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m某のレビューコレクション

  • 女子トイレの殺人
    女子トイレの殺人
    タイトル画面はショッキングなミステリー風。 しかしてその実態は…… むかしの商業ギャルゲーを思わせるような、軽快でぶっ飛んだやり取り(いい意味で)が飛び交う、変態(少数派性癖者)たちの宴でした。何か悩み事がある人はプレイした方がいいです。束の間忘れることができるでしょう。 かと言って笑いだけに振っておらず、見過ごしがちなところから登場人物たちの疑惑に切り込んでいくさまは、いいスパイスになっています。だからこその笑いの部分も引き立つのですが。 ややネタバレ感がありますが、死体の人にヤラレマシタ。

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  • 可惜夜のあかすぐり
    可惜夜のあかすぐり
    今回は船の上という逃げ場のない舞台で、素性を隠しながらの探索脱出。 サスペンス成分も多め? 「ばれてはいけない」という、従来のシリーズ以上に緊張感がありました。 謎解きで解けなかったのが404号室、「何と何」なんだろうと船内中をそれこそ何周もしましたが判明せず、やむを得ず攻略サイトを参照しましたが、まさかそう来るとは。 @ネタバレ開始 謎と言えば、 子供を復活させた張本人はどこに? タイトルの「あかすぐり」はどこに係る? 等、未だにひっかかる謎はありますが、全てが判明しないのもそれはそれで趣があります。 @ネタバレ終了 助手子主人公の話も見てみたいですが、ホラーにならなさそう?!

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  • 鳥籠の嘘
    鳥籠の嘘
    コメントなどの事前知識ゼロで始めたため、「そ、そうきたか……バタリ」という感じでヤられました。サイドストーリで少年のバックグラウンドが語られているのが、物語の奥行を深くしてくれます。 それにしても…… ウィンドウを閉じるまでがゲームですね(ややネタバレ)。

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  • 闇の森の少女
    闇の森の少女
    ずーっと気にはなっていた一作。ようやくプレイ。 ループしていくつものBAD ENDを見た後にたどり着いたのがTRUE END。「なぜこれがTRUE」と、 もう一つのエンドを見たら……。なるほど、それが彼女にとってもTRUEなのかもしれないなと。 ただ、いずれにしても光届かぬ闇の森には変わりはないのだな。 ああ無情

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  • 可惜夜の愛州中学校
    可惜夜の愛州中学校
    失踪した中学生を探しに廃校を探索するゲーム。 いわくつきの廃校の中で、謎を解き足取りを追ううちに「いわく」の真相を追うことになる。 謎解きに詰まって、助手子ちゃんに助言をもらいながらも、まずはノーマルエンド。 ほどなく探索の条件を満たしてよりトゥルーエンドに達する。 前作の「みつかね村」もそうだったが、脱出できてメデタシメデタシだけではなく、今回も「怪異」・「いわく」の大元に物悲しい顛末があるということ。大きなボリュームを割いているわけではないが、あるとないとでは余韻が全く違う。個人的には好き。 今回はゲームオーバーにならなかったので、南風原さんがどんな酷い目に遭ったのか、時間があったら見てみたいと思う(笑)。

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  • 樹海の迷宮
    樹海の迷宮
    ニュートラルな主人公に、女の子の気をひきたい軽めの男の先輩。そしてオカルト好きの女子、そんな3人が、樹海の道を辿って脱出するおはなし。 実写モチーフの背景を使用していて、読んでいる最中は濡れた木々のにおいがしてくるような疑似体験を味わえた。 短いので、それほど苦でもなかったが、エンド回収のためにスキップ機能やセーブ・ロード機能があればプレイしやすかった。

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  • 俺と母ちゃんと青いおっさん
    俺と母ちゃんと青いおっさん
    親子の口げんかシーンでは笑いを誘うシーンもあったが、タイトル画面から醸し出される、素朴でほのぼのとした、不器用な優しさを感じられた。 例えるなら、ド根性ガエルのひろしとかーちゃんのような。 あとがきまでも、ほのぼのとした温かさが伝わってくるようで、じっくりと読ませていだいた。

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  • 最終電車
    最終電車
    ひとまずクリアして「イイ話だな~」と。 凝ったシステム回りに感心しつつ、タイトル画面に戻ると「if」の話が解放されていて、その最後の最後が好み。うどんの七味唐辛子というか、寿司のワサビというか、表の話の「イイ話だな~」があるからこそのピリリと締まった結末になった。これくらいのちょっと後味の悪さというか、ゾワゾワ感が似合うお話だと思った。

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  • スキノセカイ
    スキノセカイ
    自分が居たこと、そして存在意義、それらの痕跡を残すように、昔から言葉を発したり絵を描いたり文を書いて表現してきたと思うし、それ(込められた思い、エネルギー)に惹かれる人がいる自然なこと。それを否定する人は、巡り巡ってどこかで否定されるであろう。 せめて自分は、そんなゲスにはなりたくない、 改めてそう思わせてくれたおはなし。

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  • きみとほしをみる。
    きみとほしをみる。
    「記憶のない女の子が男の子と星を見に行くお話です。」 と紹介の文章にあって、さぞやコバルト文庫的な若い男女の仄かな恋模様かと思いきや、 @ネタバレ開始 主人公はコールドスリープでほぼ一世紀後に目覚め、家族はすでに死去。 しかも記憶障害があり、名前以外は覚えていない。 額面通りに受け取ってもハードだし、実は全面核戦争でここはシェルター内だとか、 周りは人間に化けた宇宙人で、実は主人公はアブダクトされてしまった!だとか 色々想像が駆け巡ったのですが、そんなトンデモ設定はなかった。 里香(主人公)とハルタが病室を抜け出して「探す」シーンなどは、 読んでいる方も「見つかるのでは」と緊張したし、病院のシーンとそれ以外のシーンで 上手く緩急がついていて飽きなかった。@ネタバレ終了 全体的に悪い人が出てこなくて安心して読めた。 同じ苦悩を抱いていた同士、二人は長い付き合いになりそうな気がする。

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