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富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • ぱちばれ!White day +
    ぱちばれ!White day +
    こちらも続けてプレイさせて頂きました。本編の複数の特定エンドのその後を描いた短編集ですが、とても楽しめました。 本編での脇役や攻略対象をメインに据えたストーリーの数々で、ボリューム的にもさっとプレイするのにちょうど良かったです。職員室の先生たちにほっこりし、アンジ氏のお話も面白かったです。本編のストーリーに厚みが増した感もとてもありますし、クリア後のおまけ的な要素はやはりいいものだ、と再確認できました。

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  • ぱちばれ!Patchwork Valentine
    ぱちばれ!Patchwork Valentine
    バレンタイン時期にはまだ早いのですがプレイしました。とても面白かったです。 同じ冒頭部分からこうも様々な展開を見せるのかとワクワクしながらプレイしました。BAD気味のEDから回収しようっとと選択肢を選んでいったところ初めに見たのはEND7でした。これはもう凄い展開だと驚きましたが、その時点ではその直後のEND6でも同じように驚くことになるとは知る由もなく! 大地氏は包容力もある落ち着いた大人の男性ですが、主人公が守られるだけでなくメンタルもフィジカルもかなりの強キャラなのは良かったです。甘々な展開も楽しめますが、様々なルートでも逞しく生きていく主人公の強さが眩しいです。ちなみに一番眩しかったのはブッチギリでEND4。いや、主人公アンタスゲェや!色んな意味で痺れました。 クリア後のEDリストで作者さんからのちょっとした解説が入るのも嬉しかったです。

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  • マリオネット・パラシュート
    マリオネット・パラシュート
    ロマンあふれる作品で面白かったです!宇宙はやはり時間遷移と並んで(以上に?)SFど真ん中のテーマですよね。 変わり者のクドーさんとそのクドーさんに惚れちゃう主人公。どちらも俗に言う変人だと思いますが常識や偏見からフリーだという意味でとても魅力的だと思いました。クドーさんの不器用だけど思いやりのある言動の数々、惚れるのが正しい!と思って拝見しました。朝食のシーンがとても好きです。 @ネタバレ開始 (でも、某SF作品のネタバレはうへー!となりました。超名作なのに未読だった自分が悪いのですが!) @ネタバレ終了 @ネタバレ開始 END1やEND2は幸せな結末で「よっ!幸せに!ご両人!」と思っていたのですが、最後に解放されるのがEND4、からの???という形になっているので、うわー!こっちがTRUE ENDだよ作者のサドー!と思わず叫んでしまいました。 @ネタバレ終了 プレイ後に改めて紹介文を見てみました。「恋愛も出来るコズミックサイコホラーゲーム!」そうか!恋愛はおまけでこれは基本的にはホラーゲームなんでした!忘れてた(涙)

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  • 蒸気の街の怪奇譚 過ぎた話『月光照らした美女と野獣』
    蒸気の街の怪奇譚 過ぎた話『月光照らした美女と野獣』
    人狼と人間の愛だ恋だのお話、とのことで楽しみにプレイしましたが、面白かったです。 人狼ロボのぶっきらぼうキャラが凄く好きです。喋り方に不器用な優しさがにじみ出ていました。修道女ブランカとの出会いから心理的な距離を詰めていくところの描き方もお見事でした。 中盤以降の展開については @ネタバレ開始 まずは人狼女の娘ちゃんカミリヤが凄く可愛くて癒されました。 が、予想通りゲーム序盤から終始漂っている不幸な雰囲気が発露する形となり、ロボと一緒に悲しみました。 @ネタバレ終了 グラフィックは独特のテイストでオカルトファンタジーにぴったりだったと感じましたし、戦闘シーンの存在や一部アニメーションなどもあり演出が豪華でした。メインやら二人の造形がとても良かったです。

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  • 【怪奇ミステリー】紅島からの脱出
    【怪奇ミステリー】紅島からの脱出
    長丁場でしたが次から次へとめくるめく展開が押し寄せるため、ダレることなく最後まで楽しく2日で完走しました!プレイ時間は計っていませんが恐らくトータル8時間以下だったと思います。(なのでそこまで身構えないで安易にプレイしちゃって良いハズ!) 「怪異ミステリー」と銘打つだけあってミステリ感がとても感じられました。オカルト度100点というくらい超常現象が多発しますが、オカルトには法則性や論理がきちんと設定されています。従い、テキストを読み進めながら事件発生のタイミングで正確な推理をすることは不可能ですが、選択肢による推理が必要な場面までにはフェアに情報が開示されるのでよく考えれば正解が可能です。いわゆる特殊設定ミステリと言った感じです。普段はへっぽこなサカナ探偵ですが、メタ推理も駆使することで人物を当てる選択肢はEDまで1度も外すことなく的中させ続けました(この上ないドヤ顔)。 サスペンスサバイバルホラー的な要素もミステリ要素と同じくらいあって、紅島マジで半端ないって!と思いつつプレイを進めることになりました。中盤からは絶体絶命な状態が続くのですが、主人公や他のキャラたちが緊迫した場面でもどこか軽口を叩いたりするタフさを持ち合わせていてプレイする側としては心強かったです。特に主人公には常にタフネスを感じました。(が、あまり女性キャラにモテないのはなぜだろう) プレイ冒頭は次から次へとキャラ紹介が始まり、登場人物の多さからとりあえず誰が誰か覚えられるかが不安&若干「事件はよ!」と思いましたが、島についてからは本当に一気でした。懸念していた誰が誰だか分からなくなることも全くなく、立ち絵がある偉大さと冒頭のキャラ紹介の効力を感じました。 誤字脱字を筆頭にやや作りが粗いところも散見されましたが、補って余りあるパワーのある作品だと思いました。次から次への展開力が光る一作で、とても楽しめました!色々ありましたが最後の最後の読後感は良かったです。

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  • 現実世界の人魚姫
    現実世界の人魚姫
    人魚姫をモチーフにした作品でした。プレイヤーの視点が順々に変わっていく趣向とシナリオがピッタリ合っていてプレイを進めながらどんどん作品世界にのめり込みました。(プレイ前に概要を読んでいなかったので、初回ENDでもう終わり!?と早とちりしてしまいました) 視点が変わる醍醐味としては他の人物の視点では見えなかった真実が明らかになることだと思いますが、お互いに対する認識が全くかみ合ってなかったり、他者への印象と実際が全く異なっていたりと、この醍醐味が味わえるシナリオでした。マイのシナリオの後にメイのシナリオをプレイしてゾクゾクしました。 プレイ後のおまけのメイはとても魅力的でしたし、内容が充実していてこちらも楽しめました。綺麗なグラフィックにそんな経緯があったとは!

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  • 右と   、左。
    右と   、左。
    とても心温まるストーリーでした。プレイ開始直後に各キャラクターに抱いていた感情がプレイ後には大きく様変わりしていました。みんな優しいし、支え合うことって素晴らしいな!と。 ゲームの構成は少し変わっていてENDを見る順番が固定されていますが、ENDはこの順番しかありえないので良い仕様だと思いました。なお、本編と違うところで印象的だったのはBGMだけでなく効果音も使用した時に画面に出典と名称が表示されるところです。素材を公開して下さっている方々への敬意を感じました。

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  • L L
    L L
    主人公の感情の動きが非常に丁寧に描かれていて、ただただ悲しすぎました。いつだって勝手なのも、未練があるのも男の方なんですよね。なんだか感情移入しちゃって深く刺さりました。そんなに未練がましく思うなら大事にしろって話ですが男はアホなんですよね。 序盤からシーンシーンをかいつまんで表現するのが上手いですし、直接的でなく匂わせるような表現もお上手でした。エモいエンドロールも印象的です。それにしてもLL、そういう意味だったとは全く気付きませんでした。切ないです。

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  • ひとを×すなんてできない
    ひとを×すなんてできない
    大好物のデスゲ作品ということで喜び勇んでプレイしました!こういった作品で実在の人物をモデルにしている、というのは初めて見たかもしれません。ハイペースでバンバン死体が転がるので全く飽きずに最後まで到達できました。 更に、個人的に本編よりもサイドストーリーの方が楽しめました。こちらはプレイ後は必見だと思います。本編ではほのめかす程度のまま死んでいった各人物たちのバックボーンが短いながらも濃密に描かれており、とても興味深かったです。 ちなみに登場人物で一番キャラクター造詣が気に入ったのは主人公です。非プレイ中、非常にこちらの感情に訴えかけてくるものがありました。

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  • 醒めない悪夢の果てで踊ろう。
    醒めない悪夢の果てで踊ろう。
    作者さん節全開の作品で楽しませて頂きました。これを病みかわというのか! 救いようのない展開が満喫できました。それにしても妹ちゃんはまだ可愛らしいけど、ママンの見た目が異形で怖すぎる。そりゃ追い出したくもなって当然です。

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