regalec243のレビューコレクション
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Dの探索Ⅲディスアスターの剣ゲームブック風のダンジョン探索RPGで楽しませていただきました。 戦闘コマンドやダメージ計算などシステム面でかなり凝っているのみならず、茶色ベースの背景や敵キャラも世界観と合致しておりついつい時間を忘れて探索してしまう作品でした。 RPGの醍醐味である、強い装備を集めて強い敵を倒す点や、裏ボスが存在する点もよくて、結局地下21階まで遊ばせていただきました。 面白かったです。
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RUN WILD一風変わったSF作品で、真相が後半見えてくるのですが、なかなか意表を突かれた真相で、結構好みの世界設定でした。 全体の根底に流れるテーマとして『家族』があるように感じられたのもよくてその点でも面白い作品でした。 最終章の最後が曖昧になっているおかげで、数通りの見方をとることができ、解釈を読者に委ねているのもあっさりとしているものの綺麗な終わり方だと感じました。 一方で、各場面ごとに色々な要素が盛り込まれており、その要素が他の場面であまり生きてこない(「死にたがり」とか)ことが多めで、ごたごたした印象になりがちな点が少し勿体なく感じました。 1章冒頭のコミカルなやりとりは個性的で結構好きです。
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実像と虚像フェスを契機に8ヵ月ぶり(リメイク前の方ですが)に再読いたしました。 「魂の流転」の方も読了しているのですが、印象に残る言い回しが多くて(「真実は光の中に…」とか)お気に入りです。 END2の最後を読むと、「魂の流転」の方で書かれていたイデア論を意識したものかなとも思うし、すると、"実像・虚像"も少し違った見方ができるのではないかと思うし、やはり面白い作品でした。