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龍海人@「月光の約束―異世界の旅路外伝2―」公開!のレビューコレクション

  • 閉鎖性ホワイトアウト
    閉鎖性ホワイトアウト
    日光に当たると身体が宝石のように硬化する奇病。 ホスピスを勧められた所までは覚えているが……気付いた時には見知らぬ病院で……? 主人公は同様に奇病を持つ二人と出会い、外に出ようと動き出す。 時間制限付きの選択肢でシナリオが進みます。 気のせいか非日常の方が生き生きして見えるような……? @ネタバレ開始 え、ホスピス「ブレス」……?知らぬ間に送られたのだろうか? 見知らぬ写真、消費期限の長いパン……次々と出てくる違和感。 深まる3人の連帯感とそれぞれの心残りが描かれます。 探索の果てに明かされる記憶と真相。 そして、迫られる最期の選択。 自分か、仲間か。 院長……タヒぬのはお前じゃーーーーッ!!!!(プレイヤー心の叫び) あースッキリしました!(56してないけど) ED3……きっと全員前向きに心残りは果たせたんじゃないかと信じてる……! 次、ED2……主人公なら選びそうだなと思ったのですが……うわぁ……院長が悪魔に見える。 ED1。ED2の流れからしてこうなるかなとは思ったけど……あぁぁ。 望んだことが逆にしかならないとは……世知辛い……。 @ネタバレ終了 とても綺麗で情緒が揺さぶられる素敵な作品でした。

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  • 怨呪館
    怨呪館
    圓寿館に想い出作りにやって来た5人の仲間たち。 主人公は幼馴染みの濱田裕一(はまだゆういち)か、友人の大原学(おおはらがく)、どちらかと行動を共にすることに。 選択肢と探索でがらりと変わる展開が魅力。 @ネタバレ開始 医学的なものか超常の存在か……。 TRUEEND1、TRUEEND2、END4、END5、END6を拝見しました。 TRUEEND以外の方が回収が難しいかも……?(できればヒントが欲しいです……) TRUEENDでは主人公がただ流されやすいだけの人間ではなく、皆に慕われる理由が垣間見えました。 @ネタバレ終了 呪われた館の探索を楽しませて頂きました。

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  • 八ツ神のかみかくし
    八ツ神のかみかくし
    落ち着いた雰囲気のタイトル画面。システム周りもしっかりしていて、じっくり腰を据えてプレイしたくなります。 固有名詞にはきちんと振り仮名が振ってあるのも好感触。さて。 突然七森と言う名字の転校生が七人もやって来て……? ここで最初に色が付いた用語が出た際にしっかりポップアップで用語システムの説明が入るのも親切。 おお、キャラクターボタンの説明も入るのか。見習いたい至れり尽くせりぶり。 どう見ても人外な転校生達と、「物の怪」が見える主人公。話はサクサクと進んで読みやすい。 @ネタバレ開始 さっそく友人を人質に取られ、人攫い(神隠し?)に協力させられそうなのですが……。 黒鷹の人嫌いを治さないといけないらしいが……どうしよう。 主人公は誠実さが感じられて好感が持てる人物なのですが、黒鷹はどうやらそれどころではないらしい。 所々に挟まる登場人物達の記憶の齟齬っぽいものも気に掛る。 最初に七人出て来た時は主人公同様、覚えられるかなと心配しましたが、一人ずつ話す機会があり、皆個性的。 主人公の昔の記憶も少しずつ紐解かれます。 寿菜さんも最初手段を問わないヤバい神なのかと思っていましたが……何てことだ……。 祭りの前日、最後に誰と話そうか……? 黒鷹→沙里→禄華→天真→恵太→美布→寿菜の順に読みました。 主人公は基本的に皆にフレンドリーだけど、寿菜さんに対してだけ明らかに苦手そうなオーラを出していて興味深い。状況的に無理も無いとは思うけれど。 三つ目のENDはちょっと意外な選択肢と展開でしたが……。 神も人も色々とままならない様子。変わることの難しさとそれでも望み動き続けた感情と歴史の積み重ねが古くからあったのだろうなと。 傍仕えの物の怪達も良い味出していて場が和みました。 何故主人公に「物の怪」が見えるのか、時々様子がおかしかったのは何だったのか等、裏側の事情が『それから』で解って個人的にすっきりしました。 @ネタバレ終了 切ないけれどどこか前向きさを感じる上質な物語でした。

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  • 医世界転生~君に救われた物語~
    医世界転生~君に救われた物語~
    医者である主人公は恨まれ、刺されてしまう。 もう二度と医者なんぞになるものかと思いつつ異世界転生するが――。 @ネタバレ開始 やっぱり怪我人を前に放ってはおけなかったか……良いやつだな。 一緒に頑張る仲間も出来た様だし、充実した人生を送って幸せになってくれ……。 @ネタバレ終了 ほっこりとした読後感の前向きな話でした。

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  • ティラノフェス2024オープニング
    ティラノフェス2024オープニング
    遅ればせながら、ティラノゲームフェス2024開催おめでとうございます! 青い空!白い雲!世界へ飛び立つノベルゲーム! 今回もよろしくお願いします!

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  • 砂鳴村〜エピソード限定版〜
    砂鳴村〜エピソード限定版〜
    サウンドノベルにわくわくしながら起動。 最初はまったりとした平和そうな雰囲気で幼馴染みと再会。 しかし事態は急変する……! @ネタバレ開始 否応なしにヤバい場所へ誘導されて行く感覚。 ドライブの途中で……と言うのはまさに弟切草を思い起こさせます。 所々でおふざけっぽい選択肢で笑える所も。 グラフィックは背景のみですが、脚がぶら下がっていたり、ヒロインの異変を感じさせるシーンなどホラー的な意味でドキリとする場面もありました。 最初にたどり着いたのはEND05。 紗那の両親のことは切なく、現状も不安定ではあるけれど、何とか助かった……と言う印象。 ハピエン好きとしては生還出来て嬉しい。……まともに生還出来るの今のところこれだけでは? 次に最後の分岐点からを利用してEND04。 まあこの選択肢は良くないENDになりそうだなとは思いましたが……。 花火の動画が美しい。 主人公の取り込まれてなお因習を終わらせたい強い意志を感じました。 END06 見知らぬ「誰か」に踏み込んだシナリオ。新しい展開に思わず前のめりに読み進めました。 END03 『別に2人じゃなくても。3人でもいい。』とは主人公太っ腹と言うか、男前だなーと。 砂が風に舞う姿が美しいEND。 END01 途中までは二人で行けるならと覚悟した筈が……何てことだ。今度は主人公が呼ぶ側になってしまうのか……。 砂の息苦しさまで感じられる様な展開でした。 END名といい、この作品らしいENDなのかも知れません。 END02 絶望の中に刹那の輝きを見るような美しい幕切れでした……。 因習村の身勝手さへの怒りを通じて主人公と「誰か」が解り合えている様に見えたのもほっとしました。 @ネタバレ終了 月並みな言葉ですが、とても、良かったです。 サウンドノベル好きな方にぜひおすすめしたい。 楽しませて頂きました。 尚、作者様には伝わると信じて、個人的に一番衝撃的だったシーンを添えておきます。(不都合があれば言ってくださいませ……)

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  • 画力よ上がれ!
    画力よ上がれ!
    突然画力(と己の姿)が下がってしまった! 絵を描く基本や心構えを一つ一つ思い出して、振り返る構造で、プレイヤーも一緒に色々振り返れます。 説明は割と簡単簡潔ですが、大事な事を書いてあるなあと。 コンプ目指して三十分以上は遊んでましたが、色々思い出したり、為になったり。 楽しかったです。

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  • 僕が死んだ夏
    僕が死んだ夏
    初っぱなから重い! いやタイトル名からして明るくはならないだろうけれど! ひかる君の笑顔が眩しい。 そしてほたる君の達観ぶりが何とも痛ましい。 傷ついた少年が初めての友だちを得て立ち直る話……なら、どんなに良かったか。 @ネタバレ開始 本当に四歳か!? その思考回路、怖っ……!! 野放しにして大丈夫か!? 全部止められるかあの悪魔の娘を!? ……警察に突き出しても無駄な気もするけれど……。 先が心配になる……。 @ネタバレ終了 とても印象的な物語でした。

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  • 虚のカ我ミ
    虚のカ我ミ
    父子家庭の少女は、白猫と出会い、家族となり穏やかで温かな日常を……。 何やら家族環境の裏に複雑な事情が垣間見えそうではあるが……。 @ネタバレ開始 忘れてしまった幼馴染み。 田舎から遠ざかっていた理由。 主人公が無自覚に目覚めた力の性質と正体とは何か……。 母親の形見のペンダントの正体とは。母親の出身地は特殊な因習があったようだが何か関係があったのか……。 母の失踪の噂は本当なのか、双子の姉のその後とは……。 幼馴染みに助言をくれた見覚えのあるおじさんとは、もしや。 父親は一体どんな組織に属しているのか。 設定が色々と気になりますが、理解が及びません……。 タヒに反応する壮大な力のようですが……。 何にせよ、 @ネタバレ終了 主人公にとっては、平和で大切な思いでが詰まった田舎なのだろうなと。 それで良いのかも知れません。

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  • 何を呪って生きればいい?
    何を呪って生きればいい?
    タイトルから凄いホラーだったら……と少しばかり身構えたのですが……。 @ネタバレ開始 良い意味で違いましたね……。 同じ現象だとしても受け取り方によっては意味も百八十度変わるかも知れない……。 祝福か、呪いか、そのどちらかだけとも限らなかったのかも……。 具体的な描写はないので、感覚的な受け取り方になりますが。 世界が変わってしまったのは、主人公たちと世界のどちらにとっても哀しいことだったのかな、と。 「タヒぬよりも悲しいこと」についても色々と考えさせられました。 「何があってもタヒねずに生き続けること」なのか「そもそもタヒぬ以前に、生きることすら出来なかったこと」なのか。 上手く理解出来ているかは解りませんが……。 @ネタバレ終了 考察しがいのある深い話でした。

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