かおりのレビューコレクション
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ロベリアの/嘘何もかもわからない状況で進んでいく、ある種の推理もののようなお話でした。目の前の彼は誰なのか、私は誰なのか、そして何が起こっているのか。読み進めていくとわかっていく真相と、それでもわからない真意。たぶん読み手によって違う見解を導き出せるのではないかと思う、奥深く考察しがいのあるお話でした。 @ネタバレ開始 痛すぎるほど思い合っているのに、どうあがいても結ばれることのない運命が切なかったです。そしてとても強い思いが胸に突き刺さりました。 身を捧げる献身的な愛…と思いきや、彼女を生かすためという名目の元、彼女に自分を刻みつける身勝手な束縛。残された側がどう思うかわかっていて、それを利用する…これこそが「悪意」だったのでしょうか。演技という彼女の「嘘」をすべて無にしてでも守りたかった彼女の命。そのためにロベリアとなった彼の思いは、究極の愛と言えるのかもしれないと思いました。 生かされてしまった彼女は…きっと彼の命という鎖を引きずり泣きながら歩んでいくのだろう、と想像すると胸が痛いです。 どうか三年後、もう誰からも何も奪わず静かに眠ることができますように。彼は怒るだろうけれど、最後には笑って抱きしめてくれたらいいな。せめて二人の終着点がそんな形であったら…と願います。 @ネタバレ終了 「ロベリアの/嘘」とは一体なんだったのだろう?と読み終えて考え耽ってしまいました。そのまま「悪意の嘘」と捉えるべきか、それとも「悪意の」「嘘」はそれぞれ別の人物の思想や行動を表しているのか。その意味に込められた思いについては計り知れないものがありますが、考えながら物語を反芻し、幾度も世界に浸るのがまた今作の醍醐味のように感じます。 本来の童話のような哀しく残酷かつ耽美な世界観と、ドラマチックな展開が素晴らしい作品でした。ありがとうございました!
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やっぱ世の中金だよなァ!!空から降ってきた大きく重いケースの中身を見た主人公「金木田成海」さんが、命運をわける選択を迫られるお話でした。 可愛いミニキャラ・美しいイラストと、ちょっぴりブラックで勢いのいいコメディストーリーとのギャップがとても面白かったです。そして何よりキャラクターが濃くていい!中でもミニキャラ成海くんの、目をむいて涎垂らした顔がツボでした。 @ネタバレ開始 END1 無事カニになれました。 END2 良いことをしたはずなのになぜ!笑 バトロワ展開ですが、守くんが味方にいるなら勝てるのでは…?と思ったりしました。 成海END すっかり変貌してしまいましたが、悪魔化した成海くんもイケメンでした。けど…切ない! なんだかんだ言って「あの」先輩が良かった…と気付いた守くんの心模様を見てしんみりしちゃいました。 守END なにこのブロマンス!二人だけの秘密とかエモい…!と大興奮でした。 守くんの超絶イケメンなドアップのイラストがまたとても良かったです。笑うと更に素敵! そしてこんな現実離れした状況下でも「何かあったら相談しろよ」というどこまでも人のいい成海くん、守くんが「信頼関係を築きたい」と思うのも納得ですね。最後の「♪」で守くんがいかに成海くんを気に入っているかがわかり、ニヤついてしまいました。 お金はもちろん大事だけど、それと同じくらい大切なものもあるよね!そう思える結末を、ぜひブロマンス好きな方に見てほしいなと思いました。 @ネタバレ終了 とにかく楽しくポップにお金というものの魔性性を描いたお話でした。が、コミカルなだけでなく、ENDによっては(人によっては、かも)また違った角度からの楽しみ方もできると感じました。マルチエンドの良さが際立つ作品で、とても楽しかったです。ありがとうございました! -
教団の二つのドグマCSAという組織に属する主人公が、「アンドロイドカフェのアンドロイドと仲良くなること」という不可思議な特務を任されたことから始まる、SF物語です。 非常に難しい謎解きでした…! アンドロイドのメアリーと仲良くなるべく選択肢を様々なパターンで試してみましたが、全然進展しないぞ…と思ったら、そういうことか!となる見事な仕掛け。どうやら私は全く違うところで溺れていたようです。今までの作者さまの作品は自力で行けたので、今回も自力プレイに挑みましたが…今作はとても無理!ものすごく凝った仕組みで、攻略を見ながらでも難しさを感じるほどの難易度でした。 @ネタバレ開始 難易度の高い謎解きや素晴らしいギミックが話題の作品ですが、ストーリーもとても良かったです。教団システムに泣きました…! クジラデ先生はなんと優しく、情深い人だったんだろうか。形を変えてまで守ろうとする姿に涙でした。元々の素質もあったにせよ、メアリーが優しい子なのは先生の元にいたからなんだろうなと思います。そんな絆で結ばれた二人の親子のような関係性がとても素敵でした。 なので最後の最後に先生が…な時は涙腺崩壊!切ない…!でも守り切れて満足だったのかなという気もしました。 今も主人公とメアリーの新たな旅立ちを、どこかで見守っていてくれるのかもしれないですね…。(そう思いたい) そして最後も素敵でした。笑顔と、ハートの表示と、あのセリフ…のエモすぎる演出!!ここでも伏線が回収されるのか…! まさか最後にあのセリフを聞けるとは思っていなかったので大興奮でした。 こののちの行く先はきっと白百合を携えて…ですよね?ミッションを完遂できた私も胸を張って報告できそうです。 何者にも自由な思考は奪えない…ドグマ(義務)という名の横暴から逃れた二人に幸多からんことを。 @ネタバレ終了 これまでも作者さまの発想力の素晴らしさには舌を巻きましたが、今作はその最高峰と言っても過言ではないと思います。どうやったらこんなギミックを思いつくのか、感心するほかありません。 かといって謎解き特化で物語が置き去りにされることなく、上手くギミックと絡めながらも上質なストーリー展開で、読み物としても非常にクオリティが高いと思いました。私は謎解き以上に物語の素晴らしさに感銘を受けました。 難しい謎解きを求める方にも、ハートウォーミングなお話を求める方にもおすすめできる作品でした。ありがとうございました! -
故郷からの便り主人公の誕生日会へと向け「家族から送られてきた手紙」に込められた思いを読み解くお話でした。 地の文章がなく本当に手紙の文章だけで構成されたゲームで、それでもしっかりお話として成立しているところがすごいと思いました。 @ネタバレ開始 特に3通目の実父からの手紙は、マキシくんの「置かれている状況や目的」などが短い文章の中で端的かつ的確に明示され、見事でした! なるほど、異界探査か…!とても面白い設定だと思います。 友継さんとイグヤさんが15年前に出合ったのも、異界探査でイグヤさんがこちら側に来たことがきっかけだったのかな?なんて想像したりしました。 本当の家族とは離れていても、温かな手紙で繋がっている。 そして血の繋がりこそないものの、心で繋がっているもう一つの家族もいる。 そんなマキシくんは(大変な使命を背負ってはいるけれど)幸せ者だなと思いました。 きっと素敵な誕生日会になったことと想像します! @ネタバレ終了 近年は手紙文化も廃れつつありますが、改めて手紙を認め送る素晴らしさに触れることができた気がします。いずれも思いのこもった素敵な手紙でした。 また今作はシリーズものの1作品ということで、ストーリーにはまだ謎めいた部分もあったので、今後シリーズの他作品もぜひ読んでみたいと思います。 心温まる作品でした。ありがとうございました! -
夏、君ニ出逢えた奇跡運命的に出会った「周平くん」と「ヒカリさん」の淡く儚いラブストーリーでした。 まず序盤で存在感があるのはヒカリさん!見た目も言動も可愛くほっこりします。イラストの可愛らしさも相俟って非常にキュートでした。 @ネタバレ開始 特にツボだったのは、アイスを食べた時のヒカリさんの反応!流氷、確かに…笑。スチルでの表情も含めてとてもかわいかったです。 更にヒカリさんだけでなく周平くんもとても優しく思いやりのある素敵男子だったので、二人が逢瀬を重ねどんどんと打ち解けていく様を微笑ましく見守っていました。 …が、その後は思いもよらない急展開! 二人の前に立ちはだかる非情な呪いという呪縛に胸が痛くなりました。呪いの効果すごすぎる…涙!そこからはドキドキハラハラもので、二人の行く末が心配だけれど先が気になって仕方なくなる怒涛の展開でした。 バッドエンド ヒカリさんが目の前で消えてしまうのが悲しすぎました…。その身を投げ打った尽力のおかげで周平くんは助かったものの、たくさんの後悔が残る結末で切なかったです。 ただそこで終わりじゃないという「人魚姫のその後」の逸話通り、再び魂を得て周平くんの魂と巡り合えるといいなと思いました。道のりは果てしないかもしれないけれど、それまでの間周平くんの周りをそよぐ風の中にはヒカリさんが…と想像できる、最後のスチル!とても良かったです。 ハッピーエンド 覚悟をもってヒカリさんや呪いと向き合った結果の大勝利!嬉しかったです。抱きついて涙するヒカリさんの、慟哭が伝わってくるような迫力あるスチルが素敵でグッときました。 エンドロールがまた非常に良かったです!楽し気な二人がとても可愛らしく、清々しい気持ちで読み終えることができました。 人間と人魚であることは変えられないけれど、二人が最後の時まで幸せに居られたらいいなと思います。 ※もし解釈(呪いが解けても、人間になれたわけではない)が間違っていたらすみません! また、細かなネタとして作者さまのSNSアイコンであるカニさんがスチルにいたり、セーブ画面に物知りなタコさんがいたりするところもクスッと笑えるポイントでした。 そして一番のネタといえばアイスのアタリ棒!まさかここまで重要アイテムになるとは…。やっぱり「アタリ」のご利益?は伊達じゃないのでしょうか…笑。個人的にはアイスと交換より、半分こにして二人のお守りにしたほうがいいんじゃないかな、と思いました。 @ネタバレ終了 童話をモチーフにしていますが、そこから一工夫された物語で、単なるボーイミーツガールで終わらない展開になっているところがいいなと思いました。 @ネタバレ開始 特に、一般的に良く知られている人魚姫のお話ではなく原作を題材にされていることが効果的だったように思います。バッドエンドで明かされた「人魚姫のその後」の逸話など、原作の結末を全く知らなかったのでとても印象的でした。 @ネタバレ終了 また、全体を通してグラフィックの完成度が高く、目でもとても楽しめました。特にハッピーエンドでのエンドロールの絵は、描き込みの素晴らしさも含め、非常に情緒があって素敵…。必見です! 美麗なスチルの豊富さと、二人の尊い純愛から生まれた「童話の新たな解釈」とも思える結末が印象的な作品でした。ありがとうございました! -
ぼっちを助けてくださいクラスでひとりぼっちの「簿土彩子」さんに降りかかる災難から、彼女を助けられるか問われるお話です。 色々な事を諦め、ぼっちを仕方なく受け入れているような簿土さんが切なかったです。 簿土さんを陰でそっとサポートし、気にかけている存在もいるにはいるのですが、彼女もただ見守っているだけ…というもどかしい状況。 そんな簿土さんに幾度となく降りかかる、他者との関わりという難題! 当人がぼっちを受け入れていても、周りが、そして社会の構造がそれを許してくれないところがありますよね…。 ペア組みなんてぼっちには辛すぎるだろ!いっそ好きに組ませるのやめてくじとか毎回ランダムとかにすればいいのに、と思いました。 @ネタバレ開始 でもまさか簿土さんが死んでしまうとは!更にそこから守さんによる犯人推理が始まるという、全く予想していなかった展開に驚きました。 守さんの最後のパンチには、犯人への怒りだけでなく、助けられなかった自分への怒りもこもっているのかもしれませんね。切ない結末でした。 先にBADエンドのほうを見たので、簿土さんを助けてあげられるエンドもあってホッとしました。よかった簿土さん!!守さんの笑顔と簿土さんの「ありがとうございます、ありがとうございます」が印象的でした。誰かひとりが一歩踏み出し、ほんの少し助けてあげるだけで救われる命があるのだと改めて気付かされる結末、とても良かったです。ふたりが今後ずっと仲良くいられますように! @ネタバレ終了 登場人物の名前のシュールさや、淡々としていながらもリアルな心理描写など、不思議な雰囲気のある作品でした。 また簡単な選択ひとつで人ひとりの運命を変えてしまうこともあるという、そんな重さに気付かされるお話でもありました。 思いがけず奥深い物語で面白かったです。ありがとうございました! -
チダマリ イン グランマハウス赤ずきんを題材にした可愛らしくも残酷なお話でした。 起きてしまった事故?を前に三者三様の主張をする赤ずきん・狼・漁師の中から誰が悪いのかを考える部分には、マダミスっぽさもあって面白かったです。 何より三人がとても個性的! @ネタバレ開始 気弱でおどおどしているのにさらっとスゴイこと言ってる狼くん、 (いやいや、重要なのそこじゃないから!と何度突っ込んだことか…) おばあさんや狼くんの上をいく意地の悪さと毒舌が武器の赤ずきんちゃん、 (大怪我させてやろうって、年配の方の怪我は命取りになることもあるんだぞ…!!) 唯一まとも…と思いきや何気に自分を正当化している漁師さん、 (しかもおばあさんをどうするか真っ先に言い出した時はえええ!となった…) みんな気持ちいいくらい腹黒でした…! 更に驚いたのは、狼くんと赤ずきんちゃんの本当の狙い。予想の斜め上すぎました…! 両手に毒花で大変だろうけど逞しく生きてね、漁師さん。 @ネタバレ終了 キャラの魅力と予想を上回る展開も然ることながら、グラフィックの美しさも重要なポイントだったと思います。 立ち絵やキャラチップ?の可愛さはもちろん、服や小物までお洒落でしたし、くすんだ色合いも味わいがあって素敵でした! 短編でスチルは1枚だけでしたが、それがまたとても可愛い。アングルも凝っていて、作者さまの絵のスキルとセンスに改めて感嘆でした。 ポップな可愛さの中に潜む毒が癖になる作品でした。 元来童話が持つ闇深さも味わえる展開、とても面白かったです。ありがとうございました!
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未来伝言板とあるきっかけで、未来を占えると噂の「駅の伝言板」に書き込みをしたことから始まる非日常を描いたお話です。 もう伝言板がない駅も多く、もしかしたら伝言板の存在すら知らない方もいるかも? そんな今や昭和の遺産となりつつある駅の伝言板を題材にされているところに興味を持ち、プレイさせていただきました。 私自身利用した経験はないのですが、伝言板が待ち合わせや取捨物のメッセージなどに活用されていた時代を知っている者として、懐かしの「伝言板」というワードは見逃せなかったです…!笑 まず本来なら伝言を書くだけの伝言板に「返事が書かれる」という設定が面白い! よく考えると誰からともわからない返信との奇妙なやり取りなのですが、変わり映えのない日常の中のささやかな非日常という魅力に主人公がハマっていってしまうのもわかるなぁと思いました。 どんどん伝言板にハマって依存し始める主人公に、この先どうなる?と不安いっぱいだったのですが、その後はいい意味で意外性があり、爽やかな気持ちで終われる結末だったのも良かったです。 更に、物語の中で「伝言板の返事」の起因がしっかり提示されていたことは特筆すべきポイントと思います。 ともすれば不可思議現象を「あれは一体何だったの?」な感じのままお茶を濁したり、解明されない都市伝説として終わらせてしまうことも多い中、ちゃんと腑に落ちる着地点が描かれていて素晴らしいと思いました。 きっと伝言板を知っている方は懐かしく、知らない方は斬新に思うのではないかなと思います。 短いながらもよく考えられ、そして上手くまとめられたストーリーが面白い作品でした。ありがとうございました! -
ここスタ - KOKOKARA STARTLINE -念願のアイドルデビューから一転、挫折を味わった主人公が再び光を取り戻すまでの、成長物語でした。 所謂サクセスストーリーではありますが、感情表現が巧みなシナリオや贅沢な演出と後半の怒涛の展開など、王道すぎない「独自の面白味」がありました。 とりわけ演出面は目を見張る素晴らしさ…!グラフィックは丁寧かつ美しいし、メインキャラはフルボイスで主人公によるオリジナルソングもあり、UI周りのデザインも凝っていてクオリティ高く、とても魅せられました。 特にYeaTubeの画面は再現度が高いだけでなく、セーブなどのアイコンがお洒落に組み込まれてて感動!そもそもこのアイコンの形にしたのには意味があったのね…と納得でした。 オリジナルソングも流行りのアイドルゲームと遜色のない出来栄えで、フリーゲームなのにすごい…!充実具合に驚くばかりでした。 また主人公の心の機微が丁寧に描かれたストーリーも魅力があり… @ネタバレ開始 中でもファンレターを読むシーンはとても良かったです!まさかマネージャーさんや桃華さんからの手紙まであるなんて、ニクイ演出!しかもどちらも心のこもった内容でじーんときました。 特に桃華さんの言葉は、手紙の中でも会話の中でも重みがあって、さすがは百戦錬磨のトップアイドル…と感心。「あなたの笑顔は(中略)あなた自身にも勇気を与える素敵な力を持っている」は名言だと思いました! そしてそこからの耐久配信への流れは胸アツ!その配信の中でどんどん緋月ちゃんが本物のアイドルへと成長していく様は、見ていて爽快感がありました。 ただ、あの緋月ちゃんが女王様キャラ?になるとは…人生どう転ぶかわからないものですね。私もなじられたいぞ!笑 @ネタバレ終了 とても読後感の良いお話でした。 個人的には(素の)桃華ちゃん推しです…!辛口なところ、好き! ストーリーも、グラフィックや声での演出なども充実の、総じて完成度の高い作品でした。ありがとうございました! -
白稲村9年前に封鎖された廃村で起きた惨事について知るため、いわくの「白稲村」を訪れる男女のお話です。 とてもホラーな雰囲気で怖そう!と思って始めたのですが、直接的な描写や演出は控えめで、怖さよりはシビアな現実に胸が痛くなる展開でした。 @ネタバレ開始 まさか二人の背景にそんな事実があったとは…。 どうしてこの手の人身御供はなくならないのか!そのターゲットとされてしまった彼らがやるせなく、また村のしきたりには非常に腹が立ちました。 だけれど椿さんはかけられた呪いを一身に受け止め、自分の身をもって解決すると既に心を決めてしまっていた…!!なんて孤高…!! それだけ苦しんできたことはわかりますが、揺るがない決意が…それを託された主人公が…とても悲しかったです。 生存END 主人公の心の負担を減らそうとしているかのように、椿さんが最後まで勤めて明るくふるまっているところが切なかったです。椿さんいい子すぎる!! 笑顔でのお別れがとても、とても辛かったです…!! 最後に主人公の名前が■■と二文字になっていたのは、もしかして自分の名前に椿さんの名前を加えたりしたのかな?なんて想像しました。 心中END 悲しいけれど、最期を共にできるこちらがTRUEなのかなという気がしました。 全てのしがらみから解放された二人が、今度こそ幸せな生を歩めますように。 その時に、主人公が椿さんが名付けようとした名で生まれてきてくれたなら…! などと空想して自分を慰めました…涙。 行方不明END 真実を知らないまま生きていけるという面では、主人公にとってのベストエンドだったのかも。 とにかくどの結末も切なくやるせなかったのですが、不思議と後味の悪さのない結びだったように思います。 また、主人公の表記が「主人公」たる所以や椿さんの名前に隠された意味など、張られた伏線がきれいに回収され、お話としてもよくまとまっていると感じました。 @ネタバレ終了 ホラーの中でも精神的にグッとくるタイプの、心が凍る瞬間を味わえる作品でした。 とても面白かったです。ありがとうございました!
