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富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • じゃんけんで弟をすくえ!
    じゃんけんで弟をすくえ!
    キッズの実写写真を見るだけで微笑ましさ満点の作品です。「世界じゃんけん大会」というシュールな設定を筆頭に、ツッコミどころ多めな世界観が独自の面白さを醸し出していると感じました。じゃんけん勝負は結構ガチで、一戦勝つのに10回近くやり直す運のなさを見せてしまいました。 最後ににエンドロールを見て驚きました。 @ネタバレ開始 親子合作作品(パパ制作のキッズ主演)と思いきや制作もキッズでパパは監修という想像以上のハートフルさでした。 @ネタバレ終了

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  • 完全犯罪
    完全犯罪
    「完全犯罪」はかなり難易度が高そうですが、あらすじに書いてある一卵性双生児なら可能かも!?と興味津々でプレイしました。テンポが非常に速く、スリルとサスペンスに溢れたお話でした。「何をもってマトモというのか」というテーマ性も際立っていて興味深かったです。 なお、OPとEDの映像演出がやたらとカッコ良くて痺れました。これを見るだけでもプレイの価値があると感じました!

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  • 異世界転生したら大魔法使いの推しになりました
    異世界転生したら大魔法使いの推しになりました
    作者さんの他のゲーム(僕の真ん中に君がいる)がとても面白かったのでこちらの作品もプレイしてみましたが、遊んで良かった!こちらのゲームもとても面白かったです! 「異世界転生してそこで無双しちゃう」というガワの部分は割とよくあるパターンかと思いますが、特異に思えるシチュエーションや展開をひねりとして加えているおかげで、とても新鮮な感覚で楽しめました。シナリオの展開は、冒頭からの急加速!アクセル全開!急ブレーキからのドリフトターン!またギャンギャンとタイヤ音を軋ませながらUターン!猛スピードで大ジャンプ!ゴール!みたいな感じの印象です。まさにノンストップでした。 シナリオはコミカルさと意外性とでエンタメ性抜群なのですが、一方で糖度もかなり高い印象です。時折挟まれるスチルは塗りの雰囲気も変わって凄くロマンチックでした。恋愛モノとしても大満足でお腹いっぱいです。 クリア後のおまけも充実していて、後日談やサブキャラ目線のお話、4コマにあとがきにラフ絵とクリア後もたくさん楽しませて頂きました。

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  • おはよう、ソムニア。
    おはよう、ソムニア。
    グラフィックが可愛らしいSF世界観×探索ゲームで、とても面白かったです!「ここはどこ?私は誰?」状態から手探りのスタートとなりますが、他のキャラクターとのやりとりや世界に残された情報から徐々に冒頭の疑問が明らかになっていきます。先が知りたい!という感情を的確に刺激されて、どれだけ迷子になってもプレイをする手が止まりませんでした。後々考えてみると、通常のエンディングを含めて情報の出し方、見せ方がお上手なのだと思いました。序盤中盤もそうですが、終盤のコンプに至るためのラストのギミックなんかは非常に好きなパターンだったので嬉しかったです。 そのほかで言うと、他の方も仰っていますが探索ゲーとしての難易度はかなり高めかと思います。可愛らしい絵柄に反してメッチャ骨太で硬派なつくりだと思いました。「いくつ探せば良いのか」が分からず、そこが手探りだったのが大変だったかなぁ、と。こちら、作者さんのfanboxでヒントが公開されていますので、迷子になりそう&なった方はそちらをご参照されるのもよろしいかと思います。 クリアの達成感は大きく、プレイ後の余韻を含めて読後感も素晴らしいので、諦めてしまうのはもったいない!是非クリアしてみてください!

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  • 不合格体験記
    不合格体験記
    本作、「不合格体験記」というタイトルの通り受験をテーマにしたゲームです。公立トップ校の雰囲気が味わえました。私は私立の進学校出身なのですが、常に受験が頭のどこかにある灰色な進学校生活の中で日々の楽しさを見出そうとする心理を思い出しました。その点で、試験問題が頻繁に挿入される演出は「日常の中に受験が常にちらつく心理」を表しているのかな、と感じました。ラストの長文問題のラッシュはなんだか受験というシステムの特異性を浮かび上がらせていたようにも感じました。今振り返ってみれば、こんなことをバカ真面目にやってたんだなと考えると異常かもしれません。 受験や偏差値周りの話については「そうそう!」という部分と、時代が違うからか公立と私立で文化が違うからか「そうかなぁ?」と思う点がどちらもありました。いずれにせよ受験戦争に身を置いたことがある方はある種の懐かしみを、そうでもない方は「こんな世界があるのか」といずれも楽しめると思います! その他の点で言えば、起動した瞬間にUIのデザインにまずは驚かされました。本作にピッタリ過ぎる。メニューもセーブもバッチリですし、プレイを続けるとメッセージ枠の色が変わるのに気付き親切だと感じました。

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  • MonstrousPark
    MonstrousPark
    群像劇タイプのADVという珍しいゲームシステムですが、いずれも悩みを抱えている登場人物の心情がそれぞれの人間関係の中で良く描写されていましたし、ゲームとしてもザッピングのような満足感があってとても楽しめました。ゲームの舞台は「異様な雰囲気の夜の遊園地」ということで不穏濃度は冒頭から100%でした。中盤以降には冒頭の伏線が回収され始めていくのですが、インパクトの強い展開が続き最後までとても面白かったです。 ゲームシステムはとてもしっかりしていて、2周目以降のプレイに対する親切さを感じました。各編、ノーヒントでも3周すればTRUEにいけるようになっていますので、気が向く選択肢を選んでどんどん進めるのが吉だと思います。 印象的な点で言うと、序盤のプレイ時にキャストのプロフィールが開放されていくのが単純に要素として嬉しかったです。あと、何と言ってもED曲(挿入曲)が曲調も歌声も非常に素晴らしく、クリア後に何度も見返しました。Youtubeにアップされているのを見つけたので、今後は気軽にこちらを拝聴します!

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  • 硝子の孤島~glass island~
    硝子の孤島~glass island~
    みんな大好きループものです!私も特に好きなジャンルの1つなので期待に胸を膨らませてプレイしましたが、大満足でした。ディストピア的な世界観を感じる冒頭から始まり幾度となくBADエンドを迎えることになるのですが、ループを繰り返すうちに徐々に真相に近づいていき、最後は真実にたどり着く、という王道の構成になっています。ゲーム的な「スタートからのやりなおし」と、本作のシナリオの根幹の設定が密接にリンクしていると感じられ、素晴らしいと思いました。ニナと奈央は何者なのか?という問いに対する答えの部分も個人的には凄く好きだったのですが、特に本作の最後の最後の演出には凄く痺れました。プレイする人は是非頑張って最後まで到達してほしいです。恐らく何度かはじめからプレイする必要があると思われますので、その点ご注意ください。 ちなみに蛇足かもしれませんが、 @ネタバレ開始 BAD END6の直前の狂った監視員のコメントで吹き出しました。センスを感じました。 @ネタバレ終了

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  • 天使のエゴ
    天使のエゴ
    美しすぎるタイトル絵にまずは目を奪われ、サムネ画面も全部素晴らしかったため期待値MAX状態でプレイしましたが、グラフィックが上手すぎ&可愛らしすぎでした。トランプマークモチーフの天使たちのキャラデザも見目麗しく、プレイ中ずっと眼福状態でした。個人的には特にマンガのようにコマ割りされているスチルが特に素晴らしいと感じました。 ストーリーですが、主人公のレヴェリーが行動力の化身であるため、お話がサクサク進む進む!平和な天使たちの日常はすんごいほのぼの世界観で幸せいっぱいです。絵柄も相まってなんて癒されるんだ!で、そう思い込んでいたからこそ、そこからの展開の温度差がまた魅力的でとても惹きつけられました。 @ネタバレ開始 リリィちゃん登場からちょいと様子がおかしい。。 不穏な雰囲気が出始めたと思ったら一気に炸裂する展開で、終盤は驚きました。 @ネタバレ終了 ちなみにクリア後のおまけでスチルにコメントが付いているのはとても珍しく感じました。これは新鮮で得した気分でした。 @ネタバレ開始 おまけを見て初めてロシアンルーレットに全キャラ負けパターンあったことに気付きました。凄い手の掛かりよう!ババ抜きのイラストのミスは気付かなかった!ラストで登場するシルクハットあんちゃんは一体!?とおまけも充実していてクリア後も楽しめました。 @ネタバレ終了 ちなみに登場キャラはみんな好きですが、1人を選ぶとするならパーチェでしょうか。一番周りが見えているなぁと感じたのと、可愛げが凄いなぁと感じたため。あとがきなどを拝見するに、続編や関連作の構想が色々とあるようですので、それらも非常に楽しみです!

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  • DESTRY Diamond Engine(デストリーダイヤモンドエンジン)
    DESTRY Diamond Engine(デストリーダイヤモンドエンジン)
    見よ!これがクォータービュー視点の本格RPGだ!ということでまさにティラノビルダーの本気を見ました。楽しみにアプデ待ちをしていた作品でしたが、今月まででフェスが閉幕ということで滑り込みでプレイしました。 ゲームシステムはシナリオ進行や強化システムにソシャゲ風味を感じました。テンポ良くプレイできますし、馴染みがある方も多そうです。プレイできるのは2章まででですが、この段階でもシリーズお馴染みのキャラがどんどん出てくるので、シリーズ作や関連作の古参ファンとしてはテンションがかなり上がりました。キャラに応じた固有技がたくさん用意されているのが非常に嬉しいところです。 この後の続きも気になるところです。

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  • MA式サバイバルゲーム
    MA式サバイバルゲーム
    昔ゲーセンでハマったタイピングゲームがフェスに登場!ということで喜び勇んでプレイしました!(作者さんの過去作にもタイピングゲームがあることにたったいま気付き、自らのアンテナの低さに愕然としました) さて、せっかく注意してくれてるのにタイピングの速さを見せつけようとして(誰に?)ミスを重ねて自爆を連発という残念なプレイングでした。歳のせいなのか昔と比べてタイピングの正確さが落ちているのかも。特に銃撃戦の終盤や接近戦でやられると悔しくて何度ムキー!となったことか。ちなみにせこい技?として接近戦は左手でwa、右手で→↓と両手に分けて対応するとだいぶプレイが安定しますので必要に応じて試してみてください。自分はやりませんでしたが、小さなプレイ画面で遊ぶのも良いかも!? ストーリーにはかなり意外性があり、ラストはとても好きな展開でした。シナリオとゲームの大枠がリンクしているのも良いと思いました。私は前作プレイ済でしたが、未プレイでも全く問題ないかと!

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