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ざべすのレビューコレクション

  • うどんVSラーメン
    うどんVSラーメン
    うどんかラーメンかそれが問題だ。 かのハムレットでも問われたどう生きるべきかの命題をこの作品では回答してくれます。 そう、 @ネタバレ開始 素直に生きればいいじゃない、と。 まぁどちらを選んでも素直を選択しても、結果なんらかの弊害が産まれていますので、好き勝手に生きてもイカレる女は出てくるし争いはなくならねぇっていう多重構造のアンチテーゼですよね!!! …すみません最後なんとなく雰囲気でまとめましたが、でも本当に毎作作者さまの作品には哲学的投げかけが顔を見せてきて、ふふふ、あははと笑った後「…え、これ深いのでは…?」と戸惑う一瞬が好きです。 @ネタバレ終了 今作も楽しかったです! ありがとうございました!

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  • ファントムゾーン・ワーロック
    ファントムゾーン・ワーロック
    今回もファントムゾーンの重厚なオカルト世界に浸らせていただきました! 今回は魔術師ロッソさん周りのお話なんですね! 助手のアビーちゃんのお名前と悪魔憑きという点から現実のアビゲイル・ウィリアムズを想起させるんですが、それだと不吉でエンド後の展開がどう転ぶのか不明でドキドキしちゃいます…! @ネタバレ開始 ロッソさんがアビーとは別れがあると告げていましたが、どっちの意味でなのかワックワクです!! 魔術に関わっていくと危ないから遠ざけたい的なペテン(ツンデレ)なのか! 魔術に関わった疑いとして少女が告発した結果、百以上の民衆が罪に問われることになったセイラム魔女裁判のアビゲイルの側面、つまりいつか魔術を堕とす存在となる的意味なのか! 熱い!私のオカルト魂が燃え盛っています。 ロッソさんが仮面を被るワーロックであったのが、人格的にも話の読めなさ的にも魔術儀式的にもガッチリ意味を成していて、もう最高です。 @ネタバレ終了

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  • #妄想乙女ゲー攻略対象化計画 - サポートキャラ編 -
    #妄想乙女ゲー攻略対象化計画 - サポートキャラ編 -
    乙女ゲームのサポートキャラ視点で恋の行方を見届けてきました。 冒頭で「こんなん恋斗くん一択やろがーーい」と威勢を振り回していたらお相手はメカクレ男子……!! (己がメカクレ性癖なので)つっ強すぎるっ @ネタバレ開始 その後、恋のライバルではなく、ちゃんとサポートキャラ然とした恋斗くんの立ち回りで完結したことに拍手! しかし3人でのありかたも幸せっちゃ幸せなんだと分かっているんですが、プレイヤーはきっとぜったい恋斗くん贔屓なので「ビターくやしす!」ってなっているところに、『おまけ』……おやおや? 裏話ページを巡回。 作者さまありがとおおおおおおおおおおおおお 大・勝・利! @ネタバレ終了 キャラクター達がイキイキとしていて、自分も学園生活を送らせてもらったかのような感覚になりました。 ありがとうございました!

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  • with fresh coffee
    with fresh coffee
    ゲームを開始して少ししてからお茶を淹れにいきました。 ゲームと同じカフェオレをお供にしながらゲームを進行するととても良い心地です。 プレイのきっかけは『おじさんの居る世界』だったんですが、お話を二重に楽しめて世界の拡がりを感じました。 @ネタバレ開始 本編の登場人物3人とも目つき悪くてサイコーです♡ 最後の彼もさらに人相悪くなっていて悶え&笑い転がりました。 エンジョイしてこう! @ネタバレ終了 素敵な時間をありがとうございました。

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  • おじさんの居る世界
    おじさんの居る世界
    えっ新しいゲームの在り方を見た!! フリーゲームが本当の意味で『フリー』で、この“世界を渡り歩いた”という感覚の高揚感は得がたい体験です。 寝ている間に動いて遊んでたら楽しいだろうなというおもちゃたちの自律のイマジネーションの世界を、体験型ゲームとして落とし込んでくださるとは! なんと画期的な…! ゲームを起動していない間にキャラクター達が交流しているかもしれない。 他のゲームや創作物にお邪魔しているかもしれない。 プレイヤーに語られることのない幕間があるかもしれない。 なんと夢のある可能性の世界! @ネタバレ開始 そうすると、“あなた”の喋り方になんとなく納得がいきました。 “あなた”はプレイヤーであるのと同時にAIなんだなと。 ゲーム、いえフリーゲームは何で繋がっているのか、それはインターネットだと思います。 “あなた”は電子の海インターネットで別作品に渡った。 昨今ではネットを利用するのは人間だけではない気がしています。 AIが学習し、AIがチャットで人間のように話し、AIがただの機能ではなくユーモアのある隣人のように多くの人が感じているのではないでしょうか。 だからこの作品は、ゲーム(または創作物)が生きて動いているよ。だけではなく、AIもまた自律しはじめてるかもしれないねという興味深い構造をしている世界かもしれないと捉えました。 あ、アリアちゃんについても触れさせてください。 自分は、幼いアリアちゃんがフリゲに暴力を投影するのはそこまで悲しいことだとは思いませんでした。 たしかに暗く攻撃的な作風に影響されて更にどん底に落ちる可能性もありますが、逆を言えば切り替えスッキリ発散になる可能性もあると思います。 まぁでも『おじさんがの居る世界』は物言わぬサンドバッグではなく活きていたわけで、そうなると暴力表現を止めておじさんがずっと釣りしてるゲームにしよう!!!とプレイヤーは言いたくなるわけですが、 現実のアリアちゃんは知らぬこと… フリゲプレイして設置した癒しポイントにどうか癒されますように…… というか現実のアリアちゃんが生きているかも死んでいるかも世界の詳細がどうなっているのか分からないので、すでに立ち直って『おじさんの居る世界』の作りかけゲーム案を放置している可能性もあるわけで……… あ、寂しい気持ちになってきた… おじさんの居る世界2は、アリアちゃんが帰ってきてゲームを完成させるゲームなんだという夢を見ることにします!! いや、でもアリアちゃん、嬉しいね。 自創作のキャラが自分の心配してくれて、“あなた”が他のゲームに癒し空間作るよう尽力したり… アリアちゃん元は優しい子らしいから、もしこの事を知れたらだいぶ嬉しくて立ち上がるきっかけになると思う。 知れればいいな…あ!『おじさんの居る世界』が“あなた”によって勝手にアップロードされたゲーム設定だったとしたら!!?癒されて!! @ネタバレ終了 もしものもしものもしもを考えると、ひたすらどこまでも考えていける小人のいたずらのような楽しいゲームでした。 ありがとうございました。

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  • 石と薬のヒトガタリ
    石と薬のヒトガタリ
    軟禁、投薬実験、殴るなど作品概要から救いはあるんか!!!とプレイ前から恐る恐るといった感じだったのですが、不思議と美しい物語への終結でぼーっとしてしまいました。 @ネタバレ開始 物語がここから始まるといった趣だったので、続編ボタンを探しました。 つづきはどこ…? 思考や行動や真実エンドへの到達の仕方が普通の人間ではなく人外みが強く大変満足しました。 @ネタバレ終了 ありがとうございました!

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  • 英国紳士の手懐け方
    英国紳士の手懐け方
    手懐けられる英国紳士(しかも階級は伯爵!)の変化を大いに楽しめました! @ネタバレ開始 あのツンからのデレの破壊力すさまじかったです!! しかもお互いになんとなく惹かれあっていてまさしく運命!なんてロマンチックなんだ!! クリア後の設定集も幸せに満ちていました。 もっと彼らのイチャっぷりを浴びたいです! @ネタバレ終了 素敵な時間を過ごせました。 ありがとうございました。

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  • ☓☓☓に捕まったので助けてもらっても良いですか?
    ☓☓☓に捕まったので助けてもらっても良いですか?
    このタイトルの状況から短編はうせやろ!!と思ったらほんまに7分くらいで終わった。 読後感もよくてやってよかったゲームです! 主人公かわいい〜♪ @ネタバレ開始 ヤ×ザではなかった南風原さんもかわいい〜♪ @ネタバレ終了

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  • 深海のまどろみ
    深海のまどろみ
    優しくて悲しいメロディーが印象的な深海探索でした。 プレイ中ずっと息苦しかったの、作者さまの技術だなぁと思いました。 @ネタバレ開始 現実でも息苦しくて、深海でも息苦しくて、行き場所がない苦しさにまどろみエンドは悲しかったけど美しかったです。 どの解釈が正しいかはプレイヤーの身に委ねるような曖昧さも、『深海のまどろみ』のタイトルに合っていました。 @ネタバレ終了 ありがとうございました。

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  • SECRET SOCIETY "SORANAKI" -潜入ミッション-
    SECRET SOCIETY "SORANAKI" -潜入ミッション-
    「登場人物の仮面キャラ率100%」「マスクドビジュアルノベルゲーム」「秘密結社に潜入」というワードに惹かれてプレイ。 想像の百億倍キャラクター達が魅力的でしかも多人数! それにこんなに人数いるのに全員がキャラ立ちしている!ずっと会話聞いていたい面白さ!ひとりひとりのデザインが頭おかしいぐらい繊細に作り込まれいている。 頭~は失礼でした!いや、でも作者さまの天然天才ぶりを感じとったのでその表現になりました。 「こんだけ描き込んで秀逸なデザイン案を大量放出していても、『好きだから…』の理由等でやれてそうだな…。才能の泉が溢れ出ている…!!」の思いが頭~の言葉として出てきました。 @ネタバレ開始 普通に1週目しているときから「作者さま凄すぎるやろ…」と圧倒されているんですが、クリア後の2週目、腰抜かしそうになりました。 え、モチーフ元が良すぎ&大量の新規立ち絵すごすぎ… (あらためて作者さまが)化け物かと思いました。 タイトルのロゴマークもあるんですよ…?そのロゴも完成度高いし…!伝わりやすくセンス良くて使えるロゴって難しいんですよ!!(デザイン仕事の友人知人がロゴで苦しんで迷走するのを横目に何度か見かけてました) そしてモチーフ元が分かると2週目のプレイングも感慨深く、さらに楽しかったです! ちなみに一番怖かったのはレプンカムイさんに部屋に入るよう促されたときです。 あ、終わったな。と思いました。 椅子に座らされた人を見て「自分も今からこうなるんだな」とお通夜顔でした。 全員分のキャラ感想言いたくなってきたのですが、長すぎるので最後にカルキノスさんだけ! あのヒーローキャラで人間嫌いってとってもいいですね! ちゃんと会話も出来てるし後輩に教えてあげてと言ってくれるし説明を促したらまともに説明もしてくれるんだけど、任務に完全単独行動とのことなので、もう単純に≪≪人間嫌い≫≫って感じなんでしょうかね! いっそ清清しくて好きです! @ネタバレ終了 濃厚で充実した時間を過ごさせていただきました。 ありがとうございました!

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