富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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獣戯神楽 ラーテルと漢(ライバル)たち女性には手を出さない主義という超主人公ムーブと絵柄、演出などが相まって過去作以上にホビアニを観ているようでした。雰囲気を盛り上げるBGMと効果音、カットイン演出がカッコ良くてテンションが上がりました。 シリーズの他の作品も同様ですが、キャラクターの登場時にステータスが出るのが好きです。また、熱いエンディング曲やクリア後の充実のおまけなども楽しめました! -
獣戯神楽 ハイエナの姫君(プリンセス)子どもの頃に「ハイエナは実は賢いしチームワークは抜群だし、むしろライオンが狩りの成果を横取りすることが多い」という情報を得てから一般的なイメージはともかくハイエナ肯定派として長らく生きてきました。そんな自分にとっては主人公がハイエナのプリンセスだなんて嬉しすぎでした!線も色塗りもくっきりでキャッチーなグラフィックでお届けする動物擬人化バトルを満喫しました。 ちなみに前作の感想で触れるのを忘れましたが、相撲も好きなので背景も嬉しかったです。おまけも充実していてクリア後も世界観を満喫できました! -
だいすき!ピアちゃん元々どちらかと言えば犬派だったはずなのに、猫可愛い成分をたくさん摂取しすぎて、もはや猫派に意趣替え待ったなしの状況です。ピアちゃんの絵が可愛すぎるのももちろんですが、珠玉のエンディング!でイチコロでした。もう守りたいとしか思えないカワイイという概念を実体化したようなピアちゃんのお姿!日頃の疲れがだいぶ癒されました!! -
エレベーションβまさにフリーゲームらしいと思える展開の自由さと遊び心に溢れた作品でとても楽しかったです。まずもう起動直後から面白いです。もうこのネタぜひパクりたい!と思える秀逸さに心を掴まれました(思わず数回起動しては終了、を繰り返しちゃいました)。その後も、常にしれっとふざけ倒すスタイルで進行していくのですが、シナリオの展開の幅広さや、唐突に差し込まれる小ネタの数々にワクワクが止まりませんでした。一方でグラフィックは綺麗、ミニゲームや演出などゲームの仕様は豪華、なんやかんやで結構いいお話、クリア後のおまけも充実、と満足度がとても高かったです。おフザケと確かなクオリティの両立というのは自分が考えるフリーゲームの理想像ですので、本作が一つの完成形だ!と感じました。 -
復讐を誓った日ファンタジー世界を舞台にしたシリアスな物語を堪能させて頂きました。グラフィックは色彩含めてとても綺麗で、厳しい状況の中でも一筋の光明が見えるようなストーリーもとても良かったです。本作のEDは終盤の選択肢により2つに分かれるのですが、どちらが良かったか選べないほどどちらも非常に良かったです!プレイ時間は両EDを見ても30分ほどと短めですが、基本17枚 / 差分含め36枚という数字が示す通りスチルがたくさんあって非常に豪華仕様でした。 個人的に印象的だったのは本作に登場するイケメンキャラが、テキスト通りにメチャクチャイケメンだったのが説得力があった点と、真っすぐなまなざしと燃え盛る火炎がこれ以上なくマッチしたタイトル画面です。人の良い部分も悪い部分も存分に描かれた濃度の濃い、スチルが豪華な一作でした! -
Planet-Plants+Space-Seedとにかく冒頭からラストまでグラフィックの洗練されっぷりとオシャレさにため息が出ました。本作、まず起動直後のメイン画面で一瞬あれ?と思うのですが、なるほどそういうゲームシステムか!となることウケアイです。非常にセンスが良くてこういう見せ方もあるのかと感動しました。迷子にならないようにゲーム内でヒントも出るのですが、ヒントの出し方まで色彩を崩すことなくオシャレです。オムニバスの各ストーリーにおいてもとにかくレイアウトデザインが美しくてため息が出ました。どのシーンを切り取ってもこんなに絵になるゲームもなかなか珍しいと思いました。 詩的な文章と美麗なBGMも相まって、素敵で心に沁みるSF短編集に仕上がっておりますのでぜひ! -
デノスティラの囚人たち全エンドを拝見させて頂きました! 作者さんの作品らしくゲームシステムもゲーム画面・UIも非常に凝った作品でした。順当に3つのEDを拝見した後にもう1EDはどう到達するのか?と少しドキドキでしたが何とか到達できました。難易度は控えめだったので、純粋に本作の世界観やストーリーを楽しむことができました。囚人の3人が3人とも性格イケメンだったのでプレイしていて気持ち良かったです。いつもながら細かな演出や表現なども凝っていて楽しめました。 ちなみに以前に「欠番9号」と「電脳生命育成計画」をプレイ済だったため、同一世界観での作品ということで色んな想像も膨らみながら遊べました。未プレイの方は公開順(欠番9号⇒本作⇒電脳~)のプレイがおすすめです! -
やっぱ叩けば直るだろ?ジッカーとBKのコンビが最高に良かったです。冒頭からまるで漫才のようにテンポよく進む会話劇が展開され、確かになんだか叩けば直るような雰囲気もあってバシバシ叩いてゲームが進みます。 様子のおかしくなったBKに対するジッカーのツッコミに深い愛情を感じました。ラストの選択でEDは2つに分かれますが、BKのその後の幸せを願わずにはいられません。オマケも含めて満喫させて頂きました! -
悪魔のリンゴ売りポップでダークなリコペマワールドを堪能させて頂きました! 本作、5ラウンドにわたるセールストークで怪しいリンゴを売りつければ成功の営業系ADVですが、難易度が非常に絶妙で、選択肢毎のパラメータ増減の納得感もあり楽しく遊ばせて頂きました。初見のマショットに対してあやしさMAX、失敗、成功でなんとか売りつけて成功してからは勝ちパターンを学習してペコリス、モノリック、ランクスまで一発で気持ち良く成功した後に全ED回収することができました!なんとも魅惑的な効果のある毒リンゴ、しっくりくる名称も含めて怪しさMAXでした。 作者さんのゲームは設定が細かくてグラフィック差分がたくさんあってサクサク遊べるのはいつもの通りで嬉しいのですが、今作をじっくり遊んでみて効果音とBGMが完璧だなぁと改めて感動しました。気持ち良いタイミングで、最適な音が常に流れていたなぁ、と。特に売りつけたリンゴをターゲットが食べた直後のグラフィックとBGMの組み合わせはこちらの脳汁も出るほどでした。クリア後のおまけの他にも概要欄の裏話もあって、とても楽しめました! -
姫神 ~後編~待ちに待った姫神の後編、完結編がTGF10で無事に登場してくれました!グラフィックはサムネをご覧の通りとても美麗で、この華やかな塗りが眼福の極み!という感じです。前編同様に本作には立ち絵がなく、背景に完全に合わせた形でキャラクターたちが動き回るので臨場感抜群です。グラフィックのボリュームとストーリーの盛り上がりはフィナーレにふさわしく前編以上となっていました。素直に応援したくなる感情豊かなキャラクターの大活躍が最後まで見届けられてとても嬉しかったです! 制作、本当にお疲れさまでした!
