富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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Newton's cradle-ニュートンの揺りかご-変幻自在すぎる作者の世界観に魅了されました。起動直後から不穏で不気味なグラフィックとBGMに心はざわざわしましたし、ゲーム内のグラフィックは全編通じて差分量がとてつもなく、こんな表現があるのか、と思いました。印象に残るシーンだらけではありますが敢えていくつかに絞ると、 @ネタバレ開始 本編の社畜リーマンの物語の鬱シーンの演出と終盤のボイス表現、 あれれ?こっちも本編?と思えるおまけのオリンピックシーンとラストの急なお仲間登場、 絶対これが本編じゃん!となったおまけのおまけのそうだったのか!な双子から見た世界の真実と内閣府HPのムーンショット計画、そしてエンディング曲 @ネタバレ終了 といったところでしょうか。感想を書こうと思い出すだけでも本当にインパクトが炸裂しているゲームだったなぁ、と。個性が最大限発揮された、フリーゲームの醍醐味が味わえるゲームでした! -
天使がヒモになりましたとてもキャッチーなタイトルに惹かれてプレイしましたがとても面白かったです。グラフィックはサムネをご覧の通り非常に綺麗ですし、エンディングは複数に分岐しますがどのエンディングもこの物語の結末としてとてもしっくりくるものでした。プレイ時間も1時間弱くらいで遊びやすい!個人的にはプレーヤーに対して情報を開示するタイミングや順番がとても秀逸だと感じました。 なお、ある程度プレイが進んだところで、タイトルのセンスが改めて素晴らしいな、と思いました。また、 @ネタバレ開始 概要欄の天使度の部分がにくいです。 @ネタバレ終了 全EDを拝見しましたが、やっぱり一番の好みは大団円エンドです。素敵! -
My spatial world柔らかくて温かいタッチの絵とストーリーが魅力の作者さんの作品です。今作も雰囲気は同様ですが、考察・探索ゲームということで過去作と全く異なる遊び心地でした。喫茶店から退出するにはクイズに何問か正解する必要があるのですが、このクイズは喫茶店を隅々まで調べなければ分からないかなり難し目のものです。が、マスターラビットとの会話を重ねながらしっかり調べているうちに、色々な要素に気付かされていました。簡単難易度だと気付かずに進めていってしまったように思うので絶妙なゲームバランスだったと思います。 ちなみにですが、本作をプレイする際は過去作を先にプレイすることが個人的にはおすすめです! -
反動のクラウドレイジ-ACT2面白いのは既に知っている大作ノベルRPGの第2章ということでプレイ前から楽しみにしていました。前作を遊んでから少し時間が空いてしまい人数も多いのでキャラクターを覚えているか不安でしたが、個性的な面々に再会したら直ぐに思い出して問題なく本作の世界観に舞い戻れました。 まず相変わらずグラフィックはとても綺麗で、通常時でうっま!となりますが、躍動感のある出撃シーンのポーズとバトルシーンのカットイン演出が痺れます。今作を遊んでいて何度も感じたのですが、BGMの選曲と効果音の選定・タイミングも完璧で、戦闘時や緊急事態の緊迫感をひしひしと感じました。そしてやはりバトル要素です。ゲームバランスは最適かつ抜群で、考えてプレイすれば初見はやられても2戦目では強敵も撃破できるくらいの難易度でしたし、やはり何よりこれだけ多くのキャラがきちんと役割とキャラクターに見合った性能・能力値なのが素晴らしいな!と改めて感じました。 体感はあっという間でしたがボリュームもあって、新たな展開は序盤から盛り上がりっぱなしでした。次回はいよいよ最終章でしょうか。絶対に最後まで見届けたいので、体調に気を付けて走り切って頂きたい! -
人狼の館 ーepisode0ー美麗なグラフィックとパートボイスが豪華な作品でした!本作はエピソードゼロの副題の通りに導入のような内容となっています。デスゲームが終わった後の館に潜入するという一風変わった設定で、残された証拠を分類することで手がかりが得られます。この証拠をどう取り扱うかの選択肢はかなり難しかったのですが、セーブ&ロードで根性を出してクリアしました。完全にへっぽこ探偵でしたが、解放されていくシナリオに読み応えがあったので脳筋探偵っぷりに目覚めて無事最後までプレイできました。続編で明かされる真相が気になります! -
劇愛ユーサネイジア攻略対象としてのキャラクターが同一人物であってもプレイヤー目線の主人公の立場が変わると、関係性が変わってキャラクターの見え方も大きく変わる!ということが実感できるアイデア抜群なゲームでした。設定・序盤の段階で一粒で二度美味しく、多くのゲームを遊んでおりますがこれは一つの発明ではないかと感じました。 本作、グラフィックもテキストも非常にクオリティが高く、濃密な情念と関係性をこれでもかと感じました。状況から当然ではあるのですが、背徳感を表すようなタッチが全編に溢れていました。スチル数も多くとにかく濃度が濃い世界を堪能させて頂きました。まさにタグで書かれている通り「大正浪漫風昼ドラ」でした。 -
泣き虫扁桃体のあやし方面白いうえにためになるノベルゲームということで興味深く遊ばせて頂きました!正体不明の幽霊が怖くても科学的に解明できれば恐怖が落ち着くように、心のメカニズムも理由が分かって自覚できれば大抵はやり過ごせるのではないかと遊んでいて思いました。そういう意味で本作は心のメカニズムの理解に繋がる社会福祉のようなゲームですね! 自分自身は鈍感の極み&ストレス解消しまくって過ごしているのでメンタル不調は自分事としてはよく分からないのですが、メンタル不調の仕組みが言語化されたので何かあっても落ち着いて対処できそうだと思いました。本作でまずは興味を持ってからだと色んな文献の理解も深まりそうです。 ためになるというコメントばかりになってしまいましたが、明確なキャラデザ、綺麗なグラフィックや様々な解説図などもあり、擬人化ゲームとしても面白かったです! -
愛猫ちゃんの防衛戦!いまだに自分が犬派か猫派か安定しないペット派閥優柔不断勢なのですが、本作をプレイして相当に猫万歳ポイントが増大しました。まろんちゃん可愛すぎる!! 人と同じくメッセージ欄に登場するまろんちゃん、様々なスチルで可愛いを放出しまくるまろんちゃんに癒されました。ゲームとしてもほど良い難度のミニゲームが良い息抜きとなり、サクサクと全EDを回収して最後まで楽しめました! -
デッドリーチョコレイドゲームシステムとシナリオの融合が持ち味の作者さんの作品ですが、今作もとても楽しませて頂きました。コンセプト自体もとてもキャッチーなのですが、今回もやはりゲームの構成が秀逸だと感じました。チョコを選択する個別EDと独立してストーリーのEDが用意されているシステムは珍しいですが、その構造に意味を持たせるシナリオだと感じました。プレイの際にはぜひ最後まで遊んでこの独自システムを味わってほしいです。ラストまで遊べばきっとその意味が分かるかと思います! 個別EDが面白いですが、うっかり勢い余って選びすぎるとノーマルエンドやバッドエンドが見られなくなるので注意が必要です! -
幸せを食べたい起動からクリアまで何回クリックしたんだっけ?というくらいに短い作品ですが、切れ味鋭くインパクト抜群でした。エンディングまでは比喩でなくあっという間ですので、事前の予備知識ゼロで遊んでみてほしいです!
