heart

search

浦田一香のレビューコレクション

  • ティラノフェス2022オープニング
    ティラノフェス2022オープニング
    開幕おめでとうございます! 楽しみにしてました! 今年も楽しみます!

    レビューページを表示

  • ~世界の限界を超えて~
    ~世界の限界を超えて~
    どんなお話だろう? と思いつつ読み進めると、どんどん壮大な方向へ 物語は進んでいきました。 全てを理解できた自信はありません。 前作(君の生に、祝福を。)と通ずる部分があったように思います。 @ネタバレ開始 信号機の色の話でもありましたが、 この世界は自分が見ているものが絶対なのでしょうか? 色が見える動物や虫もいれば、見えないまたは 違う色に見える動物や虫もいます。 目の病気で色が上手く判別できない方もいますが、 病気というくくりを生み出したのも昔の人です。 世界の見え方というのは、考え方とも言えると思います。 赤く灯る信号機を見て、「赤いなあ」と考えるから 赤だと思うのです。 これは幸福と不幸にも通ずると思います。 例えば健康診断で不調が見つかったとき 不幸だと考えるか、 重病になる前に見つかって幸福だと考えるか。 生きづらいと言われる世の中ですが、 世の中や世界に対する見方の問題もあるのかな、と思いました。 いずれにせよ、私はこの物語から希望を感じました。 名前(苗字)が伏線になってるのが面白いと思いました。 妹の「兄さん」っていう呼び方、良いですよね……。 @ネタバレ終了

    レビューページを表示

  • 君の生に、祝福を。
    君の生に、祝福を。
    女子生徒の自殺を止めるところから始まるお話です。 咲は頭が良いんでしょうね。 だからこそ、暇な時間とかにいろいろ考えてしまう。 考えすぎるのも、人生において苦難の一つかもしれませんね。 有馬先生はいい男ですね。 なかなかこういう先生はいないと思うので、 会えるなら会って話したいタイプのキャラクターです。 お話はとてもテンポが良いように感じました。 それでいて、しっとりと感動できるお話でした。 @ネタバレ開始 赤ちゃんの話はとても印象に残りました。 咲はおそらく、祝福してくれる人を探し求めていたんでしょう。 人生捨てたもんじゃない、そう思えるような素敵な作品でした。 @ネタバレ終了

    レビューページを表示

  • Lost;child
    Lost;child
    Last summer trainに引き続きプレイしました。 前作では語られなかったことが、徐々に見えてきました。 @ネタバレ開始 ケモノと人間が共存する社会、というよりは ケモノが虐げられてるように、あるいは地位が低いように見えました。 どこか現実社会の風刺的に感じました。 特にケモノたちは生きていくのが大変そうでした。 ですが、優しさを忘れていないメインの二人は 眩しく映りましたね。 @ネタバレ終了 幸せになってほしいなあ、と思いました。

    レビューページを表示

  • last summer train
    last summer train
    優しい雰囲気の作品でした 設定など多くは語られない作品ですが、二人の間柄などを 想像したりするとより楽しめますね。 絵や画風も素敵でした。

    レビューページを表示

  • too late but +(plus)
    too late but +(plus)
    創作へのエネルギーをもらえる 素晴らしい作品でした。 改めて読んでみて、やはり好きだなと思えました。 どんな作品でも、一人でも読んでもらえたら、 一人でも好きになってくれたら、作って良かったのだと思います。 上手く行かないことも多い世の中ですが、 自分の好きなことにひたむきに向き合っていれば、 きっと返ってくるものがある。 そう信じられました。 改めて、作品を発表できる場や手段があること、 そして読んでくれる人がいることに感謝したいと思いました。

    レビューページを表示

  • そして彼女は、私が書いた手紙を丁寧にしまった。
    そして彼女は、私が書いた手紙を丁寧にしまった。
    何もかも嫌になるときって、 ふとした瞬間に訪れますよね。 それは、他人からしたら つまらないことや些細なことかもしれません。 しかし深く掘ってみると 当人からしたら、とても重要なことです。 彼女たちのバックボーンや、過去に何が あったかは深く語られません。 二人には幸せになってほしいと思います。 このお話の最後が好きです。

    レビューページを表示

  • 白無垢の決意
    白無垢の決意
    おまけ(あとがき)も含めて読みました。 明治時代ということで、今より家や家系の力が強い時代です。 当然、様々な自由もなく、生きていくのが難しい時代です。 そんな時代でありながら、このお話に 登場する人物は皆、優しさや強さに溢れていて とても魅力的に思えました。 親しい人や家族を想う心に、時代は関係ありませんね。 足音などはありますが、BGMはありません。 きっとあえてなくしたのでしょう。 文章や登場人物の心情により集中できました。 手紙を出すシーンがあるのですが、 そのときにどんな想いや決意で出したのか、 そういったことを深く考えると より味わい深い作品になると思います。 そして、三人の考え方の違いや生い立ちから 彼らの人生に思いを馳せるのも この作品の楽しみ方の一つではないでしょうか。 タイトルも良かったです。

    レビューページを表示

  • 二人乗り
    二人乗り
    蝉の鳴き声、海、女子高生と二人乗り! 夏を感じられました! 葵ちゃんにここまで好かれている佐々木が羨ましいです! きっと、普段から善行を積んでいるのでしょう。 直接的なアプローチはありませんが、 割と積極的にぐいぐい来る葵ちゃんがかわいいです。 それに対してつれない態度をとる佐々木。 そんな佐々木にむくれる葵ちゃんがかわいいです。 @ネタバレ開始 この物語の後、あとがきにあったように 過去の思い出の女の子と何かあるのかなー と想像が膨らむようないい作品でした。 @ネタバレ終了

    レビューページを表示

  • さよならキャットボックス
    さよならキャットボックス
    私が読みたいなと思っていたような話、題材だったので 読めて良かったです。 @ネタバレ開始 この作品を読む以前に 「ディンクス ずるい」で検索したことがあります。 灯子と同じような感想を抱きました。 また、「子ども ほしくない」というような単語で検索したら とあるネット記事で 「子どもがほしくないというのは、子育てや出産という未知のことに  怖がっているだけ、あるいは責任を取りたくない無責任な人です」 というようなことが書かれていてぐさりとショックを受けました。 少子高齢化の影響か、国のためにも産むべきなんて言う人もいます。 (国のため云々言ってる人は、戦時中にタイムスリップしてほしいですね) 多様性やSDGsなどが盛んに叫ばれていますが、 全ての人が生きやすいというのは、無理なんじゃないかと 誰もがわかっているのではないかと思います。 光があれば陰があるように、子育てや出産を神聖化すればするほど、 それを出来ない人やしたくない人の陰は濃くなるように感じました。 かといって、逆を行けば子育てや出産が陰になります。 灯子は家や家族の影響で、苦しんでいました。 苦しむだけの家族関係なら、全てかなぐり捨てて、 生きて行ければ良いのですが、なかなかそうも行きません。 誰かに相談できればいいのですが、相談というのは勇気がいる行為です。 自分を全て出せる拠り所があれば、良かったのかなあと思いました。 @ネタバレ終了 この題材で作ってくれて、ありがとうございました。

    レビューページを表示