heart

search

m某のレビューコレクション

  • 暗がりに咲く花
    暗がりに咲く花
    最初はタイトル画に惹かれてプレイしたが、すぐに文章の心地よさに気が付いた。 説明文にあるように、店員である彼女と出会って告白をすると決めた、その前夜にしたためた手記として進行するのだが、時間を費やして作られたであろう上質な文章で、じわじわと湧き上がる、主人公の抑えきれない感情が自分のことのように伝わってくる。 カクヨムに投稿された小説をもとに作られたということで納得。 プレイ時間こそ短いものの、”ノベル”ゲームとして味わい深い一作だった。

    レビューページを表示

  • 二次元からの赤色
    二次元からの赤色
    なまじっかヒロインが可愛い分、その落差が際立った作品。 スミレちぇんじ同様、鋭くエッジの効いた狂気の物語を堪能させてもらいました。

    レビューページを表示

  • 手紙の先には
    手紙の先には
    泥棒、その行為は決して肯定してはいけないし無論褒められた行為ではないのですが、心底腐った奴ではなさそう。説明文にあった通り、明るめの良い話でした。

    レビューページを表示

  • 女子トイレの殺人
    女子トイレの殺人
    タイトル画面はショッキングなミステリー風。 しかしてその実態は…… むかしの商業ギャルゲーを思わせるような、軽快でぶっ飛んだやり取り(いい意味で)が飛び交う、変態(少数派性癖者)たちの宴でした。何か悩み事がある人はプレイした方がいいです。束の間忘れることができるでしょう。 かと言って笑いだけに振っておらず、見過ごしがちなところから登場人物たちの疑惑に切り込んでいくさまは、いいスパイスになっています。だからこその笑いの部分も引き立つのですが。 ややネタバレ感がありますが、死体の人にヤラレマシタ。

    レビューページを表示

  • 可惜夜のあかすぐり
    可惜夜のあかすぐり
    今回は船の上という逃げ場のない舞台で、素性を隠しながらの探索脱出。 サスペンス成分も多め? 「ばれてはいけない」という、従来のシリーズ以上に緊張感がありました。 謎解きで解けなかったのが404号室、「何と何」なんだろうと船内中をそれこそ何周もしましたが判明せず、やむを得ず攻略サイトを参照しましたが、まさかそう来るとは。 @ネタバレ開始 謎と言えば、 子供を復活させた張本人はどこに? タイトルの「あかすぐり」はどこに係る? 等、未だにひっかかる謎はありますが、全てが判明しないのもそれはそれで趣があります。 @ネタバレ終了 助手子主人公の話も見てみたいですが、ホラーにならなさそう?!

    レビューページを表示

  • 鳥籠の嘘
    鳥籠の嘘
    コメントなどの事前知識ゼロで始めたため、「そ、そうきたか……バタリ」という感じでヤられました。サイドストーリで少年のバックグラウンドが語られているのが、物語の奥行を深くしてくれます。 それにしても…… ウィンドウを閉じるまでがゲームですね(ややネタバレ)。

    レビューページを表示

  • 闇の森の少女
    闇の森の少女
    ずーっと気にはなっていた一作。ようやくプレイ。 ループしていくつものBAD ENDを見た後にたどり着いたのがTRUE END。「なぜこれがTRUE」と、 もう一つのエンドを見たら……。なるほど、それが彼女にとってもTRUEなのかもしれないなと。 ただ、いずれにしても光届かぬ闇の森には変わりはないのだな。 ああ無情

    レビューページを表示

  • 可惜夜の愛州中学校
    可惜夜の愛州中学校
    失踪した中学生を探しに廃校を探索するゲーム。 いわくつきの廃校の中で、謎を解き足取りを追ううちに「いわく」の真相を追うことになる。 謎解きに詰まって、助手子ちゃんに助言をもらいながらも、まずはノーマルエンド。 ほどなく探索の条件を満たしてよりトゥルーエンドに達する。 前作の「みつかね村」もそうだったが、脱出できてメデタシメデタシだけではなく、今回も「怪異」・「いわく」の大元に物悲しい顛末があるということ。大きなボリュームを割いているわけではないが、あるとないとでは余韻が全く違う。個人的には好き。 今回はゲームオーバーにならなかったので、南風原さんがどんな酷い目に遭ったのか、時間があったら見てみたいと思う(笑)。

    レビューページを表示

  • 樹海の迷宮
    樹海の迷宮
    ニュートラルな主人公に、女の子の気をひきたい軽めの男の先輩。そしてオカルト好きの女子、そんな3人が、樹海の道を辿って脱出するおはなし。 実写モチーフの背景を使用していて、読んでいる最中は濡れた木々のにおいがしてくるような疑似体験を味わえた。 短いので、それほど苦でもなかったが、エンド回収のためにスキップ機能やセーブ・ロード機能があればプレイしやすかった。

    レビューページを表示

  • 俺と母ちゃんと青いおっさん
    俺と母ちゃんと青いおっさん
    親子の口げんかシーンでは笑いを誘うシーンもあったが、タイトル画面から醸し出される、素朴でほのぼのとした、不器用な優しさを感じられた。 例えるなら、ド根性ガエルのひろしとかーちゃんのような。 あとがきまでも、ほのぼのとした温かさが伝わってくるようで、じっくりと読ませていだいた。

    レビューページを表示