ちるひのレビューコレクション
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ブルームバーナの恐ろしい風無音で読み進める手記の内容が昔の外国の小説を和訳したような何とも独特な文章でいつの間にか手を握り締めて読み進めていました。
淡々と同じことを繰り返す日々なのですが、そこに姿の見えない恐怖が付きまといます。目的も何もわからないのが、逆にこの世界観を魅力的にしていると思います。かなり好きです。 -
台風「台風」というシンプルなタイトルが逆に気になりプレイしました。
グッドエンド、バッドエンドの区別はありません、とあるのが意味深だなと。どうして?という気持ちが強いです。切なくなりました。
田舎の風景が思い浮かぶ文章が素敵でした。 -
旅籠屋の小女ちゃん -あるひとの旅 編-本当に「ひ」で驚きました!その発想はなかった!「ひ」の魅力がヤバいです、可愛すぎました。まさか文字がこんなに可愛く見える日が来るとは…
オープニングの怪しい雰囲気からのテンポ良い会話のあとに、「ひ」との遊園地デートのような交流に微笑ましさも感じていたのが怒涛の展開に驚きました。平仮名の「ひ」がこういうことになるとは…
演出も素晴らしかったです。少女の妖しさと可愛らしさと会話での昔風な語り口が良かったです。彼女のことも気になりますね。
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「ひ」と会話している主人公は第三者から見たらどう見えたのか心配になりました。
素晴らしいゲームをありがとうございます! -
裏表旅館イラストが可愛くてプレイし始めたのですが、内容は怖い!豹変するとギャップが凄い!クリアするたびにタイトル絵が変わるのも良かったです。続けて話を聞いていけばどんどん変化する結末が面白かったです。
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女将のキャラとメッセージウィンドウの紫陽花が素敵でした。
面白い作品をありがとうございます。 -
箱の中のユメ主人公が泥臭いほど本音を語ってくれ弱い自分にもグサグサ刺さりました。実際に色々言いわけして逃げ出した自分からしたら、主人公は夢を見続けるのを諦めない強い人だと思います。
そして友人が何と良い人なのか!ストリートミュージシャンの子の何と良い子なのか!最後まで興味深く読ませていただきました。
素敵なゲームをありがとうございます。 -
カペル-Caper-いつドアを開けるかのタイミングでこんなにも全く違ったエンディングを7つも楽しめる!説明にあったようにすべてのエンディングを見終わったあとも考察を続けたくなるストーリーでした。
訪れた人物のイラストも優しそうに見えたり不気味に見えたり、心持ちで全く異なるように見える絶妙な描き方で素晴らしいです。
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短い中でこれだけ引き込む力があるゲームでした。
素晴らしいゲームをありがとうございます。 -
残り1分! 魔王城!
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僕らの一歩終わり方が素敵でした。まさに「僕らの一歩」という感じです。
学生時代の同調圧力って怖いですよね。たまに挟まる三田君の学生生活が息苦しく感じ、チャットで意見を言い合う二人の様子はまるで解放されたようです。そして三田君が殻を破るように前に進めたことが嬉しく思いました。
見守る家族も良かったです。 -
エンドロールが終わる前に読み終わったあとにタイトルの意味のことを考え、この子たちは本当に無事なのだろうか?と想像してしまいました。
映写機のところでまず1回ゾクッときて、最後のセリフにまたゾクッとしました。
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引きこもりと侵入者イラストがとても可愛くてプレイしてみました。ゆうちゃんの生活が学生の頃の私と同じで共感が持てました。さすがに学校には行っていましたが、長期休みになると全く一緒。リセッシュのところはまさに!でした。
引きこもりのゆうちゃんですが、暗いところはなくどこか達観しているところがあり、こはるちゃんとの会話もテンポよくて面白かったです。こはるちゃんのゆうちゃんを誘い出す手法は笑ってしまいました。これは恥ずかしい!
面白い作品をありがとうございました。