ティラノゲームフェス2022参加作品
8834 のレビュー-
マキの命の火概要を読み「これ、自分耐えられるかな?」と思いつつプレイしました。 欠損表現があったりと、時折目を背けたくなるシーンもありましたが、マキちゃんとロボの軽妙な会話で緩和されていたと思います。 そして、「ああ、マキちゃんの気持ち、わかるなぁ」と、最後にはしみじみ。 @ネタバレ開始 何だかんだで、マキちゃんのいい相棒であったロボ。最後の一枚絵にはぐっと来るものがありました。できれば救われてほしかったけど…。 それと、自然に対して人は無力なんだなということも、当たり前ながらしみじみと感じましたね。 @ネタバレ終了 自分がマキちゃんの立場だったらどうしただろう?と、考えると…うう、怖い。色々と考えさせられる内容の作品でした。ありがとうございました!
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埋められたふたりの人形『外に出てはいけない』『呼ぶ声に応えてはいけない』… 古から続く「童弔いの儀式」―― 絶対何か起きますやんかー!!(ワクワク @ネタバレ開始 儀式が終わってしまって「起きないんか~い!w」とツっこんでしまいました。 でも、儀式の最中の大人たちの苦労、その後に佑馬が感じた『気配』と、ジワジワと何かが迫ってる感がたまらなかったです。 そして、イチゴ家の全焼からもう物語に目が離せなくなっていました。 歩佳の死はショックすぎて、しばし茫然としたくらいです。 子どもたちにはどうしよもうない奔流に揉まれていた2人には、なんとか一緒に平穏な毎日に戻ってほしかったので… @ネタバレ終了 最後の佑馬の選択は、どれも納得のいくものでした。 なのでホラーですが読了後の感覚はとても爽やかなものに感じました。 素敵な作品を、ありがとうございました。
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マキの命の火どのような形であれ創作に携わる方ならば、 何者にもなれないまま何も残せないまま散っていくのは嫌だなあ、 と一度は考えたことがあると思います。 人生誰もがそう上手くいくわけではないけれど、 このゲームプレイ後は筆舌に尽くしがたい清々しさを感じ得ました。 @ネタバレ開始 マキちゃんの命は助からなかったけれど、 最期の歌は風と暴雪の音にかき消されてしまったけれど、 彼女という人間が存在したことは残ったので、 ゲームをプレイしている側も救済された気分になりました。 ロボくんにも感謝です。 非常に心動かされる素晴らしい作品でした。 @ネタバレ終了
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永遠(とわ)の幸せを、キミに委ねて。いきなりラスボス戦!と思ったら、ソティルちゃん!トワくーん!と、あたふた。そして、「ん?」という展開に…! @ネタバレ開始 無限ループって怖くね?と、呟きつつ、正しい選択を探しました。…正しくない選択も試しました(笑)。 当然ですけど、やっぱり二人が幸せになるEDがいいですね! タイトルはトワくんにかけてあるのかな?とも思ったりです。 @ネタバレ終了 さくっとお手軽に遊べる作品でした!ありがとうございました!
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右と 、左。最後のエンドを読み終わった時、「いいのを読んだなぁ...」と穏やかな風を感じる青春ストーリーでした。 個人的に良いと感じたのは、登場人物たちの会話の雰囲気と距離感です。右半身が少し不自由になった主人公と元カノの真田さん、そして西尾さん。いろいろ重たいモノを背負っている3人ですが、その近すぎず遠すぎずの会話が絶妙に心地良くて、読み進めていくうちに各キャラの愛着もどんどん湧いてきました。 序盤の伏線を消化していく構成はもちろん、印象的なタイトルの仕掛けが判明するエンド3もとても良かったです。最終エンドのイラストは「あー。こういうの良いな」と、特に感じました。
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無限の月空作品全般を通して動きのある演出が多用されており、「すごいなぁ」と思いながら読み進めました。 特にバトルシーンは登場人物たちの格好良さが際立っており、お気に入りはやはりメインの彼女が日本刀を構えるシーンですね。すごく様になっているというか、ビシッと構えるその姿に惹き込まれました。Rayを使っている部分も、UIがスタイリッシュでとても格好良かったです。 @ネタバレ開始 シナリオ部分に関して個人的に良いなと思ったのが、師匠が出現した時です。最初はネタにしか見えなかったあのキャットパンチが最後の最後で活かされる展開は特に燃えました。余談ですが自分は真っ先にアイドルソングを選んでしまい、彼女の選ぶシーンでは迷いつつソラちゃんを選びました(笑)。
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フラワーマスターとても楽しい花の育成ゲームでした。序盤はルージュベートさんのアドバイスを参考にしながら、いろんな育て方を試していき、最終日は「どんな花の精が出来るんだろうなー」とワクワクしながら見守りました。 花の精の種類も豊富で、ルールが分かってきた中盤以降は攻略情報も参照しつつサクサクと進むことができ、フルコンプまで快適に遊ぶことができました。 @ネタバレ開始 おまけの要素も豊富で、どの花の精も何だかんだで主人公と深く関わってしまうパターンになる後日談は面白かったです(笑)。Live2Dで動く花の精もみんな個性的で、とても可愛かったです。
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私の人形を探さないで配信で遊ばせていただきました。 恐怖よりも感傷に浸る感じが強く、良いお話と雰囲気でした! 文化人形はかわいくも恐ろしい…。 最後はどうなるかと思ったけど、無事ハッピーエンドを迎えられて良かった!! …ハッピーエンドでしたよ?
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燕に餞 -10 minutes to airplane fall-飛行機が墜落するまでの間に、何かをするかしないのか……。 隣の席に乗り合わせた糸洲さんとの会話で物語が展開します。 @ネタバレ開始 END1文章を書く夢を持つ……とても共感出来ます。 話題性もあったのでしょうが、内容も認められてるじゃないか。 なかったのは応募ボタンを押す勇気だけか!ある意味うらやましいな。 END2謎の一端が垣間見えるものの謎が残るEND END3サスペンス風味の展開。まさかこんなことが。 END4確かにある種の幸せなのかも知れません。 END5本当に何者だろう……操縦室の方も気になるけど……。 END6全ての謎が明かされた訳ではありませんが、聞くのも野暮なのかも知れません。 起こってしまったことは変えられなくても、主人公だけがなぜか海の底から救われ、導かれたEND。 @ネタバレ終了 選択肢によって様々な側面が見え、明るいとは言えない結末の筈なのに爽やかな読後感でした。
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そしてxxxの夢をみる夢の中でだけ出会う不思議な少女。 何でここに居るの?誰なの?という 疑問がいっぱいで、読み進める手が止まりません。 @ネタバレ開始 ラストの選択肢は、どちらも見ましたが 「夢のままなんてもったいない」の周くんの 言葉がカッコよすぎて・・・。 現実世界での初めの一歩に 思わず微笑んでしまいました。 @ネタバレ終了 心温まる物語で面白かったです! 素敵な作品を有難うございました!
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藹々鬼譚美麗でありながら質感と奥行きのある絵、しっかりとした時代背景を感じさせてくれる流麗な文章、深山のしっとりとした空気感が伝わってくる音楽や効果音、読み進めるにつれて登場人物の気持ちにのめり込むプレイヤーに届けられる、感情が滲んだ声……。 すべてが混然一体となり、それぞれの持ち味を引き出すかのように響きあっていました。 本当に素晴らしかった……。 匂いや気配まで密に伝わってくる文章表現が素晴らしくて、プレイ中何度も感嘆のため息をつきました。感情を揺り動かされ、心に残る作品というのは世にたくさんありますが、ここまで深遠な、畏怖と敬愛を覚える森の匂いに包まれるような、どっぷりと浸かれる世界観の作品にはなかなか出会えません。まだ私の心は深山に残ったままです。 言葉選びも終始美しく、雰囲気に満ちたもので、他の方のコメントの返信を拝見したのですが、膨大な資料や文献をあたってこの世界を生み出されたのだなと、感服致しました。 登場人物も皆くるしみやいとしさ、さびしさを抱えていて愛おしく、全員大好きです。 @ネタバレ開始 ED2→ED1の順番でどちらのエンドも拝見させて頂いたのですが、最後に出てくる遊馬さんはもしや……と思っていたところ、ED1で裏付けを得ることができて非常に嬉しかったです。 ED1のラストの六、囁かれるようなボイスに鳥肌が立って、しばらく茫然としていました……。 @ネタバレ終了 この作品に出会えてよかったです。 素敵な物語をありがとうございました。
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テスト返しいままでタイトル画面はかわいい女の子だったのに! 作品一覧の中であきらかに浮いてるけどプレイするといつも通り胸をえぐるほどいいストーリーでした
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ほちゃっと!天使ちゃん大人天使に憧れるかわいい子ども天使ちゃんを無事に試験に合格させてあげられるのか…ドキドキしながらの三択でした! 「いや、子ども! なぜそのように傘を解体するし!」という言葉が思わず口から飛び出たりしました…。 @ネタバレ開始 猫のところでショートレインコートにしだした時は「おいいいい!!」とか叫んだりしてしまいました。 逆にその発想はないだろう!的な。 それなら猫ごと抱えて傘をさして自宅に戻って、猫だけ雨の当たらないところに置いておいてあげるとかのほうがまだマシです! …などと子どもの考えることは分からなーい!と苦戦したりしました。 合格判定が出るときはいつもドキドキでした。 本音を調べたりするシステムがとても面白かったです。 特に傘は何かと戦っていて猫を「絶対に守る!」という熱い気概を感じました。 彼の持ち主はきっと心やさしい人だったのだろうな…と物語には出ていませんが、猫のために傘を置いていく人のやさしさと人柄を感じたりもしました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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さくら色メモリーズ文章内に赤ラインが引かれている作品は初めてで、独特の雰囲気が印象的でした。 フキダシタイプのメッセージウィンドウ、距離によって変わる立ち絵など細やかな演出も素晴らしく、読んでいて楽しかったです。 @ネタバレ開始 セリフの合間合間に「チーン」「キラリン」「コロリロリン」と挿入される効果音(と集中線)が、日常シーンにコミカルさのスパイスとして一役買っていました。 プロローグではとてもシリアスなお話なのかな?と思っていたのですが、実際はシリアスな中にもほのぼの・コミカルな要素もたくさんあり、体が光ったところなどは「ひ、光ってるー!」と画面の前で思わず私も集中線を出しながらツッコミを入れたりしていました。 後半でスモモさんが動かなくなってしまったあたりから、効果音なども今までとは少し違った印象になって聞こえてきました。 サクラさんが足が動かないと言い始めたときは「え、これ壊れてきて…」と心配でした。 そして、まさか最初の解答があの場所で出てくるとは…! 全部一番上というテキトーさで選んでいてよかった!(コラ) 最後の終わり方はとてもしっとりしていて、サクラ色の思い出と呼ぶべき物語の中での数々がふっと思い起こされました。 特に花火の「最後に見せてくれて~」と感謝するシーンなどは「最後って言わないで…」と画面の前で思っていたことを思い出しました。 全体を通してみると、とてもシリアスで心に残るやさしいお話なのですが、途中途中の各シーンで演出が明るく盛り立てていてメリハリのある素晴らしい流れを作っていました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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深海のホビーゲル海の揺籃の中で読み進めるような本作、UIなど細やかな部分含めてすべてが完成されていて、最後まで美しい世界に浸りながら読了となりました。 ブルーカラーを基調とした背景などの素材・画面構成は見ているだけでも穏やかな気持ちにさせてくれます。 @ネタバレ開始 エンド1と2は辿り着けましたが、3は辿り着けなかったので、2つのエンドまでで感想失礼します。 (「エンド1とエンド2回収後、エンド3への道が開かれます」とのことでしたが、捜索などはこなしつつスキップを駆使したりして初めから2周ほどしましたが残念ながら道が開かれませんでした…何か必須の選択肢などがあったのでしょうか…) 二人の存在や二人のいる世界の真実などの断片が明かされたとき、ああではずっと空にいる彼らも…と、この世界が美しくもやはり美しいだけではない切なく悲しい側面にも溢れていることを感じ取り、降り続ける雨は諦められた夢たちの涙なのかもしれないなと感じました。 アオイさんの「黒い短髪」を見たことがあると思い出しそうになっていたミドリさんの記憶、おそらくエンド3ではその御姿が見られたのでしょうか。気になります。 @ネタバレ終了 起動時に「静かな夜と一緒にプレイしましょう」とありましたが、正にその通りで静かな夜にプレイしてほしい幻想的な作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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猫の館猫ちゃんに惹かれてプレイしました! しかし私も猫好きだけど知識は無い派なので、クイズが解けるか心配でしたが、なんとかクリアできました! 猫はかわいいし、猫の知識は増えるし、猫はかわいいので大変楽しく遊べます。 やっぱり猫はかわいいので! 猫カフェ行きたくなったので、久々に行って来たいと思います! ありがとうございました!
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プレアデスをさがして
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霧生先輩と俺 ~ひとりかくれんぼからの脱出~クリック型脱出ゲーム大好きなので大喜びでプレイしました! アイテムのグラフィックが凝っていたり、遊び心もあったりしてあちこちクリックするのが楽しかったです! クリック判定がけっこう細かく、「え!?そのボタンもクリックできるの!?」みたいなこともあったので画面全域をクリックする勢い(?)で手掛かりを探しまくりました。 @ネタバレ開始 一回目は「メリーさんが来る!やばい!来ちゃう!」と慌てているうちに即死にましたが、二回目からはゆっくり探索できました。一度来たら満足してくれるメリーさんで助かった…! メリーさんもそうですが、個人的に都市伝説が好きなので知っている都市伝説が登場してテンションが上がりました。扉を開けたらいきなりカシマさんが出てきたときはほんとにびっくりしました。怖! あと助言がめちゃくちゃ助かりました。謎解きに詰まったときにヒントをもらいに行ったり、怖すぎるときに無意味に電話をかけて安心してたりもしました(手遅れと言われたときは絶望しましたが…笑)。 途中で何度も死にましたが最後は無事に真相までたどり着けました!女の子を見つけてあげられてよかった…。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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猫ノ目のような世界で繊細!泣きました。 素晴らしい表現とメッセージ、刺さる人にやってほしい作品。 私には刺さりました。ありがとうございました!
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機械仕掛けのマーセネリア世界観や雰囲気が最高の作品でした。エンドごとに違った切り口で感動させられます。 荒廃した城が舞台なのですが、全体的な色合いからBGMから全てが世界観にマッチしているので、グイグイと物語に引き込まれました。 そして面白いのが、その舞台とは全く関係のない主人公が物語の幕引きをするという所。 全く関係ないので、何もせずにそのまま立ち去っても良いし 過去の問題に首をつっこんで、全てを知るも良し どのエンディングに辿り着いても、全て自分の選択によるものなので感動もひとしおでした。 @ネタバレ開始 特にED2はうるうるきました。その後に見たED1もうるうるきました。 もう、全部うるうるきてました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。