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富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • 三人ぼっちの世界なら
    三人ぼっちの世界なら
    非常に感動的なストーリーで素晴らしかったです! 冒頭に主人公が出会うことになる若い男女に関しては人物像や関係性、どんな状況に置かれているのかなどがしばらく明かされないのですが、これがフックとして強力に作用しており先を知りたくなる気持ちをかなり高められました。次々に情報が明かされていくにつれて気付けばどんどん物語にのめり込んでいました。登場人物のバックボーンと造型、言動に整合性があり、各人物とも生身の人間のように映りました。 ラストは選択肢による分岐がありますが、先に到達したグッドエンドでは感動して泣きました。クリア後に拝見した作品サイトでの裏話もたいへん興味深かったです。本筋とややズレますが、 @ネタバレ開始 キャンプでカレー食べるシーンは具がゴロゴロしていて凄く美味しそうで、見ていてお腹が減りました! @ネタバレ終了

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  • Re:殺し屋リロード
    Re:殺し屋リロード
    大好物のタイムループもので、冒頭から緊迫した展開が楽しめました。展開は二転三転しますし、様々な伏線が中盤以降回収されていくのが気持ち良かったです。主人公と幼馴染以外にも複数のキャラクターが登場するのですが、ストーリーを進行させていく中で明らかになる彼らの正体の意外性が特に見どころだと感じました。サスペンス的な要素が強めですがミステリ要素も多分にあり、とても面白かったです!

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  • 古都の謎解き物語 龍の酒場
    古都の謎解き物語 龍の酒場
    前作に引き続きこちらもプレイさせて頂きました!やはりこのコマンド選択のデザインセンスがお洒落で好きです。ストーリーも引きが強く、入手したヒントを元に行動して、という細かい行動を積み重ねつつ大きなお話が展開していくので一気に最後まで楽しめました。 @ネタバレ開始 ゲーム内容とは関係ないのですが、ゲーム内に出てくる「黄酒」は留学時代に中国で信じられないレベルの安酒として売っていた(スーパーでガロン単位で売っている)ので、なんだかあの頃のことがとても懐かしく感じられました。日本では「紹興酒」、「白酒」はともかく「黄酒」の認知度はとても低いと思うので、なんだか嬉しかったです。 @ネタバレ終了

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  • ちょっとそこまでスイカもらいに
    ちょっとそこまでスイカもらいに
    ちょっとそこまでスイカをもらいにいっただけのつもりが、大変な目に遭いました。過去作プレイ済なので、イカロスとダイタロスの掛け合いが懐かしく感じられました。 @ネタバレ開始 初回プレイでは水をあげたら入院したという情報からスイカを渡さないでみたところ、壮絶なEDを迎えることになりました。怖い、怖すぎる! @ネタバレ終了

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  • 夢の夢か夢の中
    夢の夢か夢の中
    「多重夢」を題材としたゲームらしく、状況が目まぐるしく変わる面白いストーリーでした。夢の中を突き進むゲームに相応しく、シナリオについてはまさに縦横無尽という感がありました。画面レイアウトにこだわりを感じたほか、文字表示方法が独特で感動しました。

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  • ゐ霊鬼眼
    ゐ霊鬼眼
    オバケになった友達の成仏を手助けしよう!というノリと登場するオバケの見た目のポップさに騙されましたが、本作は非常にメッセージ性の強いシリアスな一面も持つゲームとなっています。友達の死因や自分の置かれた状況はかなりシビアだったりもします。ただ、安心して頂きたいのは決してネガティブな意味でのシリアスではなく、プレイをしていて非常に温かみを感じました。 演出面でもメタファーにも思えるような事象などがあったり、最終盤の友達との選択肢を含むやりとりには痺れました。どうしようもなく生きづらくなった時には本作をまたプレイしたい、と思わせてくれるような心に沁みる作品でした。 @ネタバレ開始 ちなみにヒントはありましたがそれでもED回収には割と苦労しました。ゆったりなテンポは演出・表現としては本作にピッタリではありますが、ED回収時だけは重複プレイが必要な部分が多かったため、少しじれったく感じてしまいました(当方がせっかちというのもあります)。 @ネタバレ終了

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  • とっくに死んだ恋なのに
    とっくに死んだ恋なのに
    冒頭から非常に情緒溢れるテキストに心を鷲掴みにされ、ラストまで夢中になってプレイしました。やけに文章がお上手だと思っていたら『そして僕らは世界を壊す』の祀木さんがシナリオを担当されていると知り納得しました!やはりテキストの表現力が素晴らしかったです。 また、このテキストの魅力を最大限に活かす形になっていた演出面も非常に良かったです。画面全体と音効から暗さや救いのなさがひしひしと伝わってきました。とても完成度の高い良質なノベルゲームでした。

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  • オペレーション・ブレイブ
    オペレーション・ブレイブ
    情報量が少なくてプレイを躊躇っている方もいるかもしれませんが、行動選択肢に応じてステータス値を変動させるシミュレーションゲームです。通常パートではテキストや表現を削ぎ落しており、かなりスタイリッシュな仕上がりでした。なるべくステータスを高めてから出動させたりと高い自由度を感じました。

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  • 闇崎アズリは取り扱い注意!?
    闇崎アズリは取り扱い注意!?
    キャラデザも彩色もとてもポップなタイトル画面と大盤振る舞いなバッジに惹かれてプレイしました。若干の血生臭さすら感じる概要欄の説明は伊達じゃなく、銃弾と血しぶきが飛び交うADVでした。タイトルの通りアズリとのやりとりでは選択肢が出る度に緊張感が溢れます。EDは全6つですが基本的には気持ちいいくらいの即BADが多めなので、ユーザーフレンドリーなマルチエンドゲーとなっています。

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  • 真夏の妖精
    真夏の妖精
    ワクワクするファンタジー冒険譚でした。広いフィールドを駆け巡る冒険譚の趣がありますが、1つ1つのシーンは短めに構成されているのでとてもテンポ良く展開・進行していく印象です。各シーンにピッタリと合ったBGMを適切に配置していたのがとても印象的です。使用数はかなり多めのように感じました。 他にも特に印象に残ったのがサムネでも分かるような少し独特な立ち絵と、TIPS周りです。前者はプレイすれば分かるのですが、ポップでイイ感じなんです。また、後者は「魔法生物学教本」という形を取っていて、よくあるテキストの文字色が変わっているタイプと異なる方式がとても効果的だったと感じました。出てくるたびにワクワクしました!

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