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富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • アイジョウモラトリアム
    アイジョウモラトリアム
    ボリューム満点で、「閉鎖的な世界からどう脱出するか」という緊迫感を冒頭からラストまで楽しめました。デスゲームというタグもありますが、殺し合いよりも協力し合うスタンスが強めだと感じました。その分キャラクター同士の友情や深い関係性が味わえます。BLタグもありますがゴリゴリBLというよりはブロマンスといった方が良いかもしれません(業界素人なので浅知恵コメントかもしれませんが)。 ここは一体どこなのか?登場人物たちはどんな人物か?という冒頭からドシンと突き付けられる大きな疑問が極限状態での生活の中で徐々に明らかになっていく様が見事でした。こういった設定のストーリーは風呂敷の広げ方は良くとも仕舞い方で尻つぼみになるケースが散見されますが、本作の中盤から終盤に亘る展開はお見事だと思いました。意外性と納得感が同居する結末で、プレイに投じた時間が報われた感が非常に大きかったです。概要文を見て少し不安に感じた「登場人物12人」についても登場時からの工夫やキャラデザの差別化、ストーリーの中で各キャラに見せ場を作ることで各々の個性を感じ取ることができ、誰が誰やねん状態が全くなかったのが実は凄いことだと思いました(普段は推理小説を読む際に登場人物欄をちょくちょく見直しまくりっているため)。 凝った動画演出やシーンに応じた多数のスチルも用意されていて、シナリオだけでなくグラフィックの面でも大満足でした。とても面白かったですし、プレイして良かったです!

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  • アンチ蟲
    アンチ蟲
    作者様お得意の彩り鮮やかな個性的な登場人物たちに囲まれ、様々な人間の「症状」を見せつけられる本作、とても興味深い作品でした。寄生された人間たちは自制心を失い、様々な方面で精神の異常を炸裂させます。そんな相手たちを注射したりスプレーを噴射したりしてやっつけていくのが爽快でした。1階も2階も興味深かったのですが、もっとも刺激的だったのは地下でしょうか。直接感情を刺激してくるようなビジュアルの面々との対峙は非常に緊張感がありました。クリア後のBONUSも非常に面白いです。こちらも特に地下が面白かったのでクリア後は必見です!

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  • 僕らはそれでも恋をする
    僕らはそれでも恋をする
    ぱっと見のイメージからハーレム系ギャルゲーかと思いきや、序盤から中盤は「恋愛嫌い」という割と珍しいクセスゴ主人公を中心としたストーリー展開、各キャラのルートに突入した終盤は意外性のある展開が炸裂、とかなり個性の際立った作品でした。ありがちなゲームに飽き飽きしている方、刺激が欲しい方にはとてもお勧めできます!共通ルートではヒロイン3人が集まって悪ノリトークをしているシーンがとても面白かったです。ライバルキャラ同士が仲良くしているシーンでしか得られない養分も摂取できますし、単純にトーク内容が面白かったです。「面白い」でいうとギャグはかなり秀逸で、 @ネタバレ開始 ・昔懐かしいエロ本雑誌のタイトルが次々と提示される点 ・性癖に対する異常なほどの解像度の高さ ・ゴリラ先輩や全裸カメラマンの立ち絵芸 @ネタバレ終了 では特に大いに笑わせて頂きました。 冒頭でも書いた「終盤の意外性のある展開」に関しては、意外性があり過ぎてついていくのがやっとなほどでした。ネタバレになるので割愛しますが、共通ルートで若干匂わせていた状況がまさかここまでとは!みたいな展開やまったく予期せぬ展開が待ち受けています。オリジナリティはピカイチでこりゃスゲー!と思いながらプレイしました!

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  • ボクハソトニデタイ
    ボクハソトニデタイ
    とても面白かったです!猫視点の脱出ゲーム!ということで人よりも制約がある点が面白いですし、脱出よりも目先の誘惑に負けたりするのが可愛らしいかったです。サムネの通り画面デザインはとてもお洒落かつスタイリッシュ。クロのアクションがとにかく可愛いので、アクション見たさに至るところをクリックしまくりました。多くは語らないものの断片情報で背後の物語を想像させるところも良かったですし、その物語も非常にエモかったです!

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  • いのちのせんたく【年末年始のすごしかた】
    いのちのせんたく【年末年始のすごしかた】
    あ、あ、あ、アダルチー!!本作、乙女ゲーの一般的な標準に比べると非常にオトナな恋愛を描いています。26歳のそれなりに恋愛経験のある社会人が主人公なのでそりゃそうなのですが、こういうお話に触れることはあまりないので心の中で赤面しつつ新鮮に楽しめました。 攻略対象は2人ですが、どちらも既知の間柄。気を許せる異性の友人とふとしたきっかけで恋人になるのはとてもリアルだと思いますし、友人と恋人の境界あたりでウロウロしている段階での主人公の心情や相手の言動、その距離感の描写が濃密で、「一線を超えるのかい!超えないのかい!どっちなんだい!」と図らずもテンションMAXになってしまいました。ちなみに「超える」方の展開では自分のテンションの臨界点も超えちゃいました。糖分多めとの注意書きの通り、コンデンスミルクくらい甘かったです。 エンドは全6種ですが、END6も含めていずれも味のある結末だと思いました。 ラストまでプレイすると意外な真実が見えてくる部分もありますし、まだまだ語られていない部分も感じましたので色々と想像力も掻き立てられました。

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  • 月を見上げて
    月を見上げて
    冒頭からは想像のできなかった展開と結末が楽しめました。見上げた月と同じように綺麗なストーリーだと思います。2度ほどBAD ENDを踏んでしまいましたが、到達したTRUE ENDで救われました。プレイ後に心にしっとりと余韻が残るよきゲームでした。

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  • 鬼の心 人知らず
    鬼の心 人知らず
    バッジを頂けると知り喜び勇んでプレイしました!概要にも書かれている通り、ストーリーの構成を工夫されていて、本編未プレイの自分でも雰囲気が良く分かる短編作でした。画像がインサートされる演出も心情が伝わりやすく感じましたし、何よりとても素敵で温かいグラフィックが拝めて大満足でした!

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  • mellow fellow【リメイク】
    mellow fellow【リメイク】
    意外性が非常にある作品で、とても面白かったです!本作、主人公に女子力を上げるようアドバイスしてくる幼馴染の親友/光ちゃんがとても魅力的です。自分が男だからかもしれませんが、最近仲良しな男子(名前すら忘れましたw)よりも光ちゃんに目が行ってしまいました。ストーリー展開については凄く好きです。少女漫画のような感覚に思えました。複数のスチルはかなり緩急がついている感じで、糖度抜群のものからコミカルなものまで色々と取り揃えて頂き楽しめました。 無神経度!により分岐する5つのEDはどのパターンも綺麗な幕引きだなぁと感じました。CGリストやあとがき&設定画だけでなく、クリア後のおまけストーリーもとても充実していて、本編クリア後に更なる満足が得られました。

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  • キツネバナ
    キツネバナ
    ストーリーの展開が非常にハイテンポなミステリゲーです。続々と登場人物が現れ、物語の舞台も世界を股にかけて変化していきます。道中でいくつかミニゲーム的なパートがあるのも新鮮でした。

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  • いろかえっこ
    いろかえっこ
    イラストとボイスの雰囲気がとても可愛らしく、プレイ後は温かい気持ちになれるゲームでした。作中のとある演出は単純にドキドキワクワクしました。全体を通じて、童心を思い出すような自由な発想にほっこりしました。

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