笹笠箕範のレビューコレクション
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平成最後の夏風景の画像も、登場する彼女の紡ぐ言葉も、平成最後の夏を鮮やかかつ逆にノスタルジックにも感じられるような仕上がりで、自分の心の中の思い出まで想起させるように感じられました。 しみじみと良いゲームだと思います! -
さよなら、また明日青春時代のほろ苦い、…どころか、苦い苦い思い出のお話でした。 しかし、どういう行動ができて、どういうシチュエーションだったら幸せになれたのか、と考えてみても、やはりどうしてもどうやっても、幸せな結末がイメージできない。それがやはり青春というものなのでしょうか。 人生までも考えさせられる味わい深い作品でした。 -
THE MAGIC CRAFT エピソード1 -
魔女と迷路の森 -
pain故事に出てくる「巨大な車輪に鎌を向けて威嚇するカマキリ」という話がありますが、…とんでもないものを相手にして、そのうえ覚醒させてしまうとは。 …恍惚の笑みは背筋に来るものがありました! -
貴方のワキが舐めたい -
たいくつエンドレス(Endless∞Boredom)童話みたいな物語なのか、と思っていたら、オチに至る終盤は「あわわわわ!」と心が動揺し、最後は「あ~あ~」と何とも言えない悲壮感めいたようなものがありました。 演出も巧みで引きこまれました! -
ある音楽室の独白 -
うさぎの国。プレイ開始から、「あ、月の光だ」と気づき、そのふんわりとした曲調に合わせて綴られる、本当は恐ろしい非常事態なのに、どうしてもふんわりさを感じずにはいられない文章に、引き寄せられる感じがしました。 他の方のコメントにもあるように、円の使い方が素晴らしいの度を越えて素晴らしすぎます。 すばらしい物語をありがとうございます! -
終わり少女プレイしていて、「ああ、死後の世界って、こういうふうなんだ」というように少女の言葉を読んでいました。 そこまでは良かったのです。 スタッフロールを見つめ、真っ暗になった画面を前にして暫くすると、…私は震えあがりました。 作品はしっかり最後まで見て感想を述べなければなりませんが、すこし怖いものがひっそりと隠されていた物語にゾッとしないものがありました。 素晴らしい作品をありがとうございます!
