ありんこのレビューコレクション
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昏き三伏の秤《ED追加ver》妻夫木編読み終わりました。 プロローグを読んだのは去年でした。一年待ってよかった。 妻夫木編を完成させてくれた作者さんに感謝しかありません。 本編(妻夫木編)はプロローグより何十倍も面白いです。(プロローグがつまらなというわけでは決してないです) プロローグだけでもかなりのボリュームと内容だったのですが、本編を読むと、プロローグがプロローグであったことがよくわかります。プロローグの衝撃のラストから、本編に入ると一気に物語が動き出します。 @ネタバレ開始 子供たちはつらい環境に置かれているのですが、ただ「つらい」というのではなく、 自分が置かれた状態を、どのように受け止め、飲み込み、どういう思想へ発展していくかの描写が丁寧で、彼らの言動には納得感があります。 プロローグを読んだ時点では、やや違和感がぬぐい切れなかった彼らの大人びた言動や難しい言葉でけむに巻くようなやり方が、 そういう環境で培われた彼らの鎧であっったのだと、本編では気づかされました。 そして本編後半でそれがはがれていき、彼らは本当に子供なんだと、本当に弱い子供なのだと気づかされた時は、みんながどうしようもなく愛しくて苦しくなりました。 終盤の展開は胸が苦しくてどうしようもなく、ラストは茫然としてしまいました。 「それ」以外の方法はなかったのか?「彼」が幸せになれることはないのか? @ネタバレ終了 残りのルート、何年でもお待ちします。
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ホテル・夢浮橋少年たちの肝試し! 光君頼りになる! 須磨も竹河もかわいい!! 少しのホラーと謎を残しつつもほのぼので終わると思いきや・・・ @ネタバレ開始 帚木ルートは、ええちょっと、まって・・・おいていかないで、二人とも!!!となりました。 須磨、竹河、君たち、好きな人のことをそんな簡単に忘れるのか! 悲しいぞ!! @ネタバレ終了 背景や音楽も雰囲気があってよかったです。 素敵な作品をありがとうございました。
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修学旅行 ~性格不安定なまみちゃんと僕の物語~キャラメイクで最初に作った主人公(女子)が気に入りすぎて、キャラ変更しないでずっとプレイしてました。 エンドコンプのためにキャラを変えたら、まみちゃんの髪型やモブが変えられると知りびっくり!! これだけのキャラ差分で表示とかアニメーションとか、すごく大変だろうなと感動しました! @ネタバレ開始 14個まではゲーム内ヒントでたどり着けましたが、「さいこうエンド」を含む残りが難しくて攻略情報に頼りました。 個人的な要望ですが、退学になってもいいので、たなかを木刀で殴らせてほしかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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白雪姫は静かに暮らしたい素敵な男性達からモテモテの乙女ゲーム! 終始にやにやしながらプレイしました。 @ネタバレ開始 ストーリー的には劇のストーリーが変わっちゃうラン君エンドが好きです。 でもキャラクターではレイさんが大好き! ハーレムエンドで、レイさんはこれでいいのか?って思ったら、その後のレイさんのセリフに納得しました! @ネタバレ終了 とっても楽しかったです。 素敵な作品をありがとうございました。
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神隠姿:収前作よりもパワーアップした、オープニングの映像演出に驚きました!! すごかったです! また、音楽も非常に良かったです。 「神隠姿:月」→「神隠姿:増」→「神隠姿:収」の順でプレイしました。 これは月と増の解決編にあたります。 月も増も結構忘れてましたが、刑事さんが補足してくれたので思い出しながらプレイしました。 怒涛の解決編という感じで、あの話がここにつながるのか!と感心しながら読みました。 終盤の展開はびっくりしました。 なお、自分の場合、ダウンロード版は動作が不安定でした。 ブラウザ版では問題なくプレイできました。 @ネタバレ開始 ダウンロード版では、第三幕で樫山が学食へ向かうとの描写のあと、フリーズしました。 私のPCの問題だったら申し訳ありません。。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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Struggles/Unities ~cutty sark~2時間弱の一本道ノベルです。 どこまで書いたらネタバレになるかわからないので、うまく書けなくて申し訳ないのですが、 近現代を舞台にしたダークファンタジーという感じでしょうか? (タグにファンタジーがないため、作者様の意図と違ったら申し訳ありません) なにも分からない状態から始まり、徐々に主人公や世界のことがわかってきます。 ストーリー展開が早く、2時間でもあっという間に感じました。 とても読み応えのある作品であり、かつ、余韻の残る作品でした。 キャラクターもみんな魅力的で、読み終わってからも、キャラクター達が自分の中に生きている感覚がしました。 彼女たちのその後が読みたいと思いました。 素敵な作品をありがとうございました。
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可惜夜の愛州中学校可惜夜のからくり屋敷で行方不明になってから、脱出ゲームや謎解きゲームに苦手意識を持つようになりました。 でも悔しいので、可惜夜の借りは可惜夜で返すってことで、リベンジの気持ちでプレイしました。 南風原より先に私の正常度が0になりましたが何とかクリアできてよかったです。 以下、正常度0のコメントです @ネタバレ開始 助手子ぉぉぉ!! 愛してるよ助手子ぉぉぉ!!! 今すぐ結婚してくれぇぇぇ!!! ってのが全てです。 本当に、助手子がいてくれてよかったです。 地図から移動できるのも助かりました。普通に探索してたら、すぐ迷子になったので。 ノーマルエンドは助手子のおかげで行けましたが、TRUEENDがわからなくて攻略情報見ました。助かりました!! バッチ取得の仕組み、最初は戸惑いましたけど、いい方法ですね。 バッチを取る取らないや取るタイミングを自由に決められるのは親切だと思います。 @ネタバレ終了 それにしても怖かったー!! 正常度が回復したら、また助手子に会いに来ます。
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EternalCrystals剣と魔術、モンスターがいる、いわゆるファンタジー世界を舞台に、少年が成長していく物語です。 ストーリーと演出がよかったです。 @ネタバレ開始 ストーリーでは、特に前半、 ドニが姉を失いひどい仕打ちを受ける、つらい描写から、 魔術師たちと知り合って少しずつ心が癒えていく過程がとても感動的でした。 演出に関しましては、実は自分も同じ素材をいくつか持っていまして、 使い方次第でこんな素敵な演出ができるのだと「すごい」を連発しながら見ていました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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堕ちた恒星、朽ちた嶺岸『昏き三伏の秤』を読んでから、桑原さんの文章が好きです。 今作も、文章や表現がすごいなと思いました。 @ネタバレ開始 ちゃんと理解できたか不安なのですが、「表現者」の苦悩を描いている、と解釈しました。 でも、どちらを選んでも・・・ なにかしら創作やっている人間にとっては、ゾッとする話な気がします。 決して悪い意味ではなく、鈴木や嶺岸の苦しみには、何かしら共感できる部分があるのではと。 的外れなこと書いてたらすみません。 @ネタバレ終了
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雨夜の山荘で君は惑う面白かったです!! 演出がとてもよかったです。素敵なペンションの雰囲気・閉ざされた山荘の雰囲気を存分に味わえました。 ペンションの内観、自作なのですね! すごいです。 シーンが変わるたびにメッセージウィンドウ隠して「素敵だなぁ」と眺めていました。 また、雨や嵐の映像は美しく、雰囲気満点でした。 ストーリー・推理パートに関しては、もう、「すごい」「たのしい」「おもしろい」の連発ですね。 名探偵の皆さんはもちろん、へっぽこ探偵でも楽しめます。 むしろ、へっぽこ探偵(私です)の方がより楽しめるかもしれません。 犯人がわからない状態で迎える終盤は、本当に怖くて焦って悩みますから!! @ネタバレ開始 序盤で旅行気分に浮かれていたらDEAD ENDくらったり、 犯人わかってないのに「犯人わかりました」と言って大恥かいたり、 犠牲者7人出してようやく犯人当てられたへっぽこ探偵ですが、その分、惨劇を存分に味わえました。 ジンとユヅキには本当に助けられました。というか、実質事件解決したの彼らでしたね! 全エンド見ましたが、名探偵ルートは本当にすっきりして、主人公カッコいい! 「犯人の罠」ルートはぞっとしました。まさに惨劇! 楽しかったです。 女性キャラは全員かわいくて、 ユヅキがあの服装で出てきたときはおおっってなりましたが(当然部屋に行くにきまってる!)、 最終的に推しはユリちゃんになりました。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品を作ってくださり、本当にありがとうございました!!