作品「サスペクツ -反粒子の消滅 篇-」のレビュー
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富井サカナ/DIGITALL
大好きなミステリージャンルの作品なので期待してプレイしましたが、とても面白かったです!
まず感動したのがゲームシステムです。聞き込みの際に提示された情報に対して「疑い」と「共感」を切替つつ情報を引き出していくモードももちろんですが、そもそもゲームの進行全てが気になる単語や文章をクリックすることによって展開していきます。こちら、説明が難しいのですがやってみればすぐに分かるので、是非プレイしてこのありそうでなかった新感覚な体験をしてみてください!
このシステムと1画面当たりの文章量を適切に抑える工夫により通常の会話シーンからして面白かったですし、探偵として聞き込みを行い捜査を進めていく感覚が味わえました。また、ストーリーは細かい章立てをしながら要所要所で「情報を整理」することで、ゲーム性とテンポの良さはこのジャンルでは珍しいほど高いと感じました。
また本作、画面レイアウトや演出も非常に凝っていて、探偵らしく手帳を模したゲーム画面上でストーリーが展開します。付箋のようなUIも雰囲気にマッチしていましたし、時間帯や天気によって画面全体の見え方が変わるのでとても臨場感がありました。
クリア後のおまけも充実しているのですが、驚いたのは作者さんがシナリオ・プログラムだけでなく大量のBGMを製作されていたことです。シーンにピッタリな曲だなぁと思いつつプレイしていたのでなんて多才なんだ!とビックリです。
こちら、もっと遊ばれてほしいおススメ作です!
このゲームをプレイする
サスペクツ -反粒子の消滅 篇-
評価
12

-疑うか、それとも共感するか-
2つの感情を使って真実を解き明かす、新感覚ミステリーアドベンチャーゲーム!
○気になる「言葉」を追究する
このゲームで物語を動かすのは、登場人物の「台詞」です。
台詞の中の気になる言葉をクリックすると、選んだ言葉について、さらに会話が進んでいきます。
相手の言葉の細かい部分に疑問点を見つけ、それを追究していく…ミステリー作品の名探偵になった気分で、物語を楽しめます。
○疑うか、それとも共感するか?
物語の中では、「疑う」と「共感する」の2つの感情を選択可能。
相手の心に寄り添うか、それとも疑問点をとことん追求するか…
感情を使い分けることで、登場人物との掛け合いが楽しめると同時に、主人公との感情の一体感を味わえます。
○聞き込み調査で、謎を解く
聞き込み調査では、提示されたミッションの答えを、相手との会話を通じて導き出します。
相手を怒らせてしまうとゲームオーバー。
疑いと共感の感情を上手く使い分けながら、緊張感のある駆け引きが楽しめます。
○あらすじ
新米探偵として働くことになったあなた。
仕事初日、早速探偵として初めての事件が舞い込む。
しかし、それは死体が消えた不可解な殺人事件だった。
証拠は第一発見者の証言と、現場に残されたミステリーサークルのみ。
さらに、事件は宇宙人の仕業だと豪語する少年が現れ...。
○実況などについて
実況・二次創作は大歓迎です!
ネタバレを含む内容もOKです。
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○作者
いちりん:
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