九州壇氏のレビューコレクション
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星追いリフレイン僕は1時間40分ほどで読了できました。特にシナリオが素晴らしい作品で、徐々に真相が明らかになっていく過程が心地よかったです。また、学生らしいキャラクターのやり取りも魅力的で、最後まで楽しく読むことができました。 @ネタバレ開始 僕が特に良かったと思うのがシナリオです。 まず、謎のみせ方が素晴らしいと感じました。本作品はSFであり、冒頭から不思議な出来事が立て続けに起こります。「なぜこんなことが起こっているのだろう?」と気になって、結局一度も休憩せずに読み切ってしまいました。個人的には、小清水さんが何度も転校してきているという事実が明らかになったあたりからが特に面白かったです。なお、共に謎に挑むことになる湊斗君はけっこう鋭いので、彼の洞察力には何度も感心しながら読んでいました(笑) 真相が少しずつ明らかになっていく過程も良かったです。特に、黒羽君が伊那の存在に気が付いていたことが分かるシーンと、小清水さんの嘘が明らかになるシーンは鳥肌が立ちました。このあたりは、普段の湊斗君がわりと物事に動じないタイプだからこそ、特に演出が生きていたように感じます。 シナリオについてももう少し述べますと、湊斗君と小清水さんの成長が描かれているところも大変良かったと思いました。彼らが自らの勇気で願いをかなえるところは、本作品の中でも特に感動したシーンの1つです。自分も寂しい高校時代を送っていたので、特に小清水さんには強く感情移入していました。 なお、2人の成長が丁寧に描かれている「ノーマルエンド」にかなり心揺さぶられたのですが、伊那も救うことができる「トゥルーエンド」もすっきりとした終わり方で大変良かったです。屋上で最後に伊那が笑顔を見せてくれるシーンは、「ノーマルエンド」クリア後だからこそ心に残るニクい演出だと思います。 学園ものらしく、楽しいシーンが描かれていたのも個人的に好きなところです。例えば小清水さんの毒舌。本人は悩んでいるところでもあるのでしょうが、切れ味が良すぎて何度も笑ってしまいました。森山さんと妹も好きです。どちらもキャラクターがばっちり立っていて、立ち絵がなくてもその姿が見えるようでした。 グラフィック関連で言いますと、表情豊かな立ち絵が特に素晴らしかったです。くるくると表情が変わる上に細かな動きもあって、主要キャラクター全員に親しみを持つことができました。 @ネタバレ終了 総じて、SFと学園ものの美味しいところがギュッと詰まった素敵な作品だったと思います。ありがとうございました!
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ショート・ショート・ショート100「中の人」の1人です。他のメンバーがここに感想を書いているのを見て、自分も書かせて頂くことにしました(笑) 個人的に印象に残った作品をいくつかあげてみたいと思います。なお、いずれも自分が関わった作品ではないため、「中の人」らしからぬ距離感で感想を述べている点はご容赦下さい(笑) @ネタバレ開始 「アブダクション 〜ゾンビ〜」 物語の運び方がうまく、オチで衝撃を受けた作品。不穏さは確かにあったのですが、途中で油断してしまい、最後の一文にビクッとしました(笑) 義弓くーさんの作品のことを知っている人ほど驚くかもしれません。 「豚王vs勇者軍団」 「笑える作品」としては、100本の中でも1番だったかもしれません。 発想が天才のそれ。 「霧山タクヒのパンクロック木魚」 濃厚で、短編とは思えないほどに満足感のある作品。タクヒの見送り方があまりにも粋過ぎて、ラストは鳥肌がたちました。カッコいいとは、こういうことか……! 「あなたと同じ気持ちです」 姫がかわいすぎてニヤニヤしてしまう作品。キャラクターが生き生きと描かれていて、彼らが会話をしている様が目に浮かぶようでした。クスリと笑ってしまうオチも秀逸です。 「兄妹リボン」 すごく好きな作品です。オチはなんとなく予想できるものだったのですが、それでも破壊力がありました(笑) 彼らがしんみりとしていない分、なおさらクるものがありました……。 「君だけの物語」 テーマをストレートに描いている作品で、だからこそ僕の心にはグサリと刺さりました。こういうお話が大好きなので、「よくぞ書いて下さった」という気持ちです。創作を続けるためのモチベーションをもらえる物語だと思います。 「毒入り紅茶の味」 そもそも、短編でミステリーを書くのって相当難しいと思うんですけどね……! 本作品はシナリオの完成度も高く、感動を覚えるほどでした。キャラクターは3人ともたっていますし、オチをさらりと書いてみせた点も大変粋だったと思います。 「競争」 幼馴染である2人を描いた作品。キュンキュンするようなエピソードが詰め込まれていて、幼馴染好きとしてはたまらないものがありました。また、少し切なくもあるオチが大変良かったです。幼馴染カップルにはこうあってほしい……(笑) 「彼女の告白」 意外性のある展開が楽しめる作品です。やはり筋肉は偉大だということですね……! なお、この作品は特に「あほちゃんさんらしいお話」だと感じていて、その点もとても好きです。 「封印されし魔法書の行方」 短編でありながら、世界の広さや人の営みの歴史といった『奥行き』を感じさせる物語です。提示されるメッセージも深く心に染み入りました。その完成度に感動を覚えた作品です。 「日常的、あまりにも日常的」 「ここではない、どこか」にひたることのできた作品。「ショート100」の中では珍しく、官能的な雰囲気のあるお話だと思います。背景を想像させる会話文が特に良かったと思います。なお、本作品をプレイして炒飯が食べたくなりました。 「宝箱が住む毒沼」 この作者様の個性をひしひしと感じる作品です。こういう目線でお話を書けるのは素晴らしいと思います……! 宝箱と草たちの会話は「言ってそう」感がすごくあって、何度も笑ってしまいました。ゲームをする我々は、もっと宝箱の気持ちも考えないといけませんね(笑) 「ソコニイル」 実に楽しく読めた作品です。字数に制限がある中、緊張と緩和をここまでうまく使っているのは素晴らしいと思います。個人的には、「この展開はまさか……!」と予感させるまでのフリが秀逸だったと思います。 「もう逃げない」 少し切なくも清々しい気持ちにさせてくれる作品。こういう、青春の1ページを切り取ったようなお話は大好きです! 大地の真っすぐな言葉に、自分も勇気をもらうような心地でした。 「報告書SSS100」 「ショート100」の中でも特に恐怖を感じた作品です。シナリオ概要の「この報告書の閲覧は禁止されています」という説明がすでに怖いのですが、中身はさらに怖かったという(笑) ノベルゲームであることを生かした発想が素晴らしいと思います。 「恐怖のしょう斗さん」 これまたかなり怖かった作品。自分が「日記を勝手に読んでいる」のだと知った瞬間、ゾクッとしました。これを読んだら「ショート100」を全部読むしかなくなりますね(笑) 文章がちゃんと子供っぽいところも素晴らしいです。 @ネタバレ終了 最後になりますが、本作品をプレイして下さった皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
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贋作のゆりかご。僕は15分ほどで最後まで読むことが出来ました。短編ながらも強く印象に残る作品でした。 @ネタバレ開始 本作品はアイデンティティを確立できずに苦しむ人の悲しみを描いた物語だったと思います。彼女のしたことはもちろん許されないのですが、「真作」を求めずにはいられない彼女の姿は、痛ましくもあると感じました。自分にも身に覚えがあることだけに、なおさらですね……。 また、彼女の淡々とした言動からは、世界に対する強い怒りも感じられました。「何が出てくるか分からない」という怖さ、底知れなさはグラフィックによる演出との親和性も高く、個人的には結構怖かったです。しばらくの間、帰宅中に彼女のことを思い出しそうです(笑) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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THE MAGIC CRAFT エピソード2漫画とRPGが融合した素晴らしいゲームでした。どこまでやりこむかでプレイ時間は変わりますが、僕は1時間ほどでエンディングを見ることが出来ました。とにかく楽しくプレイできる作品で、僕は難易度を変えながら1日中夢中でプレイしていました。なお、「THE MAGIC CRAFT エピソード1」は未プレイでしたが、問題なく楽しむことが出来たと思います。 @ネタバレ開始 「ロールプレイングコミック」の世界をたっぷりと堪能させて頂きました。 今回初めて知ったのですが、RPGと漫画ってこんなに相性が良いんですね……! 漫画表現を使うことでストーリーをテンポよく進めることができますし、なにより、登場人物たちがすごく生き生きとしていると感じました。そうしてキャラクターに感情移入できたからこそ、アドベンチャーパートやバトルパートをいっそう楽しくプレイできたのかなと思います。2つの「いいとこどり」が出来ていて、素晴らしいと感じました。 ストーリーも良かったです。少年漫画のようにスカッとさせてくれるお話で、とにかく楽しく読めました。ラスボスとのエピソードもほっこりとするもので、とても後味が良かったです。また、マジッククラフトの便利さを描きつつ、その危うさを感じさせるエピソードもはさんでいるところも大変良かったと思います。彼らがこれからどんな冒険をしていくことになるのか、とても気になります……! アドベンチャーパートとバトルパートは作り込みが素晴らしく、僕は夢中になってプレイしました。最初はできないことが多いんですが、マジッククラフトを開発するごとにできることが増えていき、どんどん楽しくなっていきました。 ハードモードにも挑みましたが、こちらはかなりやりごたえがありました。特に序盤が難しく、どうすればマジッククラフトを開発できるところまで持っていけるかをあれこれ考える必要がありました。でも、こうした試行錯誤も大変楽しかったです……! すっかりとこのゲームにハマってしまい、クリア後は「もっともっとこの世界を冒険したかった……!」とも思いました(作者様の労力を考えると、とても軽々しくは言えませんが(笑))。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました! 次回作も楽しみにお待ちしております!
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嘘つきジョアンナと春の雪僕は20分ほどで最後まで読了できました。強く心揺さぶられ、とあるシーンでは涙をこらえられませんでした。読後感も良く、多くの方にお勧めできる作品だと思います。 @ネタバレ開始 実に完成度の高い作品でした。読みやすい文章、シンボルの使い方の巧みさなど、本作品には素晴らしいと思う点が沢山あります。その中でも僕が特に感動したのは、スイト君の心の変化の描写でした。 「変わりたくない」と「新しい世界をみたい」の間で揺れるスイト君には、終始共感していました。彼の中でまきお君の存在が大きくなっていき、お兄ちゃんは少しずつフェードアウトしていく様子は説得力があり、だからこそ切なくもありました。 まきお君と中央公園にやってくるシーンは圧巻でした。スイト君の独白を読んでいるうちに、涙があふれてきました。なお、ここで流れるBGMも素晴らしかったです(あまりにも良い曲だったため、プレイ後にこの曲について調べました。「Escort」というタイトル名であることを知って、これまたジーンときてしまいました……!)。 イベントスチルも大変良かったです。どれもキャラクターが生き生きと描かれており、ぐっと引き込まれました。僕は特にクリア後のタイトル画面が好きです。 @ネタバレ終了 総じて、切なくも温かい気持ちになれる素晴らしい物語だったと思います。ありがとうございました!
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初恋の後悔僕は2時間40分ほどで読了することが出来ました。読了後、「自分も人生に誠実でありたい」と思えるような素晴らしい作品でした。 @ネタバレ開始 とても良い読書体験ができたと感じています。 僕がまず素晴らしいと思ったのは、その雰囲気です。本作品からは温かさや誠実さがずっと感じられていて、読むほどにこちらも優しい気持ちになれたように思います。これは、本作品が持ついくつかの魅力からくるものだろうと思いました。 本作品の魅力の1つとして、多くの登場人物が「優しい人」であったことがあげられると思います。全編通して、「距離感を大事にして、相手の領域はむやみに侵さないようにする」といった配慮が出来る人が多かったように感じます。彼らとの思いやりのある交流は、玉木くんだけでなく、プレイヤーの心も癒してくれていたのだと思いました。 なお、どうして彼の周りに温かい人が多いのかも考えてみたのですが……。その理由の1つとして、玉木くん自身がある種の誠実さをずっと持ち続けていたこともあるのかな、なんて思いました。もし彼が自分の心に嘘をつき続け、嫌いな人の前でもニコニコしているような人間だったら、彼を取り巻く人間関係はまた違ったものになっていた気がします。 彼らの学生生活が良い意味で「普通」であったことも、本作品から温かさを感じる理由の1つだと思います。自分にも身に覚えのあるような他愛もないやり取り。それが出てくるたびに、なんだかほっとしました。 例えば伊藤さんと自己紹介を行うシーン。早く終わって気まずくなる様子が丁寧に描かれていますが、あそこまで細かく描写するところにこそ本作品の魅力があるのだと思いました。「あるある」を大切に描いているからこそ、彼らの存在を身近に感じられたのかな、と。 他にも、古くからの友達と馬鹿なことをやったり、バイトに忙殺されることに悩んだり、一人旅をするシーンも好きです。「こういうこと、自分もやってたなあ……!」と懐かしい思いで読ませて頂きました。 なお、本作品の大きな見どころであろう玉木くんの成長の描写も、大変興味深く読ませて頂きました。 冒頭の彼は、自分を守ることに一生懸命だったように感じます。しかし、周囲の人との交流を通して少しずつ自己洞察を深めていき、ついに恋を知ることになる……。その流れが丁寧に描かれていて、素晴らしいと思いました。ちゃんと自分の頭で考えて選択していこうとする彼は、これから良い人に巡り合うだろうなと思います。彼を見ていると、自分も襟を正さねばという思いになりますね……! なお、個人的には佳世ちゃんとの再会のシーンが大好きです。彼女とはまたどこかで再会してほしいとずっと思っていたので、彼女が再登場してきたところで痺れました。佳世ちゃんにも是非幸せになってほしいなあ……。 演出面も丁寧に作られていたと感じました。主人公が何かを考えているところでは背景が少し暗くなるのですが、こうした細かい配慮のおかげで物語への没入感が増したように思います。クリア後の「登場人物」も大変良い演出だと思いました。それぞれの人物とのエピソードが思い出されましたし、「玉木くんがこうした心境に至れたのも、沢山の人のおかげなんだよな……」としみじみとした気持ちになれました。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました!
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てんがいちかく僕は20分ほどで最後まで読むことが出来ました。徐々に真実が明らかになる構成で、大変面白かったです。 @ネタバレ開始 感想欄の雰囲気から、「多分意外な事実が明らかになっていく系なんだろうな」と予想しつつ読ませて頂いたのですが……。素晴らしい構成に終始唸らされました。個人的には、「なるほど、そういうオチだったのか」と一度思わせてからの最後のどんでん返しに痺れました。 なかなか重たい話でもあり、特に主人公の最後の言葉が印象的でした。「てんがいちかく」とは、大河くんからみた主人公のことだったのかな、なんて僕は思いました。 @ネタバレ終了 総じて、プレイ時間に比して満足感の大きな作品でした。ありがとうございました!
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Your Concept僕は1時間ほどで読了することが出来ました。コンセプトバー・カフェ(コンカフェ)がどんなものなのかを体験できる、素敵な作品だったと思います。僕自身はコンカフェにそこまで馴染みがないのですが、「コンカフェって、めっちゃ楽しそうだな……!」と思いながら読ませて頂きました。 @ネタバレ開始 本作品の大きな魅力として、コンカフェの店員さんとの軽快なやり取りがあげられると思います。個性豊かなメンバーとのやり取りはどれも楽しく、何度も通う主人公の気持ちはよく分かりました。ディーブな話ができてテンションが上がるところは、自分もかなり身に覚えがあります(余談ですが、自分も〇花さんのおみ足が好きです(笑))。それに加えて、仕事の労をねぎらってくれたりもしたら、そりゃまた行きたくなりますよね……! キャラクターとしては、特にゆいさんが好きです。 物語としては後半大きく動き出しますが、ここからのシリアスな展開もかなり読みごたえがありました。ゆいさんの関係がどのように変わっていくのか、こちらもドキドキしながら読ませて頂きました。コンカフェで働いている店員さんの中には、同じように頑張っている人って結構いるのかもしれないなあ、なんてことも思ったり。今後さらに続きを制作中ということで、とても楽しみです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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エレベーター ~性格不安定な僕とみよちゃんの物語~僕は1時間ほどで全てのエンドを見ることが出来ました。プレイしていて、とにかく楽しい作品でした。 @ネタバレ開始 とても面白いゲームでした! どうすれば「けっこんエンド」にたどり着けるのかとあれこれ考えるのが実に楽しかったです。これはまったく個人的な話なんですが、「しんせつ」なだけだと「おしい」で終わってしまうのは、なんだか自分にも当てはまる話だという気がしてドキリとしました(笑) 「けっこんエンド」の過程で主人公がとった行動はめちゃくちゃ格好良いと思います……! 苦労してたどり着いたこともあって、エンドロールが流れた時はちょっと感動してしまいました。 主人公の性格によって、みよちゃんと課長の反応が全然変わってくるところも大変良かったと思いました。2人とも人間味がある良いキャラで、掛け合いはどれも楽しかったです。なお、みよちゃんがほの字になってからのやり取りが僕は1番好きですが、「へんたい」になってしまった時に罵られてしまうのも悪くな以下略 演出面にもこだわりを感じました。 グラフィックについては、キャラクターの表情がくるくると変わるところが印象的でした。みよちゃんの赤くなっている顔と、ジト目をしている表情が特に好きです。 BGMについては、特にエンドロールで流れている曲が良かったです(「The Milkey Way」という曲なんですね)。 また個人的には、登場人物たちの性格、発言に「少し前」の空気を感じられたところも素晴らしいと思いました。特に課長さんのキャラクターは絶妙で、レトロゲームっぽさがよく出ていたと思います。この辺りはやりすぎるとかえって興ざめになっていただろうし、かなり塩梅が難しかったんじゃないかなという気がします。こういう細かいところのバランス感覚も含めて、本当に良くできた作品だと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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Sea glass(シーグラス)僕は20分ほどで最後まで読了することが出来ました。とてもお洒落な作品で、読んでいるだけで自分もバカンスに行っているような気持ちになれました。文章やグラフィックも洗練されており、作者様のセンスの良さを至るところで感じます。全体として無駄を感じるところがなく、短編作品としての完成度が高いとも思いました。 @ネタバレ開始 「美しい私」に命を懸けたその在り方について考えずにはいられませんでした。彼女はおそらく自分に厳しいストイックな人間なんでしょうけど、一方で、それが多くの人に愛される所以だったという気もします。他の道はなかったのだろうかと考えると、少しやるせない思いにもなりますね……。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!