御子柴のレビューコレクション
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ソーダポップ・トーク制作者様の作品にいつも登場するネコチャン、今回もほのぼの可愛らしいイラストに癒されました♪ 短い中で「こんな画面の作り方できるんだ〜!?」と引き込まれるポイントがしっかり盛り込まれていました! @ネタバレ開始 次作「牢獄の謎かけ姫」の前日譚とのことで、この先に何がある…?と考えながら読むと、何気ない会話も意味深に感じ…本編のお話がとても気になりました! @ネタバレ終了 可愛くて次なる展開が待ち遠しくなる作品でした!素敵なプレイ時間をありがとうございます♪
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ヒトコロシティビビットカラーと、かわいい&カッコいいがスタイリッシュに表現されたイラストに一目ぼれして、プレイしました! 人殺しが日常茶飯事になっている街…そして主人公も当たり前のようにヒトコロしている殺人犯。 なんと…なんとも物騒な雰囲気。これがタイトル三人のキャラクターとどんな命のやり取りをすることになるのか…!? ハラハラしながら、一気に全エンド駆け抜けました! @ネタバレ開始 主人公の本日の獲物…かと思いきや、三人ともコロす・コロされるエンドあり…!? ヤクザのおっさんに至っては、コロすエンドも「コロさせられた(意味不明日本語)」感じがあるし…。 三人とも、どこかで繋がっていそうな気配にどんどん先が気になりました。 可愛いギャルがやばやばカルト宗教の重要人物、というのも気になるし…真エンドではガチ怪異さんに追いかけられてしまうし……!謎の深まる展開にホラー要素まで味あわせていただきました! 本編クリア後の設定資料では三人のお名前やキャラ同士の繋がりがハッキリわかって、見応えたっぷりでした。 個人的にヤクザさんの過去や入れ墨の細かい設定資料が見られて、楽しかったです(ヤクザさん、好きです) @ネタバレ終了 謎めいていながらテンポと切れが良くて、最後まで楽しくプレイさせていただきました!素敵な作品を、ありがとうございました♪
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美しい断首タイトルも、ビジュアルも、独特の世界に一目でぐっと引き込まれる作品。ミステリーホラーと言う事で時々ぞわりとするようなシーンや描写もありましたが、それも物語の必然として納得できるストーリーでした。 モノクロの色合いや唯一無二のイラスト、なにより「この世界だから、自然」という強い説得力にぐいぐい引っ張られて読み進めました。 @ネタバレ開始 学園を舞台に、三人の女学生視点から天使様を見つけるストーリー。誰を選ぶかによって学園とこの世界の在り方が別の角度から知る事ができて、どのルートも新しい発見がありました。 おっとりしているようで、どこか不気味な雰囲気のある清水さん。正義感が強い分、現実の世界が持つ残酷さとのギャップに苦しんでいるように見える平坂さん。 どこまでも真っ直ぐな幸竹さん……。 天使様=清水さんという真実に辿り着いた後、三人の行動が…それぞれの人格にしっかりと起因していると感じました。 以下は、いちプレイヤーとしての考察です。 普通の可愛い女学生でありたかった清水さんは、他の人を「守る側」から「守られる側」に作り替える。それは怪物を倒す存在を増やすと言うのもそうですが、天使様である自分が「普通の女学生」へ戻るための選択であるように見えました。 一方平坂さんは、自分の理想としていた「清く・美しく」がどこにも存在しないと知ってしまったが故に、清水さんが自分の側に着いた時、「平坂さんの思う正義」を実現する道を選んでしまったのか…その姿は、正義に「堕ちて」いくようで、胸に苦しいものがありました。 そして、幸竹さん。彼女のルートが一番好きで、納得できました。清水さんの考えを知ったうえで、自分の命を賭しても「友を救う」ことへ向かっていく姿。 世界に死が溢れていて、怪物の被害や学園長による断首が平然と存在している現実。その中で、彼女の意志の強さは暗闇の中で唯一純粋に光っているように見えました。 サブキャラクターもどこか癖があって人間くさくて、印象深かったです。特に学園の天使様・玉津さんは有能ではあるけれど疲弊してどこか小狡くて、良くも悪くも世界を知ってしまっている「大人」だなぁと…すこし、近しく感じました。 @ネタバレ終了 世紀末を思わせる退廃的な世界に、どっぷり浸らせていただきました!独特のタッチのイラストを「どうやって描いてるんだろう」と何度もまじまじと眺めました。 イラスト・テキスト・ストーリーにBGM…すべてが調和した作品。素敵なプレイ時間を、ありがとうございました。
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一夜おどりて和風で可愛らしいイラスト。前作から制作者様の作る物語が好きで、今回も楽しみながらプレイさせていただきました! 短いプレイ時間の中でキャラクターの魅力がすごく伝わってきて、さらにミニゲームがとても楽しかったです! @ネタバレ開始 ヒトヨさん・イグサさんの人柄&トヨマルくんの可愛さに癒されました♪ 過去を語るヒトヨさんと、それを聞いてなんだかんだ優しいイグサさんのシーンは、壁になってじっとりお二人を見守りたい気分でした。 どちらのエンドも二人&トヨマルくんが穏やかに過ごすその後を想像できて、幸せ気分になりました! 怖いはずの鬼さん達も、どこか人間味があって三者三様の魅力…特に初見で黄鬼さんが気になっていたのですが、案の定…どタイプでした。たくさんお話したくてミニゲームをあえて失敗してみましたが、バッドエンドのスチルが可愛すぎませんか…!?このまま食べてくれるんですか!!?食べられたい…絶対ヒトヨさんのこと好きですよね??(幻覚?) むしろ鬼派へのご褒美です…ありがとうございます。 クリア後特典で三人のお名前や過去についても知れて、嬉しかったです! @ネタバレ終了 可愛くてほっこりする…そんな素敵な作品を、ありがとうございました♪
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イマジナリー・バッドフレンドシンプルで可愛らしい中に、独特な魅力のあるイラスト。 ちょっと不穏な雰囲気の、半分お顔を隠すフード。 そしてイマジナリー"バッド"フレンドというタイトル。 どんなお話か全く想像できない…そんなワクワクな気持ちでプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 エンドは1→2の順に達成。 お話が進むにつれて「シオミくん、ただのイマジナリーフレンドじゃないな?」と思い始め…エンド1ではシオミくんの涙に謎が残る幕切れでした。 そして迎えたエンド2。 すごく…すごく切なくて、どうしようもないやるせなさがあって、それでも生と死の狭間の世界でこれまでのように二人で・悪友として一緒に遊び続けることを選んだ私ちゃんとシオミくんの関係が尊すぎました……。 @ネタバレ終了 独自のタッチのイラストはシンプルな中に表現力があって、ストーリー終盤ではいくつもスチルが切り替わり、アニメを見ているような感覚でした! しっとりと心に残る作品。素敵なプレイ時間を、ありがとうございました!
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赤ずきんは何も知らないイラストの可愛さ、童話モチーフ、メルヘンで懐かしいBGM…わぁぁ可愛いなぁ〜と見ていたら、サムネの一枚だけやけに真っ赤ではありませんか…??? ダークな雰囲気を期待しつつ、糸目可愛い赤ずきんちゃんを見守りに行きました…。 @ネタバレ開始 赤ずきんは、何も知らない! 知らないままでいられたら幸せ、そんなダークさが予想以上に(期待以上に)詰まっていましたごちそうさまです…!! 調査員さんと赤ずきんちゃんの平和に見えて不穏さ溢れる会話から、 一方の(バッドな……)エンドではこれほどの血みどろ展開が待っているなんて!となかなかヘビーな幕切れ。 もう一方のエンドでは、タイトル通り何も知らないからこそ幸せ…。赤ずきんちゃんがこの先も何も知らない・わからないまま安全に過ごせるように、と思うばかりでした。 調査員さんは敵対する組織から派遣された人なのかな…だとすれば今後も波乱含みの人生なのか……でも赤ずきんちゃんはなんとかお薬飲まされながら何も知らずにいて欲しいですね…?(すでに調査員さんの思考回路になっています。) 画面全体が絵本のようなデザインで、メルヘンなBGMと相まって、ダークな可愛さを引き立てているのが素敵でした! @ネタバレ終了 楽しいプレイ時間を、ありがとうございました!
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デスゲームは始まらない目を引くオシャレなタイトル画面に、スタートからテンション高め・セリフセンス高めで展開していく軽快なコメディ。 エンドがいっぱい…!?と感じるのは最初だけで、テンポの良さに引っ張られてあっという間にコンプしました! エンドへ至る分岐ポイントに、既読的なマークも出てくれる親切設計が、ありがたかったです! @ネタバレ開始 タイトルの通り、始まらないデスゲーム。 見ているこっちが心配になる可愛い司会者。 抜群のセリフ回しが読んでいて本当に楽しかったです!! 伊代ちゃん登場からはとにかく「なんだこの可愛い子は。なんとかしてこの子に美味しいもの食べさせてあげたいな?」の気持ちで生温かく見守るばかりでした。 キラーン!のお顔でオナシャス‼︎って言ってくれるのがとにかく可愛い〜! 何も言わず俺に永久就職して欲しいです。 そしてエンドを進めていくうちに明かされる、主人公さんの高スペックぶり…!? 全エンド回収!……からの、まさかのifルート。 どうしよう本当にデスゲームが始まってる…!?と急展開にあわあわして、完全に気持ちを持っていかれました。 そしてデスゲームの演出がまた巧妙でゾワっとする描写も多く、真相が明かされるまでは本気でドキドキしました。 ハイテンションコメディ→シリアスサスペンス→ラストはやっぱりハイテンションコメディ!の切り替えが絶妙…くっ、してやられた!と膝を叩きました。 やっぱりつよつよな主人公さんと、無事晴れやかなスタートを切った伊代ちゃん。最後まで、本当に楽しませていただきました! @ネタバレ終了 素敵な作品を、ありがとうございました!
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僕と彼女の人生バラ色最悪な状況から目の前がパッと明るく色を変えていくストーリー…… めくるめく恋愛物語を始め想像したのですが、決してそれだけでは無くて。 物語の中で過去と現在が行き来して、「僕」と「彼女」の人生をしっかり見せてくれる…そんな説得力のあるストーリーでした! @ネタバレ開始 はじめちょっと世間知らずで破天荒に見えた千絵さんの背後にあるものが、中学時代のコンプレックスであり同級生・瑞希さんへの憧れであり、そして幸助くんへの恋心であり……。 千絵さんが病気と向き合いながら幸助くんへの想いを貫いて努力をし続けたストイックと純真に、心を打たれました。 そして幸助くんも重いものを背負って、やさぐれそうになりながらそれでもまっとうに生きて、人の痛みをわかってあげられる人で。 辛い場面を乗り越えてきた二人だからこそ、想いが通じた時はその結びつきもまた強かったんだろうな……と涙腺が熱くなりました。 千絵さんの素性を知るまでの過程はミステリーのような精巧さでとても面白かったです! どのエンドも大団円ハッピー!ではないけれど、それゆえの説得力がありました。 トゥルーエンドでは半年間とは言え二人はきっと幸せな時を過ごせたわけで。 ラスト、壮年の幸助くんの横顔が見える一枚絵はとても重みがあって、美しかったです。 悲しくはあるけど、それゆえに美しくて心に響く物語でした! @ネタバレ終了 素敵な作品を、ありがとうございました!
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ファミレス・ミステリーファミレスを舞台に繰り広げられるミステリー。 どんな話だろう?とプレイし始め、じわじわと疑問が大きくなっていく展開に続きが気になり、一気に最終日まで駆け抜けました! 心理学研究のため、ファミレスで見ず知らずの相手と3日間会話を交わすというアルバイト。 会話を続けた先にやって来る驚きの展開に、思わず面白い…!と膝を打ちました。 @ネタバレ開始 浅見くんの抱える障害や「罪」に対する認識が、坂田君が追う真実に絡んで来る様子。 それらが物語を読み解くうちにくっきり見えてきて、「なるほどそう言うことか…!」と強く納得しました。 大学時代・4人の犯した罪を暴く浅見くんは確かに善人に他ならないけど、ラストシーンまで辿り着いた時…善人であることと、優しいことはまた別の問題なのかな、と感じました。 善人で、その分等しく罪に向き合うことは厳しくもある。深く考えさせられるラストでした。 @ネタバレ終了 物語の構成が本当によく練られたミステリー。 複雑な気持ちになる読後感と、考えされられるテーマ。 とても満足度の高い作品を、ありがとうございました!
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オーダーメイド(15)召しませ人生! 概要欄からグッと惹かれるキャッチコピーと、心理テスト風味という言葉に惹かれプレイしました。 選択肢の多い料理店…かの有名な宮沢賢治を思い浮かべてしまうシチュエーション。 モノクロな夢の世界で不穏な展開が来てしまうのか? このゆるくてクスリと笑える会話が続いていくのか? ウィットの利いたセリフ選びに「ほう…!おもしろい!」とにんまり笑いながら、選択肢を選びきりました! @ネタバレ開始 選択によって自分だけのお部屋・料理が作られていくのがすごく新鮮で面白かったです! そしてそのたびにウェイターさんと交わす会話がどれもシュールで面白い。 ちょっと懐かしいTVのネタとか「あ、これは♪」と思う物もあり、そのあたりも楽しませていただきました! ウェイターさんのどこかひょうきんで憎めないキャラクターが可愛いです。 「えいっ!」とか「そいっ!」とか言いながら、マスクの下ではきっとイケメンなお顔でニッコリ笑ってたんだろうな……とクリア後に想像しました。 みえないけど……たぶん(笑) 最後は素敵なケーキに素敵なお祈りの言葉を添えてもらい、なんだかほっこりした気持ちで目を覚ます事ができそうです。 セーブ&ロードができないからこそ、人生! でもゲームだから何週もしていろんなお部屋やお料理にしたいと思います♪ @ネタバレ終了 素敵な作品を、ありがとうございました!