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丹綿樫のレビューコレクション

  • 初恋は年齢天秤の中で
    初恋は年齢天秤の中で
    感情のジェットコースターが物凄いお話でした…。8-1辺りからハラハラが止まらなくなり、安堵したり心配になったり、甘酸っぱくなったり急転直下だったり…。次の瞬間に何が起こっているのか知りたいという気持ちでひたすら文章を目で追っていました。 途中から感じた違和感も徐々に回収されていって、お話として本当に綺麗だなと…。高校時代のエピソードもとても素敵でしたね…。彼はきっと本当は最初から芯の強い子で、周りを突き動かす力もあったんでしょうね。この15年後、そしてまた15年後のハナビくんが気になるような、そんなエンディングでした。 スタッフロールの秘蔵絵も可愛かったです。何だか得した気分だ…!

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  • 仙年六花 ー引き継がれし想いー 第一章
    仙年六花 ー引き継がれし想いー 第一章
    神秘的な、とてもしっかりした設定の和風ファンタジーです。原田くん、とても良いキャラですね…素敵な演技も相俟って、何だか右往左往している状況が目に浮かぶようでした…。そして山岳保険の下りで笑ってしまいました。結菜ちゃんたまに鋭いことを言う…! 第一章ということで、恐らくまだ導入の部分かとは思いますが、読み応えもあってなかなか楽しかったです。今後ふたりと雛ちゃんがどうなっていくのか楽しみです。

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  • (短縮版)忘れられない歌 ~light side~
    (短縮版)忘れられない歌 ~light side~
    それぞれに目標やスタイルがある女の子たち(+主人公)の、素敵な「出逢い」のストーリーでした。主人公の「感覚」を信じて付いて来ている彩未ちゃん、とても素直で可愛らしいと思います。メンバーってこうやってアクションを起こして集めるんだなあ…と当たり前ながら改めて思いました。成功もあれば失敗もあり。青春ですよね…。 今回は第1章とのことでしたが、今後「こうなるのかな」「ああなるのかな」とついつい想像してしまうような物語の土台と、素敵なキャラクターが居て、今後も非常に楽しみにしています。

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  • your chair 第0話
    your chair 第0話
    友人を探す女の子が山に入り、不思議なお店に辿り着くお話。ビジュアル面の操作や使い方が非常に巧みな作品でした。 ふむふむ、と落ち着いて読んでいると、突如ぎょっとする台詞が出て来たり。文章やストーリー面でも描写の繊細さに魅せられました。何だか愛憎という言葉がぴったりの。 ブログの方も拝見したのですが、確かにエクストラの月守さんの表情はめちゃくちゃ良かったです…たぶんお客さんには見せない顔なんだろうな…!

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  • ツカレサマ・ヤンデル
    ツカレサマ・ヤンデル
    雰囲気が百点満点以上の素晴らしい作品でした…!センスがないと出来ない演出のあれやこれや、非常に好みで最早これを落とし込めるのが羨ましいくらいの世界観…こういうのやりたいが全部詰まっている…! なんだか深夜の衛星放送でひっそりやっているドラマを暗い部屋で見ているような、現実と切り離された気持ちになります。ナナメちゃんのこれまで、そしてこれからの人生がどんなものなのか、非常に気になりますね。

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  • 雨の天秤 God and Close associate
    雨の天秤 God and Close associate
    優しくて静かで綺麗な、ふたりだけの世界を覗き見する短編です。人間のする遊びに興じる姿やそれぞれのやり取りがとても可愛らしく、何だか神秘的でした。「あやとり」の選択肢が個人的に好きです。 人々を見ている神様を我々が見ている、という構図はとても面白いですね。静かな音楽や背景も世界観に合っていました。

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  • ドリームカラー
    ドリームカラー
    ふたりのキャラクターと、ガチャで出た会話やアイテムを通して親密度を上げていくゲームです。 イラストの動きが可愛く、会話も読みやすいテンポで、ガチャを引くのも楽しかったです!ガチャの演出も綺麗だし楽しいなと思いました。ダブッたときの「ああー!」とかレアなカードが出たときの嬉しさといったら… ソーシャルゲームのような画面で女の子のコメントが流れていくのもそれらしい…!そしてこんなところにも見過ごせない台詞。 ガチャの高揚感とか、可愛く動く女の子が好きな方にお勧め。

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  • 節馬県の恐ろしい旅
    節馬県の恐ろしい旅
    何だか本当にルポライターのコラム文章を読んでいるかのような、淡々とした「上質の読み物」という感じがしました。個人的にルポや新書などを読むのが好きなので、非常に好きな作風です。 ノンフィクションを読んでいるようなのに、不意に現れた非現実的なものは、まるで実際の生き物のように思い、脳裏にその姿を思い浮かべていました…。 描写が非常に綺麗なので、ビジュアル面の情報が少なくても、様々に想像出来ます。海辺というのはやっぱり神秘的な感じがしますね。

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  • みつけて
    みつけて
    画面の探索でストーリーが進む、ほんのりした怖さが尾を引くゲームです。昇降口でいきなり詰んだあああ!ってなってましたが冷静になって考えたら進めました…(笑)。 ビジュアル面は非常に可愛く、画面が暗いわけでもないのに、ほの暗い気持ちになって「怖さ」を心の何処かで感じてしまうような…お話としても非常に入り込みやすく、そして探索自体も楽しいという…! そして最後の最後まで怖いですね…うん…怖かった… タイトル画面にも拘りがあって素敵でした。

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  • 暴走族夜怪
    暴走族夜怪
    不良が怖い話をする、というコンセプトに非常に惹かれてプレイしました。もう起動した瞬間から注意書きの「苦手な方はがんばってください」が好き過ぎます。シローさんちょっと繊細なところが何とも良いですね…。 じっと固唾を飲んでお話を見守っていると、突然の演出にびっくりしてしまったり、ホラーにおける「怖い」をかなり巧みに落とし込んでいると思います。ただ怖い話というだけでなく、不良のキャラクターが語る話というのが「ホラー」という括りの作品群の中で個性になっていて、どれも興味深いものでした。個人的には「呪いの産声」が好きです…!

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