heart

search

富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • 「八木君は後輩くん」
    「八木君は後輩くん」
    END1~3の順にクリアしました。様々な表情を見せてくれる八木君との物語。面白かったです! 綺麗なグラフィックのスチルがたくさんあって大満足でした。それぞれの展開は大きく異なっているのですが、 @ネタバレ開始 八木君が強烈ヤンデレ化したり主人公の口撃力が最大になったりで @ネタバレ終了 どのルートもとても楽しめました。 個人的にはEND1のインパクトが凄かったです。 @ネタバレ開始 箱!箱の中身はなんだろな!!! @ネタバレ終了 挿入歌からED曲のインパクトも強くて展開とピッタリだと感じました。 クリア後のおまけはサブストーリー+IF展開+あとがきと充実しています。八木君視点のサブストーリーでは本編では知ることができなかった真実が明らかになり、想像していた部分が公式で認定された気分になりました。IF展開はこれが理想だよな~と感じるものでしたので自分の中ではこのIFルートがTRUEエンドだと思うことにしました!

    レビューページを表示

  • ダ・ブラッザ・モンキー ~De Brazza's monkey~
    ダ・ブラッザ・モンキー ~De Brazza's monkey~
    アツい!とてもロックを感じる一作でした。メタルコアなバンドメンバーを根こそぎ攻略できる乙女ゲーです。テンポの良い展開とメンバーの個性の炸裂っぷりでとても楽しく遊べました。 まず、スタート直後で見られるOP動画のクオリティやアツさったらなかったです!曲が最高だ!しかももしかしてこれって作詞者を見る限り本作のオリジナル!?スゲー! メンバーたちは見た目も個性も様々で各シナリオでだいぶ異なるテイストが楽しめました。それにしても、 @ネタバレ開始 ナンカレーを食べに行く、バッティングセンターでお楽しみ、全裸でヒャッハー! @ネタバレ終了 みたいな他のゲームではお目に掛ることがないような個性的なイベントスチルは印象的ですし、拝めた時にはテンションも上がりました。 乙女ゲーはギャルゲーと比べて主人公が個性豊か・魅力的なことが多いと常々感じているのですが、本作もまさにそれでした。主人公は変人との触れ込みのようですが、偏見や先入観から解放されているという意味で凄く魅力的です。シナリオの展開によっては包み込むような母性が炸裂したり、生き方そのものがロックになったり、いずれにせよ終始完璧なノリの良さが発動していて最高です。 欲を言えば後輩の愛菜が凄く可愛いので、もっと見せ場が欲しかったです!!

    レビューページを表示

  • マジックアワー
    マジックアワー
    恋愛関係にある男女が別れるシーンを切り取った珍しいゲームですが、非常にエモく、とても面白かったです。 シチュエーションがまず冒頭に提示され、詳細については想像に委ねるところや、彼氏とのやりとりで結末が変化する構成が興味深く楽しめました。ENDは全部で3種類ですが、結末の振り幅が非常に適切だと思えましたし、この点でとてもセンスがあるように感じました。 世の中の恋愛の大多数には終わりがあるのに、恋の始まりを描く作品に比べて終わりを描く作品は圧倒的に少ないよなぁ、なんてことを思いました。プレイされる際は是非3つのエンドを見て欲しいです。

    レビューページを表示

  • 坂崎くんは推しに似ている
    坂崎くんは推しに似ている
    評判を聞きつけてプレイさせて頂きました!ブロマンス=微BLゲーといういい加減な認識でしたが、男性プレイヤーでも楽しく遊べる一作です。 短めの作品ですが、推しに似ていると噂の坂崎君の人間性が素晴らしく、こんなん惚れてまうやろー!と思いつつプレイしました。坂崎君ではなく、推しキャラとの交流が楽しめるクリア後のおまけも楽しませて頂きました!

    レビューページを表示

  • ファースト・ヒロイン
    ファースト・ヒロイン
    ストーリー性に富んだ作品でとても楽しめました。設定や展開に魅了されて一気にプレイしました。 初見でぱっとタイトル画面を見た時は攻略対象の男性キャラが複数いるマルチエンドなゲームかと思ったのですが、全く違いました。それが一目でわかる概要欄やタグになっているので、密かにずっとチェックしてました。 スタート早々からちょっとした違和感をフックにしていたり、掴みがバッチリだったりであっというまに興味を惹かれるあたりお上手だな、と思いました。その後もみんなが大好きな @ネタバレ開始 ループものだったり、実はここはゲームの世界でした!展開だったりが楽しめます。 @ネタバレ終了 ストーリーを進める中で登場キャラがそれぞれにフィーチャーされていき、最後はグランドエンドを迎えるという構成も見事でした。また、振り変えると数々の伏線が序盤から散りばめられており、テキストだけでなく効果音、画面などの演出も秀逸だったと思います。 個人制作とのことですがシナリオだけでなくグラフィックもとてもお上手で、作品内で拝めるスチルは各キャラ数枚用意されていて、全部で17枚もあるとのこと。クリア後のおまけではスチルのほかにプロフィールも閲覧でき、キャラによってはアフターストーリー(エピローグ?)まであり大満足です。 既に続編が公開されているので、こちらもフェス終了後に折を見てプレイさせて頂きます!

    レビューページを表示

  • 大根ぬきしようぜ
    大根ぬきしようぜ
    以前一度プレイしていたのですがあまりの難問の数々に歯が立たず、アプデされたとのことでああ溜めて大根抜きしに行きました! アプデされたからと言って問題が簡単になっているはずもなく、超難問の数々が立ちふさがりました。が、必殺写メ乱れうちのカンニング大王を発動させたおかげで全ての街を2周目でパーフェクトで撃破してやりました!プレイ後、スマホには大量の北海道難問写真の数々が保管されていました!(1周目の正解率は3割以下くらい。。。) クリア後のおまけでより北海道の魅力の一端を知ることができます。本作、道民の方はノーコンクリアできるのでしょうか!?

    レビューページを表示

  • 彷徨う空腹 –サマヨウ クウフク–
    彷徨う空腹 –サマヨウ クウフク–
    メッチャ怖い! 基本的に実写画像メインで作られているのでリアリティが凄いです。冒頭の傷が不安を強く煽りますが、恐れていた方向に状況にどんどん変わっていきます。ゾワゾワする感じの演出がたまらなかったですし、中盤以降の展開もとても好きな系統のお話でした。 @ネタバレ開始 非常に寒い屋外で(PCで)プレイしたので、温かいラーメンが食べたくて仕方なくなりました。その時の私の目は手を噛まれた主人公のようにイっちゃってたことでしょう(外寒すぎでした) @ネタバレ終了

    レビューページを表示

  • イリスグレイア
    イリスグレイア
    「花時モーメント」が面白かったのでこちらもプレイさせて頂きました。とても面白い短編作でした! 設定を直接的に表現していないのに、確実にそういう状況だと分からせるテキストがお見事でした。もしかしてそうなの?からなるほどそういうことか!まで、メーターが増えていくように状況が把握できていくのが気持ち良いです。真相を確信してから冒頭からプレイすると、また違った味わいがあります。 短編作品として非常に綺麗にお話がまとまっておりますが、エンディングのその後もとても気になります!青年!お前最高にイイヤツだぜ!!

    レビューページを表示

  • 花時モーメント
    花時モーメント
    気になっていた乙女ゲームですがようやくプレイしました。まずは全般的にグラフィックが想像以上に良かったです。立ち絵は綺麗だしスチルは特に綺麗で大満足です! まず何の気なしに最初の選択肢で登場していたクールな先輩ルート。 @ネタバレ開始 突き放すような言動にも一切へこたれずに先輩を攻め続けてとうとう陥落させる主人公がたくましくて心強くて最高でした。先輩は一見、というか実際に怖くて傍若無人、髪色もまっ金々なので当然のように恐れられていますが、ひょんなことから接点の多い主人公は「私だけが本当の彼を知っている」的な力も相まって惚れていったように見えました。なんにせよリアルです。 @ネタバレ終了 次は幼馴染ルートです。 @ネタバレ開始 こちらはかなり定番の幼馴染が恋人に変わっていく過程が、周囲の反応も含めて丁寧に描かれていました。中盤から終盤にかけての展開は手に汗握る感じでした。こちらは終盤以降もうエモさ全開でした。 @ネタバレ終了 両ルートともに意外と選択肢の成功率が高くないとちゃんとゴールまで辿り着けない作りなので、クーデレ?な先輩や完全に幼馴染ポジに固定された状態から恋人になるのは結構険しい道のりなんだな、と実感できました。 @ネタバレ開始 かなりあまーい展開の数々で幼馴染はいないわ男子校だわだった自分は、中盤以降は2分に1回ほど思わず爆発しろと思ってしまいましたが、それだけ甘酸っぱい青春恋愛物語が楽しめました。 @ネタバレ終了 本作、とても良かったのは両攻略対象だけでなく、親友の在花と夕季との存在です。3人の会話がテンポも良ければ微笑ましい感じで、男キャラが全く出てこないコンテンツが一定の人気を博していることが初めて理解できた気がしました。でもそれよりは男主人公として乱入して3人を順に攻略して~!ちなみに在花は特に見た目もキャラも好きでした。女性のプレイヤーにとっては弟の晴も思春期丸出しで魅力的なキャラだと思います。 完全無欠な生徒会長ルート、完成・公開されたらまたプレイしたいと思います。

    レビューページを表示

  • 灰雨
    灰雨
    文章力が非常に高い作品で中編程度の小説を読んだような満足感が得られる上に、BGMやグラフィックの+αの要素がある分それ以上の満足度を感じた作品です。 非常に読ませる作品でした。文章そのものが魅力的なので縦書きで画面の半分を文字表示に割いているのは効果的だったと感じます。他の要素は文章を読ませるために邪魔をせず、丁寧に配置されたような印象を受けました。とはいえ、イラストもお上手で、時折インサートされるイラスト群もストーリーを盛り上げるために効果的に機能していたと思いました。 ラストは定められた運命に引き寄せられるがごとく突き進んでいったような印象を受けました。 @ネタバレ開始 余韻を感じさせる間もなくエンディング直後にタイトル画面に戻るドライな演出は、ラストシーンでスパッとこの物語がレガウの命とともに終わったのだという印象を強めているように感じました。 @ネタバレ終了

    レビューページを表示