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あびのレビューコレクション

  • あの空の向こうに
    あの空の向こうに
    ネタバレになるので言えないあれがあれでああなってたのがあれでなるほどなあ! でした。これはネタバレになるという言い訳を盾にして語彙力のなさを誤魔化そうとした感想です。 エンディングは1から順に見ていったのですが、最後の原因、紫月くんの思考、など途中で引っ掛かる様々な分からないものが不気味で面白かったです。いやあ、あれがあれであれとは思ったけどあれだったんだなあ……!(二回目) その一方でひなのちゃんが可愛くて癒されてました。

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  • いどだどゲーム風ノベルゲーム
    いどだどゲーム風ノベルゲーム
    なるほど面白い試みだなあ! デジタルゲームという媒体を新しい視点から利用した作品で面白かったです。こういうことも出来るんだなあ。 コメント欄を見る前でしたが1と4だけは自分も最初縦列で揃えて見たので、見てほしいというコメントに納得しました。わかる。 たった一枚で雑に状況をカオスに出来るカードですよね「狭いトイレで」って……。そういうカードを一枚は誰かが入れちゃうんだよな……。笑

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  • さよなら初恋
    さよなら初恋
    水彩のような美しいグラフィックがとても素敵でした! 重ねて画像の表示方法が好みでいいなあ、と思いながらプレイしておりました。 美しい文章がすんなりじんわりと情景や感情を感じさせて、とても素敵でした。ここもうちょっと上手い言葉で褒めたかったのですが素直に語彙力が足りませんでした。 全体を通して本当に綺麗な話で(この場合の綺麗とは美しく纏められているという意味でもある)、もうすぐ大人になっていく子供達による未来があり消化力のある物語でした。あと浄化力もある。とても美しかったです。

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  • レイヤーif おさらを買いに
    レイヤーif おさらを買いに
    ほのぼのモトくんが実に無表情素直健気いじらし可愛いで可愛いでした。 榛名さんもボイスが付くことで更に個性的になっててすごいなあ……! 描き下ろしエンドと言えばいいのか、そちら二種のエンドには更なる特別感があってハッピーな気持ちになれました。 ただしい少年の方はプレイしておりましたが小話を読むまであれがあれでそうだとは気付かず吃驚して、思わずプレイ後ただしい少年の方を再プレイしてきてしまいました。な、なるほど……。でもモトくんは可愛いよ……。 (すみませんコメント欄を間違えたので削除&再投稿させていただきました)

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  • 鶏島
    鶏島
    まず開幕から盛大に衝撃を受けましたが、ある意味で生物として正しく失われていく正気だとか、次第に直球で悪意が乗せられてくる語り口だとか、こちらもあちらもシビアな現実だとか……。 とにかくすさまじかったです。すさまじい、の言葉が一番感想を表せると思いました。 時折見られたイラストも可愛らしくもカオスでほっこり……、ほっこり? いや、なんかよかったです。どこか軽快で痛烈なテンポの良い語りがまた良き。とにかく鶏が印象に残る作品でした。 タイトル、この島がやがて「鶏」しかいない島になるってことの示唆だったりするのかな……。

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  • 軽くて重い話
    軽くて重い話
    途中で片方の軽さには納得して、いやでも軽、軽いなー! と何度も軽さを感じる不気味で愉快なお話でした。 どんな内容なのだろうと想像を膨らませながらも、私には温かい話に感じられたので温かい話です(楽観の極)。 ともあれ二人の掛け合いが読んでいて実に面白かったです。

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  • たいくつエンドレス(Endless∞Boredom)
    たいくつエンドレス(Endless∞Boredom)
    まずタイトルロゴが可愛い! 続けてイラストや文字も可愛くて、ページを捲っていく際のアニメーションには童心に返るようなワクワクを感じました。 衝撃のラストも、これはこれで「絵本」らしさがあるんですよね。ぼんやりとした教訓めいた皮肉のような終わり方で好きです。 とにかく「作品」として完成されている印象を抱いた素敵な作品でした。

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  • うさぎの国。
    うさぎの国。
    シンプルかつ大胆な可愛らしいUIに目を惹かれて、その最後の仕掛けには思わず感嘆の息を漏らしました。 終わり方の余韻も美しくて好き。 ショートショートを読むような、どこか近未来を彷彿させる不思議で奇妙でふわふわとした物語全体としての雰囲気も堪らなかったです。

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  • そして星辰は結びを辿る
    そして星辰は結びを辿る
    あまりに衝撃的な状況から開かれた幕で、見事に「謎」の魅力に引き込まれて駆け抜けました。すきです。 実にオカルトサスペンスな内容で、プレイ中、特にChapter2では頻りにドキドキゾクゾクしてました。 選曲は勿論のこと雰囲気を作り出す上での音響演出が最高に好きです。特にTwitterで上げられていたPVにも使われていた楽曲が実際に流れた時は、はちゃめちゃに興奮してしまいました。先に何度もPVを見て作品と楽曲の印象を結び付けていたので……。 終盤ではエンディングに至るまでの流れの作り方が最高に好みで思わず泣きそうになってました。 (ここからネタバレを含みます) route4から上に向かって順に見ていったら最初から得られる情報が予想以上に多くて、もしかして最後に見るべきルートだったのでは……!? などと最初は思ったりもしたのですが、実際に全ルートを見てみたら「順当」だったようで良かったです。やっぱり兄ちゃんは最後だよな……。 過去に築かれた信仰はやがて未来の人間の無用に判断によりに捨てられるけど、それは信仰がなくとも生きていける人間が大多数の時代になったからこそで、その際に信仰がなければ生きていけない少数の人達の感情は排斥されてしまうんですよね。そういった人達の為に作られたのが信仰なのに。今の時代で彼等は決定的に少数であるが為に信仰が殺されるのを止めることを出来ないけれど、だからといって信仰が殺されるのをただ見ているだけでもいられない。それは自分が生きていける世界の死も同然なので。 そういう……あの……あれが……よかったです(語彙力の死)。 「神殺し」の罪から始まった物語が、本当に本当の「神殺し」で終わるのも非常に物語構成として美しくて良きでした。それでも神様を捨てて生きていこうぜ。 年の離れた兄弟の微妙な距離感とか、それぞれが抱える感情と発露の……あの……あれも好きです。みんな何かを抱えて頑張って生きてきた。 あと極めて個人的な話ですが魚座の人間なので何だか色々と嬉しかったです。ありがとうございます。すきです。

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  • ある座敷童の一生
    ある座敷童の一生
    最初の座敷童の話での言葉が、後になって重く響きます。 大事なものを大事にしたい気持ちはあっただろうに人の目を気にして一番大事には出来なかった人よ……。 綴られる美しい文章が一層のこと切なくさせて、どうか座敷童よ幸せであれ、と願わずにはいられない物語でした。

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