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SHIAのレビューコレクション

  • どり~みん一瀬チェンジ
    どり~みん一瀬チェンジ
    すべての一瀬くんがとてつもなくカッコカワイイゲームでした。チェンジしてもしなくても一瀬くんはカッコカワイイ。 「一瀬くんはカッコカワイイ」この言葉以外に必要な言葉ってある?いやない。と一人で反語してしまうくらい後輩の一瀬くんの魅力に落ちてしまいました。 一瀬くんのスタイルチェンジにばかり目がいってしまいがちですが、主人公さんを大好きなところが言葉の端々に溢れていて、とても素敵な物語でした。 エンド2の記念日に喜ぶ一瀬くんの笑顔の破壊力たるや……こんなかわいい後輩と出会いたい人生でした。来世に期待。 @ネタバレ開始 一瀬くんの女装姿があまりに似合いすぎていて、カッコカワイイ人はどんな格好をしても似合う…!!と、そのまま撮影させてほしいくらいでした…! @ネタバレ終了 髪形や色、ファッションなどを自分の好みにチェンジできるという発想が大変面白く、ラブ成分の部分もドキドキする素敵なゲームでした。 ありがとうございました!

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  • これってモテ期ですか!?
    これってモテ期ですか!?
    質量欠損さんのゲームがただのモテモテラブラブコメディなわけがないよねーと思いながらも(どれだけ構えてるのよ)、かわいい女の子たちと楽しい日々を過ごすんだ!!と浮足立てつついざプレイ開始。 結果。 @ネタバレ開始 全世界のモテ期希望男子に告ぐ、ラノベみたいなポップでキャッチーなタイトルとかわいい女の子たちが次から次に現れたら全力で逃げろ。是が非でも逃げろ。……そんな助言しかこの荒れ果てた大地には残りませんでした……Oh,ジーザス。 初回プレイで、かわいいかわいい俺の彼女かわいすぎると脳内連呼せざるをえないかわいい唯さんとのデート中にかかってきた電話は「切る」がないので根性で「出ない」を選び続けました……そうしたら、唯さんがいなくなってしまわれた……ショックで光の速度で再スタート。 この唯さんのエンドの時点でスマホがザザザザしていたので「これただのラブコメやない!! なんかとんでもない隠し玉が仕込まれとるやつや!!」と超絶薄い探偵の血らしきものが騒ぎ始めました。 もうこの時点で命の危険を感じていたため(笑)、今度は慎重に間違えずに進めようと唯さんとのデートを初めとして凛さんや珠莉さんたちのルートをどんどん進めていったら、最終的に巡り巡って不義が高レベルポイント還元されたことによるこの世の地獄を通過して、タイトルが完全無欠なお通夜モードになってしまいました(墓) 「まあね、君は自業自得ですわね……(私がそこまで主人公を引きずり込んだんですけれど!/一番の死神はお前だ案件)」なんて思ってしまい、この結末はこの結末でスッキリして大変よかったのですが、この結末に至るまでの地獄の決裁シーンがとんでもなく恐ろしいことに。もうダストシュート決定を前提にお話している感が半端なかったです。まる。 これってモテ期ですか!? ―――いいえ、これって死期ですね!?でした。ちーん。南無。 主人公は南無しましたが、ツバキさんの胸に刻まれた数字など、ただかわいいだけではなくそのかわいさの後ろに隠れた深い設定を色々と考察したりもしました。 なにより、モテ期も結構だけれど自分の言動には気をつけないといけないな!!と固く心に誓いました。 さすが質量欠損さんのゲームはやっぱり一筋縄ではいきません……!! すごい!! @ネタバレ終了 絶対予測不可能な怒涛の展開で、とても面白いゲームでした。 ありがとうございました!

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  • よぉ!今からお前んち遊びに行ってもいいか?
    よぉ!今からお前んち遊びに行ってもいいか?
    た、高橋ぃぃぃぃぃいいいい!!!!(敬称略で失礼します)と叫びたくなる高橋くんのポジティブ無敵キャラがとても面白い、ハイセンスなふんわりホラーコメディでした。 タイトルのポップさとは裏腹に内容が良い意味でかなり濃い仕組みになっていて、思わず全エンド一気にコンプしました。 高橋くんにかかるとホラーもここまで怖さが撃退されるのかと思いつつ、視点が切り替わることで見えてきたものが面白すぎて笑いました。 特に「コ……ロ……ス」の真相が個人的にはツボすぎました。 この視点切り替えによる楽しさ倍増!!の構成、本当に素晴らしかったです。 とても楽しいゲームをありがとうございました!!

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  • 兄と妹のなぞなぞ遊び!
    兄と妹のなぞなぞ遊び!
    なかなかに歯ごたえのあるなぞなぞ揃いで、サクッと解けるものと頭を捻るものとで緩急もあり、どうしてもダメなときは世界の叡智を司るGoo●le先生にお世話になりました。 判定がある程度広範囲なので、ちょっとどうかな……と思う答えを入れても正解にしてくれる時がありました。 惜しい時は惜しい時で言葉をかけてくれるのでそれをヒントに正解を考えられる余地もあって、頭をフルに使いました。 某天気のなぞなぞでは猫と入れたら惜しい判定で、そこから正解が導き出せて嬉しかったです。そんな感じのことがたくさんありました。 ……が、最後のほうになるにつれ頭から湯気が出てきていたので、Goo●le先生のお世話になったりもしました……妹さん、手ごわかったです! 思いついたときはとても嬉しく、なかなか出てこないと頭を捻り散らかして呻ってしまう、シンプルですが面白いゲームでした。 ありがとうございました!

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  • 君を殺す日
    君を殺す日
    タイトルからして心の中に未だ生き続ける私の中二病魂をそこはかとなくくすぐってくるタイトルなのですが、いったいどんな物語なのだろうといざプレイを開始してみると―――悪魔と契約した一人の少女の物語でした。 @ネタバレ開始 最初のほうで既に主人公の悪魔さんが「この悪魔さん悪魔に向いてない」というくらい丁寧かつ親切で、こんな心やさしい悪魔さんに彼女を殺すことなんてできるのだろうか……と思っていたのですが、選択肢で某エンドではそうなったものの、やはり一緒の時間を過ごしたエンドでは絶対にできるわけがないよね!!という、納得のエンドでした。 先輩悪魔さんがとても頼もしくて、諸々引き受けてくれたことが本当にありがたくなる展開でした。 先輩、どうか上手いことご報告を頼みます…!! 芽乃さんのとても重たい過去が彼女に死んでもいい・死にたいと思わせていた事情も、悪魔さんがずっと傍にいることで、これから先の未来でより多くの人の幸せを願い行動する人になってほしいなと思いました。 @ネタバレ終了 ボーイ・ミーツ・ガール……いえ、デビル・ミーツ・ガールの素敵な物語でした。 ありがとうございました!

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  • 「あなたへ会いに」
    「あなたへ会いに」
    タイトルの華やかさから想像していたキュートさを覆して余りある、様々な要素がメガ盛り状態の物語でした。例えるならとっても綺麗でかわいいラッピングを開けてみたら中から凄まじい濃度のダークマターがハートマークつきのラブレター添えで出てきたようなインパクトでした。先輩ルートは特に覚悟が必要でした。ぐすん。 @ネタバレ開始 3人のルートでは、摂食障害の悩みを抱えたかわいい後輩詩乃さんの話が特に印象的でした。 2人でまったり食べている時のスチルの嬉しそうな顔が特にかわいく、ついつい甘やかしてしまいたくなりました。 ちょっと病み具合がすごい子でもありましたが、最後は2人の美しくも幸せそうな終わりでよかったです。 スチル内で二人の指が結ばれているのが本当に印象的でした。 一番メンタルに刺さったルートは先輩ルートでした。 死をテーマに追求して作品を制作する先輩が、他人の死体を作品にしているところがまず怖い要素でしたが……話の流れで主人公の前で始まるマグロならぬクラスメイトの解体ショーがまた怖かったです。音などと相まって怖さ倍増でした。 外野からすると「ヤバイヤバイヤバイ!」しか出てこないこの先輩についていくという主人公のメンタルのタフさもさることながら、先輩の独白部分が愛と狂気は紙一重という言葉を想起させました。 おまけのおまけで担当された方のそれぞれのお言葉が見られるのが嬉しかったです。 さいごの「またね!」の部分でも急に背景が暗くなってしまうのが、本作の作風を表していて徹底しているなと思いました。 平穏な日常からの唐突なるホラー、このジェットコースターストーリーを堪能させていただきました! @ネタバレ終了 性癖の人にはどこまでも突き刺さりそうな本作、病みグロリョナなどの言葉にもアンテナが反応する人には本当にお勧めの作品でした。 ありがとうございました!

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  • JlNstory ギャグコメディ編
    JlNstory ギャグコメディ編
    ちょっと火を熾そうとしていたら人や物が大変なことになってしまったり、玩具の四駆があんなことになってしまうなんて、いったい誰が想像できたでしょう、いやできない。 作者様が仰るとおり、ギャグコメディonlyストーリーのため感動的な要素などは一切排除されていますが、ここまでくるとある意味で感動するくらい振り切れています。 大人の固まった脳みそをすべて取っ払い、何にも囚われない子どもが考えたようなパワーのある大変面白い物語でした。 キャラクターたちが画面の中で軽快に動き回るのが場面のおかしさ(※誉め言葉)をさらに盛り上げていて、もう色々とツッコミたいけれどツッコミ役が足りないという事態に陥りました(笑) クリア後に作者JIN様からのありがたいお言葉もありましたが、確かに現実世界ではない、子どもの純粋で自由な発想を感じるお話でした!(そして私も幼い頃にまとまりも整合性もなにもない、けれどどこまでも自由な空想を描いていたことを思い出しました) 面白いゲームをありがとうございました!

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  • リビーに平穏を
    リビーに平穏を
    「ああ、そういうことか!」と気づいたときの爽快感が素晴らしい謎解き短編ノベルです。 冒頭から既にクライマックス&周回前提の物語なので、親切に「セーブ推奨」と出たところでセーブして選べる選択肢をすべて選び、大切そうな言葉は心に深く刻んでおくと謎が解けると思います。 物語はレジスタンスの主人公が大切なパスコードを手に入れたのに、記憶を失ってしまっている……という頑張れ主人公!いきなりクライマックスですが!の部分から始まりプレイヤーには一切情報がありませんが、それもすべて計算されているところがとても上手だなと思いました。 少しずつ明かされていく謎と、巧妙に仕掛けられた謎解き要素が絶妙な面白さを生んでいる素晴らしいゲームでした。 ありがとうございました!

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  • 花子物語ーThe Imperial Sagaー
    花子物語ーThe Imperial Sagaー
    タイトルのメキシカン&ピノキオなSDキャラたちからコメディ系を想像していたら、本格的かつ壮大なSFノベルでした。 「未来・過去・現在と浴びるように飲むテキーラ……世界を終わらせる者たちと感情をボディ全体の色の変化で表現する牛の花子(主人公)の壮大な物語」とより正確に書くと字面だけでただ事ではないものを感じさせる、非常に凝ったゲームでもありました。 @ネタバレ開始 最早説明不要なトロッコ問題など、散りばめられた哲学的要素も面白く読ませていただきました。 愛着が沸いて世界を滅ぼそうか葛藤する「06」が個人的に好きでした。 君は出来損ないなんかじゃない…! すべての物語を読むことですべての話が繋がるタイプなので、テキーラをあおりつつ、Normalを挟みつつ、頑張ってTrueを探しました。 TRUEまでの道のりは長かったですが、アレコレと試行錯誤しているうちに無事に13人が全員揃って仲良くしている道へ辿り着けてよかったです。 テキーラは浴びるようにたくさん飲みました(笑) @ネタバレ終了 花子さんのキレのある容赦ないツッコミが面白い、とても重厚な物語でした。 前提とされる設定が「世界を終わらせるものたち」という重たいものなのに、花子さんのキレッキレのセリフのおかげで暗すぎず最後までスルスルと読める、とてもハイセンスで素敵な作品をありがとうございました! 追伸:2021.11.03現在、ダウンロード版はうまくダウンロードできないようです。容量9.2MBの欠損ファイルとなっています。老婆心失礼いたしました。

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  • トキゴエ列車からの脱出
    トキゴエ列車からの脱出
    「間もなく電車が参ります―――黄色い線の内側までお下がりください―――」人によっては毎日耳にするであろう、しかしおそらくは意識していない言葉がここまで耳に残る日が来るとは思いませんでした。 トキゴエ電車に乗車したくなる自分の足が止まらない。「面白い。掴みが最高。先が気になって仕方がない。」と頭の中で発車の笛が鳴り響く。 はい、あっという間にトキゴエ列車にまた1名乗りこみました。 最終着駅の景色が見たいのでノンストップの特急列車プレイでした。 探索パートもあちらこちらに工夫が凝らされていて、攻略記事など外部情報を必ずしも必要としない、けれど少し考えて行動しないとね……という絶妙な難易度が私にとってはとても心地よかったです。 ホラー成分がありますよということでしたが、このホラーは雰囲気ホラー成分が強めで幽霊ドドンバーン!!タイプなどとは異なるので、ホラーはちょっとね……と引け腰な方にも是非是非プレイしていただきたいです。それくらい物語が面白すぎて、気がついたらもうあっという間に5両目に辿り着いていると思います。 @ネタバレ開始 ほんのちょっとだけ絵を嗜む者としてとても考えさせられるシナリオでした。 ハイパワーで襲ってくる承認欲求オーラと天狗モードの弊害の嵐に、人によってはここが一番のホラーになるかもしれません。 私にとってはここが本作最強のホラー部分でした(笑) 5両目の邂逅が終わった後にエンド名が表示されたときは「何か間違えてしまったかー」と肩を落としましたが、肩を落としている場合ではありませんでした! 再乗車!! 大介さんからの「ここから大逆転だ!」の予告に胸が躍りました。 再乗車してからの総力戦の展開に胸が熱く……こういう展開、大好き好き好きです!! け、賢治パパさん~~!!!! 最後にパパパワー全開でなんて頼もしい人なの!……と一際輝いていました。 1両目から悪霊をひたすらタックル等で薙ぎ倒しながら駆けつけてきてくれたと思うと、最後のこの出番は株が急上昇でした。 聡志くんと大介さんたちとの「トラブルが起こったら客に処理させるのか」的なちょっとしたやり取りまで格好良くて「こ、この人、頼もしすぎるんですけれど!?」と賢治さんのヒーローぶりに感服いたしました。 賢治さんばかり誉めていますが(汗)、時子さんや聡志くんや大介さんの最後の奮戦も手に汗握る展開で、大介さんが「退けぇええ!!」的な意味合いで叫びながら突撃してくるところなど、一秒を争う臨場感がたっぷりで本当に面白かったです。 無事にトキゴエ列車での旅を終えた後の最後の2人の敬礼が好きすぎて、今度から電車に乗るときに車掌さんに感謝の敬礼をしたくなってしまいました。 聡志くんと大介さんの関係性がとても好きです。 @ネタバレ終了 探索パートもADVパートもダブルで面白い作品でした! 物語の面白さが本当に素晴らしくて、気がつけばあっという間の本当に楽しいゲームでした! 今日も聡志くんと大介さんがゆっくりと心地良い速度で景色を眺めながら、トキゴエ列車を運行していることを願って。 とても素敵なゲームをありがとうございました!!

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