浦田一香のレビューコレクション
-
last summer train
-
too late but +(plus)創作へのエネルギーをもらえる
素晴らしい作品でした。
改めて読んでみて、やはり好きだなと思えました。
どんな作品でも、一人でも読んでもらえたら、
一人でも好きになってくれたら、作って良かったのだと思います。
上手く行かないことも多い世の中ですが、
自分の好きなことにひたむきに向き合っていれば、
きっと返ってくるものがある。
そう信じられました。
改めて、作品を発表できる場や手段があること、
そして読んでくれる人がいることに感謝したいと思いました。 -
そして彼女は、私が書いた手紙を丁寧にしまった。何もかも嫌になるときって、
ふとした瞬間に訪れますよね。
それは、他人からしたら
つまらないことや些細なことかもしれません。
しかし深く掘ってみると
当人からしたら、とても重要なことです。
彼女たちのバックボーンや、過去に何が
あったかは深く語られません。
二人には幸せになってほしいと思います。
このお話の最後が好きです。 -
白無垢の決意おまけ(あとがき)も含めて読みました。
明治時代ということで、今より家や家系の力が強い時代です。
当然、様々な自由もなく、生きていくのが難しい時代です。
そんな時代でありながら、このお話に
登場する人物は皆、優しさや強さに溢れていて
とても魅力的に思えました。
親しい人や家族を想う心に、時代は関係ありませんね。
足音などはありますが、BGMはありません。
きっとあえてなくしたのでしょう。
文章や登場人物の心情により集中できました。
手紙を出すシーンがあるのですが、
そのときにどんな想いや決意で出したのか、
そういったことを深く考えると
より味わい深い作品になると思います。
そして、三人の考え方の違いや生い立ちから
彼らの人生に思いを馳せるのも
この作品の楽しみ方の一つではないでしょうか。
タイトルも良かったです。 -
二人乗り蝉の鳴き声、海、女子高生と二人乗り!
夏を感じられました!
葵ちゃんにここまで好かれている佐々木が羨ましいです!
きっと、普段から善行を積んでいるのでしょう。
直接的なアプローチはありませんが、
割と積極的にぐいぐい来る葵ちゃんがかわいいです。
それに対してつれない態度をとる佐々木。
そんな佐々木にむくれる葵ちゃんがかわいいです。
【ここからネタバレ含む。クリックで表示】 -
さよならキャットボックス
-
生きるその先に -覚醒編-
-
キツネ耳つくも神に何故か付きっきりで看病される話雨の日に神社で倒れていたところを、化狐に助けられ
看病されるという内容です。
主人公は記憶があいまいで、思い出したいのに
上手く思い出せないという状態です。
時折回想で出てくる流行病とは?
狐は本当に味方なのか、それとも主人公にとって悪役なのか?
そして、自分の記憶と向き合っていく……。
というような先が気になる一種のミステリー仕立ての内容です。
【ここからネタバレ含む。クリックで表示】
トキゴエでも作者さんの絵が少し登場しましたが、
今作ではとても上達されていて、今後もとても楽しみです。 -
右と 、左。全てのエンディングを見ました!
面白かったです!
登場キャラクターは魅力的で、お話も練られていました。
上の説明文にあるとおり、綺麗なだけじゃない青春や
それでも前に進もうとする若いエネルギーが
とても眩しく映りました。
みんな不完全で完璧な人なんていない。
それは体のこともそうですが、性格のことも
表しているように思いました。
背景CGも自作だと思うので、すごいと思いました。
惜しいのはバグがあることですね。
途中で止まる、選択肢が出ない
という方は一旦ゲームを右上の×などで
終了して、再度起動して初めからプレイすると
バグを回避できます。
私がプレイしたのはDL版です。
参考文献から、作者さんが勉強されて
制作に臨まれたことがわかりました。
お疲れ様でした。 -
白い日傘とアンデッド全てのエンディングを見ました。
向さんの作品は何作かプレイしているのですが、
今作では緩急という面が秀でていたように思います。
面白くて笑える部分と、感動できる部分の
バランスとも言えます。
長すぎず、短すぎず丁度いい感じがしました。
【ここからネタバレ含む。クリックで表示】
グラフィックやUIなども良かったです。
夏にプレイするのがおすすめです!