Kristfer Kaminskiのレビューコレクション
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地雷系女子!?ほなみさんいやあ、しびれましたね。 すっごく素敵な話でした。 @ネタバレ開始 「固定観念や周囲の評価にとらわれずに、自分の“好き”を貫くって素敵なことだと思いませんか?」 とくにこの一節が響きました。 同人ゲームを作っていていろいろ考えちゃう瞬間とか結構ありますけど、やっぱり好きっていう情熱は燃やし続けないといけませんよね! @ネタバレ終了
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三美姫物語和風で歴史を感じるBGMに彩られた絵巻のようなゲームでした。 @ネタバレ開始 違っていたら申し訳ないのですが、これって群馬県は前橋の赤城山三姫物語が原案の物語ですよね? 実際に読むとなると厳めしい昔話をキャッチ―かつ今風にアレンジされたシナリオは見事でした。 またグラフィックについても、髪の影や竜の鱗、装飾にいたるまで細かく描き込まれていて、制作者様の気合が感じられました。 @ネタバレ終了
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エフェメラは軌跡を描く素敵な退廃的SFでした! @ネタバレ開始 個人的には人工知能の暴走というところがとてもおもしろかったです! 序盤での“ヨスガ”の説明でもあるように、縁というのはいい方向にも悪い方向にも転びますよね(シェイドとレイスの関係がまさにそうなのかな、と) そんな中、どことも縁をもたない主人公の孤独は、自分には到底想像も及ばない過酷な状況だったのだな、と思うし、そんな主人公が少しずつ人間性を取り戻していったことは、心温まる展開だなと思いました。 @ネタバレ終了
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異世界ザコ姫魔王が現実世界にホームステイして異文化に触れていくというようなストーリーラインで、軽妙なやりとりがとても面白かったです。 @ネタバレ開始 とまあこんなかんじで中盤まではコメディ路線で進むのですが、終盤の異世界のシーンからの選択肢には考えさせられました。 心に闇を抱えている主人公像だっただけに、この二つの選択肢は結構悩みました。 過去ってやっぱりどう生きてもぬぐえないものですよね。 それをしっかり糧にして生きていかねばならないなあと再認識させられました。 @ネタバレ終了
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fairy boysおとぎ話の回想シーンのような雰囲気が素敵でした。 BGMのチョイスもいい味をしていて、シナリオとマッチしていました。 舞台はたぶん欧州なのでしょうが、妖精って必ずしも無垢な存在ではなくて、沼地に人を誘うとか、度のこえたいたずらをするとかネガティブなイメージもあるので、どこかでどんでん返しがくるかも、と身構えながらプレイしましたが、そんなこともなく美しい作品でした。
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ガタンゴトン不規則な音や振動の中でも、電車の中で感じるそれはリラックス効果があるとどこかで読みました。 かくいう自分も電車通学していた時などは、帰り道にうとうとして最寄り駅で降りられずに終着駅からさらに折り返しになった電車の車内で目が覚めたことがあります。 このサウンドのベルをプレイしながらそんな昔の日々を思い出しました。
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都会の蝉に関わるアソートメントたしかに本作は狂気に満ちていました。 セミ尽くしのショートショート。 実はいろんなクロスオーバーがあったりと抜かりはない布陣。 セミの鳴き声っていいですよね。 自分は圧倒的夏派なので、セミの鳴き声を聞いただけでテンション上がります。 あと作中でちらりとありましたが、セミって美味いらしいですね。 食べたことないですけど。
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ナメクジ、外出やめてひきこもるってよ絵本のようなテイストのストーリーラインのなめくじをチョイスしたセンスに脱帽です。 作中で主人公のゲンキ氏がとある理由によりひきこもることになりますが、これってなめくじに限ったはなしではないと思うんです。 我々だってコンプレックスを刺激されたらひきこもっちゃいますもん。 自分の醜い部分をなめくじに投影しながら読むと、また少し違った味わいがしました。
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宝石の美学 ―鬼島 瑪瑙の場合―氷についての描写がかなり続く本作。 氷と宝石って確かによく似ていて、それこそ水晶のように氷をカットするアイスカービングなんてものもあるものですから、これはもはや宝石といっても過言ではないのでしょう。 この前振りがあるからこそ、終盤での行動がより際立つように感じました。 彼女にとっての氷と宝石の境界はどこだったのか、気になる限りです。
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INNOCENTかわいらしいグラフィックとメルヘンなBGMですすんでいく話ですが。。。 @ネタバレ開始 なんとなく序盤から嫌な感じがありましたし、場面の終わりに強制終了みたいなモーションが必ず入ったこともあってもしやとはおもいましたが、予想は的中しました。 これって昔ファービーというおもちゃを買ったときにけっこう感じていた恐怖感なのですが、時代は進んでもっとAIが発達したらより感じる機会がある恐怖になると思います。 仕事で立ち寄ったホテルのロビーでぽつんとたちつくしていた人型案内ロボットを見た時も、同様の恐怖を感じました。 人工知能に対する倫理というのも、将来しっかり議論される時代がくるのでしょうね。 @ネタバレ終了