浦田一香のレビューコレクション
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ミライハカイ3種類のエンディング、すべて見ました。 まず、イラストがシルバ、望未 二人ともとても可愛く、読み進めていくのが 楽しかったです。 @ネタバレ開始 シナリオですが、コミカルな序盤~中盤から 一転して、シリアスな終盤には驚かされました。 望未の将来については天才という最初の説明から なんとなく、察しがつきましたが 私も俊輔同様シルバへの愛着がわいており、 消えてしまう未来を回避できるエンドがあってよかったです。 あとがきも含め、楽しむことができました! 私も望未のスピンオフ読みたいです。 @ネタバレ終了
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蒼白のマジックシールエメラルド剣と魔法が出てくるファンタジー作品です。 (剣はあまり出てきませんが) BGMはオリジナルの曲が大半で、 クオリティも高いです。 本作で特に好きなのはやはり、バトルシーンですね。 絵の動きや、氷魔法のCGの使い方など 迫力がありました。 @ネタバレ開始 読みながら、何か大きなストーリーの後日談みたいだな…… と思っていたのですが、あとがきで腑に落ちました。 設定や世界観などは若干説明不足なところもあるように感じましたが、 大きなストーリーの一部である、という性質上 仕方ないかなと思います。 もしかしたら、同じ作者さんの今後の作品で、 補完などされるかもしれません。 @ネタバレ終了 キャラクターも魅力があり、良かったように思います。 長期間の制作、お疲れ様でした。
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ありすとーくチャット形式で進む、ノベルゲームです。 画像やBGMなどはありませんが、 お話に起伏があり、とても面白く読めました。 @ネタバレ開始 お話のジャンル的には、ファンタジーとSFの中間くらいだと思います。 現代の高校生らしいアイテムや話題(ツイッター風アプリなど)が出てきたり、 恋愛要素もあり青春モノとしてもドキドキしながら読めました。 @ネタバレ終了 ありすシリーズへの繋がりもあるようなので、 ありすシリーズが好きな方は、ぜひプレイしてみてください。
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その恋、暫定につき、バレンタインシチュエーションボイスZその恋、暫定につき、 のキャラクター達からバレンタインデーの チョコレートをもらえる、短編ノベルゲームです。 暫定につき、プレイ済みのほうが楽しめると思います。 それぞれ、趣の違ったチョコレートをもらえて キャラクターの個性が際立っています。 制作陣のキャラクターへの愛を感じました。 声優さんのクオリティの高いボイスも相まって、 短いながら素敵なバレンタインデー気分に浸れます。 特に翼のシナリオが好きです。 @ネタバレ開始 暫定につき、の最後で告知された 次回作も楽しみに待ってます! @ネタバレ終了
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がんばれ!ヤマトくん文房具たちが意思を持ち、ご主人のために 奮闘するお話です。 120枚もの写真で織りなされる今作は とても表情豊かで、まるで文房具たちが 本当に生きているかのようでした。 ちゃんと目などが付けられていて、愛着が湧きますね。 シナリオもきちんとオチが付いていて良かったです。 文房具は安価でどこでも売ってるので、 使い捨てという感覚がありますが これからは愛情を持って使うことで、 今作のように持ち主を助けてくれるかもしれませんね。
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4月、図書室を出る。コミュニケーションが苦手な主人公が、 友達作りに奮闘するお話です。 選択肢で分岐しますが、 相手の気持ちを考えて行動するということを、 本から学び、行動に移せるところは やっぱり良い子なんだなあ、と思いました。 主人公にはこれからも、いい友人関係を 築いていって欲しいと思いました。
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REACT全てのルートとREACT編(いわゆるおまけシナリオ)を読み終えました。 妖怪退治のお話を主軸にした、バトル伝奇ものです。 ヒロイン達は全員可愛らしく、共通ルートでも それぞれ描写が多いので、自然な流れで個別ルートへ入っていけます。 また、敵達にも描写量の差はあれど、バックボーンがあるので 魅力的なキャラクター達でした。 一番好きなキャラクターは葵紅です。 シナリオ自体も面白かったです。 システム面では、好感度が上がるとお知らせしてくれるので 攻略しやすいです。 また、二週目は共通ルートを飛ばすことも可能です。 ただ、ティラノのバージョンが古いこともあってか バックログがなくコンフィグもないため スキップ中に未読で止まれませんし、 文章の表示速度も変えられませんし、読み返しも出来ません。 戦闘はこのページのゲームの画像説明にあるとおり 暗記してクリックしていく感じです。 二週目以降戦闘をスキップすることも可能です。 グラフィックに関して。 スチルは豊富で、ここぞという場面で出てくるので 良かったです。 また、キャラクターのデザイン(特に服)が良かったと思います。 総じてクオリティの高い作品だと思いました。
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椿堂ノ火親の心子知らずという言葉があります。 そして毒親、親ガチャという言葉が流行っていますね。 親子というのは子供にとって、 産まれて初めてできる人間関係です。 子供は親を選べません。 ですが、親は子供を作るか作らないかという選択が出来ます。 @ネタバレ開始 身も心も男性だと思って育てていた子供が トランスジェンダーで、性的指向も男性に向いている。 そうわかったとき、父親はどんな気持ちだったのでしょうか。 時代の違いもあり、簡単には受け入れられなかったでしょう。 ですが、「帰ってこい」と連絡しずっと待っていた。 最期まで子供を愛していた。 この父親は自分で選んで生み出した命に対して、 真摯に責任を持っていたのだと思いました。 毒親、親ガチャという言葉が流行るこの時代。 直接会わなくても、スマホなどで意思の疎通ができるからこそ 直接会って対話し、後悔のない親子関係を築くことが大切だと思いました。 @ネタバレ終了 文章が綺麗で、BGMの使い方も良かったです。 素敵な作品でした。
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凪ノ恋とても感情が揺さぶられました。 最初はスイリン編から読みました。 (特にこだわりのない人の多くは、左側に位置してる という理由でスイリン編から読むと思います) 和風な世界観の作品は好きなので、これは面白そうだ と期待しつつ、読み進めました。 スイリン編もサハナ編も冒頭で ヒロインと仲睦まじい様子が少し描写されます。 そのことから、「これから仲良くなっていくんだろうなあ」 と期待できました。 @ネタバレ開始 最初に「感情が揺さぶられました」と書きましたが、 久しぶりにノベルゲームで泣きそうになりました。 気高く美しいサハナ、優しく暖かいスイリン。 同じ人を好きになったばかりに、一人しか寄り添えない ということになってしまいました。 人を好きになる、愛する気持ちは、こんなにも素晴らしい。 そう思わせてくれると同時に、だからこそ 最愛の人との別れはこんなにも悲しい。 そんな思いも湧いてきました。 主人公であるマサヒデ カイ そしてサハナ スイリン 登場人物たちの心の機微は巧みに、そして深く描かれていました。 キャラクターではなく、生きている人間として描かれていました。 エンディングは二つあるわけですが、 スイリン編の方が印象に残りました。 ラストのサハナが倒れているスチルで、彼岸花の髪飾りが 外れているのを見て、形容しがたい感情が湧いてきました。 ここまでするんだ、と思いました。 あの後、サハナは髪飾りをどうしたのだろう? と思いました。 @ネタバレ終了 声優の皆様の演技、グラフィック、シナリオなど 本当に全てが高いクオリティでした。 制作お疲れ様でした。 Nutrientsさんの今後にも期待しています!
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暗がりビオトープゲームセンターを舞台にした、ユーキの成長物語でした。 まず、グラフィックのセンスが高いと思いました。 立ち絵はシルエットなのですが、色分けとかはされてませんが 個性が際立ってるので、誰が誰だかわからない、ということは ありませんでした。 また、背景はピンクとか青とか独特な色使いなのですが、 作品に合っているように感じました。 次にTIPS機能。 ゲーセンついて詳しく解説してあり、かなり調べてある というのが伝わってきました。 知らないことが多々あり、勉強になりました。 そして、シナリオですが @ネタバレ開始 ユーキが女の子、というのは全然分りませんでした。 担任の先生も、言葉や言い方はアレですけど、 心配してるのかな、という気がしました。 ユーキの一人称や言葉遣いが、男っぽいのは 親が喜ぶのを見たいから、というのが なんとも言えない気持ちになりました。 ユーキが親に期待しないと決めているのに 親を求める子供らしさも持っているのが ゲーセンの人たちには伝わっていたのかな、と思いました。 キャラクターは、皆個性的でした。 時代が90年代なのですが、90年代には こういう人たちが生きていたんだろうなあ、と思えました。 特に印象的だったのは、サクラバさんです。 ユーキを諭しながら、自分自身も諭している。 年の離れた二人ですが、影響を与え合い お互いの道を歩んでいく関係が好きです。 ユーキに対して、直接的な答えを与えるのではなく 自分で気付かせるというやり方は、 親でも教師でもない人間の、子供への関わり方として 良いものだったのではないかと思います。 @ネタバレ終了 とても面白かったです!