heart

search

m某のレビューコレクション

  • 誰が殺した小夜啼鳥を
    誰が殺した小夜啼鳥を
    真相がわかってからの、修羅場における文字による表現、擬音による効果が凄まじいお話でした。 痛い痛い痛い…… 「狐の窓」からのプレイですが、葦島さんの感情をさほど表すこともなく処していく様が却って恐ろしげでした。 いかにも強面っていう人によるものよりも数倍効果的かと。

    レビューページを表示

  • タイトル無し
    タイトル無し
    周回するごとに現れる選択肢をつぶしていって、 選択することすらままならない、辿り着いた先は…… 願わくば「色のある画面への他の選択肢」があったならと、思わずにいられませんでした。

    レビューページを表示

  • 俺の名前は無敵君
    俺の名前は無敵君
    伝染し、増幅する憎悪による、なんとも救いのないおはなし。 巻き込まれた家族が不憫だった。

    レビューページを表示

  • 夕空の下、屋上へ
    夕空の下、屋上へ
    1日のうちのわずかな時間、空を染める夕空。 そんなひと時をシンボリックしたかのような、 あっという間に終えてしまうおはなし。 「主人公は独りきりではない」と、良い方に解釈したいと思います。

    レビューページを表示

  • 相合傘の意味
    相合傘の意味
    途中の選択肢が一つだけの、かわいらしい掌編物語。 先にノーマルエンドをクリアし、トゥルーエンドであろう選択肢を選ぶも、 話の大筋はノーマルエンドルートと同じ。 結末は同じなのか……と、読み進めていくと、なるほどと。 @ネタバレ開始 ノーマルエンドルートの友人の話が伏線になっていたとは。@ネタバレ終了 読み終えたときのニヤニヤが止まらない、リア充爆発しろ!的な 青春の一コマ物語でした。

    レビューページを表示

  • ある音楽室の独白
    ある音楽室の独白
    カナヲさんの言動を読んで、「若いって、いいなぁ」なんて思いました(笑。 それに対して心の中で突っ込みながらも、淡々とピアノを弾いていたであろうソラさんを思うと、 これ、もうラブコメだよねって。 でも、一笑に付すには、何かカナオさんのことを気になるみたいな……。 その後の展開も気になるお話でした。

    レビューページを表示

  • かみさま の きもち
    かみさま の きもち
    「絵本を意識した」と書かれていたように、 電子コミックでありそうなシステムで、 なるほど、こういうつくりもありだなと思いました。 主に、左右に文章と画像を割り振った事で、 視線の移動も少なく、文字の大きさも相まって、 横長なレイアウトを上手く使ったように感じます。 ストーリーの中で田舎と都会の優劣には触れず、 読み手に考えさせる点においても、なるほど児童向けの絵本だなと。 子供たちが読んだらどういう反応を示すか、どちらに住みたいと答えるか。 そういった想像をも、もたらしてくれるおはなしでした。

    レビューページを表示

  • ろりこん
    ろりこん
    なんと裏山……、いえ危険な世界なのでしょう。 絶叫コースターに乗っているような、激しい展開のお話でした。 女児の攻め言葉を聞くと、「男子中学生の情欲」以外の不純物も 多分に混ざっている気がしますw

    レビューページを表示

  • バスルーム
    バスルーム
    「落石注意」の看板で上の方ばかり注意していたら、道路が陥没していたみたいな、 そっちか―!みたいなオチでした。 星新一氏のショートショートとかにありそうなお話でしたね。

    レビューページを表示

  • 還る
    還る
    無音の暗闇、わずかに見えるのはぼんやり光る道筋のみ。 何度歩けば終わるのだろうか、それとも終わりなど存在しえないのか。 身から出た錆ゆえの「当然だ」という声もあろうが、気づき、誘われる道を外して、 ループを抜け出す「他の道」はあるのだろうか。 もしかしたら、我々が暮らしている世界とは別の階層で、今も還ろうとしている人が いるのではないか?それこそ、なぜ歩き続けるのかを気づけずに。 これは、いつ誰の身に降りかかるかもしれない、一つの寓話。 それこそがホラーではないかと思った。

    レビューページを表示