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富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • 反動のクラウドレイジ-ACT2
    反動のクラウドレイジ-ACT2
    面白いのは既に知っている大作ノベルRPGの第2章ということでプレイ前から楽しみにしていました。前作を遊んでから少し時間が空いてしまい人数も多いのでキャラクターを覚えているか不安でしたが、個性的な面々に再会したら直ぐに思い出して問題なく本作の世界観に舞い戻れました。 まず相変わらずグラフィックはとても綺麗で、通常時でうっま!となりますが、躍動感のある出撃シーンのポーズとバトルシーンのカットイン演出が痺れます。今作を遊んでいて何度も感じたのですが、BGMの選曲と効果音の選定・タイミングも完璧で、戦闘時や緊急事態の緊迫感をひしひしと感じました。そしてやはりバトル要素です。ゲームバランスは最適かつ抜群で、考えてプレイすれば初見はやられても2戦目では強敵も撃破できるくらいの難易度でしたし、やはり何よりこれだけ多くのキャラがきちんと役割とキャラクターに見合った性能・能力値なのが素晴らしいな!と改めて感じました。 体感はあっという間でしたがボリュームもあって、新たな展開は序盤から盛り上がりっぱなしでした。次回はいよいよ最終章でしょうか。絶対に最後まで見届けたいので、体調に気を付けて走り切って頂きたい!

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  • 人狼の館 ーepisode0ー
    人狼の館 ーepisode0ー
    美麗なグラフィックとパートボイスが豪華な作品でした!本作はエピソードゼロの副題の通りに導入のような内容となっています。デスゲームが終わった後の館に潜入するという一風変わった設定で、残された証拠を分類することで手がかりが得られます。この証拠をどう取り扱うかの選択肢はかなり難しかったのですが、セーブ&ロードで根性を出してクリアしました。完全にへっぽこ探偵でしたが、解放されていくシナリオに読み応えがあったので脳筋探偵っぷりに目覚めて無事最後までプレイできました。続編で明かされる真相が気になります!

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  • 劇愛ユーサネイジア
    劇愛ユーサネイジア
    攻略対象としてのキャラクターが同一人物であってもプレイヤー目線の主人公の立場が変わると、関係性が変わってキャラクターの見え方も大きく変わる!ということが実感できるアイデア抜群なゲームでした。設定・序盤の段階で一粒で二度美味しく、多くのゲームを遊んでおりますがこれは一つの発明ではないかと感じました。 本作、グラフィックもテキストも非常にクオリティが高く、濃密な情念と関係性をこれでもかと感じました。状況から当然ではあるのですが、背徳感を表すようなタッチが全編に溢れていました。スチル数も多くとにかく濃度が濃い世界を堪能させて頂きました。まさにタグで書かれている通り「大正浪漫風昼ドラ」でした。

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  • 泣き虫扁桃体のあやし方
    泣き虫扁桃体のあやし方
    面白いうえにためになるノベルゲームということで興味深く遊ばせて頂きました!正体不明の幽霊が怖くても科学的に解明できれば恐怖が落ち着くように、心のメカニズムも理由が分かって自覚できれば大抵はやり過ごせるのではないかと遊んでいて思いました。そういう意味で本作は心のメカニズムの理解に繋がる社会福祉のようなゲームですね! 自分自身は鈍感の極み&ストレス解消しまくって過ごしているのでメンタル不調は自分事としてはよく分からないのですが、メンタル不調の仕組みが言語化されたので何かあっても落ち着いて対処できそうだと思いました。本作でまずは興味を持ってからだと色んな文献の理解も深まりそうです。 ためになるというコメントばかりになってしまいましたが、明確なキャラデザ、綺麗なグラフィックや様々な解説図などもあり、擬人化ゲームとしても面白かったです!

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  • 愛猫ちゃんの防衛戦!
    愛猫ちゃんの防衛戦!
    いまだに自分が犬派か猫派か安定しないペット派閥優柔不断勢なのですが、本作をプレイして相当に猫万歳ポイントが増大しました。まろんちゃん可愛すぎる!! 人と同じくメッセージ欄に登場するまろんちゃん、様々なスチルで可愛いを放出しまくるまろんちゃんに癒されました。ゲームとしてもほど良い難度のミニゲームが良い息抜きとなり、サクサクと全EDを回収して最後まで楽しめました!

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  • デッドリーチョコレイド
    デッドリーチョコレイド
    ゲームシステムとシナリオの融合が持ち味の作者さんの作品ですが、今作もとても楽しませて頂きました。コンセプト自体もとてもキャッチーなのですが、今回もやはりゲームの構成が秀逸だと感じました。チョコを選択する個別EDと独立してストーリーのEDが用意されているシステムは珍しいですが、その構造に意味を持たせるシナリオだと感じました。プレイの際にはぜひ最後まで遊んでこの独自システムを味わってほしいです。ラストまで遊べばきっとその意味が分かるかと思います! 個別EDが面白いですが、うっかり勢い余って選びすぎるとノーマルエンドやバッドエンドが見られなくなるので注意が必要です!

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  • 幸せを食べたい
    幸せを食べたい
    起動からクリアまで何回クリックしたんだっけ?というくらいに短い作品ですが、切れ味鋭くインパクト抜群でした。エンディングまでは比喩でなくあっという間ですので、事前の予備知識ゼロで遊んでみてほしいです!

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  • 掌
    切絵のようなグラフィックがとても印象的な作品です。サムネからも分かる通り季節を巡るお話となっていますが、スタート時点では思いもよらぬ展開に心がとてもほっこりしました。柔らかいアニメーション演出も含めてストーリーが心にジーンと染みる一作です。 @ネタバレ開始 「てのひら」でない読みは恥ずかしながら知らなかったので勉強になりました! @ネタバレ終了

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  • 可惜夜のくろすぐり
    可惜夜のくろすぐり
    皆さんお待ちかねの可惜夜シリーズ最新作はマテオ君が主人公!今作もこれまでのシリーズ作同様に非常に良質な脱出ゲームが遊べて大満足でした。今までは多かれ少なかれ攻略サイトに頼っていたのですが、今回は全くヒントを見ずにTRUEに到達できたので感無量です。シリーズ作を通じて腕が磨かれてきたのかもしれません。 今回は助手子の見せ場は少し少な目でしたが、新しいストーリー展開も楽しめました。本シリーズのフィナーレはかなり寂しいですが、手を変え品を変え様々な趣向を楽しませて頂きました!制作お疲れさまでした!

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  • 女中の話 The Maid's Story
    女中の話 The Maid's Story
    作者さんの作家性が存分に発揮された独特な作品でした。全3シーンの冒頭はボーカル入りの動画から始まりさながらミュージカル映画のよう(だと思ったらタグにもそう書かれていました!)。その後のノベルパートも表示されるグラフィックには独創性とオリジナリティを感じました。アニメーション演出もあって臨場感があります。 驚いたのはクリア後のエンドロールを見て、ゲーム中の曲の作詞作曲歌唱が全て作者さんだと知った時です。紙工作と絵に加えてこれは多彩過ぎる!!他では味わえない魅力のある作品ですのでおススメです!

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