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浦田一香のレビューコレクション

  • 私の兄貴はワンと鳴く
    私の兄貴はワンと鳴く
    ずっと気になっていた作品で、このたび最後までプレイしました。 素敵な兄妹愛を感じられて良かったです。 @ネタバレ開始 思春期特有の難しい感情の前に離れてしまった二人の関係ですが、 良い結末を迎えられて感動しました。 脇役も出番こそ少ないですが、いい味を出していたように思います。 @ネタバレ終了

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  • 日は昇る
    日は昇る
    夢ややりたいことと、世間受けの間で揺れている人に届けたい作品でした。 なかなか難しい問題で、多くのクリエイターが直面してきたと思います。 @ネタバレ開始 作中で提示された答え同様、世間受けを狙うのは自分を殺すのと同様だと僕は考えます。 綺麗事かもしれませんが、本当にやりたいことを貫かなければ、それをする意味はありませんし、たとえ収益などの結果が出たとしても虚しいだけだと思います。 @ネタバレ終了

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  • 僕は運動が出来ない! それでも…
    僕は運動が出来ない! それでも…
    スポーツのノベルゲームは貴重なので、 新鮮な気持ちで読めました。 非常に熱い物語です! 僕も運動というかスポーツ全般が苦手なのですが、 たまたま直坂くんのようにバスケでシュートを決められた時が 高校時代にあって思い出しました。 スポーツを全力で頑張ってる人って格好いいですよね。 @ネタバレ開始 直坂くんの残した結果は、大きな大会で優勝! みたいな華々しいものではありません。 球技大会でシュートを決めただけです。 しかしその過程で、努力で、頑張る姿で 自分自身だけでなく他の人の生き方や人生も変えました。 そして、登場人物全員が好きになりました。 とても密度の高い物語だと思いましたね。 所々でギャグっぽい要素もあって(食堂とか)、 いいアクセントになっていたように思います。 @ネタバレ終了

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  • Forever Time
    Forever Time
    いろんな箇所にセンスの高さが感じられました。 実写の映像や背景と、イラストの使い方も効果的で 新しいノベルゲーム体験ができました。 またシナリオも人生に迷っている人の背中を優しく押してくれるようで、 読後感は非常に良かったです! 音楽もこだわりが感じられました。

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  • ex.
    ex.
    あらすじ通り、恋人生活の終わりを見届けるお話でした。 @ネタバレ開始 恋人生活が終わる、というと 基本的に結婚するか別れるかの2択しかありません。 どっちだろうなあ、と思いながら読み進めて ハッピーエンドになって安心しました。 また、主人公には良い友人もいて羨ましいです。 きっと、主人公もいい人なんでしょうね。 後書きにあるとおり、特別大きな事件が起こったわけではなく 日常のワンシーンです。 ですが、幸せは特別ではなくこういった日常の 積み重ねかもしれませんね。 @ネタバレ終了

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  • 消えない痣の治し方
    消えない痣の治し方
    顔の痣に悩み、積極的になれない男子大学生のお話。 顔のコンプレックスは、マスクなどを除けば隠しようがないので 人によっては人生を左右するほどのものです。 @ネタバレ開始 しかし、純平は周りの人のおかげで最終的に前向きになれて 良かったと思います。 純平が「一番見ていないのは自分ではないか」 と気付くシーンが好きですね。 顔に限らず、身体的なコンプレックスはほとんどの人にあります。 しかし、それによってその人の本質的な価値や 人間性が否定されるわけではありません。 これからも三人が良い関係でいられることを 祈りたくなるような作品でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品でした。

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  • あきのかえりみち
    あきのかえりみち
    生成AIで全てが作られた世界で幼馴染と一緒に家へ帰る、という内容です。 この可愛い幼馴染も、背景CGも全てAIで作られており 幼馴染は自分がゲームキャラクターであることや AIで描画されたことを自覚しています。 まず、幼馴染が可愛く、立ち絵の差分も豊富で良かったです。 また効果音も意識的に取り入れられており 良かったと思います。 @ネタバレ開始 シナリオは意欲的だったと思います。 幼馴染は最初から最後まで、AIであることに抗いたかった。 と感じました。 最終的には幼馴染が救われるような内容だったので、 安心しました。 終盤名前を呼んでくれたのが嬉しかったです。 @ネタバレ終了

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  • 蘭月の流星
    蘭月の流星
    家族愛、親子愛について真摯に描かれていたように思います。 もっと読んでいたいと思えるような作品でした。 文章表現も好きです。

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  • 誰そ彼の陽
    誰そ彼の陽
    主人公とヒロイン、二人の視点が面白かったです。 春陽視点で読んでいたとき、特に序盤は 望海がちょっとずうずうしいところがあり、 あまり好感を抱かなかったのですが、 @ネタバレ開始 読み進めているうちに、彼女の苦悩などを知り 好感を抱くようになっていきました。 お互いに等身大の若者、大学生らしい悩みを抱えており 登場人物の解像度が高かったように思います。 最後のメールの演出好きです! ところで、クロムウェル症候群でググってもヒットしなかったので、 おそらく病名を変えたのだと予測しています。 (人より早く老いる病気は実際にありますし) @ネタバレ終了

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  • 風の音、君の声
    風の音、君の声
    大切な仲間を事故で亡くした高校生達のお話です。 彼ら彼女らは心に傷を負い、それでも支え合って 生きていこうとします。 それがすごく不器用で、見ていて胸が 締め付けられるような気持ちになりました。 僕はこういうお話が大好きなので、飽きずに最後まで 夢中で読めました。 @ネタバレ開始 風音の健気で優しい性格が大好きです。 それはノーマルエンドでも伝わってきました。 また、様々な要素が上手く絡み合って、一つの物語になっており お話作りが上手いなあと思いました。 人は必ず死にます。 そして、残されて生きて行く人達が必ずいて、 死ぬまで生き続けなければいけません。 鈴夏のように突然お別れもできずに去ってしまえば、 残された人達の心の傷はとても大きいでしょう。 それでも、心の傷を抱えて生きて行かないといけない。 そして、去る人は何かしら残してくれると思います。 鈴夏の残した風鈴が残された人達を癒やしたように、 現実に物語のように幽霊などが存在しなくても、想いは生き続ける。 そのように思いました。 クリア後タイトル画面変化!! 好きです!! @ネタバレ終了 BGMは素材のようですが、聴いたことのある曲はなく どれもシーンにぴったりで雰囲気がとても良かったです。

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