アリエール真白のレビューコレクション
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真夜中アリス心にわだかまりを抱えた主人公が深夜徘徊しぬいぐるみへ感情をぶつけるお話。 自分の中に整理できない鬱屈とした感情を持ちながら、それを解決する手段や昇華する方法がなく、ぬいぐるみにぶつけるしかない。また、それを見つめている冷めた視点の描写は思春期的な葛藤が出ていると感じました。
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おしまい少女失恋しココロにキズをおった主人公が夢の中で少女に出会うお話でした。 喪失からはじまり前向きになる作品でした。 Live2Dや映像を使った演出で不思議な雰囲気さが表現されていました。
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白き部屋にて君と飛ぶ白い病室に居る「彼女」と語り合い、遠くの場所へと思いを巡らせるお話でした。 全3ルート、1つにつき3.4分ほどでした。 ルートごとに異なる年齢や関係性が書かれそれぞれのシチュエーションが楽しめました。 切なく寂しい気持ちになれる作品でした。
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真夜中アリス
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自分よりも大切な存在血のつながりをめぐる迷いや後悔、不妊治療の悩みと喜びを描き、家族の在りかたに踏み込んだ作品でした。 荒削りな部分もありますが、光る魅力がありました。喪失と獲得をしながら迷いながらぶつかりながら生きる3人の姿に引き込まれました。 読み終えた後に必ず心に残るものがあると思います。
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アイ☆SITE☆マス分岐によって様々なシチュエーションが発生するゲーム。共通するのは執拗にベッドルームに誘われること(性的とは限らない) バラバラだった話を読み進めていくうちに不穏さがよぎりはじめ、トゥルーエンドで真相が明かされ1つにつながるのは爽快感がありました。 フリゲにありがちな構造を設定に落としこんだのは面白く思います。
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無視する世界
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もんだいがある▼放課後の教室で目付きの悪い不良から告白されてしまうお話。 付き合いたい男子と断りたい女子のラブコメ短編。コミカルでテンポよく楽しんで読むことができました。本編は5エンド、おまけは6本あり30分ほどで読むことができました。 登場人物の性格が立っていて面白く、会話の掛け合いや表情豊かに変わる立ち絵が素晴らしく良かったです。 おまけでは本編のその後や前日譚では、本編とはテイストの違うお話もあり面白く読みました。
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裏のお山のお鎖さまの【フルボイスBLノベル】キャストの演技とゾッとする演出が光るホラーなお話でした。 3ルート、Extraも含めて1時間ほどで読了しました。どのルートも読みごたえがありました。 @ネタバレ開始 芳弥が車にひかれてしまうエンド、呼び掛ける冬真の演技も良く好きなエンドです。 @ネタバレ終了 BLと銘打ってありますが恋愛描写はどぎつくなく、「バディもの」として面白い作品でした。(私のBLセンサーの修行が足りないだけかもしれませんが)
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狐の窓両手で小さな穴を作り呪文を唱えるとあやかしが見えるという「狐の窓」。狐の窓をきっかけに出会った少女と奇妙な大人のお話でした。 ちょっぴりホラーで恋愛のエッセンスがある温かいお話でした。