ティラノゲームフェス2020参加作品
9929 のレビュー-
贋作のゆりかご。贋作とはなにかを問いかけられる作品。 犯人探しというか、どんな事件が起こったのかを知る作品かな?と思いながらプレイし始めましたが、そんな事はなくむしろ重たい考えさせられるものでした。 作品中の文章ひとつひとつが突き刺さり、自分とは/贋作とは/真作とはを見つめ直す事が出来ました。 燈さんは作中で色々と話してくれていますが、自分の思想を持っている時点で「個」であり「真作(理想)になろうと頑張る真作(現実)」であって、人間誰もに共通する思想なのではないか……と感じました。 なんて事を言うと〇されちゃいそうですね。 帰り道、気を付けます。 -
タイトル無し不思議な世界観の作品でした。ホラーでもなく、嫌な気持ちになることもない不思議な世界。箱をいっぱいにしてからは怒涛のように言葉があふれ出しますが、そこから先が「タイトル無し」の意味につながるような素敵な作品でした。 -
片恋スターマイン片思いを「する」「される」両方のお話。 全エンドを読ませて頂き、エンド1と4が好きです! エンド後のエピローグも合わせて、読後感や、末永くお幸せに!!!と強く想える作品でした。 他の4つのエンドは、選択や決断を謝るとこんなことになってしまうのかと辛いものがありました……。 @ネタバレ開始 桃耶さんのひたむきさや問題を乗り越えようと頑張る姿には心打たれました。 それだけでなく、紫季さんも翔さんもそれぞれの境遇や抱えているものがあり、自分の力で解決しようともがいている様子が読み取れたので、みんなが人として苦悩しながら前に進もうとしているもどかしさや生々しさが文章から伝わってきて感情移入できました! 印象的なのは各ルートの選択肢の部分、それぞれ恋敵であるはずの相手と桃耶をくっつけようと助けようとしていて、自分本位ではなく桃耶の幸せを願っているからこその行動なんだな……と思い、感動しました。 @ネタバレ終了 前作である『隣の家の幼馴染~』をプレイしたことがあるので、翔さんとどうくっつくの?!?!と気になっていた部分もありますw どちらと付き合う事になったとしても、みんなの幸せを願える作品、ありがとうございます。 -
暴君フィアンセとても面白かったです! あえて言うまでもなくイラストが超ステキ! 美形揃いで全員ガン見してやりました。至福♪ 無事に3エンド回収。そした暴君ディル様エンドを最後に見れて良かった~。このエンドがとにかくめちゃくちゃ良い! 大好き! 上手く言えないのですが、みんなどこか曲がっててストレートに気持ちのいいキャラ不在やん。とか思うのに、とっても気持ち良くなれる作品でした(笑) ありがとうございました~(*´ω`*) -
人間らしく自分の生がわずかと知ったとき、人は何をするのか。何が出来るのか。恐らくそれに普遍的な解はないけれど、どこか似通った部分があるようにも思う。 @ネタバレ開始 作中で人間らしさとして描かれている部分は、理想的な人間らしさのように思いました。ただ、ゾンビとして描かれる部分も、ある意味では人間らしいように思います。先の展望に何となくの考えはあるけれど、環境や生活に流されてしまうのも、同じく人間らしさかなと。何がしたいのかという部分は、終わりが示されて初めて知覚するという人も結構多いのかなと思ったりもします。とはいえ、明確な終わりに対して何かをしようと足掻く様も、やはり人間らしさの中に含まれる行動なのではないかと思います。今作の主人公は、自身の腐っていた状況を省みることで行動に出ます。そうしたのは、心のどこかにはずっとあった、理想的な人間らしさを求めたがゆえであるとも思いました。 またタイトル画面の変化が大変印象的でした。時間の経過で失われたものと、のこされたもの。そういった彼の軌跡が光によって表現されている部分に、美しさを覚えました。 @ネタバレ終了 短編ながら印象深いお話でした。 ありがとうございました。 -
旅籠屋の小女ちゃん -あるひとの旅 編-とっても不思議な、「あるひとの旅するお話」でした! 演出がとても細かく、結末の余韻も素敵です。そして飛び交う軽口、浮かぶ効果音の可愛らしさ… オープニング、曲も相俟って旅籠屋のロゴもなんとも禍々しく見え、いったいどんな物語が展開されるんだ…とどきどきしていたら、始まったのは小女ちゃんとの軽快なトーク! なんて可愛い動きをするのだろう。 UIや画面構成も世界観に合っていてとっても素敵です。我々は"枠"から覗かせてもらってるんですね… 我々もひをつけないようにしなければ、ですね。 -
カペル-Caper-すごい。やりとりはとても短いのに想像をかき立てられる。エンディング全部見られたかな? -
さみしいカッパやさしい世界…!朗読付きの絵本いいですね。カッパの困ったような顔が好き -
しろくまくんと一緒可愛いキャラクター達の楽しい会話に癒されました(*´ω`*) BGMも場面にとても合っていて良かったです~。そしてかしわちゃんがめちゃくちゃ可愛い! もう食べちゃいたい! 素敵な作品をごちそうさまでした♪ -
残り1分! 魔王城!最初からクライマックス!! 選んでも選んでも爆発につぐ爆発。 面白すぎて選択肢コンプリートしました。 @ネタバレ開始 あれこれもしかしてメリバ……?と思ったらちゃんと脱出エンドが合って嬉しかったです! カロス君は誠実なポンコツ勇者かと思ったら、浮気性のポンコツ勇者でお前……となりました(笑) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
ごめん、待った?(背後から爆発音)思わずアドレスを入力してしまった! こういう症状の方、ドラマやゲームで見たことがありますが、小気味よいやり取りで完全にコメディに昇華されててすごいなぁと思いました。ふたりのワードセンスが好きです!笑 メッセージの先で何が起こってるか想像したりするのが非常に楽しかったです。 スノウさんめっっっちゃくちゃ格好良い最高だ…私もオフ会に混ぜて欲しい…! -
犬神和の雰囲気がたまらない。過度な脅かしがない代わりに、ひたひたと迫る恐怖が味わえるホラーゲームでした。 @ネタバレ開始 神隠しの世界観が不気味で素敵。 犬神様とお猿さん達が特にお気に入りです。可愛い……! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
残り1分! 魔王城!いやー面白かった! 1分の脱出劇!だいたい爆死!(ネタバレではない) 横文字は左から読むのが日本人なので、真っ先にズボンを脱ぎましたが冷静に考えて何やってんだよ勇者ァ! 節操のないカロス氏、おそらく技量と分別の天秤がシーソーのようなのだと思います。 リリーちゃん、勇者とはいえよく共に旅を出来たなあと思うので街に帰ったらよくよく休んでいただきたいですね。 本当に脱出出来そうな選択肢から、変化球と見せかけた変化球(?)もあり、短いながらも数々の予想を裏切られました。 ラインナップ考えるの大変だったと思いますが、画面いっぱいの選択肢を消化していくのはワクワクしました! このギャグセン、見習いたい……! -
ニケル・ラブローカの日記ハートフルで可愛い学園ファンタジーでした。 生徒たちの見た目に契約した神獣のモチーフが反映されているのが素敵でした。 機会があればカラメラ以外の神獣も見てみたいです。 @ネタバレ開始 清々しいまでに潔く奈落の底に叩きつけられました。 タイトル画面からなにやら不穏な空気が漂ってくるかと思えば、こんな結末が待っていようとは。 可愛らしいキャラクターデザインでシナリオとのバランスを取っているような、あるいは凄惨さを引き立てているような。いずれにしても絶妙な組み合わせだと思います。 それから、カラメラがとってもかわいかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
東京都心パーファイブ殺意がないのが不自然なゴルフクラブで叩かれ、東京の街を飛んでいくゲーム。音楽もキャラも設定もセンスの塊。どうやって思いつかれたのでしょうか??この摩訶不思議な世界観がクセになります。 素敵な作品をありがとうございました! -
夕暮倶楽部なんだこのゲームは!?なんだこのゲームは!?!?(タイトル画面を見た率直な感想) かわいいゲーム画面と前評判に釣られてプレイしました。 こだわり抜かれたグラフィックにセンスの光る言い回し。どれを取っても最高でした。情報量が多めのゲーム画面ですが、プレイする側が見やすい(分かりやすい)ように配慮されているのもとても良かったです。 そしてチャットのアイコンがみんな可愛い!&アニメーションする豪華仕様。画面を見ているだけでも楽しいです。これ作るのすっごく大変でしたよね…お疲れさまです。 とても構成が凝っている作品で、飽きることなくノンストップで読み進めることが出来ました。 本編を読んで「これってどういうこと!?」と色々想像した後に、ヒミツのメモを読んで「はえ~なるほどな~」となりました。本編もそうですが、特にヒミツのメモは面白さのあまり熟読してしまいました。 シナリオを読んでいくごとに散らばっていた情報が一つにまとまっていく感覚が快感でしたね。 みなさんと同じく(?)好きなキャラはカルメンちゃんです。彼女の強烈な性格と「へへへへ。。。」という笑い方が好きでした。 二周したのですが、些細な会話が伏線になっていることに気付いたりと二周目もとても楽しめました。ありがとうございました。 -
テニスのポンチ様これぞ青春……!二人の会話が自然で、現実にいそうな高校生らしさがすごい。主人公のサバサバした感じもポンチ様のちょっぴり抜けた普通の男子な感じも、どっちも可愛い! @ネタバレ開始 帽子の下りはキュンキュンしました!アオハル最高! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
螺旋卵形線チェルアルコ充実の8時間でした。エンド数は14。あまりに濃厚すぎる感想コメントと推薦の数から「こりゃとんでもなく面白いんだろうな」と期待値はすごく大きかったですが、それを遥かに飛び超える圧巻の内容でした。最後のエンドを読み終えた時、「とんでもない作品に出会ってしまった⋯⋯」と思いながらゲーム画面を閉じました。 個性的なキャラクター、濃厚なファンタジーの世界観、そしてストーリーの根底にある壮大な人間讃歌に心が激しく震えました。そのため、衝動的な感想が混じってしまうことをご容赦ください。 物語は主人公のモナカちゃん(名前変更可)が、いきなり魔術のある異世界セルレアで目覚めるところから始まります。細かい部分はネタバレ欄に書きますが、美麗なスチルの数々に加え、世界観に沿った独特な言い回しなど、1つ1つが丁寧に作られた内容になってます。 エンド数が非常に多いので、途中から攻略ページを参照して約8時間で無事に完走できました。スムーズに物語の世界を堪能したい方は、素直に攻略ページを見ることを推奨いたします。 @ネタバレ開始 以下、登場人物の感想を簡潔に書いていきたいと思います。 『フェルシニー』個人的に最も好きなキャラクターです。温和な部分・冷徹な部分・合理的な部分など、いろんなルートで様々な一面を見せてくれますが、どれも「フェルさんらしい」と感じさせる一貫した魅力がありました。 『カナラール』キャラクターはフェルさんが一番ですが、ルートの内容的にはカナさんが最も好きです。序盤からの壮大な伏線に痺れました。しかも、これは物語の一部に過ぎないと考えると、改めて構成の凄まじさを感じました。 『ルーシャ』「とにかく救われてくれ⋯⋯!」と願わずにいわれないキャラクターでした。モナカちゃんとの交流をきっかけに、少しずつ心を開いていく部分が好きです。余談ですが、3秒以内にキスの選択肢を選びました(笑)。 『ロクス』「めちゃくちゃ格好いいじゃねえか⋯⋯!」と言わずにいられない、熱いキャラクターでした。彼の力強い言葉があったからこそ、チェルアルコの壮大な物語がビシッと締められたと思っています。 『クリス』作中で最も強大で重要なキャラだと思いますが、その設定に反して軽快な口調だったり、時には小学生みたいな駄々をこねたりと、そのギャップが特に面白いと感じました。 『ルドヴィカ』攻略対象に引けを取らない濃厚なキャラクターでした。彼女の「迷いながら選び取っていく人間を、弱いとは言わないわ」という、作品の構造を象徴しているようなセリフがとても好きです。 『モナカ』やはり主人公の軸がしっかりしていたからこそ、とても面白い物語になったんだと思います。迷いながらも常に前向きで、ひたむきに行動していくモナカちゃんにずっと感情移入しながら応援していました。 @ネタバレ終了 あと、制作者の立場として他に参考になった部分は、文字のウィンドウがやや縦長になっている部分です。ちょうど良いバランスで文章が改行されていくので、とても読みやすかったです(文章が横長の構成になると、どうしても目線の移動が多くなり疲れやすくなるんですよね⋯⋯。短い作品ならともかく、これは8時間の長編なので、この目に優しい構造は素晴らしいと感じました)。 非常に長くなりました⋯⋯。とにかくいろんな事を語らずにはいられない、濃厚な異世界ファンタジーでした。本当に、本当に充実した読書を体験させて頂きました。素敵な作品をありがとうございました! -
大理乙女の素敵な日常全編に咲き乱れる百合と薔薇!? 妄想実況解説者な乙女ちゃんは人間観察(という名のカップリング観察)がお上手ですね! 最初から最後までハイテンション&ノンストップでめちゃくちゃ笑いました。 素敵な作品をありがとうございました!
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小さなおくりもの心がぽわぽわ温かくなる素敵なお話でした!家族尊い……。 柔らかな絵柄が作品にとても合っていて良かったです。 素敵な作品をありがとうございました!

gawa
しあん
雨宿りん
お風呂かこ
丹綿樫
meli
糸尾かしか
nizyuiti
ハコニワ観測所
川澄シンヤ
個人宇宙