもう1つのエンディングを見たら今度は演出じゃなくて現実!? ファッ!となりました。マルチエンドの醍醐味ですね。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございます。
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ネームレスな彼女可愛らしい彼女とそのなんだ、豊かなアレに惹かれてプレイしました。 まず、タイトル画面やUI周りが凝っていて期待が高まりました。 プレイしていてすぐに効果音やBGMにこだわっているのが分かります。 場面に応じたサウンドがきちんと準備されていて没入感を高めていました。 (サウンド面はEDまでずっとこだわりが感じられて凄く良かったです) また、彼女は立ち絵だけでなくイベント絵もたくさん用意されていてどれも綺麗でした。 @ネタバレ開始 ストーリーについてはBAD・NORMALと進めながら彼女の正体を考えましたが、 最終的な着地は彼女の正体うんぬんというよりはむしろ主人公にスポットの当たったものでした。 読後感はかなり良かったと思います! あと、豊満なアレがちゃんと意味を持っているというか、 きちんと現実として描かれているところが良かったです。 たまに「それで貧乳設定だと!ふざけるな」となることもあるので(笑) @ネタバレ終了 力のこもったレベルの高い力作ですのでおススメです!
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指先で世界を見るフェス開催前に感想を投稿したため、再度フェス欄に投稿させて下さいm(_ _)m 複数の立場からの一人称で描かれたストーリーです。 固定観念、無責任、決めつけ、思い込み。 人って結構いい加減ですし、無自覚に人を傷つけますよね。 日常に潜むそういった部分をうまく切り取った作品だと思いました。 ブログであとがきロングバージョンも読ませて頂きました。 あとがきフェチな自分にとっては最高なご褒美でした。 @ネタバレ開始 開発の動機については非常に納得感がありましたし、 極端な例でいうと問題を解決する熱血主人公などを配置するなどして 「こうだ!」というような安易な主張に走らなかったことも良かったと思います。 (現実はそんなに簡単な問題じゃないですからね) 少女A、客観情報を抽出すると本当にいい子ですよね。 作者様は話が続くなら転校後も同じ目にあったのではないかと推測されていますが、 世の中必ずしもそこまで捨てたもんでもないでしょう。 多少のやっかみを受けながらも幸せに過ごしたと思いたいです。 最後まで少女Aの心情が明かされることなくエンディングが始まったとき、 「よし!終わり方としてベストだ!」と勝手ながら思いました。 Aの心情が分かっちゃったら作品のテーマがボヤけちゃいますもんね。 @ネタバレ終了 考えさせられる作品をありがとうございます。
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つくもと夜の屋台面白い趣向のゲームでした。 ストーリーラインがしっかりしているだけでなく、本編?は意外なゲーム性がありました。 少し難易度が低めだったので、もう少し色々難しいものにもトライしたかったかもです。 EDも凝っていますし、挿入アニメもとても良い感じでした。 楽しい作品をありがとうございます。 今後も制作を継続されるようなので楽しみです!
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就活に疲れた作者が贈るバカノベルノンストップバカノベルなので、フェスの合間にプレイするのにうってつけでした! 元々結構期待していていましたが、その期待より更に面白かったです! ベタっぽい笑いも、予想を裏切られる笑いも、どちらにふんだんにあってとても楽しめました!! 思わずバッドエンドもコンプリートしてしまいました! ただ、そんなことより就活ホントに頑張って下さい!
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氷雨の記憶少女Aでも、青年Aでもない、個人として何かを残したい、成したい。 そして、それを誰かに見届けてもらいたい。 奇しくも、同じような二人が出会って、そして辿り着いた二つの結末が書かれています。 そこに至るまでの二人のやり取りや心の機微が、とても詩的に書かれていました。 それこそ、嫉妬する程に。
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愛しのフランケンシュタイン
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名もない吐息1時間ほどで読了できました。 自分も“青春後“を生きていることもあってか、大変興味深く読ませて頂きました。人によっては「子供っぽい」、「甘えている」と評価するかもしれない、でも、誰かにとっては切実な「生きづらさ」を大切に扱った作品だと感じました。 @ネタバレ開始 読んでいて最初に面白いと感じたのは、2人の距離感の描き方でした。2人が、腹のうちを探り合いつつも少しずつ近づいていく感じがよく伝わってきました。こうしたリアルな雰囲気を丁寧に描写していたからこそ、彼らが時折見せる大胆な行動が特別なものに見えたのだと思います。 2人の心理が変化していく様子は、大変興味深く読ませて頂きました。 個人的には、直井の心理に共感を覚えることが多かったです。彼には理想の大人像があったこと、そして、それに比べて自分は平凡だと思い知らされてきたことが、文章の端々から伝わってきました。当初の彼の中には、「このままで生きていくのは嫌だ」という思いがあったのではないかと思います。鴨野さんに対する、随分と思い切った行動がそれを示しているように感じられました。 また、鴨野さんの中にも、「平凡な自分を認めたくない」という思いが多少なりともあったんじゃないかな、と感じます。 鴨野さんは、「溜息に名前を付ける」という言葉をかなり気に入ります。ここからは個人的な解釈ですが、「溜息に名前を付ける」とは、自分の今の苦悩を特別なものとして扱うことを意味しているのかなと思いました。終盤の彼らは、「自分の切実な悩みも実はありふれたもので、自分は平凡なことで悩む平凡な存在なのだ」と思い知らされたのではないかと思います。いよいよそれを受け入れるしかなくなって出てきた言葉が、「溜息に名前があればいいんですけどね」というセリフだったのかもなあ、なんて思いました。 個人的には、彼らが時折見せてくれるユーモアに救われる心地がしました。「ため息に名前を付ける」なんて考えたことなかったですね(笑) 直井も作中で同じようなことを言っていましたが、こういうささやかな彩りが“青春後”を生きる上で大切なんだろうなと思います。 『自分は平凡である。それこそ、名もない吐息みたいに、特別でも何でもない存在である。それを受け入れて、生きていかねばならない』 僕は、本作品からそんなメッセージを受け取りました。 “青春後”の悲しみにそっと寄り添ってくれるような、素敵な作品だったと思います。ありがとうございました。
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ロストフレンドシナリオ冒頭の吸引力を是非味わってもらいたい作品。 2つのエンディングとエピローグ合わせて40分で読了しました。 全体を通して導線がしっかりと繋がれているので、すっと心に入ってきやすい物語でした。 @ネタバレ開始 よし、ネタバレコメントだから誰も見てないな? 紹介スクリーンショット2枚目の翠姉ちゃんの綺麗な絶対領域を見てプレイを始めました! しかし碧人くん、絶対モテるでしょ!?顔も性格もイケメンだよ!?周りの女の子は節穴だらけか!? などと思いながら、翠という高レベルな姉が近くにいることで理想が高いがために異性に興味ないんじゃないかなと思っちゃいました。 しかも掛け算の順序を気軽に話し合える同士がいてコスプレまでこなす姉。オタクとしてもハイスペック。寸分の隙もない。 と、そんな姉弟を実にうまく使った物語でした。 最後の選択肢の分かれ目は、両方読んで唸らせられました。 そうなんだよ。誰かに頼ることは全然悪くないことなんだよ…! 最後に、碧人と汐音お互い涙を流すシーンのカットが素晴らしかったです。 @ネタバレ終了