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SF・ファンタジー

8773 のレビュー
  • 緑のツル、息してる?
    緑のツル、息してる?
    サゲスミンお、えっエレナ……? 彼女はサゲスミン王子では……ない……? という謎の困惑から始まってしまいましたが、なかなか意味が不明なあらすじから始まる全く別の三種の物語、どれも面白かったです。 コメディだと思っていたらシリアスだったりしましたが、やっぱりギャグでもあったりして。確かにSF(少し不思議)な導入ではありますが、どのルートも全く異なる世界観ながら、どれもSF感があったのが面白いなあと思いました。 それとタイトルのセンスが好きです。
  • サリエンシー
    サリエンシー
    月の光のような作品、寂しく幻想的で冷たさを感じさせる。 その一方で、かなたと私のつながりがあり、暖かさや繋がりが対照的に際立っている。月が死と再生と相反するものを象徴するように、寂しさと繋がり、冷たさと暖かさがある、そう感じた。
  • ハロー、神様Worker
    ハロー、神様Worker
    シナリオ・演出・アニメーション・ボイスなど全てが手の込んだ作りをしており、製作者様の大きなこだわりを感じる長編ストーリーでした。選択肢はなく、6時間ほどで読了しました。また、登場する女性キャラクターはフルボイスと豪華です。 ネタバレにならない程度に、内容も説明します。 パチンコ、タバコ、風俗など、自分の欲望に忠実な生き方をしている主人公・春人のもとに、ある日いきなり勧誘のメールが届きます。それがきっかけで春人は「ゴッドアシスタント」という役目を任命されます。「ゴッドアシスタント」とは、滅びゆく運命にある異世界に赴き、その原因を取り除く仕事です。春人は天使エミルと共に、その異世界(現代日本とそんなに変わらない世界)へ行き、原因を取り除くカギとなっている少女・陽美花と従者・佳永に出会います。 最初こそは敵意を剥き出しにしていた陽美花と佳永ですが、徐々に協力的な態度に変わっていきます。物語の中盤は陽美花と佳永が抱える問題と向き合っていく内容になりますが、その過程が丁寧に描かれており、終盤の2人の前向きな変化には痺れてしまいました。違和感なくキャラクターの成長が感じ取れた部分は秀逸だと思いました。 主人公の春人も、魅力的なキャラクターでした。彼は間違いなくどうしようもない人間であり、セクハラジョークもかなり多いです(毎回ヒロイン達からちゃんと制裁を受けますが)。この部分は人によって好き嫌いが分かれるかもしれません。しかし、陽美花と佳永が抱える心の問題の本質を的確に突いたり、やたら器用な所があったりと、一筋縄ではいかない部分が魅力に感じました。 個人的に好きなキャラクターはエミルです。基本は真面目な性格なんですが、時折子供みたいにはしゃいだり、春人に対しヤンキーみたいなツッコミをする部分が本当に可愛かったです⋯⋯! 長編ながら、最後まで飽きることなく楽しめました。声も素晴らしかったです⋯⋯! 未プレイの方は、ぜひ熱量の入った作品をやってみてはいかがでしょうか。
  • 惑星ホテル
    惑星ホテル
    優しいけれど悲しい、けれど暖かい夢を本当に見ているような気持ちになれます。 『プレイして、そのまま眠れるゲーム』に対するゲーム作りのこだわりは、素晴らしいの一言。 ロボットたちは、関われば関わるほど、愛着が沸き、到達が難関な結末を見た際には涙が… 複数あるエンディングは、どれもその後を妄想したくなる内容かつ、この結末がベスト!という強制感がないので、どれが正しいのかが上手くぼかされているのもツボでした。 本作に登場したロボットたちとホテル経営するゲーム…プレイしてみたいです…!
  • ヘブンズ・ロワイヤル
    ヘブンズ・ロワイヤル
    まず、キャラクター達の立ち絵が多い上、表情だけでなく、差分やスチルも豊富でイラストを見てるだけでも楽しいです。 死んだ後の世界で、天使が行う殺し合いに参加させられた主人公が、天使暗殺を企てるストーリーで、生前の記憶が徐々に語られる構成や、戦闘シーンの描写が丁寧にされててわかりやすいです。 世界観の作り込みもさることながら、物語もボリューム満点。ガッツリ入り込みたい方にオススメです!
  • 生を司る者と死を司る者
    生を司る者と死を司る者
    対となる存在との出会いから始まる物語。 出モブの名前の直球さに笑ってしまいました。 最初にハッピーエンドを見て、その後バッドエンドを回収しました。最初の選択肢で……こう……もう片方の選択肢と比べると遠回りをすることになる流れのとこが好きです(ネタバレ避け曖昧表現)。 ある意味でバッドエンドも「対」になってるのが良いなあ、と思いました。あとの選択肢でのバッドエンドの方が最終的な結末としては大分あれではあるのですが、その直前の展開として。 イラストも可愛らしかったです。
  • 臨界天のアズラーイール
    臨界天のアズラーイール
    数日に分けてプレイさせて頂きましたが、物語が動き始めてからは最後まで一気に見てしまいました…。 始めはとても幸せな日々が続き、しかしこの幸せの中に悪夢という暗雲が垂れ込めることによって、やっぱりこの先起こる急転直下を予感して…それが今か今かと胸騒ぎを感じながら読み進めていましたね…。個人的にはこの幸せなパートだけでも充分作品足り得ると思ったのですが、そこからの展開も非常にドラマチックでした。 個人的には稲葉さんが可愛くて好きです!笑 立ち絵のないキャラクターたちも個性があって、ストーリーの立役者であるような人もたくさんいます。お名前は勿論伏せますが少女ちゃんも可愛い… バッジ、かなり捜索したのですがまだ発見出来てません…。バッジの画面と照らし合わせて関係あるかな?というコメントは見付かったのですけれども、まだ辿り着けていない(´;ω;`)ブワッ 今後も時間あるときに探そうと思います… しっかりとした設定と、心動かされる展開のゲームを探している方にお勧め出来ると思います。プレイして損はないと思いますので、是非どうぞ。
  • むいむい。
    むいむい。
    最初は「むいむい可愛いなあ」とほんわかプレイしていたのですが、徐々に明かされるむいむいと魔女さんの真実にただただ切なくなるばかりでした。 むいむいは最初の頃こそ「代わり」だったのかもしれないけれど、次第に魔女さんにとって唯一無二の大事な存在になったのだろうということが短いお話の中からでもしっかりと伝わってきました。 むいむいにとってもそれは同じで、魔女さんの思いを胸にこれからの人生を歩んでいくのだろうと思いました。 素敵なゲームをありがとうございました!
  • SOUND JOURNEY DREAM SEEKER
    SOUND JOURNEY DREAM SEEKER
    夢に潜り込み探索するストーリーで、観想的で文学っぽい感じがあり自分には向いていなかった。 ゲームのシステムはアレクサのボイスドラマゲームのようで、興味深い。こうした音声型ゲームはジャンルの進化の一つになりそう。 個人的にゲームブックやTRPGっぽいのがこのシステムで作られてほしいなあと思う。
  • 超朝が弱い僕を起こしてください
    超朝が弱い僕を起こしてください
    朝に誰かが起こしてくれるっていいですよね。そのシチュエーションへの熱意がすごい。キャラのジャンルも狭めてキャラや声優の味わいを比べてくださいという作り。 ヤンデレだけで5人、ヤンデレ好きにはフレンドリーな作品
  • ヘブンズ・ロワイヤル
    ヘブンズ・ロワイヤル
    プレイ時間が4~5と少し長めで、以前より気にはなっていたのですけど躊躇していました。 時間を作りプレイしてよかったです。実に自分好みの作品でした。こういうバディ的な関係が凄く好きです。 台詞回しが非常に上手く、軽快に読み進められます。また、物語自体のコンセプトが面白く、若干残虐な部分はあれど楽しく読める作品でした。【リオン】
  • Eat me
    Eat me
    とある地下世界にある施設で働くことになった主人公は、NFSという独特な生物の調査を命じられたことにより始まる物語。全4エンド、30分弱で読了しました。 BGM・SEは一切なし。立ち絵や背景は全てシンプルな線で構成されており、登場するNFSたちはみんな可愛らしい姿をしています。紹介画像だけだと緩やかな世界観にも見えますが、ストーリー自体は硬派なSF小説を読んでいるような感じでした。汚染された地上世界。不可解なNFSたちの言動。主人公の所属している組織。具体的な答えが明示されることはありませんが、意味深なタイトルを考えると、自分はどうしても不穏なことしか想像できませんでした。未プレイの方は、ぜひ見た目と大きくギャップのあるSFストーリーを味わってみてはいかがでしょうか。
  • 臨界天のアズラーイール
    臨界天のアズラーイール
    とにかくアズちゃんが可愛くて癒しでした。すき。 ゆっくり休憩も入れながら読んだのでプレイ時間は大体十時間+バッジ捜索で数時間ほど。でも見付からなかったょ……。 否定ルートの方を否定するという訳ではありませんが、やっぱり僕は肯定ルート! 伏線回収が好きなので作中では解説されてない伏線も含めて色んな伏線が回収されていくのが気持ち良かったです。何より劇的な展開が面白い。 美麗なイラストグラフィックとバリエーション豊かな音楽も非常に素敵でした。様々な楽器を使われており、その幅広さすごいのですが、やはりピアノを用いた楽曲が特に好きです。BGMタイトルが一種のネタバレなので名前を出せませんが(笑)例の名前のシーンでのBGMによる盛り上がりがすごかったです。 全体的に非常にハイクオリティな作品でした。
  • あの教室で見た夢、それを見た夢。
    あの教室で見た夢、それを見た夢。
    SF要素のある青春ノベル…一体どんなお話なのだろう?と気になってプレイさせていただきました。ラストの意外な真相に驚き、再度タイトルを見てそういうことか!と感動しました。面白かったです!
  • お師匠さまは弟子くんと
    お師匠さまは弟子くんと
    ちょっと強引なお師匠さま(女性)と、ちょっと謙虚な弟子くん(男性)のラブコメ物語。エンドは2つで、約20分程度で読了しました。 お師匠さまと弟子くんの微笑ましいやり取りに、終始ニヤニヤしてしまう内容でした⋯⋯!お師匠さまは弟子くんに対してグイグイと迫りますが、弟子くんの機嫌が悪くなってしまったと思ったら、急にオロオロした感じになるのが本当に可愛かったです。 短い時間ですが、セクシーなスチルも豊富に入っています。その部分が大丈夫という方は、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。
  • 緑のツル、息してる?
    緑のツル、息してる?
    スクリーンショットのイラストを拝見してポップでコミカルな印象を受けたのでギャグテイストな作品なのかなと思っていましたが、いい意味で予想が裏切られました。 3つのルートはそれぞれ別々の方が書かれたということですが、どれも設定がよく練られたSFという印象を受けました。 それでいてきちんと差別化ができていてどのルートも妙な説得力があり、夢の断片からこんな物語を紡ぎだせるのには驚きです。 ツルとエレナちゃんはずっとおともだち(いろいろな意味で)だといいですね…! 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 拝啓アリア・ユグドリオン様
    拝啓アリア・ユグドリオン様
    まず「手紙を読んでいくノベルゲーム」というものに出会ったのが初めてで、読み進めていくのが新鮮な感覚でした。画像やBGMが一切出てこないにも関わらず、物語の情景が鮮明に思い浮かんできて感動です!手紙を受け取ったアリアや、手紙を出した主の気持ちが想像でき、しんみりとくる作品でした。
  • ウィッチ・イン・ホワイト
    ウィッチ・イン・ホワイト
    マクュアスウィちゃんとのゆるゆるとした独特のテンポの会話がとっても素敵なゲームでした。 オープニングではシリアスかな? と思ったのですが本編はすご~くほのぼので、だけど先にオープニングを見ている為に、プレイヤー視点、その背後の謎に興味を持ちながらマクュアスウィちゃんとの時間を楽しめたのが良かったです。 ハイクオリティなイラストに、また選択肢が非常に豊富で(特にニックネームのパターンがすごい)(例のニックネームにしているとおまけでテキストが少し変化する拘り等も嬉しいですね)、それらに対するマクュアスウィちゃんの反応も可愛かったり興味深いものが多くて、本当に色んな選択肢での会話を試せて楽しかったです。 普段は何となく片言っぽい(というより余計な言葉の修飾をしない口調というべきでしょうか)のに人の言葉の暗唱をする時はスルスルと口調もそのままに言うところなどにマクュアスウィちゃんの魅力をとても感じます。その不思議さ故に遠くから見ると触れにくいような印象があるけど、いざ実際に話してみると素直でジョークも好きな良い子という感じで。キュート! 求人広告のセンスがすごく好きです。それからタイトル画面後のシーン選択も便利でありがたい且つ素敵なデザインでとても良きでした。
  • かなりあは唄わず
    かなりあは唄わず
    挑戦的な作品だと思います。 同時に、この世界観を描けることに羨望も感じました。 デジタルな媒体だからこそできる動く絵本に、 語られる実在の童話も、アナログチックな立ち絵も、 またキラキラと動く演出もたくみにマッチしています。 子供が見たら「悲しいお話」で終わるような物語でも、 大人が見るといろいろ考えさせてしまうような、 とにかく巧い作品だと思いました。 こんなに夜明けが恐ろしいものだなんて。 私が抱いた印象はこうでした。 夜にしか生きられない生き物だって居て、 こんなにも夜が明けないことを望んでいた人たちもいたのだなと。 ゆがんだ笑顔がすごく印象的で、 ああなんというか、感想があふれてうまく言葉にできないです。 キーパーにとってきっとかなりあたちは大切で、逆もまたしかりで、 でもキーパーはそれ以上に抱えられていない重みがあって…… 是非プレイしてほしい作品です。 人によって受け止め方が違うと思います。 私は、気持ちがあふれてしまいました。【セチル】
  • メンヘラ赤ずきんと過保護なオオカミ
    メンヘラ赤ずきんと過保護なオオカミ
    可愛らしいタッチの絵に惹かれてプレイをはじめました。 いきなりネタをぶっこんできたかと思えば選択肢によっては酷い結末を迎えてびっくりした短編でした。ハッピーエンドで癒やされましょう・・・ フェス用の方で投稿してなかったことに気づきましたので再度コメント失礼いたします。【リオン】