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regalec243のレビューコレクション

  • 大きな木の謎
    大きな木の謎
    当たり前のように様々な動物たちが一緒に生活していて、当たり前のように大人達が子供たちに優しく接してくれる。物語が進むにつれて、それを一層感じるような温かなお話でした。 謎解きはいくつかの空欄に答えを入力するタイプのもので、町の人の話や空欄を見ることで気づきがあったりもしてとても新鮮でした。 個人的にはクリア後の謎3が、町の人の話を聞いてもちょっと悩む難易度と、分かった時に素敵だなと思う答えもあって、お気に入りです。 最後の謎は入力できる答えが2つあって、よく作ったなあと作者様の発想に感心してばかりでした。2つ目の答えについてヒントもいただきありがとうございます。 文意は分かっても空欄に入れる言葉が思いつかない、というのもこの謎解きの醍醐味で、問題の註をヒントにそれっぽい言葉をひたすら連想して答えにたどり着くという。 どの問題も「AのB」とか「Cである」みたいな複合的な言葉が入る訳ではないので、これから遊ばれる方は是非最後の謎まで楽しんでみてください。真実EDは少し別の見方も必要ですが…。

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  • ぬるルン♪ぷらねっと
    ぬるルン♪ぷらねっと
    持ち塩は厄もナメクジの命も落とす、そんなお話でした。 いや、でも持ち塩を調味料にするのはかえって厄が降りかかりそう…。 背景に色々顔や触覚があったりするのがゆるゆるした感じで楽しめました。 trueの最後の一枚絵の部分での締め方がすっきりしていて好みです。

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  • 風見鶏は何を想うのか
    風見鶏は何を想うのか
    お互い過度に干渉せず、それでいて各々納得する答えを得る、そんなところが魅力なお話でした。 それにしてもヒロインの子が元気。 髪での光の反射具合や服の皺による光の濃淡などがきめ細かく自然に描かれている立ち絵がすごく魅力的です。 個人的には横向きの絵が儚げがあってお気に入り。 物は時間が経てば劣化していくし、思い出は時間が経つと色褪せていきます。 それを否定的に捉えてしまうのはどうしようもないかもしれないけれども、最後は良い風向きで終わってよかったです。 「なくなった。」という表現が畳みかけられる部分が特に印象に残っています。 ヒロインの子も初日のやり取りから主人公の決意をある程度分かってたんだろうなあ。

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  • だから私は本物の吸血鬼なんだってば!
    だから私は本物の吸血鬼なんだってば!
    コミカルとシリアスのバランスがとても良い作品でした。 欲しいところでスッと自然にコミカルからシリアス、シリアスからコミカルに移行するのが見事です。 特に冒頭のコミカルのテンポの良さは抜群で、キャラ設定も相まって物語に引き込まれました。 非日常も続けば日常となる。 設定はどこから見ても非日常なのに描かれているのは日常であり、続いていくという無根拠な願望の上に成り立つ日常の脆さも少し感じさせるような魅力的な作品でした。 ありがとうございます。

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  • おしかけプチリリィ
    おしかけプチリリィ
    冒頭の和やかなやり取りからは想像できないほど、展開が目まぐるしく変わっていく作品でした。 ノゾミさんすごい大変なもの背負ってるなあ。 世界を一つずつ捨てていって捨てきれなかったのが彼女であるなら、やっぱりそれは強い友情なんだろうなと感じます。 お互い限界じゃなければ本当の意味でいい友達になれると思うのに、でも彼女達だけでは中々状況はどうにもならなくて、と少し悲しい気持ちに浸りながら読み終えました。 ありがとうございます。

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  • Xeno Origin Ⅰ
    Xeno Origin Ⅰ
    地図上の場所を選択して移動するシステムや怪しいところを調べて証拠を集めるシステムが、冒険ものと推理ものの雰囲気を共に醸し出してる作品でした。 推理ものではありますが、お話の顛末を見届けることに主軸がおかれた作品だったため、探索パートでの探索漏れなどがバッドエンドフラグになることがなかったのは遊びやすかったです。 それにしてもレイガンさん、本当にいいキャラしてますね。主人公が周りの人々に後押しされ最後まで頑張れる、そんなところが演出も含め温かい作品に感じました。 大きな物語の一章という位置づけで登場人物についての謎が色々仄めかされたままなので、続編楽しみにしております。

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  • Another Dwarf ~白雪姫と8人の小人~
    Another Dwarf ~白雪姫と8人の小人~
    タイトル画面の華やかさが特に目を引く作品でした。 白雪姫の世界の中に入り込んでしまう主人公ですが、ほんの脇役にすぎない小人の一人としてその世界に入るというのが個人的に好きです。 童話などで、さも偶然起きたように書かれた出来事が、実は名の知れない誰かの尽力の結果だったらと考えると楽しいですよね。 あと、メッセージウィンドウや縁どられた背景やアイキャッチなどが統一感があってよかったですし、何よりも(一人だけ奇抜でしたが)どのキャラも可愛らしくて楽しめました。

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  • ストーリーテラーを作ろう!
    ストーリーテラーを作ろう!
    登場人物たちがただただ羨ましくて、でもそれは彼らが高校生らしい青春を送っているからというだけでなく、彼等が経たプロセスの途上に過去そして現在の自分自身の姿を見たからなのだと思いました。 夢。過去に自分が追ってそして諦めた夢、他人が追って自分が嫉妬した夢、そのような夢が積み重なって今の自分がここにいる、そんなことを考えながら読んでいました。 文学部の活動自体も発足を目指すところから始まりかなり変化があるのに加え、様々なイベントを挟んだりキャラクター同士の関係性なども変化したりと展開のバランスがとてもよく、すぐに物語に引き込まれてしまいました。 また、会話と会話の間に挟まる何気ない情景描写や動作描写がしっかりしているためすらすらと場面を想像しながら読むことができたのもこの作品の魅力だと思います。 未来に踏み出す勇気を少しもらえるような、そんな作品でした。

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  • 5文字TALKミヨコちゃん
    5文字TALKミヨコちゃん
    昔タイマーの作品でお世話になったミヨコちゃんとまたお話できて嬉しいです。 熊の書片手に沢山お話させていただきました。 笑わないでくださいっていわれたアニメーション、可愛かったし不意打ちでつい笑ってしまいました。

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  • くまこい 〜くまの初恋大作戦!〜
    くまこい 〜くまの初恋大作戦!〜
    最初ふわふわしていたのぞみちゃんが、色々な方向に成長していくのを楽しむことができました。 たった数日間であんなに変わってしまうなんて、さすが子供の成長は早いなあ。 導入部の勢いにはかなり笑わせてもらいました。 かばんの隙間から見えるのぞみちゃんの表情を見るというアングルと、他の人のセリフが抑揚しか分からないというのが絶妙で、くまやんと一緒に見守っている感じを引き立たせてくれました。 あと、紹介用の5枚の画像のレイアウトが素敵ですね。

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