富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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Cry&Icinessモノクロの廃墟の世界とは対照的に見目麗しい2人の可愛らしい少女。2人のほかには何もない世界においてタグの通りの微グロ、百合系のストーリーが楽しめました。BGMとグラフィック・効果音から成る世界観が印象的でした。
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希いする豆腐はチーズバーガーのゆめをみるのか?
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サブレキャットヘヴンTGF2023準グランプリ作品のアリスニャットシングの前日譚と言うことで期待に満ちてプレイしましたが、とても楽しめました!大事なことなので早めに言いますと、前日譚なのでプレイ順としてこちらが先でも恐らく問題なく楽しめますので前作未プレイでもお気軽にどうぞ! 本作は前作以上にちょっとふしぎ的SFが楽しめる展開で、特に中盤以降はかなりの本格ファンタジーでした。縦横無尽な感じでストーリーが大きく展開するのでワクワクしながらプレイしました。ゆるかわっぽいグラフィックとそれに合ったちょっとゆるめな会話シーンを基本にストーリーが進行しますが、要所要所で本質をついたような展開やセリフが繰り広げられるのが本作でも前作同様の魅力だと感じました。また、オリジナルBGMがとてもセンスフルで、個人的にはOPの曲とその時の演出がかなり刺さりました。 ネコ派の方はマストプレイですよ!!
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若津谷村の祟り友人を誘って向かった田舎がまさかの因習村で、そこで殺人事件に巻き込まれてしまうお話です。登場人物はやや多めですが、それぞれに立ち絵があり、人物紹介と家系図まで完備されているので直ぐに関係性が理解できました。通常のADVに加えてポイント探索などが採用されており、グラフィック素材もかなり豊富に用意されているおかげで状況が一目瞭然です。特に事件やイベントが起きるシーンが分かりやすくて良かったです。 終盤でそれまでに集めた情報を基に推理を繰り広げることになりますが、この辺りはまさにミステリものの真骨頂という感じでとても楽しめました。専門知識がふんだんに盛り込まれている点と、ストーリーを補足してくれるクリア後のおまけも印象的でした。
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これがあなたの仕事です不思議な空間で可愛らしい謎の生物の調査を行うゲームです。何度も繰り返しプレイをし、なんとか(恐らく)クリアまでたどり着けました。調査を行う際の行動により展開は大きく変わってくるのですが、ノーヒントでの調査開始から経験則的に徐々に取るべき行動が見えてくる過程が楽しめました。ヒントや攻略、実況などを見ずになるべく自力で進めることでより面白さが味わえると感じました。 試行錯誤を繰り返すゲームや、想像・考察の余地があるゲームが好きな方に特におすすめです!
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絶対に負けられない雑巾がけタイトルに惹かれてプレイしました! ゲームの概要欄に書かれている「とあるレース」の模様が繰り広げられます。このオリジナルのレースがわりと細かいルールまできちんと設定されていて、単純なスピードだけでなく戦略性が求められる競技になっているのも興味深かったです。レースシーンの本編は展開が富んでいて昔のホビアニを見ているような気分で楽しめました。
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リベンジの雑巾がけ前作プレイ後にその後どうなったのかが気になったのでプレイさせてもらいました。基本的なルールは前作同様ですが、こちらプレイフィールドが様変わりしております。ショッピングモールが大学校舎に変わったことでかなりレースの展開が変わっています。なんかスポーツ競技としてだけでなく、場所を貸す側にも実益があるのでWin-Winな競技だよなぁと思いました。主人公が果たしてリベンジに成功するのかはプレイしてのお楽しみ!ということで前作をプレイしたらこちらも是非どうぞ。
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リルミネイトポイントクリックの探索・脱出ゲームでとても面白かったです!特徴のある2人のキャラを切り替えながら進めていくパズル部分は、難易度はかなり抑え目ですがピクセルアートのグラフィックの動きが可愛らしく、クリアまでずっと楽しく遊べました。割と短編の作品だったため、面白かった!という気持ちとともにもっと遊びたい!という気持ちも強く残りました。 本作、アートワークが非常に素晴らしく、キャラクターのグラフィックだけでなく、タイトル画面、探索時の背景、イベントシーン、UIから操作説明画面まで全てにセンスを感じました。全く文字での説明がないのに遊び方やイベントの中身がすっと理解できたので、このあたりはストーリーに想像の余地が多くあることも含めて特に素晴らしいと思いました。
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アニマ地下飲食街フェスの参加作を改めて全作チェックしていたところ、名作探知レーダーに引っ掛かったので迷わずプレイしてみました。結果、起動したが最後、一気に全EDコンプまで遊び倒しました! 壮大な世界観設定から練り込まれた設定、スタート時点では思いもよらないラストと大満足でした。ゲーム全体の構成やシナリオ展開も素晴らしいのですが、やはりグラフィックの表現力と量が一番とんでもないと感じました。お店の外観と店主が1つの画面に納まるレイアウトのセンス!そして美味そうな料理の数々!数々!数々!飯テロっぷりが凄まじいので空腹時の深夜にプレイするのは厳禁です。店主の料理紹介がこれまた食欲をそそりました(ちなみに、自身が中国語話者なので中華料理が現地読みだったのが嬉しいです)。 大量のEDを回収するにあたって序盤はうっかり途中からのロードを繰り返していましたが少し上手くいかず、しばらくするとED到達とループの仕組みが理解できて、そこからはヒントも参照しながらスムーズに攻略できました。 EDはかなり大量に用意されており、ED到達時の1枚絵もお洒落でそれぞれ心に余韻が残ります。ベタかもしれませんが、ED番号が最後のEDが最も心に響きました。クリアする頃には3人の店主や謎のヤギ男などへの愛着がMAXになりましたが、プレイ中に彼らの様々な面を見たのでそれも当然かもしれません。
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椿屋敷の亡霊初めに個人的に少しプレイが遅れた理由となっていたプレイ時間ですが、文章を読むのが早めな自分で2時間弱くらいでした。エピソード毎に区切られていて中断もしやすいですし、登場人物に混乱することも一切ない親切設計ですし、何より面白いので少しでも気になったら即プレイをオススメします! 本作、ミステリゲー好きとしても、ミステリファンとしても大満足の作品でした。まず、舞台設定がいうことないです。狭い村に存在する名家の2家族のドロドロした因縁を描いており、事件現場は資産家一家が住む梅屋敷となっており、事件後はお約束通り土砂崩れが起きて警察の到着が遅れるのも言うことなしです。一方で主人公は安楽椅子探偵としてすべてが終わった後で事件を解決する展開・構成はやや変化球気味で楽しめました。 個人的にはゲームがスタートしてすぐにオプションを確認した際に「人物一覧」と「家系図」を発見したタイミングで勝利(?)を確信しました。演出周りはこれらのおまけ要素だけでなく、シーン毎に大量に用意されるイベントスチルの数々、見取り図、考察モード、おどろおどろしいBGMの数々など作品の雰囲気を盛り上げに盛り上げます。 ストーリーは一本道で考察モードはかなり簡単なのでへっぽこ探偵も安心でした。気になる犯人と真相は一発で完全に読み切り、自称ミステリマニアとしての面目が保てました!全ミステリ好きにおススメです!