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富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • なつのかわにうかぶ
    なつのかわにうかぶ
    前作の大ファンなので、アップされて直ちにプレイさせて頂きました。 凪ちゃんの可愛さとともに前作の感動が蘇りました。 前作未プレイの方は前作プレイを個人的には大推奨します。 無茶苦茶素晴らしい作品ですので!! 今作だと食べ物をたくさん抱えたスチルと、りんご飴のアニメが最高でした。 凪ちゃん、本当に魅力的だ!なんて魅力的なんだ! 春海君もとっても成長していてとてもナイスガイに仕上がっておりました。 EDは2種。どちらもだらだらと語りすぎず気持ち良く終わります。 @ネタバレ開始 TRUEじゃないほうはいきなりのナレーション演出に驚きました。 TRUEの方は春海君の超絶イケメンっぷりが味わえます。 @ネタバレ終了 シナリオ・グラフィックだけでなく動画も音楽も作られているということで本当に凄いです。 また春になったら前作をプレイして余韻に浸らせて頂きます。 【追記】 フルボイス化とのことで再プレイしました。 皆さん魅力的ですが、凪ちゃんボイスのハマり具合が驚愕でした。 脳内のぼんやりしたイメージを具現化したらまさにこの声だ!と。 登場シーンのアニメ―ションも追加ですよね? 笑顔が咲いた瞬間と駆け寄ってきて最後の表情が天使過ぎます。 素敵な作品をありがとうございます。

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  • 海の見える窓
    海の見える窓
    事前情報なしでプレイしましたが、超本格ファンタジーモノでした。 冒頭のシーンでは全く状況が掴めなかったのですが、 2章以降から壮大な世界観と物語が楽しめます。 主人公コールの根本的な価値観が非常に好ましいものと感じられたため、 判断や言動に感情移入しながら読み進めることができました。 エンディングは長い物語に相応しい前向きな締めくくりとなっておりました。 あとがきやIFルートのお話も含めてたっぷりと満喫させて頂きました。 特記としてはシステム面が素晴らしく親切な作りになっております。 定評のある作者様の高いスクリプト力が炸裂しておりました。 ここまで自分好みに設定をカスタムできるなんて素晴らしすぎる! 作品世界に集中してほしいという作者様の気持ちが体現されている!! 立ち絵はないですが、抽象的なグラフィックも含めて、 背景は常にストーリーとマッチしている印象を受けました。 とても素晴らしい作品をありがとうございます。 やっぱり全画面ノベルは良いなぁ、と心から感じられました。

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  • バロックを抱く揺籠
    バロックを抱く揺籠
    非常に素晴らしい作品でした。 ゲーム全体の作り・構成が際立って良かったです。 作り手としても大きな刺激を受けました。 まず、とにもかくにも世界観が素晴らしいです。 初めての画廊訪問からエンディングまでの空間・雰囲気作りが凄い。 また、重厚かつ点数の多いグラフィックも非常に良かったです。 ここが良かったので絵画をモチーフにした効果も高まっていました。 また、史実を下敷きにした設定も凄くリアルさがあって、 ドキュメントを読んでいる時のように知的好奇心を刺激されました。 元、山川の世界史B資料集一番小さいフォントまで丸暗記野郎の血が騒ぎました。 各エピソードの繋がりもうっすらではなくガッツリ目であり、 登場人数が増えてきても「あれ?誰が誰だっけ?」とならずに済むギリギリであり、 資料を参照できることでその点のフォローも万全でした。 つらつら述べましたが素晴らしい世界観をまとった傑作です。 とても素敵な作品をありがとうございます。

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  • 家畜娘に幸せを教える
    家畜娘に幸せを教える
    プレイ中~後に強く感情を揺さぶられました。 こういった切れ味の鋭い作品はやはり貴重であり、素晴らしいです。 R15作品ではあるものの、命の価値を問う教材感すら覚えました。 プレイした感想を語り合いたい!と感じたので早速友人に勧めてみます。 合う合わないの強そうな作品ではありますが、作者の作りたいものを作った!! という感じを受けたのでフリゲとしてあるべき姿だなぁと個人的には好感しかありません。 @ネタバレ開始 本作、牛娘を牛と見るか人と見るかで景色がだいぶ変わってくると感じました。 牛と見ると衝撃を受けた一方で強い衝撃を受けるのも人間様の傲慢・勝手だなぁ、と。 たまたま人に見た目が近くて可愛いから勝手に感情移入をするだけであり、 そうでなければ美味い美味いと言ってむしゃむしゃ食べているわけですから。 本作をプレイして残酷と感じはしましたが、でも普段食事をしていて残酷だと感じないのは、 そう感じるような部分を全て人に押し付けてるからにすぎないですもんね。 月並みですがやはり特に命を頂く食事では感謝の念を欠かしてはならないな、と思いました。 一方で人と見ると重度のディストピア残酷物語だな、と。 人肉食はそこそこ興味があってアステカやら古代中国・朝鮮やら史実は押さえていますが、 今までの事実として存在する敵だから食べちゃう、食糧不足だから食べちゃう、ではなく、 わざわざクローン作って食べちゃうという話だとすればそれはそれで異常性が高いな、と。 (牛以外の全ての家畜が一旦消滅したからやむを得ず、というパターンもありえますが) 耳など人と違う特徴を作ったのは目印のため?罪悪感の軽減のため?など妄想がはかどります。 途中で友人から語られるニコと違う感情を持つ牛娘たちのエピソードは生々しく、 あれが伝聞ではなく主人公が実際に見聞きしていたとしたら本作はR18だったことでしょう。 @ネタバレ終了 ED4つはたまたまでしたが終盤の選択肢を変更するだけで重複なくスムーズに確認できました。 相当ダメージが強いものからハッピーなものまで読後感はそれぞれでした。 プレイ後にはゲームと同じフォルダに「あとがき」がありますのでこちらもご堪能を推奨です! とても素晴らしい作品をありがとうございます。

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  • ワイとお嬢様は紙一重
    ワイとお嬢様は紙一重
    またまた短期間で新作が出ていたので早速プレイさせて頂きました。 初めてあとがきが実装されていたので、あとがきフェチとしては嬉しい限りです。 あとがきのいにしえのノリも良かったです! 以下、本作をプレイしての感想をダイジェストでお届けしてお別れします。 @ネタバレ開始 お姉さん意外とそこそこ歳いってるのに見た目若い! というかデカい! かつては週1くらいで通ってた気がするホームタウンの写真にテンション爆上がり!! メディアランドが存在してる頃の写真なのか! 目を凝らしても分からなかった!! おおぅ! スゴちゃんが名古屋じゃなくて秋葉原でロケしてる!! アキバで牛丼だからサンボと思いきやまさかの三食チーズ牛丼!!! 自作がたくさんあるからこそできる自作コラボにテンション上がりました!! 現場からは以上です!! @ネタバレ終了

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  • サナトリウム
    サナトリウム
    冒頭の映像演出が極めて印象的で素晴らしかったです。 サムネでも紹介している内用薬のイラストも非常に魅力的でした。 言葉よりも視覚で多くを感じ取らせる作品だと感じました。 想像の余地が多分にあり、とても良かったです。

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  • シンフーマスター ジョン先生
    シンフーマスター ジョン先生
    相変わらず作者様のセンスが爆発しています。 選択肢によって異なるEDが見られて、全ルート曲も異なり大満足でした。 なお、受付係はやたら可愛いですね。

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  • 夕暮倶楽部
    夕暮倶楽部
    もうどこから絶賛すれば良いのか、という傑作です。 設定、世界観の作り込みから異常レベルのグラフィック周りまで、 作品内にもうひとつの世界が存在するような感覚が確かにありました。 本作公開の公式ツイートがされた瞬間にサムネを拝見し、 このゲームは確実に面白いだろ!なんだこの雰囲気は!と思いましたが、 その後の丹さんの絶賛を見て更に膨らみに膨らんだ期待を超えてきました。 うさん臭さが漂いまくるツネオリナミとその「患者」との過去ログを中心に話は進みますが、 患者は誰も彼もキャラが立ちまくりなこともあり、会話がぶっとんでて本当に面白い!! 小ネタがバンバンと放り込まれているので終始ニヤニヤしながら遊べることウケアイです。 また、話の進行に合わせて解放されていく「ひみつメモ」の存在もとても親切で良かったです。 会話だけでは把握しにくいストーリーの背景の理解に役立ちますし、 怪しくオカルト満載なのにどこかリアルな世界観を補完されていました。 週の半ばくらいからキャラクター同士の繋がりが見えてくるとともに、 断片のように集まっていたパズルのピースが形を成し始めてきます。 金曜と土曜の一気呵成の畳みかけは初回プレイ時に感嘆の声を上げました。 世界観からゲームシステムまでまさに総合芸術と思えた今作ですが、 その魅力を支えるのは類まれなるグラフィック周りのこだわりかと。 感情や状況に応じて変化・アニメするLINE風のアイコンも良かったですが、 実際にその場にいるように細かく切り替わる背景が本当に最高でした。 背景の作り込みは様々なツッコミどころを含めて正気を疑うレベルであり、 これら背景を鑑賞するだけでも本作をプレイする価値が十二分にあります。 (モニターでアップしても見えない部分ところがあるのが悔しい!) 誤って旧verで遊ぶなどしてバッジ取得で苦労して5周もした割には、 物語全体の理解度は「くっきり」と自信を持って言えないレベルですが、 なにせツネオリナミは名を馳せたホラ吹きですので、 全ての真実を分かりやすく率直に語ってはくれるはずもありません。 彼女に翻弄されるのも含めてゲーム体験なのだと受け止めます。 とっても素敵な作品をありがとうございます。

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  • 桜影に揺蕩う
    桜影に揺蕩う
    メチャクチャ面白い作品でした!! 割とそれなりの描写もあるゴリゴリのBLゲーですが、 男の自分でも不思議と抵抗なく楽しめました。 爽やかな下ネタと美形オンリーの世界観のおかげかもしれません。 プレイ時間は3ルートで4時間ほどと長めですが、 もうどのルートもあっという間に駆け抜けられました。 特にキャラクターの掛け合いの面白さは突き抜けていました。 ライト系BLから一歩だけ踏み込む入門編に最適な気がしました。 グラフィックも綺麗ですしストーリー展開も明るいので、 老若男女におススメできると思いました! (ちょっとコアめなネタもあった気はしますが) 非常に面白い作品をありがとうございます。

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  • フィルム・ラプンツェル
    フィルム・ラプンツェル
    どの要素を抜き出しても高クオリティな作品ですが、 何よりもストーリーが非常に強く印象に残りました。 中編と呼べるくらいのボリュームでしたが、 相当に作品に引き込まれていたようで一瞬で過ぎ去ったような感覚でした。 大前提として文章の表現力が極めて高いのですが、 それでいて読みにくさも一切感じないところが素晴らしいと思いました。 ストーリーは心情を表す細かい描写を多分に含みながらも、 かなりドラスティックに展開した印象です。 @ネタバレ開始 中でも2章の展開には非常に驚きました。 @ネタバレ終了 主人公が多面性を持つ複雑な(リアルな)性格と感じましたが、 そんな主人公のフィルターを通して、 主人公と関わる人々の感情が豊かに描かれていました。 展開などはネタバレに繋がりそうなのでここでは触れないことにします。 グラフィックはストーリーと物凄くマッチしておりました。 イベントスチルの数は多くないですが、どれも非常に印象的です。 1枚目のスチルはノベコレニュースなどでよく拝見していたのですが、 そのたびに印象的だよなぁと感じておりました。素晴らしいです。 なお、プレイを終えた今となっては最後のCGが最も胸に刺さっています。 システム面や演出については誰も文句が付けられないレベルと思いました。 起動して、タイトル画面を表示してからプレイを開始するまでの間に、 既にこの作品の世界に入り込んでしまうような気持ちになりました。 冒頭のノートのシーンや章間の演出、もちろんバックログなど、 ゲームとしての表現を追及する姿勢が垣間見れて感動致しました。 とても素晴らしい作品をありがとうございます。

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